2020年5月22日金曜日

新型コロナウイルスの横浜市内の状況


横浜市は、あまり大っぴらにしていないようですが、医師会に委託して5月から市内8カ所でドライブスルー方式のPCR検査場を開設しました。

とは言っても、連休後から実働しているのは4か所のようで、まだ残りの4か所は稼働予定はよくわかりません。

原則として、各医療機関が必要と認めた方を検査することになっています。単に希望者を検査するわけではないので、近隣住民の方への影響も考慮して、基本的には場所は公開されていません。

結果は、横浜市健康福祉局を通して、保健センター(保健所)と依頼元の医療機関に知らされます。被検者には医療機関からの連絡し、陽性者は福祉センターの指示に従うという流れになっています。

少なくとも、医療機関で検査をした方が良いと判断されたケースについては、漏れがなくなるといことになりますが、ドライブスルー方式は車が無いと検査を受けれませんので、これで十分とはいえないかもしれません。

5月19日までに248検体を採取し、陽性者は10名だったそうです。陽性者の性別・年齢・住居地などの細かい情報は公開されていません。

国民の「STAY HOME」意識の賜物で、感染の拡大はストップしてきました。このような検査体制は後手に回っている感はありますが、今後第2波、第3波と来る可能性を考えると、今後につなげる意味でも重要であることは言うまでもありません。

横浜市内の感染者は、もちろん東京ほどではありませんが、陽性者は断続的に確認されています。検査体制が拡大されたことも関係あるかもしれませんが、まだ安心とは言えません。

東京などと比べて、神奈川県、及び横浜市の情報公開は少ないですよね。感染者の規模とか、予算の問題とか、いろいろあるとは思いますが、トップの指導力の不足は否めない。溜息しかでませんが、もうしばらく辛抱するしかありません。

ワクチンが完成し流通するようになれば、通常のインフルエンザのような扱いが可能になりますが、このあたりはどうも中国とアメリカの覇権争いの様相を呈してきていて、何とも言えない雰囲気が強まっています。

クルーズ船問題がにわかに浮上してから、気が付けばもう3か月。たったの3か月ですが、世界は、日本は、そして自分の周りの生活も大きく変わってしまいました。