年末年始診療 12月29日~1月5日は休診します

年内は12月28日(土)まで、年始は1月6日(月)から通常診療を行います

2015年10月31日土曜日

世界体操個人 内村6連覇!!


もう、いや、・・・はぁ、とにかく・・・

早起きした甲斐があるというものです。

内村航平、やってくれました。個人総合で優勝、大会6連覇達成です。

最後は鉄棒。団体の時の落下が、一瞬頭をよぎりましたが、今日は安定した演技で不安を一気に吹き飛ばしました。

すごい男です。すごすぎる。頭が下がります。

ご苦労様です。お疲れ様です。おめでとうごさいます。

2015年10月30日金曜日

とりあえず、カメラの望遠解像力を確認するのに、月は絶対撮影したくなる被写体です。

最初のデジタル一眼レフをてに入れたときの写真がこれ。
SONYのα350を使用して、250mmの望遠ズームで撮影。いままで、月なんてただ真っ白く写るだけでカメラを向けようなんて思いもしなかったのですが、初めて月が月らしく撮影できていたく感動したものです。

次に光学30倍ズームに目がくらんで購入したSony Cybershoy DSC-HX60Vで撮影したのがこちら。
なんと、さらに鮮明な月の写真。コンデジ恐るべし。もはや、一眼レフはいらないかも・・・と思わせる出来栄え。一応、最大の焦点距離は720mmですから、一眼レフ用なら巨大バズーカのようなレンズを装着している感じ。

そして、今回カメラを新調したので、当然月の撮影にチャレンジ。月を綺麗に撮影する定石については、ネットを探すといろいろ出てきます。 そういうのを参照して、撮影してみました。
おーっ!! さらにすごいこになった。クレーターがつぶれずくっきりと写っています。これがNikon D7200 + 望遠ズーム300mmの実力か・・・と言いたいところですが、露出やシャッター速度の微調整をもっとちゃんとすれば、まだまだ底は見えていないのかもしれません。

最初の写真も、もう少し研究して撮影していれば、 もっとまともだったかもしれないと思います。いずれにしても、どのカメラも手持ち撮影というところが感動もの。三脚に固定しなくても、今の手ぶれ補正の技術はすごいものだと思います。

2015年10月29日木曜日

世界体操団体 男子金メダル!!

今年はイギリスでの開催。日本では深夜から早朝にかけてのテレビ放送ですから、毎日眠い眠いの連続ですが・・・

今朝、一気に眠気補吹き飛ばしました。ついに内村航平悲願の男子団体金メダルを獲得しました。

いやぁ~ ハラハラ ドキドキでした。日本は予選一位通過で、決勝の演技順は比較的休憩が取りやすいところ。最初の床でしっかり貯金を作って、危なげなく首位をキープ。

王者中国がなかなか点を伸ばしきれず、最後の鉄棒で日本と二位の差は数ポイント。加藤の演技は素晴らしく、続く田中、内村で楽勝と思われましが、まさかの田中・内村二人とも途中落下。

いやこれは、無理かと思いましたが、落下しても最後のキメは完璧で、何とか踏みとどまった感じでした。

内村の天才的な演技に引っ張られている感じの男子団体ですが、今回は内村がしくじっても大丈夫なだけの貯金を作ったチーム全体の勝利と言えますよね。

あらためて、個人であれだけすごい内村が団体優勝にこだわり続けた意味がここにありそうです。試合後に「演技は納得いかない」と語った内村ですが、チーム力については大いに満足したんではないでしょうか。

おめでとう!!

2015年10月28日水曜日

マクロレンズ

一眼レフカメラのレンズの種類はいろいろあるわけですが、望遠ズーム、単焦点標準、広角とくると、最後に残ったのがマクロレンズで、だいたいこの4種類があれば大まかに揃ったことになります。

マクロレンズというと、一番の特徴は被写体に大接近して、小さなものも緻密に写し出すところ。ですから、昆虫の写真とか、ちいさな花の微細な部分とかを撮影する際に威力を発揮します。

とても小さいものを拡大して見ているようなものですから、風に吹かれてちょっと揺れただけでもきっちりとピントが合った写真を撮るのは大変に難しい。

かなり専門的な技術を要するところなので、本格的に撮ろうとするとけっこう大変らしい。先に書いたように、とりあえず自分の場合、望遠ズームにクロースアップ・レンズをオプションで追加して設置すると、かなりの近接撮影が可能になります。

まぁ、いろいろたくさん機材を持ち歩けない状況では、これで我慢するくらいがちょうどよい・・・とは思っているものの、やはり積極的なマクロ撮影は無理がある。

そして、マクロレンズは、たいていF2.8の単焦点のものが多く、レンズとしては比較的明るいので、使い方によっては普通のスナップ写真のようなものでも、ボケのきいた写真が撮れやすい。つまり料理の写真なんかには、むしろ標準単焦点よりも使い勝手がいいことがあるそうです。

ブログにのせる写真なんかを考えると、使い道はけっこうありそうですから、やはりここは一つ持っていてもいいんじゃないか・・・って思い出した。

これまで、全部安いからという理由でSIGMAのレンズを選択してきたんですが、ここにきて評判をいろいろ探しているとニコン純正が意外に安くて高評価。うーん、ここにきて純正にするというのも・・・いやはや、悩みどころです。

純正は焦点距離が40mmと60mmの2種類。SIGMAは、新しいラインナップでは、焦点距離105mm以上の価格もかなり高いものしか無い。古い型番のものなら50mmや70mmがあることにはある。

悩んだ末、SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 50mm F2.8 EX DG フルサイズ対応にしました。70mmでもいいかと思いましたが、そっちは重量が700gを超えるのでやめときます。

まぁ、こうなったらSIGMAを信用して、全部SIGMAでいきましょう。フォーカスリングの回転方向が逆だったりするので、操作性に統一感があった方がいい。

AF(Auto Focus)が効く? 効かない? というのがはっきりしないのですが、どっちにしても近接してのマクロ撮影では、AFは期待しません。つまり、カメラを構えて体の位置移動でフォーカスを合わせる方が現実的です。

よくカメラの本体は消耗品、レンズは資産ということを言いますが、下手に汚れたレンズを中古で買うとかなり悲しいものがあります。ですから、ここまでレンズは新品で調達しましたが、さすがに、使う場面は一番限られるかもしれないマクロレンズ、しかも生産終了品ですから中古しかありませんが、その分かなり安く済むのでよしとします。

望遠ズームで書いた3つの残念な点、明るくないは単焦点レンズ、画角がせまいは超広角レンズ、そして超近接が苦手はマクロレンズで解消です。一眼レフを使う上で、最低限のレンズ・コレクションだとは思いますが、これだけを使いこなせるまでには相当な時間がかかると思います。

そのうちさらなるレンズが欲しくなる頃は・・・もしかしたら、フルサイズ一眼レフが欲しくなっている時かもしれません。

2015年10月27日火曜日

広角レンズ

広角というのは、読んで字の如くで、広い角度ということ。広角レンズは、通常のレンズよりも広い角度を一度に撮影できるもので、これは完全に肉眼の視点とは違う絵が作れます。

ただのスナップ写真では当然いらない昨日ですが、例えば風景写真でも、広角レンズを使用するだけで、それなりにダイナミックな写真になったりします。

もちろん今どきのコンデジでもパノラマ撮影というモードがたいていありますから、広い範囲を撮影することはではきるのですが、基本的にこれは横に長くしただけ。ダイナミックな感じとは違います。

これはパースペクティブが有るか無いかということが関係してくる。略してパースと呼んでいますが、日本語でいうと遠近感。遠いものは中心に向かって収束しき、近いものは中心に向かって拡大されていく感じのこと。

一般的には焦点距離が50mmが標準で、それよりも小さい、特に35mm以下が広角。さらに24mm以下になると超広角といいます。


風景写真が当然多くなる自分のニーズとしては、一眼レフらしい面白い写真を撮影する上では絶対に欲しいところ。そこで・・・

やっぱり、SIGMAの世話になることにしました。どうしても、純正は高くて手が出ない。ここまで来ると、レンズの扱い方などもあって、SIGMAで統一してもいいんじゃないかという気分になってきます。

そうなると、候補が二つあるんです。焦点距離が8-16mmのものと、10-20mmのもの。F値では後者の方が明るく、比較的スタンダードなものとされているようです。

すでに選択した望遠ズームレンズの広角側が18mmですから、後者は範囲が被ります。どうせなら、絶対的にこのレンズでしかできない撮影が面白いだろうということで・・・

SIGMA 超広角ズームレンズ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM APS-C専用
に決定しました。実際、ちよっと使ってみると、圧倒的な画角と面白いほどのパースがあり、写真で遊ぶには絶好のレンズです。

これで、望遠ズームレンズの不満の一つ、広角が物足りないという点が解消されました。

2015年10月26日月曜日

単焦点レンズ

ズームレンズでは、焦点距離を変えられるので、近くの物から遠くの物まで幅広く撮影ができて重宝します。でも、もともと写真機についていたレンズというのはズーム機能なんて無いわけで、焦点距離が固定されたものが一般的でした。

そういうレンズを単焦点レンズと呼ぶわけですが、その中でも焦点距離50mmというのが、通常「標準レンズ」と呼ばれ、一眼レフカメラの王道のような位置づけになっています。

何故50mmなのかというと、このレンズで見たものが、普通に肉眼で見ているものに最も近い状態だからと言われています。確かにズームレンズで、焦点距離を変えてみる時に、ファインダーを覗きながら反対の目でまわりを一緒に見ていると50mmくらいのところが、もっとも両目に入ってくる画面がかさなります。

そして単焦点レンズの、最大の利点は、ズームのような複雑な機能が無いので、レンズ構成が簡単。その分光をとりこみやすいために、明るいレンズにできるということ。明るいレンズの方が、一眼レフらしいボケの効いた写真を撮影しやすくなります。

明るいレンズというのは絞りが大きく開くということで、F値で表示されるわけですが、今売られているレンズの中では、最も明るいのはF1.4というもの。

そこで、一番明るい標準の単焦点レンズが欲しくなるわけなんですが、これについても安さと性能から選んだのは純正ではなくSIGMAのもの。

SIGMA 単焦点標準レンズ Art 30mm F1.4 DC HSM APS-C専用です。焦点距離30mmというのは、フルサイズ換算で45mmになりますから、ほぼ標準の50mmに近い。F1.4はこれ以上の明るさは、現状では望めません。

ボケの強弱は、被写体深度というものに関係してきます。被写体深度というのは、ピントが合う範囲のことで、広い場合は近くの物から遠くのものまでシャープに写ります。狭い場合は、ピントが合っていない距離の物はぼけい写るわけです、これには絞りが関係してくる。

絞りが大きく開くものほど、つまりF値が小さくなればなるほど被写体深度は狭くなるという理屈。

望遠ズームレンズだけでは、どうしても足りない「レンズの明るさ」は、このレンズでカバーしたいと考えました。

2015年10月25日日曜日

望遠ズームレンズ

カメラを趣味にしたい。でも、わざわざ特定のものを撮影する機会はあまり無い。人物と風景が中心。コンデジの写真では満足できない。

そんな自分が使いたいのが一眼レフカメラ。ただし、コンデジの比べて携帯性は損なわれる。何故なら、本体だけでも500g~800g程度。一眼レフの特徴であるレンズそのものもかなりの重量があるので、レンズを交換することを考えて数本持ち歩くと、やはり専用のバッグが必要になります。

普段から持ち歩くようにしたいと思うと、最低限これ一本というレンズが望遠ズームレンズ。通常の標準レンズとしての撮影ができて、できるだけ広角から望遠をカバーしているものを選べば、必要最小限をカバーできるというものです。

ですから、最初にカメラを買おうと思うと、ボディ+レンズキットというセットが値段も安くて目が行きがちですが、キットレンズはほぼ間違いなく「使わなくなる」中途半端なものが多い。中古レンズを探してみると、屑のようにキットレンズが限りなくリストされていますね。

自分も、最初に買ったデジタル一眼レフカメラでの経験から、今回Nikon D7200を購入するにあたっては、ボディのみで探しましたし、そもそもそういう機種を探すことになったのも、最低限使おうと決めたレンズが先に決まった上でのこと。

それが、SIGMA 高倍率ズームレンズ Contemporary 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM APS-C専用というもの。

選んだ理由、その1。安い。Nikon純正にこしたことはありませんが、何しろ純正は高い。

選んだ理由、その2。焦点距離の範囲が広い。本当の上級者がよく言うレンズのいろいろな癖については、あまり気にしていない自分としては、基本性能だけについて言えば焦点距離の範囲重要。

選んだ理由、その3。クローズアップレンズがある。ほぼ専用みたいなクローズアップレンズが用意されているので、かなり近接しての拡大撮影、つまりマクロ撮影をある程度カバーできる。

APS-Cセンサー搭載機に使用する場合は、実質的な焦点距離はおおよそ1.5倍で計算します。ですら、このレンズは焦点距離が、27-450mmに相当する範囲で撮影が可能ということ。

わかりやすく言うと、焦点距離50mmを標準とするなら、コンデジ風に光学9倍ズームが可能で、望遠能力としては十分です。普通なら、450mmの望遠レンズというと、バズーカ砲のようなものを想像しますが、手持ちで使う範囲でこれだけのものはMAXと言ってもいい。

一方広角側も、多少の広角撮影の雰囲気がでるくらいではあるので、物足りないですけど我慢の範囲。さすがに、大きく歪んだ広角らしい特徴的な写真は撮れません。

一眼レフでは、やはりボケをうまく出したいと思うわけですが、絞りの値が少ない「明るいレンズ」ほどボケを出しやすいと言われています。F値の最低が3.5は、明るいとは言えませんが、望遠側をうまく使うことでボケの効いた風景は十分に撮ることができる。ただし、近接しての撮影、例えばテーブルの上の料理とかは厳しい。

とりあえず、最低限の1本だけという状況では、最もマルチな使い方ができるレンズということで、自分にとっての「標準」レンズの位置づけです。

上に書いたように、不満なところは3つ。明るいレンズのボケが出せない、独特の広角の画角は無い、本格的なマクロ撮影はできないということです。そもそも望遠ズームに求める性能ではないのですから、当たり前なんです。

それらについては、一眼レフですから、レンズ交換で対処するのが本筋。そして、これが「レンズ沼」にはまっていく第一歩になるわけです。

2015年10月24日土曜日

写真の教科書

何かをやり出すと、ある程度マニアの領域まで深く知りたくなる性分なもんですから・・・デジタル一眼レフカメラをいじっていても、とにかくいろいろ撮影して身をもって理解するのは当然として、知識の整理のためにはテキストも読んでいきたいと思うわけです。

ところが、だいたい趣味の本というのは、初心者向け入門書か専門家向けの難解な技術書みたいなものに二分される傾向があり、ちょうど真ん中あたりのものは少ないもの。

写真についても入門書は山ほどあって、タイトルや目次などを見ているとどれも似たりよったりの内容です。今どきは、ネットを小一時間その気になって検索すればほとんど用が足りてしまう程度のものばかり。

これらは購入しても、一度読み流せばおしまい。こういう時はこうするというだけ話で終わったら、わざわざ買うほどの必要性は無いのです。それはどうしてなのか、その場合はどのように考えるのかということまで突っ込んで書いてある本が欲しいんでよね。

そんな欲求を満たしてくれるカメラの教科書としておすすめなのが、「写真の学校」というシリーズ。

「教科書-基礎編」はフィルムカメラも含めて、写真の理論全般をほどよくまとめた本。もうひとつ、多少内容が重複しますが「デジタル写真の学校」と合わせて読むと、ほどほどわかった気分になれます。

ただ残念なことに、今は手元に無いので、もう一度読み返したいのですができない。古本だと、もうほとんど値段が無いような価格ですが、どうせ買うなら違うものを読んでみたい。

そこで次にお勧めしたいのが・・・天下のナショナル・ジオグラフィックが出している「プロの撮り方」というシリーズ。個々の詳しい技術は、それぞれのタイトルのついたものがあるんですが、「完全マスター」という総集編みたいなものもあります。

注意してほしいのは、Amazonでも高評価のレヴューがたくさん出されていますが、基本的に考え方が中心の文章主体の構成ですから、けっこういろいろなことがわかってからじっくり読むというタイプのもの。そもそも上製本で大きい重たいというものですから、あまり気楽にページをぱらぱらめくる類のものではありません。

そこで、今悩んでいるのは「デジタル写真大辞典」というのと「写真撮影大辞典」の二つ。後者は著者は日本人で、内容としては自分の欲求を満たしてくれそうなんですが、古い本ではないのでけっこう高い。

前者は目次からしても、原著者が外国人ということからもちょっと心配なんですが、古本はケガにならない程度の価格。かなりページ数があるので、必要なことは網羅されていると思いますが、外れた時はけっこう悲しいかも。

まぁ、とにかく写真はいろいろ撮影してみてなんぼだとは思いますし、幸いデジタルになって心置きなく撮りたいだけシャッターを押しまくれるようになりました。とはいっても、何も考えずに何となく設定をいじって押し続けても、「たまたまいい写真が撮れた」から抜け出ることはできません。

意図した写真を撮るためには、それなりの知識を身に着けないとだめですから、いい本と巡り合えて、そういうものを土台にして実践を積み重ねることが大事なんだと思います。

2015年10月23日金曜日

第15回田園都市リウマチフォーラム

昨日はショパン・コンクールの結果が気が気でなかったので、先に書いてしまいましたが、今週の水曜日、10月21日は自分たちが主催している田園都市リウマチフォーラムがありました。

今回の講演は、横浜南共済病院の膠原病リウマチ科部長の長岡章平先生。横浜近辺のリウマチ関連の講演会では、おなじみの先生です。

保険診療が適切に行われているかを審査する仕事もされているので、実地医家の立場から現実的なリウマチ診療についての話をしていただきました。

実際、医療の中では保険適応という縛りがあって、標準的な医療を誰にでも提供するという根幹からすると、好き勝手なことをするわけにはいきません。

最先端の治療は学会などで認められつつあっても、すぐに保険医療の枠組みで実践することはできません。どうしてもそううことをしたい場合は、自費診療しかないんです。

各医療機関は毎月レセプトと呼んでいる診療報酬明細書を提出し、認められると診療報酬の自己負担分を除いた残りが支払われます。保険のルールに則しているかを審査する先生がいて、もしも認められない場合は、医療機関は診療にかかる収入を回収できません。

この健康保険のルールというのが、とにかくややこしい。疑義解釈がやたらとあって、時には自民党の憲法解釈以上に理解することが困難であったりするものです。

これは支払わないという通知が来ると、なんでダメなのかわからないこともしばしば。また、どう考えても何かの帳尻合わせで機械的に切ってきたとしか思えないような場合もあったりするものです。

自分の場合は、それに対して文句を言って再審査とかに持ち込むのはめんどうなので、一定の割合までは、もうあきらめの境地に入ってしまいます。

それはそれとして、フォーラムの話に戻りますけど、今回は聖マリアンナ医科大学から初めて症例を提示してもらいました。

正直、どんな症例かは問題ではなく、こういう地域の会ですから、大きな病院との連携をしていくうえで顔と名前を知るということが重要です。会の顧問をしている山田教授には、かねてから症例を出してほしいとお願いしていたのですが、やっと一つ実現しました。

こういうことが、会の重みを増していく糧になると思いますので、今後も是非お願いしたいものだと考えます。

2015年10月22日木曜日

ショパン国際コンクール2015

ショパン国際コンクールは、クラシック・ピアノ奏者にとっては、最高峰ともいえるコンクールです。5年ごとに開催されますが、今年はその年。

昨日、日本時間の朝に最終結果が発表になりました。一次、二次、三次と予選があって、最終審査に残ったのは10人。その中に、一人だけ日本人がいました。

小林愛美さんです。結果は残念ながら入賞とはいきませんでしたが、最終審査に残っただけでもものすごい偉業です。決して恥ずかしい結果ではありません。

実は以前にデヴューCDを知人からいただきました。それも直筆サイン入りです。でもって、生意気にもブログに感想を偉そうに書いてしまいました

あらためて読んでみると、赤面しそうなくらい、生意気なことを書いているのですが、今回のショパンコンクールへの期待も含まれていました。その関係でか、最近このタイトルのアクセスがやたらと急増していました。

入賞こそ逃したものの、ファイナリストというだけでもすごいこと。世界中でピアニストを目指す人の最高峰10人の中の一人ですからね。ニュース・メディアももう少し注目してもいいと思うのですが、そういう価値がわかっている編集者が少ないのが現状のようで寂しい限りです。

2015年10月21日水曜日

一眼レフはレンズで変わる

これは一眼レフカメラ初心者のメモですから、たぶん大多数の方には興味もなければ参考にもならないことかもしれませんが・・・

一眼レフカメラを手に入れて、何が楽しいって、レンズ交換に他ならない。レンズを変えることで、同じものを撮影してもずいぶんと雰囲気が変わるものです。

以前は、結局重たいレンズを持ち歩くのが大変なので・・・って、その時点で一眼レフユーザーとしては失格なんですが、ほとんど一本の望遠ズームレンズを付けっぱなしでした。

さて、今回再度一眼レフにチャレンジするにあたって、自分は一体何を撮影するか考えてみました。当然、家族を中心にした人物のスナップがある。これは、単焦点レンズが得意なところだと思います。

後は風景しかない。今までに鉄道の趣味に走ったことはないので、撮り鉄とかはありえない。ときどき近場や遠出して、その場の風景を撮影して楽しむというのが一番可能性がある。

となると、望遠ズームはやはり必須。できるだけ広角から望遠までの広いレンズが便利。しかし、広々とした風景には超広角の画の魅力は抗しがたいものがあります。というわけで、そういうレンズもあったほうがよさそう。

というわけで、まずは定番ものからレンズを揃えました。定番ものから、と言っても、撮影の対象がかわらないとさらに追加のレンズをどんどん買い込むということはなかなかしないと思うので、それなりに熟考した選択ではあります。

そこで3種類のレンズで、同じ位置から同じように撮影をすると、どれだけ違う写真になるのか、実際のものを見ていきます。

まずは焦点距離35mmの単焦点レンズによるもの。
 まぁ、普通と言えば普通。通常のコンデジで撮影しても、だいたい同じような感じです。続いて望遠ズームレンズの広角端で、焦点距離は18mm。
上下左右が倍近い距離まで入っています。空が青さを増しているのは、HDR処理というのをしているから。そして、最後に8mmの超広角レンズだとこうなります。
すごい!! もうベランダの上下も入っちゃうし、肉眼で見える範囲の8割方が写っている感じです。とりあえず、レンズによってこれだけ写り方が違ってくるというのはわかっていただけると思います。 

これをうまく使い分けるのがプロってもんでしょう、みたいなところですが、もちろんこちらはど初心者ですから、ひとつひとつこれから勉強していきたいと思います。

2015年10月20日火曜日

折鶴

折り紙の鉄板です。小学生までは奴さん、中学生より上なら鶴くらいが折れないと日本人とは言えません。

と、まぁ、それほど強く言わなくてもいいのですけど・・・鶴が折れないからと言って、困ることはまずないわけですし。

ただ、毎日の様に千羽鶴でも作っているならともかく、そもそも折り紙なんて大人になるとむそうそう触れる機会がないものです。そうすると、さぁ折ってごらんと言われても、すぐには手が動かない。

何とか、あーだ、こーだとやっていくと少しずつ思い出してくるんですけど、首と尾の細く折るところなんかは、けっこう大変だったりします。

そもそも江戸時代からあったようですけど、こういう文化の継承は大事なことです。年に一度くらいは鶴を折って、折り方を忘れないようにしたいものです。


2015年10月19日月曜日

New! 聴診器


聴診器を新調しました。以前のは、クリニックを開業した時に買ったものですから、10年前のものということです。

整形外科医が聴診器使うの? そもそも新しくする必要あるの? と言われそうですが、胸の音を聞くには絶対に必要なんです・・・リウマチ診療をしていると。

他にも、開業医ですから、ふだん腰痛とかでかかっている方が風邪をひいたという時にも胸の音くらい聞かないでどうする、医者なんですから。

昔から聴診器と言えばLittmannというブランドが有名で、自分もそれ以外のものは使ったことがありません。心臓の音を専門に聞くための高級品もありますが、自分が選ぶのはスタンダード品。

今回は、ちよっとおしゃれに、金属部分が「スモーク」というものを選んでみました。スチール製ですが、真っ黒はキメスギな感じがするので、ちよっと黒っぽい、いわゆるガンメタというやつです。

新しくして思ったのは、チューブの部分のしなやかさが全然違う。やはり、前のものは少しずつ劣化して硬くなっていたんですね。

2015年10月18日日曜日

カメラ小僧再び

2008年にデジタル一眼レフカメラを購入して、まぁそれなりに使っていたものの、やはり大きさと重量で携帯にはどうしても面倒。そもそも、どこにも行きゃしないので、写真をちゃんと撮ろうという気持ちが続かない。

いつしか、クリニックに置きっぱなしで、あまり使うことが無くなってしまいました。そうこうするうちに、大学に入った次男がカメラが欲しいというので、そっくり譲ってしまいました。再びコンデジの世界に逆戻り。

それでも、光学30倍という超望遠に感動しつつ、コンデジでもけっこう凝った写真が撮れたりするので、それなりに満足していました・・・ちょっと前までは。

以前に一眼で撮った写真を見ていて、そしてカメラになれてきた次男が撮影した写真を見ていたら、やはりコンデジが逆立ちしても敵わない世界があることに、再び気がつかされました。

まず一眼レフでの撮影は、趣味として立派に成り立つというところからして違います。もちろんコンデジでの撮影も楽しいのですが、やはり器械におまかせのバカチョンです。このところ、ブログに使用していた「らしい」写真は、そういうバカチョンの成果。

で、確かにかっこよく撮れるなぁと思っていたものの、何かつまらない。それは、カメラが自動で調整してくれているところが原因なんだろうと思いました。

ここは一つ、一眼レフに戻ろうと決意するに至ったというわけです。そうなると、メーカーは2大横綱のキャノンかニコン、しかも本格的な35mmフルサイズが欲しくなるところなんですが、さすがに値段を見ていると躊躇するしかない。

安いフルサイズなら、APS-Cサイズのいいもののほうが性能的には有利なものがあったりします。一眼レフの一番の特徴であるレンズを選ぶにしても、フルサイズ用よりも断然安い。将来カメラを使いこなせるようになったら、フルサイズはあらためて考えることにしました。

というわけで、さっそくニコンのD7200を購入・・・ただし中古で。今年出たばかりの最新のAPS-Cサイズのものとしては最上位機種ですから、中古といってもそれほど安くありません。

前回はレンズキットで購入して、結局買い足したレンズばかりを使用して、最初についてきたレンズはまったく無駄になった経験から、今回はボディのみ。レンズは最初から、これはというものを別に購入しました。

今度は、本気でいろいろやってみたいと、今ところは意気込んでいます。乞うご期待。

2015年10月17日土曜日

PLAYBOYから消えるもの

・・・と言えば、おそらく世界中知らぬ人はいないくらいに有名なアメリカの男性向け雑誌。

特に80年代くらいまでは、絶大な影響力を持っていただろう、まさに雑誌のカリスマ。1953年創刊で、1975年には日本語版も発売されました(2009年1月号で廃刊)。

硬派な記事や、有名人へのインタヴュー記事も読みごたえがありましたが、何しろ一番のお目当ては、プレイメートと呼ばれる女性のヌード写真。

今でこそ日本ではヘアヌードなんて当たり前で、ネットを探せば露骨な写真や動画が氾濫していますが、自分が中高生の頃は、そんなものはありません。

その中で、唯一輸入されたPLAYBOY誌は憧れの的だったものです。もちろん、そうは簡単に手に入りません。輸入雑誌を扱う店なんて、そんなにはありません。

しかし、仮に手に入れたとしても、そこには大きな壁がある。つまり、肝心な部分はすべて黒いマジックで塗りつぶしてあるという、今では到底想像もできないことになっていました。

塗っている人はどこの誰か、この仕事はうらやましいとかが話題なり、このマジックのインクをうまく消し去る方法が、まことしやかに囁かれていて、あれがいいとかこれがいいとか・・・

一度だけ、何故かそんな輸入されたPLAYBOYを手に入れたことがありまして・・・当然、ドキドキしながらページをめくるわけです。当然、該当写真はことごとく黒塗りの餌食になっている。

そこで、当時自分が知っていた、最も信頼すべきインク除去の方法は・・・バター。このくらいの弱めの油がいいらしいという、何を根拠にしているのかわからない情報を頼りに慎重に作業を行いました。

結果は・・・確かに黒インクは取れたのですが、印刷された写真そのもののインクもきれいになってしまいました。黒塗りが白塗りになっただけ・・・今考えると当たり前かと思えますが・・・

そんなPLAYBOYですが、なんと女性ヌードをやめるんだそうです。来年3月に紙面を全面的に改訂するのに合わせて、フルヌードは今後掲載しないということで、ネット時代に雑誌がヌードを掲載する意義は無く、また雑誌の価値も落とすという判断らしい。

何も口を出すようなことではありませんが、昔の懐かしいことを思い出して、隔世の感がある話です。ドキドキしながらヌード写真をこっそり見るというのは、大人への通過儀式みたいなもの。そういう「文化」を共有していた世代は、完全に過去の物になってしまう感じがします。

なんにしても、白塗りのPLAYBOYは今後何を目指すんでしょうかね。どうでもいいことですけど・・・

2015年10月16日金曜日

すすき、です。

どこでも生えてます。珍しくありませんが、秋を感じる代表的な植物ですよね。

北海道、札幌にはすすきのというところがあります。うちの近くにも、すすき野という地名があります。まぁ、もともとすすきがあたり一面に群生していたからついた名前なんでしょう。

すすきは別名はかや。茅と書くので、日本橋の茅場町(かやばちょう)とか、長野県の茅野市(ちのし)なども、すすきが関係した地名なわけです。

薄を使うけどすすきとは読まない地名なら、もう日本中いたるところにあったりいますね。

昔の日本の家屋の屋根は、藁葺とか茅葺と呼ばれるように、 すすきをどっさり使っていたわけで、日本の文化上では大きな関わりがあります。

枯れすすきともなると、歌謡曲に出てくる。枯れすすきは枯尾花とも言うらしく、幽霊のかわりになったりも・・・

そんなわけで、この辺で見事なすすきの群生を見たければ、やはり定番は仙石原でしょう。何となく、箱根のメインに行くときの通りかがりみたいな感じかしてしまうのですが、ちよっと止まってじっくり秋を眺めるのは悪くありません。

2015年10月15日木曜日

風流

普段から別段風流人を気取っているわけではありませんが、どうしてでしょう? 秋という季節は、人を十分ににわか芸術家にしてしまう特性があるようです。

何気に目を閉じると、様々な色彩に溢れた光景が頭の中によぎってきて、いっぱしのアーティストの気分。ただし、本物と一般人の決定的な違いがあります。

それは、頭の中に生まれてきたイメージを、人に見せられる形として残せるかどうかというところ。絵画であったり、写真であったり、音楽であったり、方法はいろいろありますが、人に伝えて何某かの感動を与えてこその芸術家ですもんね。

緋毛氈を敷いた上で野点の抹茶をいただきながら、熟考して一句・・・と思いつつも、口をついて出るのは溜息ばかり。

とりあえず気分だけは、あ~、風流ですな。

2015年10月14日水曜日

干物

最近は、肉より魚の方が高い感じがしてしまうせいもあって、ますます魚を食べる機会が減った・・・と言うより、食べる魚の種類が少なくなりました。

一番よく食べるのは塩鮭の切り身で、次が鯖の文化干しとか、まぁ要するに安くて骨の少ないものはよく食べます。

以前だと鯵の開きも定番だったのですが、骨を取るのが面倒ということでこどもになかなか受けないので食卓に上がりにくい。こどもの好き嫌いで、決めちゃいけないとはわかっていますけどね。

もちろん、生のまま焼いて醤油をさっとかけて食べるのも美味しいのですが、干物になると旨みが凝縮するのでなかなか乙なもんです。

鯵はお腹側から開いて干されているわけですが、鯵フライにするときは背中側を切って開くんですね。そう言えば確かにそうなんですが、つい最近認識しました。へぇ~・・・

2015年10月13日火曜日

文豪

・・・といえば、戦前の作家のイメージ。何か、とてつもなく大きな悲しみを胸に秘めていて、腕を組んで瞑想しているかと思えば、鬼ような形相で原稿用紙に万年筆を走らせる。

しかし、数枚の原稿用紙をそこらに放り出しかと思うと、ぴたっと筆がとまり、おおな溜息をついて顔を上げると・・・そこには四季を通じて、様々な色彩が入り乱れる手入れの行き届いた庭があったりするわけです。

今どきだと、確かにピース又吉クンは、風格だけは文豪のような雰囲気をもっている。そこの畳に座っていて絵になりそう。ただし、本当にこの景色に溶け込むのかどうかは、まだまだ未知数。

実際、最近の作家はパソコンを使うでしょう。万年筆だと最悪原稿用紙丸ごと書き直しというのに比べると、緊張感は薄いかもしれません。

2015年10月12日月曜日

囲炉茶屋 @ 熱海

戦前なら熱海の海岸、お宮寛一の愛憎劇、金色夜叉といえば熱海。戦後の高度経済成長期には、新婚旅行の定番といえば熱海。随分と人気があったのですが、平成になってだいぶさびれていたらしい。
ところが最近、市役所が随分と活躍したらしく、大変人気を練り返している。新幹線に乗ってしまえば首都圏から1時間とかからず到着できますし、海と温泉という組み合わせはなかなか魅力的。

さてさて、海鮮物は当然どこでも美味しくいただけるのでしょうけど、ネットで人気のお店を探してみると、たいていひっかかるのが駅近の囲炉茶屋さん。

ずいぶんと並んだなどという書き込みが多いので、開店11時半のところを11時に到着。とりあえず1番をケットしましたが、天気も悪かったので今日は並ぶまでも無いかと思ったら、ぞくぞくと後ろに並ぶ人がでてきて、開店の時間には長蛇の列になっていました。


とにかく、一番人気は鯵のまご茶漬け。さすがに茶漬けだけでは、腹がもたないかと思いますよね。確かにその通りなんですが、結論から言うと、これを食べずして何を食べに来たのかという評判通り。

絶対に食べるべきと言いたくなるくらい、最高に美味しかったです。鯵の骨と鰹のだしをかけて食べますが、量を気にして食べないなんてもったいないこと甚だしい。

とはいえ、さすがにもう少し腹に入れたいところなのも間違いないので、もう一つの店の売りである金目鯛の煮付けを注文。はっきり言って、値段は高いです。その日に入荷した金目鯛の大きさで、3000円から7000円くらいまでいろいろみたいで、それもそう何尾も用意されていないようです。


この日は4500円からということで、一番安いのにしておきました。そして注文をうけてから煮るということで、30分くらい待たされでてできたのがこれ。一番安いものですけど、けっこうな大きさ。

いやぁ、とにかく美味しい!! もったいないので、しゃぶるように食べつくしてしまいましたが、茶漬けと一緒にたべるなら3人~4人前という感じでしょうか。

たしかに安くはありませんが、もしも頼めるものなら是非注文した方がいい一品でした。

2015年10月11日日曜日

レコード盤

音声を記録した円盤がレコードであり、世界で初めて実用化させたのは1877年、エジソンによってでした。自分が買いだした1970年ごろには、もうすでに完成された技術で、音楽を楽しむ上で無くてはならないアイテムでした。

当時は直径17cmで1分間に45回転させるのシングル盤、直径30cmで33 1/3回転のLP(Long Play)盤がありました。シングルは基本は片面に1曲で、裏面にもう1曲。メインの方をA面(Side A)、反対をB面(Side B)と呼んでいました。

外側から始まる細~い溝が、ずっとずっと内側にまで続いているんですよね。しかも、その溝は浅かったり深かったり、細くなったり太くなったり、そこを針がトレースしていくと、不思議なことに様々な音が聞こえてくるんです。

CDになってデジタル信号になってからは、そういう音が流れてくる道筋は見えなくなってしまいました。それがいいのか悪いのかは人それぞれですけどね。

2015年10月10日土曜日

映画ランキング

韓国の第20回釜山国際映画祭で、「アジア映画ベスト100」という企画があるそうで、ベスト10内に日本の測品が3つ入りました。

まぁ、大方の予想通りと言えばそれまでですが、一位に小津安二郎の「東京物語」、2位と7位に黒澤明の「羅生門」と「七人の侍」です。

ベスト何とかというのは、基本的に好きか嫌いかみたいな主観的要素が多いものですから、それに従わなくてもまったく困らない。とは言っても、なんとなく気になるものです。

じゃあ、何で好きで、何で嫌いなのかというと、いろいろな要素が混ざってくるんでしょうね。

例えば、感動するかしないか、記憶に残るか残らないか、もう一度見たいか見たくないか、誰かに薦めたいかしたくないかなどなど・・・

いずれにしても、ここででできた作品は、世界的なランキングでも上位に入る常連作品ですから、名前が出できてもあまり新鮮味はなく、まぁそんなもんだろうみたいなところ。

逆に言うと、それ以降に日本の映画で世界にインパクトを与える作品が無いということ。何とか映画祭の賞を取りましたみたいな話は時々ありますが、なかなかその評価が定着していかない状況があるのかと思います。

「羅生門」は60年以上前の作品ですから、リアルタイムで見たという人はすでに80歳以上になっているわけで、当然ランキングを決める審査員などは、ビデオで鑑賞したという世代が中心でしょう。

自分も映画館に行かない映画ファンですから、それがダメとは言いませんが、すでに「名作」というバイアスがかかった状態で見るということは、新しい作品からすればずいぶんと不公平なことかもしれません。

ビートたけしは監督として外国でも評価が高いのですが、名作としてランキングされるのかどうかは、10年、20年たって評価が熟成しないとわかりません。

いずれにしても、テレビ局が主導するものが増えて、視聴率の延長で作られるものばかりが話題になる今の日本の映画界では、今後世界中から評価される作品は出ないのでないかと・・・ちょっと、残念な気持ちになってしまうのは自分だけでしょうか。

2015年10月9日金曜日

ネジザウルス

新種の恐竜の化石を発見!! ・・・というような話ではなくて、ネジザウルスというのは、プライヤーの一種。見かけはペンチ。もちろん。普通にペンチとして使えます。

ただし、実はペンチの部分は、おまけみたいなもの。どう見たって。ペンチなんですが、この器具の本当の真価は、一番先端部分。

よーく見ると。先が丸く抜けている。つまり、ここでねじの頭をがっちり掴んでホールドすることで、ねじ山がつぶれてドライバーで取れなくなったねじも簡単に取り外せるというもの。

何を組み立てるとか、逆に壊すときには超便利なもので、だいたいこの手の工具としては数万本うれればOKということらしいのですが、ネジザウルスは200万本以上売れているというベストセラーだそうです。

ねじをきつく締めたい時にも、最後の締めをこれでしたり、またきついねじを外すときも、最初にこれで緩めたりという使い方もGOOD。

まぁ、普通はあまり必要には感じない方の方が多いとは思いますが、誰だって今までに一度や二度くらいはねじ山を潰して「あ~あっ」という経験はあるものです。一家に一本くらいペンチは揃えておきたいものですから、どうせならこの一本を用意しておきたいというものです。

2015年10月8日木曜日

カップヌードル シンガポール風ラクサ



カップヌードルの新商品が登場しました。
やみつき! ココナッツミルク & スパイス、シンガポール風ラクサです。

いや、これ、実に美味しい。

簡単にいうとちよっと辛みの少ないタイカレーのスープという感じですが、そこがまたほどよいところ。麺との絡み具合、スープそのものを飲んだときの口の中でのひろがりが絶妙です。

カップヌードルは、最近アジア・テイストの新作をエスニック・シリーズとして立て続けに出していて、特に最初に登場したトムヤムクンは大ヒットで、一時製造が間に合わなくなりました。

個人的には、トムヤムクンはやや苦手。こちらは、ついにやってくれましたと拍手喝采ものです。別に日清から宣伝を頼まれているわけではありませんが、絶対にお勧めしたい。


2015年10月7日水曜日

胸部単純レントゲン写真


胸のレントゲン写真は、画像検査の勉強の中では基本中の基本ということに異を挟む医者はいないと思います。

何故なら、心臓、肺、血管、骨などのいろいろな要素があって、画像診断の上で見るべきものがたくさんつまっている。

黒く写っているのは空気。その中に真っ白いところがあれば、肺炎とか癌とかわかりやすい。でも、そういうわかりやすい病変は、いつでもあるわけではないので、けっこう細かいところまで隅々を一瞬で判別しないといけないのですから、やはり奥が深いというものです。

例えば、左右の一番下の角。肺の空気が黒く鋭角に写っていますが、これが鈍角になっていれば胸の中に水がたまったサインになります。

上の方で、血管の細かいすじ状の線が見えないと、肺がつぶれる気胸になっているかもしれません。

慣れた医者は、ほぼ数秒で様々な異常をみつけるものです。これはすごいことで、コンピュータがこれだけ発達していても、そんな芸当ができるシステムはいまだにありません。

それだけ、人間の脳の機能はすごいということで、少なくとも医療の分野でコンピュータが人にとって代わるということは、そうそう易々とはできないだろうと想像します。

同じビルに入っている小児科から依頼されてこどもの胸部を撮影することがありますが、涼しくなってきたせいか最近増えてきた。また、その中でも異常がある頻度も増えています。ただし、小児科の場合は、自分で診療にあたるわけではないので多少気が楽。

開業医で、特にリウマチ診療に力を入れていると胸部のレントゲンを見る機会が増えました。リウマチ診療では、肺の病変が合併症や薬の副作用として出現する危険がつきまといます。こちらは、自分の責任が重いことですから、見逃すわけにはいきません。

最近、聴診器を新調しました。10年間使ってきたので、リフレッシュしたくなったんですが、普通の整形外科医ならまずありえないことだろうと思います。病院勤務の頃とは、ずいぶんと変わったなと思うところですかね。


2015年10月6日火曜日

横浜あるある

××あるある、というネタはしばしばありますが、ついに我が街、横浜市のあるあるがネットに出ていました

「何県出身ですか?」と聞かれ必ず「横浜出身です」と答える

最初がこれ。これはまさに、いかにもありそうな話。横浜は巨大都市ですし、それなりに歴史上も重要な場所。市民は、それなりに横浜に住んでいることに対して誇りを持っている。

ただ、何県と聞かれて横浜市と答えるほど、間抜けな話は実際にはそうそう無いと思います。そう答えてしまいそうなくらい、神奈川県はほぼ横浜しかないと考えているということ。

実際、自分も都民だった時には、申し訳ありませんが、「横浜? 田舎じゃん」と思っていました。次に厚木市民になったときは、「横浜? 都会すぎてわからない」となったものです。

現実に、横浜市民の今では、横浜と言ってもうちは潮の香りのしない横浜、横浜市の山奥などと呼ばれている場所に住んでいる・・・と、まぁ、やや卑屈な気持ちになってしまう。

 少し登ってから下る坂の多さに、「この坂は必要なのか?」と疑問に思う

とにかく坂は多い。こんな場所では、いくらハイブリッド車で燃費を出そうと思っても限界を感じます。必死にアクセル、ブレーキを考えて走っても、普通に都内を走る方がはるかに燃費がいい。

電動アシスト自転車も、使いたくなくてもモーターが動きっぱなしで、すぐに電池が空になり、重たい自転車を押して坂を上る苦行を強いられたりするみとも珍しくありません。

住所表示でも、なんとか丘やなんとか台がやたらと多い。土地のでこぼこが多いためなんでしょうけど、なんかか原とかなんとか野みたい地名がうらやましい気持ちになります。

「横浜駅今日も工事してるなぁ」と気づくが、思えば子供の頃から工事してる

ほんとそうですよね。こどもの時から、たまに通っても工事中がありましたし、いまだにどこかしら工事している。開業100年たっても、工事が終わっていない・・・って、設計したのはガウディか、と突っ込みをいれたくなる。

ですから、横浜市民であるいまでも横浜駅は苦手。言っても、構内のごちゃごちゃがすごくて、どうやって抜ければいいのかよくわからない。たまにしか行かないから、ますます苦手意識が強くなります。

まぁ、その他にも全部で30あるあるが書いてあります。多くは確かに、あるあると思うことがのっていて、けっこう楽しめます。

2015年10月5日月曜日

中島みゆき / おかえりなさい (1979)

昨日、中島みゆきのことを書いていたら、急に昔を懐かしく思い出しました。

中島みゆきは、1975年のポピュラーミュージックコンテストで「時代」でグランプリを獲得して一躍世間に登場してきました。このコンテストは通称ポプコンと呼ばれ、YAMAHAが主催していました。当時、自分はバンドボーイの高校生で、いつも注目していたものでした。

1978年の「わかれうた」が大ヒットして、一般にも中島みゆきの名前が完全に浸透し、多くのアーティストに楽曲を提供するようになりました。そして、1982年の「悪女」で、中島みゆきの音楽界における地位は決定的になったのかもしれません。

すでに独自の日本語の感性を発揮していましたが、翌年発表の「ファイト!」は、今に至るもストーリー性を重視した、人の生き方についてのメッセージを発信する代表曲になっています。

恋愛ソングの定番である「糸」は1992年、テレビドラマの主題歌として話題をさらった「空と君の間には」は1994年、NHKのプロジェクトXのテーマ曲「地上の」星が2000年という具合に、ヒット曲もコンスタントに出しながら、歌姫として孤高の地位に登った感があります。

そんな中で1989年から始まった「夜会」は、音楽だけにあきたらず台詞を伴う芝居形式で構成され、中島みゆきのアーティストとしての持てる力をすべて注ぎ込んだシリーズとして、今に至るも継続されているギネス級のプロジェクトといえます。

中島みゆきは、ある意味「だみ声」なんですが、しかしライブなどの映像をみるとわかりますが、美しい高温で歌うこともあり、低音で力強くビブラートをかけるときに、ドスが利いた歌い方になります。

その独特な歌い方から、好き嫌いは分かれるところかもしれませんが、間違いなくそこが中島みゆきワールドの突破口であり、聞くものに鮮烈な印象を残す原動力であるといえるでしょう。

自分が初めて買った中島みゆきのレコードは、初期の「おかえりなさい(1979)」でした。これは、他人のために書いた曲を自ら歌ったもので、研ナオコの「あばよ」、桜田淳子の「一人芝居」、加藤登紀子の「この空を飛べたら」など、なじみ深い曲ばかりが並んだアルバムです。

一番好きなアーティスト、とまでは言えないのですが、デヴューしてから40年、今でもなにをしているのかすごく気になることには変わりありません。

2015年10月4日日曜日

争う人は正しさを説く



♫ 争う人は 正しさを説く
  正しさ故の 争いを説く ・・・・

最近、テレビから流れてくる「音」の中で、ひときわ耳に残るものとして、Earthという女性ファッション・ブランドのCMがあります。

以前より、女優の宮崎あおいが登場し、比較的静かなイメージのCMが多く、いろいろな意味での環境のなかにうまく溶け込んでいくナチュラルさを売りにしていたように思います。

過去にはThe Blue Heartsの曲を、宮崎あおいが一人で歌ったりして、もともとの歌から激しさをそぎ落としたCM作りが特徴だったように思います。

この秋から流れているCMは、打って変わって、草原で宮崎あおいをはじめとしたたくさんの世代の女性が立っていて歌を歌うというもの。

一人一人の動きは無いので、画像としては従来の「静」のイメージは残るものの、合唱という形で音を前面に出してきたところが、ある意味「動」であり、またその歌の内容が注目されます。

ネットではこのCMに対する反応はかなりあるようで、自分も含めて「このCMは何を言いたいのだろう?」と思った人がたくさんいるということ。ちょうどタイミング的に、安保法案がらみと受け取る方もいるようですが、当然CMが作られたのはだいぶ前でしょうから・・・

歌は「Nobody is Right」というタイトルで、作詞・作曲は中島みゆき。中島みゆきの曲とわかると、その歌詞とかについては、なるほどって納得してしまう。現代では良質なメッセージ・ソングを作れる日本の音楽家は、彼女以外にはいないと言っても過言ではありません。

自分の正義を主張し他人を否定してしまうと、自分の周りは嫌なひとばかり。それでは毎日辛いし、そんな一生は寒い。正しい人なんていないと、歌いかけてきます。

自分を主観的に考えるのではなく、客観的にとらえた歌。正しさ、あるいは常識という言葉でもいいかもしれません。人それぞれには、別々の価値観というものがあって、どれが絶対的に正しいというものはありません。正しいというのは、ある特定の集団の中で相対的な価値観です。

中島みゆきは、価値観の違いを認めることで、より暮らしやすくなるということを歌いたいということなんだろうと。今の日本が、個人個人の先鋭化が目立ち、昔ながらのベタな言い方をするなら「助け合い」の精神が薄れていることを指摘しているのかなと思います。

ですから、この歌を今CMで宮崎あおいに歌わせる意味は、反戦的なメッセージと受け取るよりも、それぞれの趣味嗜好を認めて、もと広く大きく人や環境と融合していくような社会、あるいはブランド・イメージを提唱しているということなんだろうと思います。

2015年10月3日土曜日

院内ミニ展覧会

クリニックの壁は、できるだけすっきりさせておきたいと思っていたものの、どうしても患者さんにお知らせしたいことが多くて、いろいろな紙を貼ってしまうことが多いものです。

来院する方は必ず月内に一度は保険証を提示していただくルールがあります。例えばこの10月からは国民健康保険証が新しく配られており、保険証の番号を確認する必要があるので、続けて来院している方でも保険証が無いと自費になりますよと掲示したい。

患者さんからポスターを貼ってほしいと頼まれることもありますが、クリニックとしての「品」というものあるので、たいていはお断りするのですが、地域の方々への情報として重要と思えるものはOKにしています。

先月、ごちゃごちゃしていた主として製薬会社からもらうパンブレットなどを整理して、家庭向け医学書を置くようにしましたが、だいぶすっきりしました。

今度は待合室に続く壁をかえてみました。関節リウマチを患っていた有名人を紹介するようにしてみたんです。まぁ、リウマチ・ミニ・ギャラリーみたいな・・・たいしたものではありませんが、ちょっと通りすがりに何だろうと思ってもらえるようなものかもしれません。


患者さんには、病気があってもこんなに頑張った人がいるんだと思ってもらえれば大成功です。

どうせ貼るなら、目にとめてもらえることが大事。好評なら、しっかりとした掲示スペースを用意してシリーズ化できるといいかも。

今後も、小さな企画を何か考えてクリニックの特徴の一つになったらいいかもと思っています。

2015年10月2日金曜日

秋大好き

暦の上では、という表現をよく使いますが、もともとは実生活にあっていたもの。今使っているカレンダーは、実務的に改訂されたために、昔の暦との間にはずれがありますよね。

昔だったら7~9月が秋でしたけど、今は9~11月が秋。ということは、10月になって秋本番の真っ只中ということで、一年中で自分が一番好きな頃合いということなんです。

汗かきなんで、夏はけっこう苦手。あんまり寒いのも辛いものです。じゃあ、春ならいいかというと、これから暑くなると思うと、単純に喜んでばかりはいられない。

近所の庭から出ていた柿の木に実がなっていました。果実農家の方も、これからいよいよ柿の収穫に入るということで、やはり10月は秋らしいと感じます。

・・・なのに、朝から暴風雷雨。10月は、突き抜けるような青空が似合うんですけどね。


2015年10月1日木曜日

JC08モード超え

これって、すごくないですか。

って、自画自賛みたいな話で、他人からすると何のこっちゃ、でしょうけど。

普段使っているプリウスαのインフォメーション・ディスプレイの表示です。すごいのはこの表示じゃなくて、そこに出ている始動後平均燃費というところ。

26.3km.Lという数字がすごいんです。プリウスαの公表されている燃費は、JC08モードで26.2km/L。つまり公表されている数字を超えているということ。

通常JC08モードの数字と比べると、市街地走行では8掛け。以前よく使われていた10・15モードからは6掛けというのが常識みたいなもので、発表されている数字と実燃費の間には、それなりの違いがあるものです。


これは、いつものクリニックに行く道で出た数字。信号にほとんど捕まらず停止することがなかったのと、 もともと全体には下りの方向だったからという理由はあるものの、普段はだいたい20km/Lに届くか届かないかなんです。

これまでに、燃費を意識した走りを頑張ってやっても、JC08モードの数字を超えたことは一度もありませんでした。あまりトロトロ走っても、他車に迷惑をかけますから、基本的には前後の車の流れには逆らわず、ゆっくりした発進と早めのブレーキくらいを心掛ける走り方をしています。

それほど、特別な走り方をしたわけではないのに、たまたま理想的な走り方ができれば、JC08モードはあながち嘘ではないということでしょう。思わず、記念にパチリ、ということでした。