2017年9月18日月曜日

葬儀


昨日は、お通夜に行ってきました。

亡くなったのは同じ大学の先輩にあたる方。比較的近くで開業してクリニックを営んでいましたので、このブログでも何度か以前に書いた「大学同窓の会」でお世話になりました。

自分よりは3期上ですから、まだ60歳そこそこ。今年初めから体調を崩され、わかったときは末期がんだったそうです。

学生の時は知りませんでしたが、医者になった1年目、研修医として各科をローテーションする中で放射線科を回ったときに大変お世話になりました。

右も左もわかっていない研修医にとって、ローテーションを終えた「兄貴」とし、一番直接的、かつ実務的な指導をしてもらいました。

自分が開業して、またもや右も左もわからない時に「飲み会」に呼んでいただいて、今度は開業医のイロハを教えてもらい、またいろいろな愚痴も聞いてもらいました。

何しろ今どきでは、まだまだ働く年ですからさぞかし無念だろうと思います。そして、働く医者が一人のクリニックでは、医者が倒れるとどうなるのかという現実を考えさせられました。

もちろん、自分も「もしも」の時のことは何となく想像してある程度の準備はしていますが、それはあくまでも「もしも」のことであって、現実的な危機感を伴っていません。

自分は健康だと思っていても、実際年も取ってきましたし、何があっても不思議はありません。家族だけでなく、通っている患者さん方のためにも、何となくではない現実的な対応をわかるようにしておかないといけないと思いました。

昨夜は、最後の最後まで先人として身をもっていろいろなノウハウを教えてもらったのだと思い、とにかく感謝してきました。本当にありがとうございました。