2017年10月16日月曜日

インフルエンザ予防接種


インフルエンザは毎年12月に入ると流行りだし、1月にピーク、3月ごろに収束というパターンです。

予防接種は高価が認められており、接種してから数週間後に効果が出始め数か月維持できることから、11月中の接種が理想的。

ところが、だいたいニュースで流行しはじめたという話を聞いて12月以降にバタバタと接種する方が多い。例年はそれでもダメなわけではないのですが、今年は事情が違います・・・

というのは、

ワクチンの製造量が極端に少ない!!

ということなんです。横浜市や医師会を通じて、再三ワクチンが少ないことの注意喚起が回ってきます。

毎年、年明け早々に次のシーズンで流行するインフルエンザのウイルスの型が予想され、それをもとにワクチン生産が開始されます。

その型が当たれば効果はしっかり出るし、外れると罹患する患者数が増えます。だいたい当たらずとも遠からずで、極端に外れることはあまりありません。

ところが、何故か、今年はそのウイルス型の決定がかなり遅れてしまったそうです。したがって、ワクチン接種が始まるこの時期になっても、まったく生産が必要量に追いついていないということです。

当然最終生産量はかなり減ってしまうと思われます。とは言っても、この何年かの使用最低実績分くらいにはなると言われてはいます。

各医療機関も、現状でワクチン確保が困難で、例年通りには入荷していない状況だと思いますし、発注しても次の入荷がいつになるのか不透明という事態になっています。

ワクチン接種ができないと、今シーズンは、流行の期間が長く続き、また患者数の増加が予想されます。

ですから、今シーズン当初は、高齢者、乳幼児、免疫不全の病気がある方、リウマチなど免疫に弱点を作る薬を使っている方、あるいは受験生などを優先的に接種することになるかもしれません。

それ以外の方は、ワクチン接種はできない場合もあるかもしれませんので、例年以上に感染予防には厳重に注意しましょう。