2018年5月11日金曜日

Windows10 April 2018 Update でトラブル 3


Windows10の大型強制アップデートのおかげで生じたPCが起動しないというトラブルで、結論から言うと、自宅のメインのデスクトップは何とか立ち直りました。

方法は、強制シャットダウン後に、回復メニューに入り復元ポイントに戻ったところで、アップデートの障害になっている可能性が指摘されているアプリケーションをアンインストールしました。

怪しいと指摘されているのは、EaseUS Todo BackupとAdvanced SYstemcareです。いろいろな物が言われているのですが、起動していなくても、これらはサービスとして常駐します。

とにかくサービスとして起動したときから勝手に動いているソフトウェアはたくさんあって、正直、その大半はどんな目的なのかは素人的にはよくわかりません。少なくとも、Microsoftのもの以外は、最低限Windows起動には必要ないだろうということで、今回のような問題の時は停止してみる価値がありそうです。

それにしても、自分にとっては、システムを正常に保つために必須のフリーのソフトウェアが致命的な原因を作っているというのは痛い話です。

さて仕事場で使用しているMicrosoft製のSurface Bookは、何と復元ポイントが無いと表示され、システム・ドライブの初期化を余儀なくされました。

基本的に、データ類はすべてOSとは別のドライブに保存しているので、ソフトウェアの再インストールで対応できます。メールはThuderbirdを利用していますが、これもインストールの時点で別ドライブを選択しています。

というわけで、初期化を選択し、無事に起動できるようになりましたが・・・何と、さらなるとんでもない問題が発生しました。

実はSurface BookのOSはWindows10 Proなんです。ProはBitLockerという強固な暗号化システムが備わっていますが、自分の場合は特に必要ないので利用していませんでした。ところが、再起動したら、肝心のデータ・ドライブがBitLockerによりロックされていて、まったく開けない。

調べてみても、解除のための暗号キーが必要で、それが無ければ回復は不可能でフォーマットするしかないという・・・もう泣くしかありません。自分ではBitLockerを適応させた覚えはなく、当然暗号キーなんて設定もしていません。お手上げです。

メールを除けば、後は特に困るものはありません。メールも連休中にバックアップをしていたので、数日分の消失をあきらめれば大多数は復元できます。しょうがありませんから、クイックフォーマットを実行。一応、フォーマット後にファイル復元をするためのソフトを使用してみましたが、まったく回復可能なファイルは見つかりませんでした。

結局、全体がほぼ買ったときの真っ新な状態に戻ったわけで、これはこれでよしとするしかない。

自宅の家族用の古いPCは・・・・今のところ解決策が見つかりません。家族のそれぞれのデータはすべてNAS上にあるので、とにかく起動だけしてくれれば、それ以上の望みはないんですけどね。

回復メニューに入ると、何故かUSBが切断されてしまうようで、キーボートもマウスもまったく反応しません。つまり、メニューを選択できないというわけです。そこで、Bios画面を出して、Removable Driveを立ち上げドライブとして優先にする設定にしました。

もしもの時用に作っておいたインストール・メディアを入れたUSBメモリーからのクリーン・インストールを試みたいということだったのですが、結局USBが反応しなくなってしまうのは同じで、これもだめでした。

さすがに、もともとWindows7のごく初期のPCですから、10年近くたっているのでマシンとしてWindows10に対応させるのは、ハード的に無理があるかもしれません。あとは、HDDを取り出して、起動できる状態を別のPCで作ってみるしかないかもしれません。

実は、仕事場で使用している会計専用のPCがまだあるのですが、これは幸い強制アップデートが始まっていません。一回一回に起動している時間が少ない関係かもしれません。これが起動不能になったら、かなり困ったことになります。とにかく、今のうちに一度起動ドライブのクローンを作っておいた方がよさそうです。

いやはや、人騒がせなことの連続で、いい加減うんざりしてきました。ますます、データのバックアップ、さらにシステムのバックアップの重要性を感じている今日この頃なのでした。