2024年3月19日火曜日

PHEVから楽 4 T-Connect完了


さてトヨタの車とスマホがつながり便利になるT-Connectですが、登録作業の途中で「T-Connect ID」を渡されていなかった問題で途中で止まっていましたが、ディーラーに出向いて申込書のコピーをもらって一件落着。

My Toyota+というアプリをスマホにインストールしたら、TOYOTA/LEXUS共通IDを設定し、車で表示されるQRコードからドライバー登録、そして最後にT-Connect IDを紐づけてマイカーに登録して完了です。

・・・って、どう考えても複雑すぎるでしょう。確かにセキュリティの面から、慎重に厳重に正確にというのは理解できますが、これじゃあ若い人でも混乱するかもしれません。年寄じゃなおさらのことです。

T-Connectについては、販売店でももう少し丁寧な説明をするべきですし、機能の説明だけ書いてある見栄えだけのパンフレットではなく、しっかり手続きの手順を説明する冊子を作成するのはメーカーとしても義務ではないかと思います。

それはそれとして、スマホのMy Toyota+の画面は回転には対応していないので、いつでも縦長の画面にいろいろな情報が詰まっています。

大きなメニューとして「ハザード(点灯させる)」、「エアコン(温度管理をする)」、「カーファインダー(車の位置を地図から見つける)」というのがあります。大きな駐車場で駐車位置がわからなくなった場合は便利。暑いとき寒いときに車外から車内を快適な温度にしておくこともできます。

リモートで確認できることはたくさんあって、ドアの開閉・ドアロックの状態、窓の開閉状態、ランプの点灯状態(ハザード、ヘッドランプ、スモールランプ)、ボンネットの開閉状態、キーの場所(車内・車外)などがあり、それぞれある程度は遠隔操作できる。またこの手のうっかり忘れをスマホに通知してくれます。

PHEVでは充電管理メニューもあり、バッテリーの状態、EV走行可能距離などが確認でき、また充電の予約なども可能になります。「ナビ連携」ではスマホで行きたい場所を検索して車にルートを送信できます。オプションで追加費用が発生しますが、車種によってはデジタル・キー(スマホで開錠)やリモート・スタート(エアコンの遠隔起動)も可能です。

アナログキーの時代にあったら、さぞかし便利という機能が満載ですが、デジタルキーになってもうっかりというのはよくあることなので悪くはない。また車の盗難対策としても、異常を知らせてくれたり、車の場所を確認できるのはある程度役立ちそうです。

2024年3月18日月曜日

PHEVから楽 3 コネクティッド・ナビ


トヨタの最近の車は、オーディオとナビが融合して通信をサポートするディスプレイオーディオと呼ばれるものが搭載されています。

トヨタの通信サービスであるT-Connectを契約すると、ナビについてはコネクティッド・ナビが使用できます。これは自車周囲80kmの地図情報を取得して表示するもので、最新の地図も適時ダウンロードしてきます。最初の5年間は無料で6年目から880円/月となり、ディスプレイオーディオPlusの場合は、延長せずとも6年目以降は車載ナビとして利用できます。

プリウスPHEVの場合は、ディスプレイオーディオPlusがデフォルトで組み込まれているので、差し当たって車載ナビ込みでコネクティッド・ナビ自体は使用できるわけです。確かに地図はなかなか見やすくきれいで、さぞかし高機能・・・なのかもしれないのですが、これがなかなか使い勝手は良くない。

かれこれ20年以上、カーナビというものをいろいろ使ってきましたが、基本的に直感的な操作ができて困ったことはほとんどありませんでした。ところがこのナビは、ああしたいこうしたいと思っても、どこをいじればいいのかがわかりにくい。メニューの階層も自然ではなく、いちいち大元に戻るような操作性は馴染みにくいと感じました。

ユーザーの意見をすくいあげて、ソフトウェアのアップデートはいくらでもできるのがConnectしている強みなので、積極的なアップデートを強く望みたいところです。

2024年3月17日日曜日

PHEVから楽 2 T-Connectの登録

T-Connectというのは、トヨタの車と主としてスマートホンを連携させて、いろいろなことが可能になるサービスのこと。さすがに、今風の仕組みですが、すでに何年か前から始まっていて、初期のT-Connectは使ったことがあるんですが、ほとんど役に立つことが無かったのでほぼ放置していました。

さて、今回のプリウスPHEVでは、当然T-Connectが使える・・・というより、必須の機能になっていて、ディスプレイオーディオPlusというより機能が増えたものが導入されています(PHEV以外のグレードではPlusではないスタンダードになります)。

車を始動すると、スマホとの連携を前提にしたディスプレイオーディオも起動します。確か、2018年登場の現行カローラから搭載されるようになったと記憶していますが、従来のCDプレイヤーが無くなって、高齢者はどうやって音楽を聴けばいいんだと問題になりました。

さて、最初に出てくるのが「ドライバー登録」というもの。この車の運転手を3名まで登録できて、各自が設定をカスタマイズできるようになります。そのためには、まずトヨタのログインIDとアプリストアから「My Toyota+」をインストールしておく必要があります。

ドライバー登録画面を進めるとQRコードが出てきて、これをMy Toyota+のサイドメニューから読み込むと登録が完了します。このあたりはディーラーで納車時に説明をされなかったので、最初まごつきました。ドライバー登録をしなくても、スマホとのBlutooth接続、ナビ、ラジオ、テレビ、USB接続、Apple CarPlayなどは使えます。

My Toyota+にも登録された車が表示され、続いてこれをマイカーとして登録するといよいよT-Connectの眼目の機能が使えるようになります・・・が、ここでも困ったことになりました。マイカー登録するには、注文時に描いたT-Connectの申込書に書いてあった「ID」などの登録情報が必要なんですが、控えをもらっていないことに気がついた。

というわけで、本日はここまで。この辺りはディーラーの担当者の不親切という感じは否めない。従来は車の機械的な操作の説明だけで足りていましたが、このような新機能にももう少し気を配る配慮が欲しいところです(ちょっと怒っているのですが、担当者は納車直前に退職してしまったので、新しい担当に言ってもしょうがない・・・ブツブツ)。

2024年3月16日土曜日

PHEVから楽 1 デジタル・インナーミラー


この写真には、普通に考えておかしいなと思うところがありますが、それは何でしょうか。

答えはルームミラー。

普通は、後方から見れば、ルームミラーには、運転者の顔が映るものです。ところが、この写真では後続車両が見えています。しかも、夜間なのにとても明るく見えています。

実は最近流行の「デジタル・インナーミラー」なんです。ルームミラーはデジタルの液晶表示で、当然バックライト付きで明るく見える。

もともとプリウスにはメーカー・オプションとして用意されていたのですが、トヨタ純正は性能がいまいちという評判もあったので、まぁいいかと付けなかった。試乗した時の車も従来の普通の鏡でした。

でも、いろいろと調べていたら、ドライブ・レコーダーと一体型の社外品はたくさんあって、別途ドラレコを装着するゴチャゴチャ感の改善と、簡単に、しかも前後のドラレコ映像を確認できるというメリットはなかなか捨てがたい魅力だと思いました。

そこで、後付けのドラレコをキャンセルしてドライブ・レコーダー一体型デジタル・インナーミラーを装着することしたのです。

Amazonで探すと、おそらく中国製と思われる製品がたくさんでてきて、値段も2万円前後でかなり安い。性能としての評価も悪くはありません。

ところが、ディーラーの担当者と相談すると、やはりトラブルも多く、場合によっては車検に通らないことも少なくないそうです。もともとのミラーに括り付けるタイプなら、何かの時は外せはいいだけですむのですが、見た目がすっきりしない。

となると、車検に確実に通り、元のミラーを外して置き換えるタイプが望ましい。またプリウスのリア・ウィンドウはかなり傾斜がきついので、車内カメラでは設置がけっこう難しいし、雨天時は不利になります。従って、車外カメラが選択できるものという条件も追加されます。

となると、価格は高くなりますが、ほぼALPINEかKenwoodのどちらかが安心・安全という結論になります。結局、ディーラーで実績があるALPINE製を選択し取り付けをしてもらいました。

結果は大変満足で、従来のミラーとの映り方の違和感は思ったほどありませんでした。今までは、わざわざSDカードを取り出さないといけないので、面倒でほとんど見たことがありませんでしたから、映像も見たいときにすぐ見れるというのはとても便利。

しいて言うと、明るさの調節は設定メニューで可能なんですが、ワンタッチではないのでちょっと面倒。後ろの車がまぶしい時などは、簡単に明るさが変えられると便利だと思います。

いきなりPHEVとは関係ない、しかも社外品の紹介で恐縮ですが、これは初めての体験で「めっちゃ、新しい!!」ところ。けっこう感動しました。これからは車の装備としては必需品になりそうな予感がします。

2024年3月15日金曜日

PHEVへの道 ☆ 御報告


プリウスPHEV、納車になりました。

いろいろ、ぐだぐたと言ってきましたが、そんなことはすべて吹っ飛んでテンション爆上がりです。

早速、EV走行とはどんなものかと・・・

ところが、ところがですね、何と納車されたばかりで、充電量ゼロじゃないですか。えっ~、そりゃないぞ。

満充電とは言いませんが、せめて半分くらいでも充電していて欲しかった。

ディーラーには充電器が設置されているのですが、何でも、現在不調で現在充電できないとのこと。まじか、ほんまか・・・というわけで、初乗りはハイブリッド走行のみでした。

いろいろと自動車評論家の人たちが何だかんだと言っていますが、走りに関してはまだ何も言えません。少なくとも、思ったより狭くない。後ろも、頭はギリギリですが前後はけっこう余裕があります。

仕方がないので、おとなしく帰宅して充電を開始しました。

とりあえず、ご報告まで。

2024年3月14日木曜日

PHEVへの道 53 電気自動車の今


PHEVを買うことにしてから数カ月間、ずいぶんといろいろと関連する勉強をしてきたんですが、かえって今後の自動車の未来像がわからなくなりました。電気自動車(BEV)を使うとしたら、これまでのガソリン車、ハイブリッド車(HEV、PHEV)と比べて何が新しいのでしょうか。

車に乗って移動するという本質的な目的を考えると、どれを使っても結果は同じです。現状ではBEVは価格が高くなります。補助金があると言っても、その差を吸収できるほどではありませんし、BEV普及推進を積極的に進めてきた外国の多くが、補助金政策を次々に終了しています。

電子化することで、自動運転が格段と進歩することが期待されましたが、車の「家電化」はあっても完全自動というわけにはいかなさそうです。そもそも完全自動運転が導入されれば、半自動とか手動運転は排除されるでしょうから、ドライバーという存在はいなくなり、すべての車がショーファードリブン化(運転手付きで後席に乗るための車)してしまいます。

エンジンに対して、モーター走行の最大の優位点は加速性です。でもこれは、自分で運転している時の「楽しみ」の一つであって、自動運転の中ではそれほど重要視される部分ではありません。むしろ、勝手にそれぞれの車が加速していたら、おそらく自動化の邪魔にしかならないでしょう。

BEVが環境に良いというのは、確かに走行中はCO2排出が無いので正しい。しかし、生産時にはより多くのCO2排出があり、現時点では走るためのエネルギーである電気そのものも作るためにはCO2をたくさん排出している。結局、現時点ではエコロジーに対しては世界中がHEVが現実的な正解と考えだしています。

つまり自動車というものがBEVに置き換わっていくのは、「新しい何か」を期待して車を選ぶ消費者側の欲求ではなく、地球規模で悪化している温暖化のための対策の一環として必要だということを理解する必要があります。そして、生産現場や発電方法の変革無しには進むはずが無い。

鉄腕アトムの未来はまだまだ先の話で、想像していたより未来は遠い存在です。しかし、遅くとも2050年までには、世界中の多くの国でカーボン・ニュートラルを達成しようとしているわけですから、ちょっとづつステップを進めていくしかありません。BEVも否定することはありませんが、おそらく過渡期の産物の一つにすぎません。

自分が最終解を見ることはないかもしれませんが、少なくとも好き勝手をして未来につけを廻した「昔の人」にはなりたくないという思いを強くしました。

2024年3月13日水曜日

PHEVへの道 52 手動運転


車の自動運転に対して、いやいや自分の手で操るから楽しいんだよと考えるドライバーは確実に今でもいます。とは言え、自分に限れば30年くらいオートマチック車を運転しているので、おそらくマニュアル車命みたいな方は、自動車で生計を立てている人を除けば絶滅危惧種みたいなものかもしれない。

そもそもマニュアル車の運転というのは、左足でクラッチを踏んだらトルクが効くローギア(1速)に入れて、右足でアクセルを踏んでゆっくりクラッチを放すことでギアをつないで走り出します。少しスピードが出てきたら、クラッチを踏んでギアチェンジ。2速、3速と上げていき、まぁ普通は4速で巡行するわけで、高速道路ではさらに5速に上げたりするという、文字で書くと結構煩雑な操作が必要です。

クラッチをつなぐタイミングが悪いと「エンスト」を起こすのですが、これももう死語に近い。エンストはエンジン・ストップのことで、こうなるともう一度イグニション・スタートからやり直すしかありません。踏切とかでエンストした日には、めちゃめちゃあせること請け合いです。

自分が経験したトラブルは、高速道路で走っていて急にスピード落ちたというのがあります。ギアを落として加速したくても、まったく反応が無く、やっとのことで路肩に移動したものの、超ノロノロでやっとのことで高速を降りることができ、ちょうどそこにあった関係ないディーラーに飛び込みました。原因はクラッチ板の摩耗ということで、クラッチ板が滑ってギアが噛み合わなくなったということらしい。

とは言え、自分で加速感をコントロールする感じはマニュアル・シフトならではのもので、自動車という機械を操作している楽しさはそれなりにあります。オートマチックになって、楽になりエンストの心配は皆無になりましたが、ゴーカートを運転しているみたいでつまらないという意見もわかります。

それほど車が趣味とまでは言えない自分の場合は、オートマチック車に慣れきっていますから、今さらマニュアル車を運転してみたいとは思いませんし、少しでも楽チンに車が走ってくれれば、それはそれでいいかなと思ってしまいます。特に年齢が上がってくると、安全装備の充実は必須と感じるようになります。今くらいが、適度に操作感があって安全性も高く万人に受け入れられやすい車ということのように思います。

オートマチック車は走行状態によって適切にシフト・チェンジをしてくれるわけですから、化石燃料を無駄に消費することが少なく、地球環境に対しても優しいというメリットもあります。一方で、面白い存在なのがスズキのスイフトです。スイフトはコンパクトなのにスポーティな走りということで、車好きな方に中心に根強いファンが存在する車です。

もともと排気量が小さいエンジンで燃費は悪くないのですが、マイルド・ハイブリッド・システムを搭載したマニュアル車がラインナップされていて、25km/Lを超える低燃費を実現しています。これならエコロジーと運転の楽しさの両方を手に入れられて嬉しくなりますね。

2024年3月12日火曜日

PHEVへの道 51 自動運転


自動車の自動運転というのは、今の時代、各メーカーが先を競って開発している先進技術の一つです。究極的には、運転手無しで人や物を運ぶためのモビリティというのがSF的な到達点ですが、メーカーだけが先走っても絶対に無理と言わざるを得ない。それが例えテスラであったとしても、根本的に道路そのものから組み直さない限りは不可能だと思います。

例えば京都や奈良のように碁盤の目のような道路が交差している限られた場所では、すべての交差点にトラフィック・コントロールのためのセンサーなどを設置すれば、実現は近いかもしれませんが、日本に限らず世界中の道路を組み直すことはできません。むしろ空飛ぶ自動車の方が、まだ現実的かもしれません。

2012年に初めて自動運転のごくごく第一歩と言えるクルーズ・コントロールというものを使いました。これは、運転中に車のスピードを一定に保つだけのもの。高額なオプションでは、ミリ波レーダーによるプリクラッシュ・セーフティという衝突回避システムも登場していました。

スイッチをONにした時の速度を維持し、1km/hずつプラスマイナスの調節が可能です。周りの車との関係性はまったくありませんので、近づきすぎれは自分でブレーキを踏むしかない。車間距離が広がりすぎれば、場合によってはアクセルを踏むことになります。それでも、高速走行などでアクセルから足を離せるというのは、右足の疲れの軽減効果は絶大でした。

2016年頃だったか、走行中の車線をキープしようとするレーン・アシスト機能がつきました。車線をしっかり感知できないと機能しないのですが、これがあるとステアリングがはみ出さないように固くなる感じ。

2019年に車が変わって、本当に驚いた。何と手放し運転が可能になっていました。レーン・アシストとクルーズ・コントロールが合体したみたいな機能なんですが、高速道路の緩いカーブであれば、十分に時速80km/hくらいでの手放し運転ができました。プリクラッシュ・セーフティがデフォルトで装備されるようになったとは言っても、やはりずっと手放しを続けるのは怖いし、実際にステアリングに手は乗せたままでした。

衝突回避についても、スバルのアイサイトはかなり進んでいると評判になることが多いのですが、トヨタの場合もこの時点でほぼ信頼できるシステムとなっています。実は、今までに数回メーターに真っ赤に「ブレーキ!!」と表示させたことがあります。よそ見をしていたとかではないのですが、少しブレーキを踏むのが遅めだった時、確かにシステムが機能しているのを実感しました。

さて、60系プリウス以後、トヨタが搭載している自動運転は、実はある意味進化した部分と退化した部分があります。退化したのは、安全面を重視したことによって、高速走行では手放しを許さなくなったところ。

ステアリングに静電感知センサーが付いていて、手を載せているかどうかをしっかり感知して、手を離すと「ステアリングを保持しろ」と警告してきます。さらにドライバーの顔を検知して、視点の認識してよそ見が長いと警告を発するようになっています。トヨタは自動運転の限界を理解していて、現状で安全を確保できる範囲だけをユーザーに提供する考えなんだろうと思います。

進化したのは、逆に安全性が確保しやすい40km/h以下の速度では、ほぼ手放し・足放し運転を可能にしています。現実には高速道路などでの渋滞時などで活躍することが想定できますが、ドライバーの眠そうな顔もしっかり検知するところが頼もしい。

自動運転技術は、IT大手企業にとっても実力の見せ所ですから、iPhoneなどで勢いがある米国アップル社も10年以上前から参入し、その実現を非公式に模索していました。先頃、大いに話題となったのは、「アップルカー断念」のニュースでした。

アップルはアップルカーのために年間10億ドルを投入してきたと言われており、これまで数兆円を費やし、テスラの買収すら考えていたらしい。にもかかわらず、研究開発に関わってきたスタッフを大量に解雇したことは事実として報じられています。

自動車の自動運転の実現は困難であると、巨人アップルが自覚したことは象徴的です。電気自動車の今までの自動車には無い魅力の一つとされてきた片方の羽を失うことは、自動車業界の未来を考える上で重要です。日本でもホンダとSONYの共同プロジェクトが始動しており、コンセプトカーも発表されていますが、今後の動向には注目したいと思います。

2024年3月11日月曜日

野菜と果実


最近話題になった話で、実は即答できなかったのが・・・

「野菜とくだもの(果実)の違いは何?」という問題。

たぶん、いろいろな場面で幾度となく質問と解答が繰り返されてきただろうと思いますので、何を今更的なことなんですが、当たり前のように普段から使っている言葉なんで、あまり深くは考えたこともなかったわけです。

どっちも食用の植物であることは間違いない。

野菜は甘くないけど、くだものは甘いとか・・・くだものは果実と書くくらいですから「実」ですが、野菜はそれ以外の葉ッパと茎と根っことか・・・

実は花からできるけど、菜の花は野菜だよなぁ。トマトなんかも甘さをけっこう問題視するよねぇ。

スイカは・・・野菜。メロンは・・・これも野菜。イチゴも野菜に分類されているんだと。でも、どう見ても扱いはくだものですよね。高野や千疋屋からメロンを外したら、けっこう寂しいことになる。

では、正解。

野で栽培するから野菜、木になるのが果実。野菜は通常一年草で、果実は毎年木に実るもの。ですから、毎年種を撒くスイカもメロンもイチゴも植物学的には野菜です。農林水産省の定めた定義では、果樹とは二年以上栽培する草本植物、及び木本植物で果実を食用とするものとされています。

アボカドは? スーパーでは一般には野菜コーナーに置いてあるんですが、毎年木になるので本当は果実です。

結局、育て方や使われ方などによって、実際には曖昧なところがあって、学問上の分類と法令上の分類、あるいは生産者側の視点と消費者側の視点などによって呼び方は違ってくるということのようです。

2024年3月10日日曜日

PHEVへの道 50 トヨタ クラウン・エステート


自動車に何を求めるか? というのは、ひとそれぞれ。車の使い道としては、仕事の道具として無くてはならない方、趣味として楽しみたい方、自分や家族の通勤・通学の手段として利用する方などなど様々な利用者がいます。ですから、求めているものも車の大きさだったり、加速性だったり、乗り降りのしやすさ、優雅な乗り心地、荷室の広さとか色々です。

トヨタのクラウンという自動車は、トヨタ・ブランドの一般向けフラッグシップですが、2022年に発表された16代目となるフル・モデル・チェンジで、クラウンと云えばセダンという固定概念を一気に突き崩した点に業界のみならずユーザーにも衝撃的でした。4つの異なるコンセプトを一気に創り出したことで、トヨタの底力をまざまざと見せつけました。

2022年9月に先陣を切ってセダンとSUVの融合したクラウン・クロスオーバーが発売され、2023年11月に王道セダンのクラウンとSUVタイプのクラウン・スポーツ、12月にはスポーツのPHEVという具合に、ユーザーの嗜好・目的ごとに外見も中身も違うクラウンが登場しています。

そして最後に残ったのがステーション・ワゴンであるクラウン・エステートです。北米では「CROWN SIGNIA」という車名で発売が予告されています。エステートは主としてヨーロッパで、ステーション・ワゴン(セダンの後方荷室を大きく拡大したもの)に対して用いられています。当初は2024年3月までに発売されるはずでしたが、ここにきて「さらなる作りこみ」のため夏頃まで発売が延期されました。

クラウンで、エステートの名前が初めて登場したのは1999年の11代目の時ですが、2007年に販売終了したため、今回のエステートの復活は17年ぶりということになります。実際には、初代クラウン(1955年)から「バン」という呼称でステーション・ワゴン・タイプが存在していましたが、1991年の9代目で一度消滅し、初代エステートの登場もステーション・ワゴンとしては8年ぶりでした。

エステートの外見は、従来のイメージを現代風に一新したセダンとクロスオーバーに対して、かっこよさに振り切ったスポーツと共通点が多いフロント・フェイスと優雅にシュンとしたリアを持っています。スポーツの筋肉もりもり感とは違う洗練された見た目は、かなり人気となりそうな気配です。

大きさは全長・全幅・全高・ホイールベースが、4930・1880・1620・2850mmで、スポーツと全幅は同じですが210mm長く、50mm高い作り。ホイルベースも80mm長くなっています。これは後方の荷室部分の拡大のためなのははっきりしていて、スポーツのラゲージ容量が397Lに対して、数字は公表されていませんが2倍以上はありそうです。リア・シートを倒すと荷室長が2m越えのスペースとなり、いろいろな道具を持ち運びたいアウトドア・シーンでは大いに活躍が期待されます。

よく問題にされるのが、マンションなどに多い機械式立体駐車場に入るのかという点については、たいてい高さ1550mm制限に当然引っかかるので無理です。全長も長くなっているので、ゆとりのある平置きの駐車スペースを確保できないと所有できないのが辛いところです。

パワートレインはHEVとPHEVとだけ発表されていて詳細は不明ですが、同じパワートレインのスポーツと基本的には同等と思われますが、大きさと重量が拡大しますし、ある程度たくさんの荷物を積載することを考えると、少なくともトルクなどはアップさせるような調整はしているのではないでしょうか。

さすがに営業車として使用するには贅沢すぎる感じなので、主としてファミリー層向けのレジャー使用をターゲットにしているような感じですが、見た目の良さから走行性能さえ満足できれば単なる車好きにも刺さることは間違いなさそうです。

2024年3月9日土曜日

最後?の雪


昨日、午前1時は雨でした。

午前3時は雪でした。

午前5時は一杯、一杯降り積もり・・・

午前9時は降りやんでいました。交通機関にも影響無し。

世間一般には、めでたし、めでたし。

首都圏では、今シーズンはこれが最後の雪になるんでしょぅか。いつだったか、4月にも降ったことがありましたよね。

温暖化・・・のせいなのか、派手に雪が積もるなんてことは、もう首都圏では起こらないのかもしれません。

2024年3月8日金曜日

セブンのおにぎり 30


セブン・イレブンの海苔の後巻きシリーズのラベルの絵柄が、竹包みを想像させる雰囲気に変わりました。

まぁ、自分の考えるスタンダードというと鮭、たらこ、梅。それに続くのが昆布と鰹節なんですが、今はたらこはラインナップからはずれ明太子になっています。そして陳列棚で、意外に場所を占めているのが、「北海道産昆布」です。

普通の昆布の佃煮が入っていて特に特徴は無いのですが、一番売れるからたくさん置いてあるんでしょう。なんで売れるかというと、たぶん値段。今のご時世では120円は安い。まぁ、普通に美味しいのでOKです。

後巻きの一角に、新たな変わり種が加わりました。「ポックンパ 韓国式炒飯 ししゃもっこ入り」というもので、海苔は「韓国風」となっています。

ポックンパはポックム(炒める)+パプ(飯)ということで、味付けはいろいろあるらしい。このおにぎり版では、一言でいえばナムルとご飯を焼肉のたれで和えた感じ。裏を見ると「ピリ辛人参豚肉玉葱キャベツ豆もやしごまご飯」とやたらと丁寧な商品名が書いてあります。

「ししゃもっこ」は「加工カラフトししゃも卵」のことらしいのですが、味としてあるいは食感としてわからない。「韓国風海苔」も、あまり主張してきません。

まぁ、普通に美味しいので、細かいことはどうでも良いのですが、150円以下にしてほしかったかなと思いました。

2024年3月7日木曜日

テレホンカード


もう、完全に消滅したと言ってよい文化のひとつ。

テレホンカード。

おそらく平成前半生まれ、30代の人はかすかに知っているかもしれない。平成後半生まれは知らない方が多いのではないかと思います。

携帯電話が普及し、スマートホンになってほぼ一人一台持つようになると、街からどんどん消滅したのが公衆電話。今や、間違いなく絶滅危惧種。

公衆電話が消えれば、それに伴って硬貨に代わって電話をかけられるテレホンカードは役目を終えるのが当たり前です。以前は、ちょっとした「記念品」として配られることも多かった。

ちょこっと片付け物をしていたら、懐かしい未使用のテレホンカードが出てきました。

しかも、1994年全日本テニス選手権で女子シングルス優勝の記念として、神尾米さんが直筆サイン入りで配ったものです。

当時は、若手女子として伊達公子、神尾米、杉山愛の三人が注目されていた時代。神尾は肩を痛めて1997年に引退してしまったので、伊達・杉山と比べて活躍期間は短い。

何にしても、さしあたって使うところが無いし、欲しいと言う人もいないでしょうから、またどこからしまい込んで何年かしてから「お~っ!」となるんでしょうね。

2024年3月6日水曜日

セブンのおにぎり 29


厳密に言えば、これはおにぎりじゃないと怒られるかもしれません。

今回は「おいなりさん」です。でもおにぎりコーナーにありますし、三角形に作ってあるんで、見た目はおにぎりに近い。

まずはスタンダード、に近い、「いなり寿司 具だくさん五目」です。味はまさにいなり寿司。まぁ、いろいろ具材がはいってますので、それなりに楽しめる味です。

問題は新発売となっている「おこわいなり さつまいも」です。

あまり考えずに口にして、あれ? と思う感じ。何かモチモチして、おこわみたいな感じ。あらためてタイトル見ると「おこわ」って書いてあるやん!!

そうなんです。餅米のおいなりさんというのは、新鮮な食感です。味付けは酸味を抑えて、だしの味が強めという感じで、なかなか高評価したいところ。

ただし、問題はメインのはずのさつまいも。さつまいも感はほぼゼロ。入っているのか入っていないよくわからない。味も酸味が勝っている感じです。

さつまいもにこだわらず、五目おこわいなりでよかったんじゃないかと思います。