年末年始診療 12月29日~1月5日は休診します

年内は12月28日(土)まで、年始は1月6日(月)から通常診療を行います

2020年9月30日水曜日

伊右衛門のおみくじ


以前にも紹介したペットボトルの伊右衛門。

ラベルの裏にいろいろな目鯛イラストが印刷されて、ラベルを剥がすのが楽しみになるという、新しい魅力を追加してくれました。

9月になって、さらにめでたいものをプレゼントするという企画が始まり、ラベル裏に「おみくじ」が追加されました。

小吉、中吉、大吉のどれがでても、5枚一口で応募できます。

特に大大吉というのがあって、これだと1枚だけで一口の応募ができる・・・というわけで、今月はせっせと伊右衛門を飲みました。

ところが、めくってもめくっても、出てくるのは大中小だけ。

大大吉なんて「ま、ぼ、ろ、しぃ~」って感じになっていたんですが、何と、最後の一本と思って買ったものが、大大吉でした。

あ~、ついに大大吉に巡り合えただけで、もう幸せという気分。

さぁ、応募は今日の消印が締め切り。急げ、急げ!!

2020年9月29日火曜日

Blue Mitchell / Blue's Mood (1960)

マイルス・デイビスが好きだと、トランペットについては他の人はいなくても困らない感じで、あまり興味が湧かないという弊害があったりします。

とは言え、サックスよりは少ないかもしれませんが、ジャズ・トランペッターもたくさんいて、マイルス的ではない別の魅力があったりするものです。

ブルー・ミッチェルは、マイルスよりちょっと若くて、表舞台に登場したのは50年代末。すでに、ハード・パップが定着した時期で、ミッチェルもある意味典型的なハード・バッパー。

クリフォード・ブラウンほどの超絶テクニックではなく、マイルスほど陰影濃くない、比較的素直な明るめの音色が特徴なのかもしれません。

このアルバム「ブルース・ムード」は、ジャケットも青を強調していますが、あくまでも「ブルー」のムードであって、呼び名はブルー(本名はリチャード)ですが、ブルースではありません。

でも、当時のジャスのアルバムとしては、精錬されたデザインで好感が持てます。横からのミッチェルの姿もシャツアウトで、ラフなカジュアル感が漂います。

ここでピアノを弾くのは名バイプレイヤーのウィントン・ケリー。ここでも、全体の雰囲気を壊すことなく、サポートとソロでなかなかの活躍を聴かせてくれます。

全編でミッチェルのオープンな音がリラックスして親しみやすく響いてくる、トランペットのワン・ホーン・クアルテットのアルバムとしては、一押しの名盤になっています。

2020年9月28日月曜日

草叢


草ぼーぼー。

まぁ、見てもらうとわかるとおり、これはお墓。

他人の家のものですから、とやかく言うことじゃないのはわかってますが、さすがにすごいことになっている。

以前から、うちの墓の通路の反対側にあるこのお墓、ほぼ手入れしていないのが気になっていました。いよいよ、墓石がまったく見えない状態になってしまいました。

誰も参れる人がいなくなってしまったんでしょうか。それでも植木の手入れなどは、別契約すれば墓地の担当の方がやってくれるんですが、それも無理なのかなぁ。

うちは手入れが簡単なように、植木はほぼゼロという、殺風景な墓なんですが、年に数回雑草を取り除くくらいのことを自分らでやっているだけ。

大きな公園墓地なので、よく見るとこういうまるで放置されたみたいに見える墓はけっこうあります。

もしかしたら、高齢化とか、家族の分断とか、いろいろな問題のしわ寄せがこういうところにもきているのかもしれませんね。

2020年9月27日日曜日

Wynton Kelly / Wynton Kelly ! (1961)

ウィントン・ケリーというピアニストは、正直に言って自分の中では評価はあまり高くない。何でかって、器用にそつなくこなすセッション要員というイメージで、悪くは無いけどどうしてもケリーじゃないとダメというイメージが湧いてこない。

例えば、世紀の名盤「Kinf of Blue」では、ピアノはビル・エバンスと半々なんですが、ほぼエバンスしか思い出さないし、ウェス・モンゴメリーとの双頭リーダーなのにハーフノートのライブはモンゴメリーのアルバムとして認知されています。

もちろん、ハード・パップ期の多くの作品に登場し、気持ちの良いソロをたくさん聴かせてくれて、ジャズの人気を支える働きをしました。この当時としては、無くてはならない存在だったことは間違いはありません。

かつてマイルスはケリーについて「レッド・ガーランドのファンキーさとビル・エバンスの抒情性を兼ね備えたピアニスト」と語っていますが、確かにじわじわと浸みてくるような演奏は多くのミュージシャンにも影響したと思いますが、なにしろ1971年に39歳で亡くなったので、リーダー作は多くはありません。

「Kelly Blue (1959)」はリーダー作として最も有名ですが、すべてピアノ・トリオなら良かったんですが、2曲にホーンが入ったセクステットの演奏がアルバムの雰囲気を変えています。特に、開口一番、タイトル曲のしょっぱなのフルートが残念。サイドとしてはマイルスのブラックホークでの一連のライブ(1961)は、最高にスイングするケリーの真骨頂。

そこで、どれか一枚ということなら、ブラックホークの数カ月前、当時のマイルス・グループの面子とレコーディングしたトリオ・アルバム、しかも自らの名前だけを冠したアルバムを一押しにしたい。

当時のマイルスのレパートリーとかなり被る曲が並ぶ関係か、あまり一般の評価が高いとは言いにくいのですが、御大抜きでもこれだけ聴かせるという雰囲気は伝わってきますし、なによりも全編にわたってケリーの気持ちの良いピアノが続くところが素晴らしいと思います。


2020年9月26日土曜日

非接触型体温計測


従来、体温を測るためには体温計を脇の下に挟んでいました。耳の中に入れるタイプのものもあり、より正確・短時間の計測ができたりしました。

うちのクリニックでも、これらの体温計は使用するたびにあるコートで清拭して消毒して、次の方に使っていましたが、新型コロナウイルスの流行により、世間の考え方は一変しました。

つまり、体への接触型による、あるいは時間がかかる体温計測は、原則として避けることが求められるようになりました。

春のうちに、手で持って相手のおでこなどに近づけて測るタイプの非接触型体温計を用意して、心配な方には触れずに体温を測るようにしていましたが、このタイプの体温計の欠点は測定する人員が必要ということ。

もちろん、瞬時に計測出来てたいした手間ではありませんが、クリニックの少ないマンパワーを一時的に占有することになり効率的とは云い難い。

よくテレビなどで見かけるサーモグラフィは、通過する人をすべてチェックできるメリットはありますが、まず機器が高額で、なおかつ画面を監視する係が必要になります。

そこで、これからのシーズンに向けて、新たに導入したのがこの機械。

体温を測る方には、意識的に顔を近づけてもらう必要がありますが、とりあえず担当人員を積極的に配置しなくても、非接触で瞬時に計測を完了することが可能です。

機械の説明では誤差は±0.3゚゚以内で、37.5゚゚c以上だと音で知らせてくれます。連休明けから設置していますが、幸いと言うかまだ体温が高い人がいないので、異常時に実際にどういう音で知らせてくれるのかはわかりません。

とりあえず、簡単にそれなりに計測できるし、マスクをしたままでも計測可能なので、使い勝手は悪くありません。

コツは画面の楕円内に顔をうまくおさめること。計測値が異常の場合は、あらためて体温を測定させていただきます。

2020年9月25日金曜日

空気清浄機


連休明けから気温が下がったので、エアコンによる冷房はやめて、窓や入り口を開けての常時換気に戻りました。

急な気温の変化は体調を崩しやすいので要注意ですが、最高気温が20度を下回るようになると、今度は暖房を考えないといけなくなります。

また、例年よりは減る物と思われますが、インフルエンザの流行の時期が近づいてきました。新型コロナウイルスと同時流行になると、事態はより複雑になる心配があります。

新型コロナウイルス感染症の直接的な診療を行っていないクリニックとしては、とにかく受診によって感染につながるような事態だけは避けることが求められます。

そこで、これからの時期に対して追加の感染対策として、空気清浄機を導入しました。

うちのクリニックは、診療スペースがやや広めで150平米ほどあるので、1台で31畳(約50平米)の能力のあるものを3台設置しました。

ここで求められている機器の能力としては、HEPAフィルターが必須とされています。HEPAフィルターは0.3μm以上の微粒子をキャッチでき、クリーンルームなどに利用されます。

ウイルスは大きさは0.1μm以下ですが、実際には集合していたり、水蒸気などを周りに含んでいるため、実際の新型コロナウイルスの飛沫は5μm程度と言われています。

感染の可能性がゼロになるとは言えませんが、少しでも安心感が増えるものとしてこれからの時期に期待できると思います。

2020年9月24日木曜日

自宅居酒屋 #25 だいこん明太子和え


これは、もうそのまんまのタイトルです。

細く、薄く刻んだ大根とばらばらにした明太子を混ぜ合せるだけ。追加の味付けはありません。

ただし、冷蔵庫に「山椒入りちりめんじゃこ」が余っていたので、ちょっと混ぜちゃいました。

大根のしゃしゃきした食感を味わいたいのなら、食べる直前に和えるのがお勧め。

でも、大根に味がなじむので、しなしなになっても少し時間を置いた方がいいかなと思います。その場合は、大根から大量に水が出ますから、食べる前にしっかり除きます。

水を除く時、大根を絞るとスカスカになり過ぎるので、そっと出た水を捨てるだけにした方がいいと思います。

2020年9月23日水曜日

自宅居酒屋 #24 鶏ヤゲン軟骨焼き


ヤゲン軟骨は、安い!  カロリー低い!  食感が楽しい!!

というわけで、スーパーで見かけた時はまとめて買っておいて、冷凍庫で保存しておく食材としてはなかなかいいんじゃないかと思います。

唐揚げにしてコリコリ食べるなんていうのは定番ですが、今回は簡単時短メニューで焼いただけ。

味付けはなんでもいいんですが、これは醤油と七味、山椒ましましです。

もともと軟骨にはそれほど味が浸みこむわけじゃないので、漬けこむ時間はあまりいりません。食べたいときに冷凍庫から出して、まぁ10分後には口の中。

お好みでレモン汁をかけるのもお勧めです。

2020年9月22日火曜日

行きも帰りも


シルバーウィークとか巷では言われて、例年なら秋の行楽シーズンの目玉の期間。昨日は「敬老の日」、今日は「秋分の日」で祝日です。

毎年、お盆の時に家内の実家に帰省したりしますが、今年は地方は首都圏から来る人に対する警戒が強すぎて遠慮しました。

そこで、昨日は墓参りのはしご。朝7時に近くの我が家の墓へ行って、そのまま中央高速で家内の実家の墓へ行こうという計画です。

今でも、県外車に対する警戒は根強く、コロナは他県から持ち込まれると決めている感じ。確かにそれもありますけど、県内在住者の移動で持って帰るケースもかなりあると言われていて、実際行ってみると地元の方のマスク着用率はかなり低い印象なんですけど・・・

それは、まぁ、しょうがないかと・・・こっちも、いらぬトラブルは避けたいので、こっちのコンビニと高速道路のSA以外では、お店には入りませんでした。

到着して、そのまま墓参り。家内の実家に寄って、庭先でお土産を渡して、滞在時間はほぼ30分間で、再び高速道路にのって帰ってきました。

それにしても、何が驚いたって、行き帰りの高速の渋滞の凄さ。

7時に家を出る時点では、ネットで渋滞状況を調べると、まぁこのくらいはしょうがないくらいの感じだったのに、7時半くらいには一気に渋滞が増えている。調布インターに着いた時には、相模湖インターまで2時間以上と掲示されていました。

しょうがないので、隣の府中で高速を降りて相模湖まで一般道。相模湖からまた高速を利用して、着いたのが午後1時半。普通なら3時間以内のところが6時間かかりました。

帰りも同じ。後からみると40kmくらいの渋滞で、大月で高速を降りて相模湖まで一般道。相模湖からは我慢できる程度の渋滞のはずが、2カ所で事故が発生して、結局全部渋滞。

結局、帰ったのが午後8時。帰りも6時間。もう限界を通り過ぎた感じで、やっとついて車から降りても股関節が伸ばせない。普通の速さではとても歩けません。

普通なら、連休の中日ですから、それほど人の移動は多くないと考えたのが甘かった。やはり夏休みシーズンに控えた外出が一気に増えて、しかもあまり宿泊しての遠出の旅行が控えられているせいか、毎日が渋滞という状況のようです。

結局、わかったことは高速が渋滞している時は、高速を降りても時間はあまり変わらないということ。ただし、高速にずっといるよりは眠気はこないし、トイレも停車しやすい(このあたりと違ってコンビニはトイレ使わせてくれました)。

それとトヨタ車のレーダー・クルーズ・コントロールは、渋滞中ほぼ自動で安心ということも確認できました。前の車が動くと一定の車間距離を保ってこっちも動くし、前が止まるとこっちも止まる。ペダルから足を下ろしていられるのは、めちゃめちゃ楽ということです。

・・・ ・・・ ・・・とは言っても、もう若くないので、こんなのは二度と御免です。半日車内にいるなんていうのは、若くてもしんどい。やっぱり、家でおとなしくしているのが一番ということですかね。

2020年9月21日月曜日

年に一度の謎肉祭 2020


もはや、説明の必要が無いと思いますが、カップヌードルに入っている肉塊の成分が謎ということで、従来「謎肉」と呼ばれていた・・・のか、メーカー側が名付けて話題性を煽ったのかは定かではありません。

そこんとこを逆手にとって、謎肉メインのカップヌードルが初めて登場したのが2016年の事で、そこから毎年秋になると季節限定で謎肉ヌードルが登場します。

今年もそういう季節になって、店頭に並びました。去年は「年に一度の」という説明が追加され、今年も付いていますので、今後も定例化するという意思の表明ということでしょう。

味は、基本的に普通のカップヌードルと大差は無いのですが、去年までは「ペッパーしょうゆ味」としてあったのが、今年は「ジューシィしょうゆ味」となっています。さらに「肉の旨みアップ!!」とも書いてある。

去年の物と比べようが無いので、その変化については・・・はっきり言ってよくわかりません。ただ、去年は「過去最大量の謎肉」が売りでしたので、今年は確かに普通の物よりは多いかなとという感じで、ちょっぴり残念感もありますかね。

2020年9月20日日曜日

Duke Jordan / Flight to Denmark (1973)

デューク・ジョーダンは、もともと、チャーリー・パーカーとの共演も多い、パップ期から活躍したピアニスト。

若い頃は、鍵盤を強く叩くような弾き方はほとんどせずに、左手のオン・ビートが特徴。後年はオフ・ビートのスイング感が増しましたが、比較的大きな音はあまり出さず抒情的な演奏スタイルで、聴いていて心地よい気分になります。

初期の頃はリーダー作は多くなく、「Trio & Quintet」、「Flight to Jordan」などが有名ですが、70年代から活躍の場をヨーロッパに移し、トリオを中心に孤高の世界を描き出しました。

特に、この「Flight to Denmark」は、雪景色の小径にポツンと立つジョーダンをとらえた白黒のジャケットが印象的です。

スタートはポコポコとしたドラムのリズム設定から、映画「危険な関係」のテーマが始まりますが、サントラ盤のアート・ブレイキーのファンキーな演奏と違って、より大人の恋愛を見事に描いている名演で、ドラムは、名手エド・シグペン。その後よく知られたスタンダードを抑制された中でも、軽快にスイングして楽しませてくれます。

レコードでは収録されていませんでしたが、現行CDでは最後は自身のヒット曲「Jordu」で締めていて、オリジナル改変としては珍しく歓迎できるところ。以前の録音ではラスがメロディを奏でましたが、自らのピアノで弾くテーマはこの曲の完成版という感じ。

この時の演奏は「Two Lovers」というアルバムにも分散収録されており、是非合わせて聴いた貰いたいところです。

2020年9月19日土曜日

Paul Chambers / GO ! (1959)

ポール・チェンバースは、マイルス・デイビスのレギュラー・グループの初代ベーシストであり、50年代なかばから60年代前半にかけての10年間ほどの間、ジャズ・ベースの絶対王者の地位にあった人。

これはなんと、チェンバースにとっては20代のことで、若くしてこれだけの活躍をしたことは凄い事。しかし、残念ながら1969年に肺結核で、33才という若さで亡くなりました。

めりはりのあるベース・ラインと、時に弓を使ったアルコ奏法のアドリブなどは定評があり、自信の数少ないリーダー作でも、素晴らしい演奏を残しています。

普通は代表作として「Bass on Top」あたりを選ぶところなんですが、ここではあえてこっちのアルバムを推したい。

これは、マイルスの超名盤「Kind of Blue」の同時期、グループのメンバーが集まってマルス抜きで気楽に楽しく、やりたい放題にぶちかましたという感じのセッションの記録。

キャノンボール・アダレイ(as)、ウィントン・ケリー(p)、ジミー・コブ(ds)、そして当時期待の新人フレディ・ハバード(tp)という布陣で、従来ののりのりのジャズの溌剌とした典型的な演奏の数々を聴くことができます。

あまりにも普通といえば普通なんですが、ジャスの楽しさのエッセンスがつまった演奏は、とても魅力的ですし、チェンバースも無駄に長いソロを取らないので聴いていて集中力が途切れません。

2020年9月18日金曜日

手打ちそば おおつか @ センター南


自粛期間を経て、2回目の外食は、やはりずっと食べたかったお馴染みの「おおつか」の蕎麦です。

どの飲食店も、コロナ禍では大きな打撃を受けていますが、おおつかさんも同じ。4月~5月はお客さんは激減し、営業もままならない感じだったようです。

しかし、しっかりと評判が定着した名店ですから、客足は戻って来ているようで、この日もお客さんはそれなりに入っていました。

この店は、人は雇っておらず夫婦だけで店を切り盛りしています。その日の早朝に手打ちした蕎麦をあるだけ出して、だいたい昼過ぎには閉店してしまいます。

そういうスタイルなので、比較的影響は少なくできたかもしれませんが、それでもいろいろなことが変わって大変だろうと想像します。

でも、味は変わりなく、相変わらずの美味しい蕎麦を頂くことができました。今日は、定番の鴨せいろを久しぶりに楽しみました。

2020年9月17日木曜日

国勢調査


5年に一度行われる、日本全国で国内に住んでいるすべての人・世帯を対象とした統計調査が国勢調査。今年の調査が行われる年で、数日前にうちにも書類が送付されてきました。

封筒の表には、「(法律に基づいた)義務です」と明記されています。

日本の今の状況を的確に把握するための大切な資料になるわけで、これがないと過去との比較もわからないし、今後の予想もできない。適切に国を運営するための基本的データになるので、義務化されていることは当然と言えば当然。

国勢調査の存在は、実は小学生のときに知っていました。日本国勢図会という民間が定期的に出版している統計書があり、社会科の何かの宿題で利用した時に、この中のデータには国勢調査の結果がたくさん盛り込まれていたんです。

その後結婚して世帯を持った時から、自分にも調査票が送られてくるようになったのですが、この頃うちの家内が調査員の仕事をしていました。調査票を各世帯に配って回収する仕事です。これがなかなか大変で、回収に当たっては非協力的な人がものすごく多くて、文句をたくさん言われると家内がこぼしていました。

そんなこともあり、国勢調査は毎回まじめに回答してきました(義務だから威張るようなものじゃないですが)。前回からはインターネットを利用した回答ができるようになったので、時間もそれほどかかるわけじゃなく、かなり楽ちんです。

2020年9月16日水曜日

渡辺貞夫 / Mbali Africa (1974)

渡辺貞夫は、日本を代表する世界に知られたアルト・サックス奏者です。現在87才になりますが、まだまだ現役。

渡辺貞夫・・・ナベサダの音楽は、時代と共に大きく変化してきました。アメリカに渡り頭角を現した60年代前半は、チャーリー・パーカーの影を強く引きづっていました。その後、ボサノバから一転フリージャズに向かうな時期を挟んで、70年代前半はアフリカ志向が前面に出たジャズ・ロックの時代を迎えます。

70年代半ばになると、折からのクロスオーバー・ブームにうまく乗り、一般にも知られたヒット作を連発しますが、90年代以降は再び古典的なジャズ・フォーマットに戻り円熟の味わいを聞かせてくれました。

リアルタイムでナベサダを聴いたのは、アフリカ時代だったこともあるんですが、やはりこの頃のサウンドは、他のどのミュージシャンの音楽からも聴くことができないオンリー・ワンの物です。

ナベサダが初めてアフリカに渡ったのは1972年で、ケニアで出会った複合的なリズムの取り方に感化され、自分の音楽の中に取り入れました。その集大成的なリサイタルとなったのが、1974年のこのライブ。

会場は、当時ジャズのコンサートでは定番だった郵便貯金ホール。集まったメンバーが凄い。レギュラー・グループだった、ピアノの本田竹廣、ベースの鈴木勲、ドラムの日野元彦らに加えて、パーカッションに富樫雅彦、トランペットに日野皓正、テナーに宮田英夫、ギターに渡辺香津美、エレキ・ベースに岡沢章という具合で、もうほとんどオールスター集結状態です。

そして曲のタイトルはほとんどがスワヒリ語か、アフリカを連想させる英語がならんだLPレコード2枚組で、2つ折りのジャケットを開くとアフリカに溶け込んだナベサダのスナップ写真が並ぶという物でした。

内容は4ビートでスイングする曲は当然ありませんが、おそらくこれがアフリカなのかなと思わせるさまざまな音が溢れていて、これもジャズなんだと感じさせる「Something New」がたくさん詰まっていました。

あらためて聴いても、ナベサダの意図をくみとった各人のパフォーマンスも最高ですし、何よりもナベサダの本当に生き生きした演奏が詰まっているなと感じました。

2020年9月15日火曜日

秋の気配


・・・と言えば、自分たちの世代はオフ・コースの歌。

昔から秋の天気が変わりやすいと言われる事から、秋になって心変わりする恋人たちの心情をせつなく歌う名曲。

実際、夜は気温が下がって、エアコン無しで過ごしやすくなってきました。日中は、まだ30度くらいになりますが、換気で窓を開けても一頃ほど辛くはありません。

台風や熱帯低気圧はちょこちょこ発生しますし、相変わらずのゲリラ豪雨もあって、天気は変わりやすいというより、目まぐるしく変化するので予報が当てにならない。

昔と比べると、ずいぶんとあわただしい秋の気配ですが、紅葉はどうなるんでしょうか。この数年、暑さがいつまでも続くせいなのか、街中の紅葉は綺麗じゃなくなってきました。

変わると言えば、自民党の総裁も変わったみたい。誰だっけ? 誰がなっても変わらないし、結局、国民には選択する権利は無いので、政治家の権力闘争の一つに過ぎない感じですかね。

2020年9月14日月曜日

堅あげポテト シークワーサー味


カルビーの堅あげポテトが、全国的に発売されたのは2005年ということで、もう15年らしい。

最初に食べた時は、お~こんな食感のポテチがあったのか、と目から鱗のような美味しさではまったもんです。

例によって、この手のスナック菓子は、スタンダードを確立した後は、いろいろな味付けのバリエーションが登場してくるんですが、今回は沖縄限定のシークワーサー味。

GoToトラベルで出かけた方から、お土産でいただきました。とりあえず、トラブル無くおとなしく家族旅行をしたようです。

さて、ポテチの味ですが、噛んでいるとじわーっと酸っぱい味が広がってきます。これがシークワーサー味だと言われればそうなのかもしれませんが、少なくともお酢の酸味とは違うことはわかります。

確かに悪い味ではなく、特に酸っぱいのが好きな方には、けっこう癖になりそうないい感じ。少量ずつ小分けに包装されているのいいと思いました。

2020年9月13日日曜日

Ornette Coleman / The Shape of Jazz to Come (1959)

マイルス・デイビスが「Kind of Blue」で、演奏者をコード進行の制約から解放するモード奏法を打ち出した頃、もう一つの自由を求めた演奏スタイルが産声をあげていました。

オーネット・コールマンの登場です。28才であった1958年に初リーダーを録音して、その翌年にすでにこの邦題「ジャズ来るべきもの」を発表し、まさにフリー・ジャズの開祖となりました。

まず1曲目からして驚くのは、ジャズの核心であるインプロヴィゼーションをほぼ廃していること。何ともふしぎにな旋律のテーマが繰り返される間、ベースはほぼ単音に近く、ドラムは細かくリズムを刻み続けます。

そうかと言って、2曲目はテーマは簡潔でほとんど無いに等しいくらいで、あとはアルトサックスでおもちゃ箱をひっくり返したように吠えまくる感じ。

一部には、従来のジャズ風の部分もあるんですが、そういうところでもコードは存在していない。同時に複数の声部を出せるピアノを廃したクァルテットですから、より各自がテンポと基本となる調だけ取り決めてほぼ自由に音を出している。

はっきり言って、好きじゃない。このアルバムは、それなりのテーマと一定のリズムがあるので、聴けなくはないのですが、フリー・ジャズは60年代にリズムも打ち捨ててほとんど音の洪水と化してしまう。

ちゃんと楽器を操りも基本的な楽典を理解しているから、はちゃめちゃな演奏ができるんだと言う方がいるし、一頃は自分もそう思っていました。確かに素人が、訳も分からずただ音を出しているわけではないのはわかります。

これはクラシック音楽のフリー化でも同じことが言えると思うのですが、結局メロディを捨て、和声を捨て、そしてリズムすら捨ててしまうと、楽器間の有機的なつながりが無くなって、それはもう意図的な雑音としか感じられません。

少なくとも、一般鑑賞者の自分としては、音を楽しむ「音楽」とは言えないものになってしまうので、名盤と言えども、歴史的価値がある一枚以上の存在ではありません。

2020年9月12日土曜日

Lee Morgan / The Sidewinder (1963)

50年代末に登場したチャック・ベリーらのロックンロールは、瞬く間に若者を中心に受け入れられ、モダン・ジャズの衰退が始まる重要な要素であったことは間違いない。

コード進行に縛られたアドリブ展開に閉塞感を感じていたマイルス・デイビスらが始めたモード奏法でしたが、60年代に入って和声全体からの解放を目指すフリー・ジャズの方向性を打ち出すミュージシャンが登場します。

またその一方で、ロックンロールの基本リズムである8ビートを取り入れ、ジャズらしい4ビートやランニング・ベースを捨てたジャズ・ロックと呼ばれる。今でいうクロスオーバー、あるいはフュージョンの走りが登場しました。まさに「The Sidewinder」は、そのはしりと言える名盤とされています。

超有名なタイトル曲は、基本ブルースなんですが、8ビートで奏でられるリフは、自分のようなロック音楽を先に聴いていた耳には、初めて聴いたときはまぁ普通という印象でした。でも、当時のジャズとしては斬新なもので、ジャズ・ファンはびっくりしたんでしょうね。

ただし、リズムはロックでも、各人のソロのテイストはやはりジャズ。長年耳に馴染んだ音楽をそうそう急に変えられるものではありません。そういう意味で、センセーショナルな人気盤であることは確かなんですが、本当の意味で名盤かと聞かれる躊躇する部分があります。

リー・モーガンはアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャースで人気を高めてファンキーで切れのあるトランペット・ソロが特徴。ここでは、オン・ビート、8ビートを取り入れていますが、ソロは従来通り。少なくともモーガンの代表作とは云い難い。

モーガンは女性トラブルから、演奏するクラブで奥さんに射殺されるという33年の人生の悲劇的な結末を迎えるのですが、最後の10年間はこのアルバムのヒットに縛られて、正直パッとしない。

やはりジャズのロック化には、あと数年、帝王マイルスが動くのを待たねばなりません。

2020年9月11日金曜日

クロスキバホウジャク


なんか、見たことが無い虫が飛んでました。

まじで、初めて見た・・・と思います。全長は4cmくらいで、透明な大きな羽根を持っています。胴体は太目で、毛のような尾の先は魚の尾ひれの様に広がっている。

最初は蜂かと思いましたが、どうも様子が違う。

こういう時は、今どきはGoogle画像検索をしてみるわけですが、たぶん一番似ていそうなのは「Hummingbird Moth」という虫みたい。

日本語だと「クロスキバホウジャク(黒透翅蜂雀)」という蛾の仲間。幼虫は、いわゆるイモムシ。たしかに蜂のようで蜂でなく、雀のようで雀じゃない。

うーん、たぶん珍しいのかも。



2020年9月10日木曜日

芦田愛菜の天才


「星の子」という10月公開の映画のイベントで、主演の芦田愛菜が「信じる」ってどういうことだと思いますかという質問をされて答えたこと・・・


・・・ このお話全体を通して、その人の事を信じようと思います、って結構使うと思うんですけど、それってどういう意味なんだろうと考えた時に、その人自身を信じているのではなくて、自分が理想とするその人の人物像に期待してしまっていることなのかなと感じています。

だからこさ、人は裏切られたとか期待していたのにとか言うけれど、別にその人が裏切ったというわけではなくて、その人の見えなかった部分が見えただけ。

見えなかった部分が見えた時に、それもその人なんだと受け止められる揺るがない自分がいるということが信じられることなのかなと思いました。

でも、揺るがない自分の軸を持つことはすごく難しいじゃないですか。だからこさ、人は信じるって口に出して、不安な自分がいるからこそ成功した自分だったり理想の人物像にすがりたいんじゃないかと思いました・・・

・・・  ・・・  芦田愛菜ちゃん、何歳?

16才・・・う~ん。この子は、凄い子だ。素晴らしい子だ。ただのマルマルモリモリじゃない。

自分がこの年代の時は、ただがむしゃらに何かをやっていただけで、物事をしっかり考えるということなんてまったくゼロだった。

愛菜ちゃんの「信じる」とは何かの答えに対して、異を唱える人もいると思いますが、少なくともここまで深く考え込まれた発言ができることは人として尊敬に値します。

特に、人を信じることを相手の責任にせず、なおかつ「裏切る」という反対の事との対比の中で説明するのは、大変に説得力を持っています。

年齢とか関係なく、凄い人物を見た感じがしました。

2020年9月9日水曜日

藤井聡太の天才


将棋に興味が有っても無くても、最近の藤井聡太の活躍は、誰の目にも耳にも新鮮な驚きと伴に伝わってきます。

将棋界の最年少記録をどんどん更新して昇段し、そしてタイトルを獲得するニュースは、嫌なことばかり報道される世の中で、一服の清涼剤になっています。

クリニック用にずっと買い続けているスポーツ専門雑誌Numberなんですが、最新号を手に取って驚いた。

何と、特集が「藤井聡太と将棋の天才」となっています。将棋雑誌じゃありません。スポーツ全般を扱う、この雑誌が異分野を特集するのは、知る限り初めてのことじゃないでしょうか。

聞くところによると、雑誌がどんどん売れなくて出版社が四苦八苦しているこのご時世に、この号はいきなり増刷されたということ。

将棋と言う比較的限定された愛好家の世界のように思いますが、藤井聡太がジャンルの垣根を超えて日本を元気にする起爆剤の一つになっている一つの証ということですね。

2020年9月8日火曜日

からあげ・とり弁 縁 その2


長らく営業していたコンビニの跡地に、7月に開店したのが縁(ゆかり)。テイクアウトがメインの鶏唐揚げと焼き鳥弁当のお店で、開店早々に唐揚げについては食べてみました


もう一つの看板メニューである焼き鳥弁当も、ついに食べてみる機会に恵まれました。

基本の味はもも肉のタレ焼きとささみ肉のネギ塩の2種類。

タレは、パリっと焼けた感じが香ばしく、まぁ、想像通りの美味しさ(それ以上ではありませんが・・・)。

塩味は、ニンニクたっぷりの味付けで、悪くはないのですが、やはり予想通りささみ肉というのが物足りない。どっちも、肉の量はたっぷりで、若者にはご飯が少なく感じるかもしれません。

単独のものは味が単調になってしまいますので、両方が半々になったものとか、唐揚げも入れた物とか、バリエーションはありますので、そっちを選んだ方がよいかもしれません。

2020年9月7日月曜日

セミにも異変


年々、夏の暑さが厳しくなっていることで、虫たちにも影響があるのかなと思います。


と言うのも、今年も蝉時雨と言えるほどのセミの大合唱を聴く機会がありません。実際、暑いと鳴かないセミが多いらしい。

こればかりは、静かでいいというものではなく、季節を感じる本来の歳時記に異変が起きているということ。ある意味日本らしさが変容しているとも言えます。

そもそも、木の幹ならわかりますが、こんなアスファルト道路のど真ん中にセミの抜け殻があるってどういうことかなと。

誰かが落としたとかならわかりますが、あまりにも普通にあったので、ここで脱皮したんでしょぅか。

ただでさえ、樹木の少ない都会ですが、それでもアスファルトの上よりはましだと思いますけどね。

2020年9月6日日曜日

The Great Jazz Trio / At the Village Vanguard (1976)

自分にとって、リアルタイムに最もはまったジャズ・コンボは、グレート・ジャズ・トリオ(GJT)。

基本的には、影に埋もれそうになっていたハンク・ジョーンズを、再度表舞台に引っ張り出したグループで、そのきっかけは我が日本の誇る渡辺貞夫でした。

フュージョン路線を走って一般への人気が上がった渡辺が、1976年に久しぶりにストレートなジャズ・アルバムを作るにあたって、サポートに入ったのが前年より活動を開始し話題になり始めていたハンク・ジョーンズ、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスによるトリオでした。

70年代に新しい日本のジャズ・シーンを牽引したEast Windレコードが、渡辺貞夫のアルバムの翌日に彼らの最初のアルバムを制作したのです。ただし、GJTはロン・カーターの都合がつかずにベースはバスター・ウィリアムスでした。

ちょうど、この1か月後ニューポート・ジャズ祭で、ハービー・ハンコックがV.S.O.P.クインテットを結成し、新主流派とも呼ばれる新しいモダン・ジャズの機運が高まるのですが、当然そこにも参加しているロンとトニーは70年代最強のリズム・セクションです。

古いタイプのハンクのピアノが、若い二人のエネルギーに触発されて一気に爆発するようなところがGJTの最大の魅力。レパートリーも、彼らのオリジナルとスタンダードが半々で、まさに古さと新しさを併せ持った演奏は、まさに「かっこいい」スタイルでした。

GJT名義は、2010年にハンクが亡くなるまで続きますが、1975年~1978年までのロンとトニーを擁したトリオが、圧倒的過ぎてこの後凄い人が参加したりはしますが、基本的にはハンク・ジョーンズ・トリオであってグレートを冠するには値しません。

渡辺貞夫との共演3枚、ジャッキー・マクリーンとの共演1枚を含めて、全12枚のアルバムを残していますが、やはり圧倒的なのは、ジャズ・クラブの名門ヴィレッジ・バンガードでのライブ。いずれも大リーグの野球をモチーフにしたジャケットも秀逸でした。

当初Vol.1、Vol.2の2枚構成でしたが、後に追加の1枚があり、全3枚13曲を聴くことができます。曲として一番のお気に入りは、Vol.2に収められた「Nardis」です。ビル・エヴァンスの耽美的な演奏で有名ですが、パップ・ピアニストのハンクらしい見事な緩急が素晴らしい。そしてロンのベースのフィンガリング、トニーのブラシ・ワークも冴えわたります。

アルバムとしては、Vol.1。1曲目がチャーリー・パーカーのパップ期の名曲「Moose the Mooche」で、この古い曲がまさに新しく蘇って、いきなりGJTワールドに引き込まれるところが最高です。

2020年9月5日土曜日

八ヶ岳地ビール

 

貰い物で、八ヶ岳の地ビールを頂きました。

山梨県清里、萌木の村という酒造会社が作っていて、ブランド名はTOUCHDOWNとなっていています。作った人はアメリカン・フットボールが大好きなのかなと思ってしまいます。

このビールの面白いところは、「一杯目専用」とされるFIRST DOWN、そして2杯目以降に飲んで欲しいというPILS69の二種類があること。

FIRST DOWNは、確かに癖のない、一般的な大手メーカーのビールに近い味で、とりあえずゴクゴクっと飲むにはちょうど良い感じです。

PILS69は、いかにも地ビールらしい、強めの芳香が特徴。好きな人にはたまらない味ですが、癖が強いので、好き嫌いがはっきり分かれるタイプ。

先に一杯飲んでおくと、確かにこの癖のあるビールも飲みやすくなるので、なかなかうまい作戦だなと感心してしまいました。

2020年9月4日金曜日

密室政治


安倍総理の電撃辞任表明から1週間。

この手の話題で何が空しいかというと、国民には日本のリーダーたる内閣総理大臣を直接選ぶ権利が無いということ。

建前として、国民が選んだ国民の意思を代弁する国会議員が、彼らの中から選出するのだから、当然問題はありません・・・ということになっていますが、実質的に政権与党のトップがそのままスライドする現状では何かが違う。

現在の政権与党は自由民主党。本来は自民党党員選挙のはずが、次のリーダーは、国会議員だけによる投票で決定するらしい。

とは言っても、実質的には派閥と呼ばれる、異なる権力集団が談合して事実上推薦する人が決定していて、国会議員投票ですら有形無実になってしまいそうな雰囲気です。

結局、「密室政治」と呼ばれる、一部のお偉いさんだけが話し合って決めちゃう事態を、今回も批判されるのを承知で行う厚顔が、自民党の本質であることを露呈しているということ。

令和おじさんじゃ役不足とは言いませんが、もともと無派閥と言われていた菅官房長官ですから、後ろに大派閥をいくつも抱えて総理になったら、彼らのバランスを取るだけの傀儡化する可能性があります。だからと言って、他の候補者もいろいろと・・・・

自民党総裁を選ぶところまでは、何の文句もありませんが、国のトップたる人物についてはも国民による直接選挙制とかならないもんなんでしょうかね。

2020年9月3日木曜日

スポットクーラー

 


最近よく目にする広告で、スポットクーラーなるものがあります。

スポットですから、自分のとこだけ冷やすということ。すべてを確認していませんが、この手の物は、一般的には冷風機と呼ばれる品物で、エアコンのような冷気は期待できません。

仕組みは簡単で、ファンで風を送るだけなんですが、これだけだと扇風機と一緒。ファンの前面に水が浸みこんだフィルターを置いて、風が通る時に冷やそうという物。

まぁ、確かに無いよりは少し冷たい感じの風・・・かな? という程度なんで、大きな期待を寄せて買うとがっかりすること請け合いです。

ただ、今回は、自宅のエアコンの効きが悪いくなったので、まぁダメ元で買ってみました。縦型ファンを買うつもりで、2500円という安さ、そしてどこでもおけそうなコンパクトな小ささが理由です。

その上で、もしかしたら、ちょっと涼しければ御の字というくらいの気楽さですが、実際使ってみると・・・やっぱり、ちょっと涼しいのかもという程度。ただ、USB充電式で場所を簡単に移動できるのは嬉しいかも。

風量は、パソコンの冷却用ファンくらいの大きさなので、それからすると十分な感じです。当初の目的である、ちょい足し用の卓上扇風機としては満足度の高い物でした。

2020年9月2日水曜日

Modern Jazz Quartet / The Last Concert (1974)

ジャズ史上、最も有名なコンボというと、やはりモダン・ジャズ・クァルテット (MJQ) ということになる。

ヴィブラホンのミルト・ジャクソンがミトル・ジャクソン・クァルテット (MJQ) を母体に1952年に結成し、ピアノにジャズの哲学者、ジョン・ルイス、ベースのパーシー・ヒース、ドラムにケニー・クラークという布陣。1955年にドラムはコニー・ケイに変わりましたが、1974年に解散するまで鉄壁のグループとして君臨します。

この解散の理由は、リーダーのミルトの意向で、名声は得ても経済的な成功に不満を持っていたためと言われています。経済的に成功と言えない最大の理由は、やはり音楽監督を務めたルイスの方向性かもしれません。

クラシック嗜好が強く、室内楽的な実験的演奏も多かったMJQは、全体的に「難しいことをするグループ」という印象が強く、特に自分の場合、最初に聴いたのが、まさに実験的な「Comedy」というアルバムだったのでことさらです。

ただし、いろいろ聴いてみるとハード・パップ期の熱気も十分に感じられる演奏も少なくない。初期のAtlanticレコードのスタジオ盤のいくつかは代表作としてしばしばあげられますが、1974年の解散コンサートのライブは、まさにMJQの集大成。

バッパー・ミルトのスイング感と、理論派ルイスのかみ合った極上の時間が凝縮した演奏が展開されます。特に、日本では、1曲目の「Softly as in the Morning Sunrise」がテレビ・ドラマで使用されたりしたこともあり有名。

それ以降、MJQのヒット・パレードのように名曲が次から次へと登場して、今では完全盤として2時間半があっという間です。その後1981年に再結成し、1994年まで断続的に活動しました。

2020年9月1日火曜日

インフルエンザにも注意

 


昨日は二百十日・・・ということは、今年の立春、2月4日から210日ということ。

ちょうど、コロナ騒ぎでほとんどそれ以外の事は無かったような異常な210日間でした。コロナの前には、首相退陣の話でさえ霞んでいる。

そして、今日から9月。

9月というと、気が早いかもしれませんが、その年の終盤戦に突入するような時期。でも、世界中を元旦からリセットして、もう一度2020年をやり直いたいくらいの感じ。

とは言っても、無い物ねだりをしてもしょうがない。

少し落ち着き始めたかもしれませんが、9月でも灼熱熱帯状態は続いています。また、この時期、台風がどんどん発生して日本に向かって来るようになると、不測の自然災害にも警戒しないといけません。

さらにインフルエンザが流行する時期が近づいてきます。特に注意が必要なのは、新型コロナウイルスとインフルエンザの初期症状が同じで、見分けがつかないということ。

今年はじめは、新型コロナ問題とともに、市中のインフルエンザ患者はピークを迎える前に急速に減少しました。当たり前の話ですが、感染症に本気で注意すればインフルエンザも蔓延しない。

コロナ感染が続いている状況下では、インフルエンザの患者さんもコロナと同じ扱いをするしかないので、例年気楽に行われているインフルエンザの抗原検査は、当面行わない内科が増えそうですし、やるとしても新型コロナ級の防護を必要とします。

皆が感染症に注意する状況下ではインフルエンザの発生も抑えられると考えられますが、ひとたび罹患すれば、とりあえす新型コロナとしての扱いをするしかない。下手すれば、インフルエンザでも入院を余儀なくされるかもしれません。

インフルエンザの予防接種は例年以上に受ける人が増えそうですから、ワクチンの供給も心配になってきます。ワクチンは、毎年の実績を考慮して年初から計画的に作られていますから、急に増産というわけにはいきません。

通常10月になると医療機関にワクチンが入荷して、半ばから接種開始。年内はそれなりに手に入るんですが、今年はどうなるのか・・・早めの準備をお願いします。