2008年1月2日水曜日

今だけ限定トップページ

自分の使っているブログはgoogleの提供する無料サービスでbloggerと呼ばれているものですが、何が面白いといってとことんカスタマイズができるところです。世の中にはWebテクニックとしてのカスタマイズが、ごまんとインターネット上で検索できます。特にクリボーさんはbloggerのことなら、ここに行けばたいてい解決するというつわもので、自分も何かとお世話になっています。

ただ、スクリプトを書いたりするブログラミング的なことはどうも苦手なので、自分のカスタマイズはとことんシンプルにしてくこと。ただし、bloggerのtemplateはXMLという言語で書かれており、これをいじってトップの画像だけはいろいろいじくっています。設定画面のレイアウトからHTMLの編集を選んで、ずーっと下に探していくとHeaderの画像の指定が出てくるので、ここを自分で画像をアップできるところに書き直しました。

今日のトップの画像は冬らしく雪がテーマ。どうしても降らせてみたくなりました。背景と雪のアニメーションと文字の3つのレイヤーを作って、それぞれ合成してみました。出来上がるとたいしたことはないのですが、けっこう大変で2時間くらいかかってしまいました。しかも、CLINIC INFORMATIONの内容から数日しか使えないじゃん!!。
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Antiaging

このブログは言わずと知れたクリニックを経営する医者の日々の日記みたいなものであるわけで、一番のテーマは健康についてのはずなのです。けしてロック少年の見果てぬ夢を追いかけるものでも、将来飲み屋の親父になる準備でも、あるいは秋葉系応援団というわけでもないのです。ですから、新年のネタの一発目は、まじめな話題からスタートしたいと思うわけです(何も言い訳するのも変ですが)。

近年アンチエイジングという言葉が、医学の世界でキーワードになっているのですが、お聞きになったことはありますか? Anti-agingとは、そのまま訳せば年を重ねることに対抗していくということですから、平たく言えば「若返り」の方法、あるいは「老化現象」防止策となります。ですから、この言葉には大変慎重になる必要があると思うんですよね。

生物としての本質は平家物語みたいに生があれば必ず死があり、難しい言葉で言えば「種の保存」であるわけです。でも、死にたくない、年を取りたくないというのは、誰にでも本来備わっている感情であるわけで、「アンチエイジング」という言葉には生物の本質をひっくり返してくれるという夢、あるいは妄想をかきたてる危険があるのではないかと思います。商業主義的には、アンチエイジングと呼ぶことで客が飛びつくキャッチャーなコピーとして利用しやすい。あふれる情報を選りすぐる能力が、ここでも求められているのですが、いかんせんまだまだ情報を選別するための情報が多いとはいえません。言葉が独り歩きして、新たな意味にいつの間にかすりかわってしまっているような状況もあると思います。

整形外科という骨・関節・筋肉・末梢神経などを扱う医学の領域では、最大の課題は神経と軟骨の再生です。自分は生物工学的な研究をしましたが、大多数の研究者は自然に治りにくい神経と軟骨をいかに治すかという研究をしているのです。特に軟骨は年とともに磨り減っていき、すべての人類共通の老化現象としての課題となっいるのです。自分がノーベル賞の選定の権限があったら、軟骨の保つ方法、あるいは再生させる方法を完成させた科学者には×100の賞をあげてもいいのではないかと思うくらいです。

寿命が5、60年くらいのうちはそんなに問題になる前に死を迎えていたのでよかったわけですが、医療・食事・生活環境の進歩により寿命は伸び続け100才を超える人はめずらしくありません。でも人間の体はそんなにもつようにはできていないわけで、いまだニュータイプへの進化はおこっていません。

軟骨はもともと血管か無く、関節の中にある潤滑剤の関節液が染み込んで何とか栄養をもらっている組織なので、新陳代謝がほとんど起こらない、一度いたむと再生できない組織の代表選手とされています。巷には「軟骨を治します」みたいな目的でコンドロイチン、グリコサミン、ヒアルロン酸などのことばをつけた健康食品(薬ではありません!!)があふれていますが、科学的な効果の実証については何一つ無いといっても過言ではありません。現実に医者が処方する形の医薬品としては皆無という現実は、何十年と変わっていません。

アンチエイジングのための学会が日本にもあって、そこではアンチエイジング(抗加齢)医学とは、疾病の医学が対象としていた「病気の治療」から、「健康な人のさらなる健康」を指導するプラスの医療、つまり究極の予防医学と定義し、元気に長寿を享受することを目指す理論的・実践的科学であると説明しています。

ですから、「アンチ」の中に混ざっている夢や希望に惑わされることなく、healthy-agingあるいはbeautiful-agingでありたい思うわけです。うまく年を取るということを忘れてはいけない、そしてそのために健康を維持して行く事が大切なんだということでしょう。アンチエイジングをうまく利用して、じょうずに心と体の年を重ねていけることが理想だと思うわけです。

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2008年1月1日火曜日

おかげさん

新年 あけまして おめでとう ございます

おかげさん。

いろいろな人に助けられ、一人でできないことでも、何とかなるもんです。口には出せない時もあるけれど、心の中ではいつでも感謝の気持ちを忘れないことが大切なんだよ、とあいだみつをさんの書は語りかけているのです。

今年も前向きにがんばっていくために、あらためてこの書から気持ちをもらいます。

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2007年12月31日月曜日

1日早いけど元旦イベント

うちにとっては今日は大晦日は午前中のみでして、午後からは早くも元旦のつもりで家族イベントをしてしまいました。

というわけで、「昨日」のことですが、整形外科というのはけがの処置などもありまして、またリウマチの方で週に2回の注射をすることもあるため、1週間まるまる休むというわけにはなかなかいかないもんです。それで、午前中だけクリニックを開けましたが、保土ヶ谷区・旭区・港北区などの本来診療圏ではない地域からも受診する方がいて、予想以上にハードな外来となりました。

いつものスタッフの方々には先週で仕事を終わりにしたので、今日のクリニックのメンバーは、電話番に高齢の母、婦長はいつものうちの社長。受付は長女、リハビリ助手は長男。そして、各担当の間のメッセンジャーを次男という構成になりました。全員、同じ苗字なんて、かなりすごい話です。にわかスタッフも時給1000円となれば、けっこう使えるもんです。まぁ、ちょこちょこありましたが、大きなトラブルもなく大晦日は終了。

さて、元旦となり一緒に食事をして「新年」をお祝いすることになりました。クリニックとはバスロータリーをはさんだお向かい、PIZZA SALVATORE CUOMOに出発。12/31までの10%割引券があったので、使わない手はないだろう、というわけです。でもっても、食べた物がこれ。一見ミートソースみたいなのは「お肉屋さんのスパゲティ」というもので、いろいろな肉がはいっていてなかなか面白い。真っ黒なのは当然イカすみです。さて、「スローフードのピザをファーストフード並の早さで」というのが売りの店だけぁあって、ピザは本格的なのに出てくるのが早くて飽きません。 生ハムとルッコリのピザは、厚めの水菜みたいなルッコリがけっこういけます。ベジタブルピザは意外と甘味があって、肉食獣にも一番人気でした。写真にはありませんが、ペスカトーレピザはチーズがほとんどないピザなんですが、それでもしっかりピザなのには驚き。

それにしてもイタリアンは金がかかる。待ってもらっていたクリスマスプレゼント分とお年玉、そして今日の労働に対しての賃金を全部吐き出して、明日からまた当直で取り返す旅に出るのでありました。

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2007年12月30日日曜日

Led Zeppelin / Mothership

今年の最後を締めくくる音楽ねたはLed Zepplinなのです。つい先だって久しぶりのRe-union concertを行い、30年前の公式ライブ映画がremasterされ未収録曲も加えてCDとDVDで発売されました。

そして究極のベスト盤がこれ、"MOTHERSHIP"。さすがにタイトル通り、2枚のCDで140分という制約のなかでは確かにこれしか選べないだろう、という選曲になっています。初めて聴く人にはこれで十分です。リアルタイムに聴いていた人間としては、もうちょっと。これはいいから、あっちを入れてみたいなところはありますが。

Eric Clapton、Jeff Beckを擁した元祖British Rock BandのYardbirdsの三代目のギタリストのJimmy PageはすでにYardbirdsが落ち目になっていて、あまり話題になることは無く自分のやりたいことを一気に進めるためにZeppelinを結成しました。最初のアルバムはHard Yardbirdsという感じ。

でもギター小僧はみんな「ドゥドゥドゥドゥドゥ、ドゥジャージャンジャン・・・」で始まるCommunication Breakdownをやったでしょう。ボーカル坊やは「ワナワナホナララブ・・・」と文化祭でシャウト。天国の階段を上り詰めたところから、彼らの行き詰まりが始まったのかな。いけいけモードでの限界。次の聖なる館は、そういう閉塞感を打破するために考え抜いて作られた傑作であり、そして傑作の後は落ちていくだけになってしまうでした。

ドラムのBohnamの死によって、合理的に解散できたことはある意味では残されたメンバーにとっては幸せなことだったかもしれません。なんにせよ、70年代の凝縮したパワーが詰まっていることは間違いなく、当時を経験した世代は大音量でもう一度聞くべし!!

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2007年総決算 part 2

さて、比較的穏やかな年の瀬になっていますが、2007年もあとわずか。もう少し、自分の今年の総決算にお付き合いください。

一番大きなことは医師会の関わりが本格化したことです。自分の亡くなった父は、渋谷の内科開業医でした。医師会の仕事をいつもしていて、夜になると医師会に行くといっていなくなる、というのが日常的な光景でした。近年、医師会のあり方などでいろいろ言われていますが、開業医にとってはやはり大きな意味を持つ組織であると思います。

開業当初から医師会には入会していましたが、関わりが深くなったのは偶然が大きいのです。都筑区内の整形外科医の会に出席していて、たまたま横浜市のケアプラザ(介護事業を行っています)の協力医(医師会が協力しています)に空きが出るのでやってみたら、という話になったのです。

さらに横浜市医師会、つまり都筑区医師会の上位組織の代議員のポストも空くので立候補してみたらという話までついてきました。医師会は重要といっても、あまり上のことについては関わる余裕はありませんし、地域のことで精一杯なのですが、まぁこれも何かの縁ということでやってみようということになりました。代議員は医師会員の選挙で決まるということで、立候補して臨時総会が開かれるという、けっこう緊張することになりました。

さらにさらに代議員になると、自動的に理事の仕事もついてくる。なんと、入会1年半で早くも医師会理事となってしまったのです。今年は都筑区で横浜市防災訓練が行われたので、いきなり仕事がけっこうある。防災訓練に向けて。区役所関係者と打ち合わせ、ひょんなことから12月に防災講演会の企画があったのでこれについてもいろいろ調整が必要。さらにホームページの改定という仕事が湧いてきました。素人の力は限界があり、まだまだ問題も多く完成にはほど遠いのですが、いろいろな先生の協力があってとりあえず公開までこぎつけました。

今年の後半の大きな出来事は、何といってもブログ。日記は本当に過去に数回チャレンジして、結局何日ももたずに挫折をくりかえしてきました。そう考えると、このブログがここまで続いている、しかも毎日(!!)というのは驚異的なことなのです。それというのも、必ず誰かに見られているという緊張感があるからです。、そしてコメントをいただけることが、励みになっているということですよね。もちろん目的はクリニックの宣伝であることに違いありません。

でも、やはり院長をやっている自分を知ってもらうため手段であり、当然こいつは嫌いだと思う方も出てくるはずなんですよね。とにかく、動的更新がしずらいホームページに比べて、簡単に追加・変更ができるブログというのは、大きな力になります。最近の薬の副作用報道に関係して再確認できました。そして、いろいろブログ友というのが広がってくるということがなかなか純粋に楽しい。

公開されていること、特にネットというバーチャル空間を利用していることから、多少の表現方法の限定的な使い方は避けられませんが、ほぼ自分の言葉・表現を使って本音90%、建前10%くらいで書いていると思います。 ちなみに最近、日本ブログ村というブログランキングに登録してみました。より多くの人に読んでもらうためですが、よければ左上のロゴをクリックしてください。

他にもいろいろあった一年でしたが、とにかく何でもpositiveに考えて前向きに行くという基本的な部分は何とか通したかな、と思っています。自分の力だけではとうてい続かないのですが、いろいろな方々の助けがあって何とかなっていることを益々実感しています。2008年も常に前向きで何か新しいことを考えていけるような年にしたいと考えいますので、どうか来年もよろしくお願いいたします。

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2007年12月29日土曜日

2007年総決算 part 1

2007年という年を自分なりに振り返ってみる。当然、それは反省と来年に向けての新たな目標を見つけるためであるわけですが、そんなに大げさに考えずに思い出してみましょう。

昨年1年間が新規開業からの1年であり、とにかくクリニックの存在を何とか広めることに終始したといえるかもしれません。そして、どんどん資金が無くなり、手作り看板などのような自分でできるミニ広告をいろいろやりました。その結果、①名前はそれなりに知られていそうだ、②ほとんどの広告の直接効果はあまり無い、ということを感じました。そこで、実際に何か健康の問題が起こったときに受診したいと思ってもらえるには、実績が最も大事であるという基本に立ち返りました。

言い換えれば、あそこに行けば何とかしてもらえる、という口コミが広がるのを待つしかないということです。そのためには、患者さんのニーズに合わせて、最良の結果を積み重ねていくことが大切です。当たり前のことなんですけどね。でも、世の中は当たり前のことが一番難しかったりしますよね。

今年最初にやったことは、何とか家賃の支払を減らしてください、とビルのオーナーにお願いに上がることでした。見栄も外聞もありません。いくら理想に燃えても先立つものが無ければどうしようもない。とりあえず、半年間はお金を借りる形で割引してもらうことになりました。

次が当直のバイト。去年は月に3日程度でやっていたのですが、今年は最低月4日、祝祭日はほぼすべて日当直をさせてもらうことにしました。たぶん、祝祭日で当直しなかったのは数日しかないと思います。

さらに、恥をさらすようですが、子供の学費の滞納が春から続き、何とか奨学金を申し込んだり、学費減免制度を利用することになりました。そんなこんなで、やっと黒字が出るようになってきましたが、実質的な自分の給料といえる額にはほど遠い。

患者さんを増やすためには、患者さんの数をこなすための道具が必要です。そこで、物理療法機器を一台購入。本当は300万円くらいするものを、担当の方の尽力でデモ機を格安(半額以下!!)で確保してもらいました。そして、家賃割引期間が終了し、すぐさま返済開始となり、本来の家賃より多い額を払わなければなりません。少し増えても、今年の猛暑による夏枯れは深刻な打撃でした。

そして11月にインフルエンザ予防接種のおかげもあって何とか最低の目標である1200人/月・50人/日にやっと到達しました。整形外科というのは患者単価の低い科の代表みたいなもので、普通2000円から3000円くらいといわけており、内科などにくらべて数をこなさないといけないと云われています。内科なら、1日に40人程度の患者さんがいれば十分やっていけるといわれていますが、整形外科なら80人から100人は必要です。なんといっても、リハビリ用に通常のクリニックの倍近い面積を使用していることが大きな要因です。

では、この少ない人数でなんとかやってこれたのはどうしてなのでしょうか。それはリウマチの患者さんのおかげだといっても過言ではありません。検査を必要とするのと、注射などによる指導管理料などの加算が多いので、患者単価を引き上げてくれているのです。

でも、リウマチ患者さんはそんなに多いものではありません。自分も国際的に使われる分類基準あるいは日本の学会が提唱している早期基準に合致することを守っていくようにしています。いまだに、簡単にリウマチと言われている患者さんが多く存在していることはしばしば耳にしますので、とにかく後で他の専門医から後ろ指をさされないようにしないといけないと考えています。そして、入院などのバックアップ体制を確保して行くことで、専門病院と同等だけど、より小回りの効くサービスを提供し続けることが患者さんを集めていくことにつながると考えています。

整形外科と高齢者も切っても切れない関係にあります。年齢とともにあちこちが痛くなることは普通によくあることです。高齢者は今の医療改革の中で、いろいろなしわ寄せを受けています。政治的な思惑で右往左往させられている高齢者を、しっかりと支えることは大変重要だと思います。そういう意味で、春から往診を始めたことは、いわゆる在宅医療への関わりの第一歩です。今後の開業医の在宅へのシフトの可能性への試金石と考えています。

そして、都筑区という住民の若い地域の特性としての、小児整形外科とスポーツ整形外科への取り組みも忘れてはなりません。こどもをしっかり診る事ができれば、親御さんの信頼も得られ、ホームドクター的な関わりを持つことができます。なるべく積極的に早く治すことが求められていて、また自分で行う体のメンテナンスをしっかり指導していくことが大切です。何回も再診させることより、治し方を知ってもらうことが、次の問題が起きたときに、確実に相談をしにきてくれることにつながると考えています。

2007年12月28日金曜日

特報!! 松さん入籍!!

あ~、ついに松さんが入籍してしまいました。最近話題になっていたギターの佐橋クンとであります。

俳優と結婚するなら、ふ~ん、ですむところなんですが、相手がミュージシャンであるとなると、ちょっとガッカリ。まぁ、今年で30歳ですから、落ち着くならいいところかもしれませんけど。

もともと歌手、松たか子との出会いは10年前。先に目を付けたのは亡くなった父なのです。なぜか、CDを買っていて、聞かせてもらったんですよね。最初のアルバムの中の曲がよくて、自分も注目するようになりました。

ナチュラルな歌声と、acosticな楽器を中心としたサウンドが心地よかったのです。特にシングルでヒットした「夢のしずく」は音楽家として開花した作品として高く評価されるものだと思いますよ。まぁ、ファンとしては「おめでとうございます」ということにしておきましょう。さらに素晴しい歌を聞かせてください。

2007年12月27日木曜日

ブリが旨いぞ

今日はお刺身です。どうもクリスマスがらみで肉食生活が多かったのですが・・・考えてみたら・・・・魚も肉の一種じゃん。

まあ、そうかたいことは言わないこと。手前は、特売のブリ。背と腹と別々に売っていてそれぞれ一柵880円。まだ割引になる時間ではないので、そのまんまの値段ですけど、当然選んだのは腹身です。これが、めっちゃ甘いのです。養殖ものですけど、油も臭くなく絶品です。

後ろの真ん中はスルメイカで用意したイカソーメンです。5ハイで380円。周りに並べたのはしめさばです。これも特売で、2切れぶんで200円。
いずれも青葉区美しが丘西のスーパーアオバです。ここは家族向けの大量食材が安い店なので、豚肉の細切れ1kg680円とかも合わせて購入しました。

今年はおせちはどうしようかなぁ、と考えていますが、正月らしさのひとつなのでどんなに簡単でも用意したいと思います。

2007年12月26日水曜日

Oscar Peterson / My Favorite Instrument

Oscar Petersonはカナダ出身のジャズ・ピアニスト。カナダはクラシックのGlenn Gouldとともに世界的なピアニストを二人輩出したのです。

12月23日にPeterson氏が死去したというニュースがはいってきました。自分にとっては、ジャズの中のピアノの楽しさを最初に教えてくれた人だったので、またもや一つの時代が終わったんだなぁ、感じさせるニュースなのでした。

ロック少年からはいったのでジャズと言えばスモール・コンボ、それもバリバリに吹きまくるトランペットやサックスが中心と思っていたのです。

その中で、初めて購入したPetersonがこれ。"My Favorite Instrument"というタイトル、つまり私のお気に入りの楽器、ようするにピアノですね。ソロなんです。

比較的メロディがわかるスタンダードばかりが入っているので買ったんですけど、ピアノソロなんて聞いたことがなかったので、けっこうおっかなびっくりもんだったのです。しかし、聞き出すと、これが面白い。流れるようなフレーズ、目にも止まらぬ早弾き、それでいてわかりやすいメロディ。初めて聴くピアノ・ソロとしては大満足だったのです。

マニアからは、その親しみやすさゆえに評価されていないところもありますが、でも文句なく音楽の楽しさを伝えることのできた数少ないミュージシャンだったことはまちがいありません。在日カナダ大使館にはOscar Peterson Roomというのがあり、いろいろなイベントを開催しています。みんなに愛される存在だったのです。合掌。

2007年12月25日火曜日

クリニックでクリスマス会

今日のお昼にクリニックでクリスマス会をしました。午前の診療が終了と同時に、近くのスグーリにとんでいって、頼んでおいた限定30個のクリスマス・リース仕様のシュークリームをいただいてきました。やはりカスタードと生クリームの絶妙のコンビネーションとアーモンドを散りばめたさくさくのシューは最高です。スタッフみんなで、一人72度ずついただきました。

さらに通常のシュークリームも買ってきたので、火曜日昼にやっている体操教室に参加の皆さんにもおすそ分けして、今日は体操は早めに切り上げて茶話会となりました。

なんにしても、この1年間いろいろご苦労さまでした。

今夜がクリスマス

3泊4日の旅から戻って、「飲酒ブログ」となっています。

今日は診療がPOWER DOWNでした。というのも、正直当直がつらかった。外来もずいぶんきましたが、熱発でインフルエンザ疑いの人や、今流行りの下痢・嘔吐。意識消失のおばあちゃん、吐いたものに血液が混ざっているおばあちゃん。胸の聴診で音が運動会のおじいちゃん。亡くなった方もいますし、けっこう睡眠不足です。 しかも、またもや電子カルテトラブルが加わって、けっこう疲労困憊となっています。しかし、昼に簡単なクリスマス会をクリニックて行いまして、なんとか気を取り直しました。

しかし、午後から新患さんが多く、だんだん気持ちが居直り状態になってしまいました。前に進みたいのに進めないようなもどかしさ、といえばいいのでしょうか。なんとか8時前には終了できたところで、家に電話して長女に例のチキンを焼いてもらいました。

帰宅してさっそくクリスマス・ディナーとなりました。生ソーセージをボイル。ジャーマンポテト。ローストビーフと牛たたき二段重ね。そしてロースト・チキン・レッグ。

さすがに数日間漬けていただけあって、旨い!! 1本100円とは思えない。

アルコールは、アスナロ・オリジナル・ワインです。これは開業祝いのお返し用に作ったもので、まだ数セット残っていたものです。ハーフボトルなので、簡単に飲めてしまいます(まだ、あるのでご希望の方には2本1組でお分けしてもいいのですが・・・・高いよ)。

2007年12月24日月曜日

独断X'mas名曲ベスト10

今年もやってまいりました、クリスマス。クリスチャンではない方も、一緒に楽しい時を過ごしましょう。さて、毎年恒例となっている、独断と偏見に満ちたクリスマス・ソング名曲ベスト10のコーナーです。ここでは、売れ筋だろう、きっと皆が好きなんだろう、そして自分もよく聞くなぁと思うクリスマスをテーマにした曲を、勝手に選ばせていただき発表します。 では、第10位から発表です。

第10位 B'z / いつかのメリークリスマス
クリスマスは25日です。五日ではありません。

第9位 Wham! / Last Christmas
これ一曲で記憶に残る。それにしてもジョージ・マイケルさんて、日本で言ったら佐藤一郎さんという感じでしょうか。

第8位 中島美嘉 / 雪の華
中島さんの最後のヒット曲。この後、NaNaに走り出しキャラ変わったんでねぇ?

第7位 嘉門達夫 / ひとりぼっちのクリスマス
HiFi Set、虎舞竜、尾崎亜美などにも同名曲がありますが、悲しさ満載ならこれ!!

第6位 John Lennon / Happy Christmas
Lennonといえばこれとイマジンだけというのが総決算か。他にもいい曲作ったのにね。

第5位 山下達郎 / クリスマス・イブ
四半世紀にわたり君臨するクリスマスの定番。

第4位 稲垣潤一 / クリスマスキャロルの頃には
発表から15年。・・・の頃には毎年思い出してもらえるのは役得ですね。

さぁ、ではここで番外からいくつか紹介しておきましょう。
普通のクリスマス関連の歌としては、アヴェ・マリア、赤鼻のトナカイ、ジングル・ベル、ウィンター・ワンダーランド、ホワイト・クリスマスは必需品ですよね。キャロルなら聖しこの夜、もろびとこぞりても無くてはならない。それでは、いよいよベスト3の発表です。

第3位 辛島美登里 / サイレント・イヴ
吉田栄作のトレンディ・ドラマ「クリスマス・イブ(1990)」のテーマソングとして、今でも絶大なる人気を誇る名曲といえそうですね。30代から40代の女性なら、これ一曲でOKという方は多いはず。

第2位 松任谷由実 / 恋人がサンタクロース
これも定番中の定番。実は、本人の歌より松田聖子のクリスマス特典レコードに入っていた方が話題になったんですよね。でも恋人がサンタなら一年に一回しか逢えないじゃん。

第1位 松たか子 / 真冬のメモリーズ
なんだ、これのためのネタかい! と思った方、正解です。松さんの唄はとても声にやさしさがあって癒されるんですよ。でも、この曲はちょっと編曲は派手な方ですかね。古いのであまり思い出されないけど、いい曲ですよ。

いかがでしたか、思い出したら今からでもCDショップに行けば、今夜に間に合いますよ。それでは、楽しいクリスマス・イブの夜をお過ごしください。

Terence Young / The Christmas Tree (1969)

クリスマスといえば、当然いろいろな映画の素材になっているわけで、基本的にはハッピーなテーマの代表みたいなところがありますが、自分にとってクリスマスから連想する映画をあげるとしたら、この映画しかないくらい強烈な印象が残っているのです。ネットでも、ほとんど情報が得られないくらいの「B級」扱いなのですが、自分にとっては「名作」なのです。

クリスマス・ツリー The Christmas Tree (L'arbre de Noel) 1969仏
監督 / テレンス・ヤング 原作 / ミシェル・バタイユ
出演 / ウィリアム・ホールデン、ブルック・フラー、ヴィルナ・リージ、アンドレ・ブールビル

あえて、結末までのあらすじを書いてしまうと・・・
夏休みに父親と少年は海でのんびりと楽しんでいた。そこへ水爆を搭載した飛行機が近くに墜落し、少年はその影響で白血病になってしまう。このあたりは、今では冷静に考えていろいろ突込みどころではありますが、まぁ、あまりそういうところは黙っておきましょう。

医者は父親にあと半年の命と伝えます。それから父親は少年のためにどんなことでもするようになります。狼を飼いたいと望むと、夜中に動物園に忍び込んで狼を盗み出してくるのです。

やがてクリスマスが近づいて来ると、少年は父親のためにクリスマス・プレートを作り出します。イブの日にプレゼントを買いに父親は外出します。少年はきれいに飾られたクリスマス・ツリーの下で、出来上がったプレートを抱きしめ静に目を閉じるのでした。プレートには父親への感謝の言葉が・・・

007シリーズでも有名なテレンス・ヤングが監督し、名優ウィリアム・ホールデンが主演。たぶん、ジャニーズばりに愛らしいブルック坊やの登場、という具合に話題性は十分な仕込があるのですが、おそらく話の展開が強引なため、あまり話題になることがなく埋もれてしまった映画なのかなぁ、と思いますが、当時小学生の自分は映画館で見て、あまりに自分と同じ年くらいの少年の不幸に泣かずにはいられなかったのです。その後、一度テレビの洋画劇場で見たときも、涙が出てしまったように記憶しています。
どう考えても少年が死ななければならない理由は無く、この理不尽な不幸に救いはありません。見終わっても、たぶんほっとした気持ちにはならないことでしょう。核兵器は主題ではなく、あくまできっかけ。とにかく、見たものを悲しみに沈ませるための映画。泣きたい人のためにある映画。

でも、どんな人でも、望むものがすべて手に入っても幸せとは限らない、この少年からすれば誰もがHAPPYなクリスマスを過ごすことができるんだよ、ということを云いたいのだろうと考えればいいのでしょうかね。