いゃ~、贅沢だなぁ。
はまぐり・・・スーパーで1個200円。かなり大きめです。
あと、もらったサザエが6個ほど。
あ~、美味しい、美味しい・・・でした。
8月のツアーの真っただ中に組み込まれていた特別な公演が、「ウッドストック・フェスティバル」です。これは1969年の伝説となったロック・フェスティバルの25周年を記念して企画されたもので、1969年当時はディランはウッドストックで隠遁生活をしていましたが、同時期のイギリス、ワイト島でのフェスティバルに参加してウッドストックは無視していました。
この年のディランのステージはフェスティバルの目玉であり、多くの期待を背負ってツアー・バンドと共に熱い演奏が繰り広げられました。残念ながら(ごく一部を除いて)公式音源はありませんが、テレビ放送からの海賊盤のCDやDVDは広まっているので、この時期の充実した演奏ぶりを確認できます。
そして、もう一つの特別なライブが11月に行われた「MTV Unplugged」です。ミュージック・ビデオ専門チャンネルであるMTVは、1989年から「電源プラグを抜いた」編成による電気楽器を使わないアコースティックなライブという企画を立ち上げていました。アーティスト達の新たな魅力を掘り出したり、低迷していた者が復活するきっかけになったりと、大きな話題を集めるようになっていました。
特に1992年に発売されたエリック・クラプトンのunplugged liveは大ヒットし、聞き慣れた曲の再発見と新しいファンの獲得に大きな成果がありました。21世紀になってからは放送の頻度は減少しましたが、その後もたまに番組は製作され続けています。80年代はディランでさえ一時はまった過剰なエフェクトをかけ、シンセサイザーなどの電子楽器を大量に使用する音楽が氾濫したため、それに対する反動、アンチテーゼ、そしてアーティストの素を見たい・聞きたいという欲求が高まったことが人気の理由に関係しています。
ディランのunpluggedは、MTVからの長年の要望として実現しました。ディランとしては直近2枚のアコースティック・アルバムの流れでステージを構成したかったのですが、ライブ・アルバムを発売したいコロムビアと視聴率を取りたいMTVからの強い希望により、これまでの代表曲を中心にアコースティック・アレンジで再解釈するセットリストとなりました。
なお、コロムビア・レコードはアメリカのテレビ局CBS傘下の企業ですが、日本での販売を担っていたSONYに1988年に買収され、Sony Music Enterteinment (SME)に社名が変更されています。巨大音楽業界における、まさに下剋上的なビッグ・ニュースでしたが、レーベル名としてのコロムビアは継承され使われていました。
11月17日、18日の2日間にわたり、ニューヨークのソニー・ミュージック・スタジオで、ツアーのレギュラー・バンドにオルガン演奏のブレンダン・オブライエンが加わって収録が行われ、曲の構成上、一部にPluggedが用いられてはいますが、12月に初回放送され大人気コンテンツになりました。翌年4月には、公式にCD、DVDが発売されています。ちなみにリハーサルや放送されなかった曲などは、例によって海賊盤がありますので、マニアは完全網羅可能です。
公式盤は大ヒットし、特に「John Brown」と「Dignity」は今回が初出の演奏で注目されました。ただし、評価としてはあまり高まっていません。その理由は、「内容がGreatest Hitsなので新鮮味がない」、「直近のアルバム曲を聞きたかった」、「ディランは元々unpluggedのフォーク・シンガーだ」といった意見が多い。その一方で、ボカールが際立つステージだからこそ、ディランのボーカリストとしての真価が発揮されたことは高く評価されています。
Tombstone Blues
Shooting Star
All Along the Watchtower
The Times They Are A-Changin'
John Brown
Rainy Day Women #12 and #35
Desolation Row
Dignity
Knockin' on Heaven's Door
Like a Rolling Stone
With God on Our Side
DVD only:
Love Minus Zero / No Limit
Bob Dylan (vo, g, harmonica)
Tony Garnier (b), John Jackson (g), Brendan O'Brien (org)
Bucky Baxter (pedal steel g, dobro, mandolin), Winston Watson (ds)
November 17, 18, 1994, New York City
☆☆☆☆☆☆☆・・・
作詞・作曲して自分で歌うというのは、おそらくアイデア、インスピレーションが泉のように湧いてくる必要があり、そのすべてが曲として完成できるわけではない。この時期、ディランに必要だったのは、自分に無いものを見つけ吸収し、新しい自分の曲に生かしていくヒントを探すことだったのではないでしょうか。それが自作曲以外に興味が向かった大きな理由のように思えます。
そして、「Never Ending Tour」のステージでも、ディラン単独のアコースティック・コーナーは大変評判が良く、本人も自信を持てるパートだったのではないかと思います。結果として、バンドを加えたセッションに納得できず、一人だけで曲に向き合うという選択になったと考えると理解しやすい。
11月にアルバムがリリースされると、飾りのない歌い手として表現力や、今まで忘れ去られていたギター演奏技術の高さが評判になり、批評家などからは好意的な意見が多く聞かれました。一方で、ディランの新曲に期待していたファンは、失望した部分があることも否定できません。
Frankie & Albert
Jim Jones
Blackjack Davey
Canadee-i-o
Sittin' on Top of the World
Little Maggie
Hard Times
Step It Up and Go
Tomorrow Night
Arthur McBride
You're Gonna Quit Me
Diamond Joe
Froggie Went a Courtin'
July ~ August, 1992, Malibu
☆☆☆☆☆☆☆・・・
Wiggle Wiggle
Under the Red Sky
Unbelievable
Born in Time
T.V. Talkin' Song
10,000 Men
2 × 2
God Knows
Handy Dandy
Cat's in the Well
Bob Dylan (vo, g, pf, accordion, harmonica)
Kenny Aronoff (ds), Don Was (b), Randy Jackson (b)
Sweet Pea Atkinson, Sir Harry Bowens, David Crosby,
Donald Ray Mitchell, David Was (back.vo)
Rayse Biggs (tp), David McMurray (sax)
Paulinho Da Costa (perc)
George Harrison, David Lindley, Slash, Waddy Wachtel,
Robben Ford, Jimmie Vaughan, Stevie Ray Vaughan (g)
Bruce Hornsby, Elton John (pf)
Al Kooper, Jamie Muhoberac (org)
January, March ~ April, 1990
☆☆☆☆☆☆・・・・
1992年のディランのデヴュー30周年記念ライブ・イベントが開催された際も、ジョージはメイン・ゲストとして扱われ、二人にゆかりがある「If Not for You」などを熱唱しています。1980年にレノンが亡くなった時にディランは、「偉大で存在感がある人物だった」と追悼コメントを出していますが、2001年にジョージが亡くなった際には「彼は永遠に友人であり、彼がいない世界は寂しい」とかなり感傷的になっていました。
ディランとビートルズという両者の巨大な才能は、時に影響し合い、時に牽制し合うような複雑な関係性を生み出しました。それらはディラン史は言うに及ばずポピュラー音楽史における最もドラマチックなシナリオの一部をなしていて、ディラン、ビートルズ(ソロ活動も含めて)の生み出してきた音楽に少なからず関与してきたことは今もなお興味が尽きません。