2025年6月9日月曜日

ヲタクに恋は難しい (2020)

高畑充希主演の恋愛ミュージカル映画・・・ですか? これ。何かハチャメチャな設定のふじた原作の漫画が原作のコメディで、脇役で佐藤二朗とムロツヨシが登場する・・・といえば、そう、監督・脚本は福田雄一。福田流のギャグ(あまり好みじゃないけど)は、やや封印されヲタクがメインでその存在で笑わせる感じです。

桃瀬成海(高畑充希)はゲーム・ヲタクで、それが元で彼氏にふられ。前の会社も居ずらくなって転職。新しい職場には、偶然幼馴染でゲーム友達だった二藤宏崇(山崎賢人)いました。再びゲームで盛り上がり、付き合うことになります。

成海はゲーム以外でも、声優、コスプレも好きで自ら同人誌を作ってコミケで販売するヲタクっぷりですが、今回は職場で失敗したくないので周囲には隠していました。宏崇はゲーヲタを隠していませんが、周りから超陰性キャラと思われています。

ハワイへの出張のため、激コワ上司の樺倉(斎藤工)の元でいろいろミスをしてしまう成海は、宏崇に助けを求めたいのですが、突然連絡が取れなくなってしまいます。宏崇ははじめは成海のヲタク度を消すように協力するつもりだったのですが、むしろ一緒に楽しむために専門外の声優ヲタクになるための特訓をしていたのでした。

・・・という、まぁ、どうでもいいようなストーリーなんですが、一番は出演者の歌と踊り。高畑充希は、もともとミュージカルは得意ジャンルなので、まったく問題なくこなしています。驚くのは山崎賢人も1曲ソロがあり、踊りのシーンもある。さすがに歌はそれほどじゃないけど、ファンにはこたえられない。他に宏崇の上司で登場する菜々緒も、斎藤工も歌って踊るという大サービス。

宏崇の同僚でアニメ・ヲタクは賀来賢人で、例によってハイ・テンションの演技をしています。成海の同僚でちょっとだけ登場するのは、ブレーク前の今田美桜。後はその道では有名らしい声優さんとか、コスプレイヤーが大挙して登場しているらしいのですが・・・よくわかりません。

まぁ、どうでもいいと言うと語弊がありますが、高畑充希のミュージカル・スターとしての力量を再確認するには丁度良い作品というところでしょうか。