2022年4月24日日曜日

ジョーズのソテー


いや、ジョーズ(JAWS)っていうか、要するに鮫です。

スーパーにときどき見かけるんですが、「鮫」ってラベルを見ると、怖いもの見たさみたいなところで興味が湧くけど、食べてみる勇気が出ない。

ところが、イタリア料理の食材としては必ずしもレアではない。意外とサメを使ったレシピが紹介されていたりするんです。イタリアで食用にされているのはドッグフィッシュと呼ばれるサメみたいですが、日本のスーパーに並んでいるのはモウカサメ、正式にはネズミザメと呼ばれているもの。

臭みの少ない淡白な味で、癖が少ないため食用向きとされています。切り身はメカジキみたいですが、やや明るい感じの色で、柔らかい感じです。いろいろな味に変化するんですが、ここは初めてサメに挑戦するんで、まぁスタンダードと呼べるソテーにしてみました。

オリーブオイルにニンニクの香りを移して、塩胡椒で下味をつけたサメをじっくりフライパンで焼くだけ。サメだけの味はちょっと不安だったので、トマトベースの簡易カポナータをソースのように添えています。

さてさて、お味は・・・うん、確かに癖のない味で食べやすいかもしれない。出来上がりもメカジキに似ていますが、メカジキよりは歯応えは無く、油気も少ない感じ。

知らないで出されれば、特に美味しいというほどではない白身の魚という印象。食べれないわけではないのですが、サメというイメージでだいぶ損をしているのかもしれません。少なくとも、安価で低カロリー、高タンパクな食材としては優秀です。