2022年7月4日月曜日

鯛めし


鯛めしと言えば土鍋。

尾頭付きの鯛が上に乗って、たっぷりの鯛の旨味のつまった出汁が染み込んだご飯が大変美味しい。炊飯器でも作れますが、そのままテーブルに出せないので、鯛を崩してせっかくのビジュアルも下がり気味になります。

炊飯用の土鍋を手に入れたので、鯛めしを作ってみました。

ただし、2合用で大きくないので、尾頭付きをそのままというわけにはいかない。中くらいの大きさの真鯛を三枚におろして切り身を使いました。

切り身になった残ったあらも使います。それぞれに軽く塩をふってから、バーナーで表面が焦げる程度に焼きます。中まで完全に火が通る必要はありません。焼くことで臭みが減り、香ばしさが美味しさになります。

鍋に420mlの水を入れ、あらを全部入れて出汁をとります。水は米2合を炊くのに必要な量です。その間に、米をざっと洗い30分程度浸水しておきます。

出汁ができたら、土鍋炊飯器に米を入れて、塩1g程度を混ぜ合わせます。普通の土鍋の鯛めしでは、その上に鯛の大きさと同じくらいの昆布を挟みますが、それだと結局昆布は取り出さざるを得ない。

そこで、今回は切り昆布を使いました。ただ、切り昆布は味が弱いので、ちょっと隠し技ですが、昆布茶の粉末を1g程度塩と一緒に米に混ぜています。出汁を既定の量入れますが、蒸発したりして少し足りなくなっているので水を足して補います。

もったいないので、あらに残った身もできるだけ取り出して、鍋に入れて切り身を並べたら、後は電子レンジで500W・13分間、チンするだけ。15分蒸らしたら出来上がり。骨が混ざる心配もなく、切り身をしっかり食べれて、大満足の仕上がりでした。