2019年12月23日月曜日

2019年の出来事


今年も残すところ1週間ちょっと。この時期になると、各メディアでは今年の10代ニュースが発表されています。

ニュースは、立場の違いによって人それぞれ重要性の感じ方は違うものですから、ランキングを付けることはあまり意味がありません。また、10本に絞るというのも、時にはかなり無理があるので、自分が感じたインパクトのあった出来事を思い出す順に整理してみます。

国内的には、やはり、何と言っても平成が終わって令和の時代になったということが最初に頭に浮かびます。自分の人生の半分は昭和、半分は平成で、どちらも重要な時代です。これからの令和はどうなっていくのか、まったく想像できませんが、少なくとも高齢化と共に日本にはいろいろな問題が増える難しい時代かもしれません。

生活に直接影響しそうなのが、消費税が10%に増税されたこと。混乱が多く、消費税を受け取る側は泣いた人がたくさんいたようですが、払う側は大きな違いは実感として無いかもしれません。低減税率とポイント還元のおかげかもしれませんが、春以降どうなるか心配です。

これに伴ってキャッシュレスが推進されたわけですが、やたらと登場してきた何とかペイはどうもシステムとして不安を払拭できません。基本的にはクレジットカードとパスモ(スイカ)で、何の問題もありませんので、自分はそこには手を出す気にはなれません。

そして、自然の猛威による災害も多かった年でした。年々、何十年ぶりとか、史上初みたいな災害が起こり続け、地球規模で自然の営みが着実に狂ってきていることは間違いなく、少女が先頭に立って言うまでもなく、おそらく温暖化対策は待った無しの状況であることは容易に想像できます。

政治の世界では、長期にわたる安部一強の弊害が噴出しています。長期政権が最終的には問題しかないというのは多くの歴史的な事実が証明していることですが、それに対峙できるまっとうな野党勢力が存在しないことが一番の問題のように思います。小異を捨てて大同につくだけの度量を備えた野党はいないのでしょうかね。

海外の話としては、ずるずると引き延ばしになっているイギリスのEU離脱問題。ついに弾劾にかけられそうなアメリカの大統領。自由都市のイメージとはほど遠い香港。そして、さらに覇権を広げようとする中国などなど・・・いろいろなニュースが駆け巡りましたが、直接的にも日本との関係が大きいのが、韓国、そして北朝鮮問題。

日本にいて、日本人として、日本のニュースしか知らないので、客観的な評価はできないとは思いますが、少なくとも安易な妥協だけはするべきではないように思います。ただ、アメリカも絡んでいるだけにどうなるのか、先が見えない状況は当分続きそうです。

いずれにしても、世界中でナショナリズムが力を増していて、さらに一国の中でも一部の人々に利益をもたらすような動きが多くなっていることは、人々の分断化を促進していることは怖い。表面的には平等が叫ばれ格差是正を訴える風潮ですが、実際にはその反対に向かっている現実があるように思います。

スポーツ・芸能では、水泳・池江選手の白血病という残念なニュースがありましたが、順調に回復しているようですから、とにかく慌てずしっかり療養に専念していただきたいものです。大相撲は相変わらずもやもやした問題がくすぶり続け、もういい加減うんざりを通り越してしまいました。一度、協会解散くらいの大ナタをふるうくらいの改革が必要かもしれませんね。

予想以上に盛り上がって大成功と言えるのが、日本開催のラグビーのワールドカップでした。関係者の方々は、この機を逃さずにさらにラグビー人気が盛り上がるように頑張ってもらいたいです。そして、この年末にいよいよもめにもめた新・国立競技場がオープンしました。なんか、いろいろ揉めてますが、なんにしても来年はオリンピックです。少なくとも、日本で開催して良かったと言える大会になることを願っています。