クリニックの夏季臨時休診のお知らせ
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2020年7月20日月曜日

Hank Mobley / Soul Station (1960)

ハンク・モブレイは、コルトレーンが抜けた後にマイルスのバンドに参加したテナー・マン。その結果、コルトレーンと何かと比べられ、イモ扱いされたけっこう可哀想な人。

実際、「Someday My Prince Will Come」では、モブレイの演奏はお蔵入りして(後に発表されました)、たまたま遊びに来ていたコルトレーンがちょいと吹いた演奏がアルバムに収録されてしまいます。

後は、カーネギー・ホールとブラックホークでのライブ盤のみに登場しますが、確かにコルトレーンのような研ぎ澄まされた刀のようなアドリブではなく、予定通り進行する安心・安全なアドリブ。

でも、それはそれで良くスイングして聴いていてのれる演奏なので、自分としては嫌いではない。そもそもコルトレーンだってマイルスの元に登場した初めの頃は、たどたどしいイモなアドリブでした。

ご本人は、その辺りはあまり気にしていないのか、自分のアルバムはほぼ一貫してBlue Noteに録音していますが、いかにもそれらしい音作りで、どれをとってもハードバッパーとして一定の水準の音楽を聴かせてくれます。

一般に一枚代表作をあげるならば「Soul Station」ということになる。タイトルからして、かっこいい。これだけで、ファンキーなハード・パップが既に聞こえてくる。

サポートもピアノにウィントン・ケリー、ベースにポール・チェンバース、ドラムにアート・ブレイキーがついて、もう出来上がりは間違いないとお墨付きをもらったようなもの。

実際、ど派手な演奏はしないモブレイですが、うまく引きたてるバックにつられて、溌剌とした演奏をしています。スタンダート2曲と自作4曲のバランスもちょうど良い感じ。

超名盤とは言えないかもしれませんが、Blue Noteレコードのカラーを色濃く反映して、ハード・パップを文句なしに楽しめる一枚というくくりで聴いておきたいアルバムです。