2020年9月4日金曜日

密室政治


安倍総理の電撃辞任表明から1週間。

この手の話題で何が空しいかというと、国民には日本のリーダーたる内閣総理大臣を直接選ぶ権利が無いということ。

建前として、国民が選んだ国民の意思を代弁する国会議員が、彼らの中から選出するのだから、当然問題はありません・・・ということになっていますが、実質的に政権与党のトップがそのままスライドする現状では何かが違う。

現在の政権与党は自由民主党。本来は自民党党員選挙のはずが、次のリーダーは、国会議員だけによる投票で決定するらしい。

とは言っても、実質的には派閥と呼ばれる、異なる権力集団が談合して事実上推薦する人が決定していて、国会議員投票ですら有形無実になってしまいそうな雰囲気です。

結局、「密室政治」と呼ばれる、一部のお偉いさんだけが話し合って決めちゃう事態を、今回も批判されるのを承知で行う厚顔が、自民党の本質であることを露呈しているということ。

令和おじさんじゃ役不足とは言いませんが、もともと無派閥と言われていた菅官房長官ですから、後ろに大派閥をいくつも抱えて総理になったら、彼らのバランスを取るだけの傀儡化する可能性があります。だからと言って、他の候補者もいろいろと・・・・

自民党総裁を選ぶところまでは、何の文句もありませんが、国のトップたる人物についてはも国民による直接選挙制とかならないもんなんでしょうかね。