2022年4月22日金曜日

ストラッチャテッラ


ストラッチャテッラ(Stracciatella)は、かき卵とバルメザンチーズのスープです。これもまた実にシンプルなレシピなのに超旨い。

かき卵というと、日本の卵とじ。これ出されたら、イタリアンとは思えないのが普通かもしれませんが、食べてみれば、あ~イタリアンだぁとなります。

日高シェフが紹介するレシピにならって作ると、まず最初に用意するのは鶏ガラベースのブロード(だし汁)なんですが、残念ながら冷蔵庫に鶏肉が無い。野菜のブロードにしようと思っても、セロリを切らしてしまいました。そこで、久しぶりのマギー・ブイヨンの登場。

マギー・ブイヨンは商品名ですが、基本的に香味野菜・牛肉などを煮詰めて濃縮した出汁で、無添加をうたっています。注意しないといけないのは、約50%が塩分なので、固形キューブ4g/個に対して2g程度の塩が含まれているところ。

キューブ1個をシンプルなスープにするのに水は400ml程度無いと、けっこう塩辛いと思います。今回はチーズも使うので、キューブ1個に水は500ml程度にして沸騰させました。

生卵2個にパルミジャーノ・チーズを大さじ2~3杯程度(お好みで調整)、そしてイタリアンパセリのみじん切りを合わせてしっかりと混ぜておきます。

これらを、沸騰しているスープの鍋にいっきにいれます。そのまま固まるのを待つのではなく、ある程度かき混ぜます。ストラッチャテッラには「引きちぎる」という意味があって、卵をこまかくちぎってしまう感じ。

しばらくすると卵が固まってフワフワと浮いてきますので、これで完成。皿に盛って食卓へどうぞ・・・なんですが、これだけだと調理時間はほんの5分程度で有難味がないかもしれません。

日高シェフのアレンジ・レシピは、これにモロヘイヤとフェデリーニ(1.2mm程度の細めのロングパスタ)を入れたりしています。米と合わすのもありだと思いますが、今回は手近に残っていたホウレン草を追加しています。

とにかく、かき卵がふわっふわで、簡単で美味しいので、是非試してみてください。