Netflix制作のガル・ガドット主演のスパイ・アクション映画。監督はイギリス人のトム・ハーパーで、最新のコンピュータ技術を画面一杯に駆使して、新しさを強く押し出しています。
イギリス諜報部の実動役のパーカー(ジェイミー・ドーナン)、ヤン(ジン・ルーシー)、後方支援のベイリー(ポール・レディ)、そしてIT技術担当のレイチェル・ストーン(ガル・ガドット)の4人のチームで、スイスに現れた武器商人の拉致作戦についていました。しかし、手違いがありストーンが現場にでることになるものの、彼らの間の連絡手段がインドの犯罪組織に関わるケヤ・ダワン(アーリヤー・バット)にハッキングされます。
それでも、何とか武器商人を捕えたパーカーでしたが、彼の仲間が待ち構えていることを察知したヤンとベイリーが後を追います。間に合わわないと感じたストーンは、別行動で先回りしての敵を殲滅しました。実は、ストーンは各国が解決できない問題に対処する超国家的な組織、チャーターのメンバーだったのです。
チャーターはハートと呼ばれるあらゆるネットに侵入可能な高性能コンピュータを駆使して、世界中からあらゆる情報を収集し、世界を良い方向に持っていくために最善の方策の確立を導き出し、それをもとにハート、ダイヤ、クラブ、スペードのそれぞれのキングがトップとなって、行動を起こしていました。ストーンはハートの9で、ハートのJが送ってくる指示を受けていたのです。
リスボンにケヤが現れるという情報を入手したMI6は、チームを派遣しますが武装集団に襲われ、ハートの逃げろという指示を無視して、ストーンは仲間を助けるために今まで隠していた戦闘能力によりその場を逃れます。ヤンたちにいったいあなたは何者なのと詰め寄られたストーンは、実はチャーターの一員としてMI6に潜入したことを話ます。しかし、その途端、バーカーがヤンとベリーを射殺し、ストーンには特殊な薬品で昏睡させるのでした。
意識の戻ったスートンの話によって、パーカーは、かつてチャーターの作戦によって自分がごみクズのように捨てられたことへの復讐心によって、若い天才ハッカーのケヤを利用してハートを奪取しようとしていることが判明しました。そして、ハートの指示に従わず、感情で動いたストーンは作戦から外されてしまいます。
パーカーは、ケヤと共にヘリコプターで高高度を航行している飛行船に乗り込み、中に設置されていたハートの奪取に成功します。そこへフライングスーツを着用したストーンが乗り込んできますが、ハートを手に入れたパーカーには逃げられ、ケヤと共に地上に落下するのでした。
既存の物とは別に、世界の平和を守るために活動している"スパイ"組織というのは、「キングスマン」みたいな感じなんですが、ここでも組織の存在根拠とか活動資金源とかの説明はないので、何となく納得しにくいところがあります。あくまでも、それを横に置いておいてということなら、平均点よりはちょっと上のアクション映画というところでしょうか。
そんな固いことはいわずに、単純にガル・ガドットがほとんど一人で暴れまくる映画だと思って見ればいいわけで、敵も味方もそれぞれがお互いに簡単に侵入してしまうとか、結局パーカーの組織の成り立ちはどうなっているのかとか、考えない方が良さそうです。
まぁ、結局のところ、どんなに高性能なコンピュータを駆使しても、人間を完璧にコントロールすることは不可能だし、感情から起こされる行動はコンピュータも予想できないということ。そして、時には感情を優先させた方が良い結果が出ることがあるという内容になっています。














