2017年3月24日金曜日

長篠設楽原


時は戦国時代、天正3年(1575年)5月21日のこと。

武田勝頼の軍勢と織田信長と徳川家康の連合軍は、この地で対峙し日本史上に残る合戦を行いました。

この頃は、いろいろな駆け引きが表でも裏でも巡り巡る時代で、武将たちはついたり離れたり、昨日仲良しが明日は敵という状態。

好きな人は、このあたりがすごく知的興味ひくところなんでしょうけど、複雑すぎて自分にはよくわかりません。

ただ、 両陣営合わせて5万人超がこの低い山に囲まれた原に集結し、多くの血が流れたことは、450年近く昔のことといえ、何か物凄い魂の叫びのようなものが聞こえてくるようです。

2017年3月23日木曜日

車両基地


電車の車庫・・・なんですが、まず最初に思い出すのは、こどもの時の遊び場。

都電と言うのは、今では荒川線だけが唯一残っていますが、昭和30年代までは路面電車とトロリーバスというのは、都内の交通としては一番普通のものでした。

青山通りも路面電車が走っていましたが、今は国連大学などがある青山学院大学の向かい側は広大な都電の車庫でした。昼間は、大多数の車両が外に出ていますので、もうほとんど空き地状態。

管理は緩くて、中に入って遊びたいだけ遊べたものです。廃屋の探検、秘密基地を作ったり、うっそうとした樹々で囲まれた奥の池で遊んだりと、まさに「20世紀少年」状態でした。

それから、時はたち、次に思い出すのは「機関車トーマス」でしょうか。車両基地に集まった「機関車」たちが、いろいろな四方山話に花を咲かせるのが印象的です。

この車両も、昨日はこんなことがあったとか、あそこは通過するとき注意が必要だよなどと、いろいろと会話をしているんでしょうかね。

2017年3月22日水曜日

鉢の桜開花予想


気がつけば、3月も後半ですから、桜の花がいつ咲くのかというのは巷の話題の一つ。

昨年、盆栽にはまったのは、実はこの鉢からでした。旭山桜と呼ばれるもので、比較的早咲きの種類です。去年は、3月初めに通販で購入し、届いた時点で蕾が膨らんでしました。

最初から、早くに咲くように管理していたのかもしれませんが、それに比べると蕾が膨らみ始めた今年の感じは10日遅れというところでしょうか。

もう一鉢、吉野桜の鉢もありますが、こちらはまだ蕾というほどのものは目立ちません。

暖冬で早くに咲くのかと思ったら、どうもしっかりと寒さに晒されないと逆に開花は遅れるのかもしれません。この雰囲気だと、あと1週間はかかりそうです。

さしあたって盆栽を始めた時の最低限の目標が、「来年ももう一度桜の花を咲かせたい」というものだったので、それはクリアできそうです。

2017年3月21日火曜日

羅生門 (1950)

名実ともに、監督"世界の"黒澤明の代表作とされる作品。

黒澤を単なる日本の監督から「世界のクロサワ」に変えたのは、1951年ベネチア国際映画祭でのグランプリ、金獅子賞の受賞からでした。

しかし、公開当時、国内では難解な映画として興業的には成功とはいえず、どちらかと言うと評判は悪かった。これに目を付けたのは外国人で、難色を示す映画会社を説き伏せて、黒澤には内緒で映画祭に出品したものでした。

1982年にベネチア国際映画祭創設50周年を記念して、過去のグランプリ作品の中から最優秀作を選出しました。そして、「羅生門」が選ばれ、「獅子の中の獅子」の称号が送られました。

2008年にアカデミー・フィルム・アーカイブ、角川映画株式会社、東京国立近代美術館フィルムセンターの共同プロジェクトによりデジタル修復が行われ、現在では鮮明なブルーレイによるビデオを見ることができるは幸いです。

内容は、もう今更どうのこうのと言うことはありません。芥川龍之介の「藪の中」に「羅生門」を混ぜて、黒澤自らの結末を加えることで、「人間不信を乗り越えて、人の善意を信じることが生きて行く上で大切」ということを訴えるもの。

平安時代、一つの殺人事件を巡って、3人の主要人物が検非違使、つまり裁判所のお白州で古都の顛末を語ることになります。

三者三様にまったく異なる経緯を話すため、一体誰が真実を語っているのはわからない。それぞれが自分のエゴのために、自分に都合の良い作り話をしている。そして、四人目として唯一の目撃者が登場しますが、彼もまた嘘をついているのです。

白黒の画面のコントラストが強調されているのは、監督の意図的な操作によるもの。話を回していく場は黒さが目立つ豪雨の中の羅生門。事件を語る検非違使は、白を基調にした場。そして、実際の事件が進行するのは森の中で、暗さの中に日の光が差してくる。

羅生門の豪雨は、降り注ぐシャワーに墨汁を混ぜて、カメラへの写りを鮮明にしたのは有名な話です。また、森の中のシーンでは、大きな鏡をいくつも用意して暗い森の中に日光を導いて撮影したというから驚きです。

俳優たちの演技も、黒澤作品の中でも特にエキセントリックで、それぞれに動物をイメージさせた激しさを、舞台演劇のような徹底的なリハーサルを繰り返して表現させています。

BGM的に音楽もさらりと流すところ、静寂によって俳優を目立たせるところ、そして演技と音楽の相乗効果を狙ったところなどが塾講されています。特に京マチ子が自分の罪を語っていく中で、少しずつ曲が荒々しくなっていくボレロと演技との見事な咬みあいは見事としか言えません。

確かに難解で、一つ一つの台詞、俳優たちの一挙手一投足を一瞬たりとも気を抜かずに注視していないといけないくらい、見る側にも相当な緊張感を強いる作品です。まさに、これが世界を代表する映画芸術と呼ぶに相応しい。

映画好きな方なら、間違いなく一度は見た方がよいし、その結果として好き嫌いが分かれることはかまいません。評価が賛否のどちらだとしても、必ず何かを感じることができる映画です。

2017年3月20日月曜日

石舞台


無造作に積み上げられた巨大な石。

けっこう隙間があったりして、周りの土がだいぶ減ってしまったらしいのですが、最も古いタイプの古墳であり、蘇我馬子さんのお墓ではないかと考えられています。

蘇我馬子さんは、聞くときっと有名人何だろうと思うんですが、あまり日本史的にはスターではありません。

でも、お孫さんはスーパースターの蘇我入鹿です。スターとは言っても、やや悪役で中大兄皇子、後の天智天皇に殺されちゃう。

それにしてもこの舞台・・・ 手塚治虫の「火の鳥」に出てきたんで印象的なんですよね。漫画で最初に知ると言うのもどうかとは思いますけど。


2017年3月19日日曜日

虚空蔵菩薩


盧舎那仏の左右には、それぞれ大きな仏像がありますが、左には如意輪観音、そして右には虚空蔵菩薩が座っていらっしゃる。

大仏さんは銅製ですが、こちらのお二方は木製。 どちらも18世紀になって鎮座したものですが、大仏様に負けず劣らず、なかなかでっかいものです。

大仏様に対して、このお二方は「脇侍」という位置づけ。仏像なのに、さむらいとはこれ如何にと思ったら、読み方は「きょうじ」といって、真ん中の中尊(親分のこと)の教えを補佐する役目ということらしい。

東大寺というと大仏、大仏と言えば奈良と鎌倉・・・みたいな感じですが、なかなかそれだけではない奥深さがあるようです。


2017年3月18日土曜日

廬舎那仏


最初にこんなに大きな仏像を作ろうと思い立ったのはも聖武天皇で西暦743年のこと・・・10年近くかかって完成したわけですが、2回焼失していて、今見れるのは16世紀に再建されたもの。

大は小を兼ねる、と言いまして、何にしても大きい方が何かといいということなんでしょうか。 「大きいことはいいことだ」 は昭和時代の森永チョコレートのCMで山本直純が歌って流行になりました。

でも、でくの棒とか、大男総身に知恵が回りかね という具合に、否定的な言い回しもある。

帯に短したすきに長しで、やはりちょうどいいくらいが一番なのかもとれません。