2015年12月31日木曜日

超望遠レンズ


大晦日です。泣いても笑っても、2015年は今日でおしまい。

今年最後のブログをどんな話で締めくくるか・・・「来年もがんばろー」の一言で済ますこともできるのですが、さしあたって目下のところ一番興味を持っていることで〆るのがいいんじゃないかと・・・

そこで、カメラの話です。つい先日も、普段使いのレンズを考えてみたばかりですが、じゃあ普段使いじゃないけれど、ここぞという時には持っていたいレンズというのがあるんです。

それがミクロとマクロの世界。

微細な世界にズーム・インして、普通に見ていたんではわからない細かいところを撮影するためのレンズがマクロ・レンズ。ミクロ(マイクロ)とかマクロの言葉の使い方が、なんかごちゃごちゃしますけど・・・

まぁ、これについてはすでに書いたし、実際その写真もそれなりに撮ってみました。あまり撮影のためにどこかに行かない者としては、大変面白い重宝する必須のレンズです。

そして、逆にどばーっとズーム・アウトして、遠くの物でもしっかり引き寄せて写せる望遠レンズも無いと困る。すでに、普段使いとして300mmまでのズーム・レンズを選択していますが、標準の焦点距離(50mm)からすると、光学6倍ズームというと素人的には理解しやすい。

もちろん、これでも十分に望遠ズームとして機能しているんですけど、贅沢を言うと光学10倍は欲しいというものです。もしかして、スポーツ観戦なんてことがあったら、関係者じゃあるまいし、フィールド内で自由に撮影できるわけじゃないので300mmでは物足りない。

そこで、月の写真なんですが、ファイルサイズを小さくするため画質は落ちますけど、かなりクリアな月が写っています。トリミングはしていない状態ですが、これが焦点距離500mmの実力です。しかも、例によって手持ち撮影。

300mmの写真だとこんな感じ。

確かに、この前まで300mmで感動していた自分は何だったんだろうというくらい差があります。ただ大きく写っただけと言ってしまえばそれまでですが、 微細な部分までくっきりするので、コントラストもはっきりしてくるのがわかります。

もっとはっきりさせるため、月を同じ大きさで並べて比較してみました。

さすがにその差が歴然としてきます。辺縁部でのクレーターの凸凹感は、左の500mm像に圧倒的に軍配が上がります。

使ったレンズは、SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM というもの。

純正命の人から言わせると、SIGMAレンズは邪道とかバカにされそうですが、細かいことを言わなければ、十分すぎる性能ですし、そもそも価格が安い。それに純正ではカバーしていないような守備範囲のレンズがあったりして、素人カメラマンとしては大変助かるというものです。

この超望遠ズームレンズはちょっと古くて、最新のスペックとしては150-600mmが人気なんですが、これを選ぶにはそれなりの理由があるというものです。

まず、このクラスのレンズになると一番の問題は重さと長さ。重さは何と、ほぼ2kg(!!)なんです。長さは21cmですよ。これは大変なことになってしまいました。

何しろ、自分の選択基準としては手軽にカメラを構えることができるというのが重要なので、撮影のたびに三脚をセットしてなんてことは、今のところは考えていません。

カメラに装着して2.8kgは手持ち撮影の限界ですよね。本来は、このクラスを手持ち前提で考えていることが間違いなんですが、そこが素人というものと割り切ります。

となると、手振れ補正(OS)は絶対に必要ですし、長く構えていられないので素早いオート・フォーカス(HSM)もはずせません。

新しい150-600mm F5-6.3 も、一般向けは重さはほぼ同じですが、プロ向けのタイプだと2.8kgです。じゃあ、一般向けでいいじゃないかといいたいところなんですが、長さが5cm長くなって、カメラ・ボディに装着した状態で入れられるバックを持っていない。

機能的には、少しでもF値が小さい明るいレンズが有利です。超望遠で、ただでさえ暗くなりやすいですからね。

それと、最短焦点距離が50mmというのもポイントが高いところ。こんなレンズは一度装着すると、簡単にレンズ交換したくはなりません。そんな時に、標準域まで一気に引き戻せるのは、大変助かるだろうし、実際ネットのレヴューでもよく触れられているポイント。

DGというレンズの種類はフルサイズ用なので、今はAPS-C機を使っていますが、もしかして将来フルサイズ機に乗り換えたとしても、そのまま使えることも嬉しいですよね。

あー、何だか、こうやってカメラ愛好家の言うところの「レンズ沼にはまっていく」状態になるということなんでしょうか。

でも、安心してください!! おそらく、カメラが変わらない限りこれ以上は揃えません。どう考えても、これ以外のレンズをもっていても、自分の場合は写す対象が無いだろうことは、かなり自信をもって言えること。

・・・と、言いつつ、来年はいずれフルサイズ・・・なんてね・・・

来年もヨロシク、お願いします!!

2015年12月30日水曜日

Akbar @ たまプラーザ


1982年開業といいますから、たまプラーザの東急SC内にお店ができて、もう30年以上です。インド料理の店としては、この界隈で知らぬ人はいないくらい有名なお店

青葉台、相模原、そしてあざみ野にも姉妹店ができていますが、やっぱりアクバルといえばたまプラーザ。昨日は朝からせっせとレセプト点検をして、昼はカレーを食べに行きました。

注文したセットは、ポークカレーともう一つはお好みを選べるセット。大きなナン、タンドリーチキン、シークカバブ、ライス、サラダ、ヨーグルトがついてきます。

選んだカレーはキーママータ。ナンとの相性は抜群です。ポークカレーと味のベースが似ているのが残念ですが、キーママータは外せないところなのでしょぅがない。

かみさんが、チキンカレーを注文していたので、いろいろな味が楽しめました。チキンカレーは、どちらかというと欧風に近い味で、これはナンよりもライスとの相性がいい感じがします。

香辛料の匂いと、ほどよい辛みが口の中に広がって、大変美味しくいただきました。

2015年12月29日火曜日

達磨


そういえば、最近「ダルマ」が話題になっていた・・・って、映画「MOZU」の話でした。

ラスボスの名前がダルマで、しかも北野武が演じるというので、期待度ありです。ただし、例によって劇場に足を運ぶ時間が無いので、当然見ていない。いつものように、ビデオが出るのを待ちましょう。

達磨は、もそもそも仏教の禅宗を開いたインド人。達磨和尚の座禅姿を基にしたのが、家々にあるだるまの置物ということになっている。

だるまには手足が無いのですが、これは達磨和尚が長いこと座禅をしていたため手足が腐って無くなったからだそうで・・・

医学的には・・・まぁ、何でもことの真偽を理屈で考えるのは理系の悪い癖なんですが・・・ずっと同じ姿勢をして圧迫していると血行不良になり組織が壊死に陥るわけで、確かに数時間以上座禅を続ければ起こりうる話だとは思います。

日本では禅宗から派生した曹洞宗は、達磨宗とも言うらしく、総本山は福井県の永平寺と横浜の總持寺だそうです。

自分がクリニックを開院して以来、初詣にでかけているのは足柄にある大雄山最乗寺なんですが、ここも曹洞宗の大きなお寺。門前ではたくさんのだるまを売っているわけで、当然と言えば当然の話ですね。

しかし、毎年多少悩むのは、初詣は氏神様という考え方。氏神様は親族が共通に崇める神様で、通常は近いところで祀るわけですから、一般的に家に近い神社ということになります。

わざわざ離れた場所の、しかもお寺に行くというのが正しいのか正しくないのか・・・う~ん、どうなんでしょうか。

もっとも、昔々のもっと昔は、そこらじゅうが一族で暮らしていたわけで、当然中心に氏神様がいらっしゃる。今では、同じ苗字の人が集まっている地域もありますが、たいていは周りは他人ばかり。

遠くの親戚よりも近くの他人という言葉もありますが、近くの無縁の小さい神社にお願いするのもどうかと・・・

そんなわけで、この時期になると来年の初詣はどうしようかと、だるまを見ながら悩むわけです。


年内の診療は終了しました
1月3日まで休診です
1月4日(月)より通常の診療をいたします

2015年12月28日月曜日

来年の目標


昨日のニュースでしたが、「安倍総理は明日の御用納めを前にゴルフを楽しみました」ということで、御用納めの後にゴルフしろよ、と突っ込みたくなりました・・・が、まぁ日曜日でしたから、ゴルフをしてはいけない理由は無いんですけどね。

自分はというと、23日の祝日はひたすら年賀状作りに費やし、昨日は大掃除に費やしました。何にしても、ごちゃごちゃした使いそうで使わないものをいろいろ捨てていくと、多少なりともすっきりするものです。

2015年から2016年に変わったからと言って、生活様式は何も変わらないし、昨日の続きが今日、今日の続きが明日ということなんですが、年末年始という区切りがあると、ふだんやらないことをするきっかけになりますから、それなりに意味があります。

この1年間の反省を踏まえて、来年はどうしようかと目標を作ったりすることも大事・・・なんですが、基本的に今のような仕事をしていると、去年の続きが今年、今年の続きが来年なもんですから、目標は毎日しっかり診療に勤しむということには変わりない。

ここ数年は、少しずつクリニック内の診療機器を充実させてきましたが、最初から使っている器具が10年たって壊れることか増えてきました。どれも、日常業務に無くてはならないものばかりで、壊れるとかなり困ったことになる。

何でか知りませんが、医療器具というのはやたらの値のはるものが多いので、新調するのにはかなりの費用が必要になります。いつ壊れてもいいように心づもりをしておかないといけないので、新しいものにはしばらく手を出せません。

例えば、レントゲンの撮影装置・・・これが無いことには商売にならない代表みたいなものですが、レントゲン線を出す管球というのが百万円以上するらしい。管球はいつ吹っ飛ぶかは運しだいみたいなところで、早いと数年でもダメになる。10年使ってますから、今日の最初の撮影でダメになっても不思議はない。

そうなると、ハードの面はそのままとして、より充実できるのはソフトの面ということになるわけです。ソフトは主にスタッフですが、その代表が自分ですから、よりいっそうの勉強をして患者さん満足度が上がるように努力するしかありません。

そう言っても、10年たちと自分のポンコツ度もそれなりに増えている。そのあたりは、多少なりともどうにかしないといけないのかもしれません。何とかバージョンアップして、現状の環境で最大の能力を引き出せるようにしないといけない。

もちろん、できることはできる、知らないことはわからないとはっきりさせるポリシーには変わりありませんから、知ったかぶりをしてなんでもできるように見せかけてもしょうがない。自分にできることをはっきりさせて、そのことの磨きをかけるしかありません。

結局、来年の目標は・・・毎日しっかり・・・変わり映えしませんが、クリニックですから、それでいいんだと思います。

年内の診療は今日が最後。しっかり気合を入れて、今年を締めくくりたいと思います。

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年末・年始のクリニックの休診のお知らせ

12月29日(火)~1月3日(日)は休診します。
年内の診療は、12月28日(月)までです。くれぐれもお間違いないようにご注意ください。

2015年12月27日日曜日

普段使いのレンズを考える



何かしら夢中になれるものがあるというのは大事なことで、そりゃ仕事と趣味が一致しているというのは幸せかもしれませんが、オンの時もオフの時も変化が無いんじゃ息が詰まってしまいます。

自分の場合起きている時間帯の大部分がオンですから、貴重な少ないオフをいかに使うかはけっこう重要な問題です。とはいっても、まとまってオフの時間があるわけではないので、基本、インドア的な過ごし方が中心になってしまう。

一番多いオフの過ごし方は・・・何もしない・・・というか、特に何かをすると決めていなくて、ネットを見て回ったり、音楽をいろいろ聴いてみたり、昔の写真データを整理したり、時には映画を見るのもありますが、どれもパソコンの前に座っていればできることばかり。

例えば去年、バッハのカンタータにはまり、膨大な量の音楽を教会歴に沿って1年かけて聴き倒しました。これはたいへん面白かったので、キリスト教文化の勉強としてもけっこう楽しめました。

その前は、日本の四季を見直す意味で、旧暦に興味をもって、四季・二十四節気・七十二侯を勉強しました。これも、それなりに面白い対象でしたが、いかんせんいずれも1年たつと一巡してしまい終了なんです。

今年の春にカンタータを聴き終わると、突然目標が無くなってしまいました。もちろん、音楽としてはカンタータや受難曲をその後も聴きますが、この日にはこれを聴くというしっかりとした目的はありませんから、その他のたくさんあるお気に入りの音楽の一つでしかありません。

半年間は、何をするでもなく、本当にぼーっとしてオフをすごしていたのですが、10月に急にカメラが楽しくなったわけで、この2か月間は頑張ってほぼ毎日一眼レフカメラを持ち歩いていました。

前置きが長くなりました。

今までは、いかにして鞄を小さくするか、軽くするかばかりを考えていましたが、カメラを持ち歩くとなるとそんなことは言っていられません。そこで、自分にとって普段使いのレンズには何がいいのか考察してみます。

一眼レフ本体だけで800gくらい、そこにレンズを装着すると1.5kg程度になってしまうのです。もっとも、大多数は車での移動ですから、あまり重さは気にしないことにしました。

残念なのは、わざわざ出かれる時間が無いので撮影する被写体が身近なものに限られること。シャッターチャンスなんてものは、そうそうあるはずもない。ただ、数少ない撮影したい場面で、あー広角レンズを持っていればよかったとか、もっと明るいレンズを用意しておけばよかったと後悔したくない。

ですから、レンズを複数持ち歩く必要が出てくるのですが、プロのカメラマンじゃあるまいし、数少ないレンズをすべて持ち歩くというのも他人から見ればバカなことにしか見えないでしょう。

通常は、一番人の見え方に近い焦点距離50mm前後をカバーできる、できるだけ明るいレンズを基本として装着しておくというのが、一番無難ということになるわけです。

そんな理由で、一番お勧めする普段使いのレンズは焦点距離50mm(APS-Cサイズなら30~35mm)、f値は2以下のものということになります。上の写真がそういうレンズで撮影したもので、明るいレンズはきれいなボケがでやすいと言われています。

レンズの規格である焦点距離はフルサイズ・カメラでの数字ですから、自分のようにAPS-Cサイズの迦楼羅の場合は、焦点距離は約1.5倍と考えることになります。レンズがAPS-C専用となっていても同じです。

ところが、ちょっとそこらに咲いている花とか撮影するとなると、近寄って接写したくなる。この場合はマクロ・レンズを使いたい。マクロ・レンズは、通常のポートレイト撮影にも使えるので、三脚は使わず手持ちの撮影が基本の、街歩きしかしない自分には普段使いのレンズとしては重宝するわけです。

でも、遠くの景色とかを撮影したい時には、やっぱり望遠ができないといらない家や電線とか、どうでもいいものが写りこんできてしまいます。せめてコンデジで言うところの、光学10倍ズームくらいはできることが望ましい。

よけいなものが周りにない場合は、視界をぐっと広く取り込める広角レンズの魅力は絶大です。広角の写り方を見てしまうと、そのダイナミックさは捨てがたい魅力だと思うんですよね。

となると、おそらく普段持ちとしては SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM Contemporary がベストな選択になりそうです。

このSIGMA製のレンズはAPS-C専用レンズです。焦点距離はやや広角の18mmから望遠の300mmまでをカバーしています。つまりフルサイズ換算で、27mm~450mm、当然標準域の50mmが含まれ、標準から光学9倍ズームが可能ということになります。

f値はやや高めになってしまうのが唯一残念なところですが、これだけのズームができてf値が2未満のものがあったら、おそらくレンズは巨大で超重量級になり、価格もとても手が出ないことになると思います。

DCはAPS-C専用という意味で、MACROは本格的とは言えないまでも接写もある程度可能、OSは手振れ補正ができる、そしてHSMは超音波モーター搭載でAFが早くて静かということになります。

さて、カバンに余裕があるなら、とりあえずもう一本レンズを持ち歩こうと思います。忘年会のような集まりでのスナップ撮影が中心なら望遠はいりませんし、比較的暗い室内でもOKな明るい単焦点レンズが一番使い勝手がよさそうです。でも、たくさんの人数を一度におさめたい場合は広角が有利。

繰り返しになりますが、超広角の写り方だけは、他のレンズには真似のできない芸当なんです。ですから、もう一本という場合は、やはり SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM しか無いように思います。

このレンズもAPS-C専用で、焦点距離は8-16mmで、フルサイズ換算で12-24mm。超広角で、画角はは120度もあり、こんなにワイドに写るレンズは他にありません。

カメラ本体とこの2本のレンズだと重さは2.5kgくらいで、車での移動が中心と考えれば毎日の持ち歩くのには許容範囲だと思います。

今日の三枚の写真は、いずれもうちのクリニックの待合室で、同じ場所でレンズだけ変えて写したものです。これだけ違ってくるから、一眼レフカメラは面白いし、レンズを交換するからこそ一眼レフに魅力があるということなんですよね。

普段使いのレンズを決めたからといって、それにこだわることなく、時にはマクロ、時には超望遠という具合に楽しまないともったいない。できることなら、そういうレンズを持ち出したくなる場所に行くことも、少ないチャンスをいかしていきたいものだと思います。

2015年12月26日土曜日

あと6日


クリスマスは終了して、例年この後1週間で一気に歳末のあわただしさが増していくはずです。もっとも、欧米のキリスト教圏では今日もクリスマス、降誕祭の三日目にあたりますけどね。

昨日はフィギア・スケートの全日本選手権が始まり、初日男子SPで羽生結弦が登場。なんと、最初の4回転で転倒し、ファンの悲鳴が・・・それでも余裕の100点超え。

国際大会ではないので、ふだんあまりテレビで見ることが無い選手も出てくるので、マニアックにはそのあたりが楽しみなんでしょうが、上位数人との差は素人目に見ても歴然としていました。

それでも男子は羽生に続く逸材がいるからいいですが、心配なのは女子。どうしても浅田真央に注目がいくわけですが、それは他がぱっとしないから。このところ浅田の上を行くのは宮原一人。

すーっと滑って、コテっと転ぶしかできない自分が、スケートのことをとやかく言うこともないのですが、今年のスポーツの話題の締めくくりですから、よい結果がでるといいですよね。

写真は、ここまでの話題と無関係。

これは次男が撮影した写真。う~ん、こいつ、なかなか面白い瞬間をとらえているわい。どこかの防波堤ですか、釣果を狙う野良猫というところ。隙あらば横取りす気満々です。


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2015年12月25日金曜日

住宅街イルミネーション


クリスマスです。例年に比べ暖かいので、ちょっと盛り上がりに欠けるような気がしますが、そもそも南半球にいけば真夏ですから、まぁよしとしましょう。

ちょっと昔話でもしましょうか。

とは言っても、10年くらい前の話。近くに大場町というところがあって・・・そんな名前の街は、全国にあるとは思いますが、自分の知っている大場町は際立っていました。

何がって、ズハリ!! イルミネーションです。 普通の住宅なのに、そりゃもうすごかった。入口から、庭の木々、建物の外壁にいたるまで、もう一体どんだけ電気代がかかるんだろうというくらい色とりどりのイルミネーションで飾り立てていたんです。

それも、一軒や二軒じゃありません。そこらじゅうでやっていて、街中がアトラクションの無い遊園地状態。隣近所で争うように飾り立てて、どんどんエスカレートしたんでしょうね。

噂が広まると、見物に来る人が増え始め、そのせいもあって住民の方々はそらに飾りを増やしていったのかもしれません。

遠くから車で来る人も出てきて、夜の住宅街で渋滞が発生するという不思議なことも起こり始めた。話を聞きつけたメディアもやってきて、全国ニュースにもなったりしました。

さすがに、周辺への迷惑が大きくなって、たぶん警察からも注意されたんでしょう。また東日本大震災の後の節電風潮も拍車をかけてか、どんどん自粛するようになりました。

あの街は今どうなっているのか・・・ちょっと近くを通るときに回り道をしてみました。もうほとんど何も無い。この辺だったはずだけど・・・いゃ、もう、静かなものです。閑静な住宅街とは、まさしくこんな感じというところ。

一軒だけ、まぁまぁ頑張っている家がありましたが、それでも往年の比ではありません。ブームというのは、そんなもんですよね。他人からすれば、つまらないと勝手に言いたくなりますが、住宅地ですから、やはりイルミネーションはほどほどがいいようです。

もっとも世界で見れば、アメリカとかにはものすごい飾りをするストリートがあったりするようです。大場町なんて、それに比べれば全盛期でもたいしたことは無かったのかもしれませんけど。

2015年12月24日木曜日

クリスマス・イブ


さて、今日はクリスマス・イブ。

イブはeveningからきているということですが、普通はクリスマス・イブはイエス・キリスト誕生前夜ということです。本当のクリスマスとして、誕生日をお祝いするべきなのは明日・・・のはず。

・・・なのですが、昔から明日になるのが待ち切れずに、お祝いをしたくて待ちきれない老若男女が、 思い思いに集まってきていたのでしょう。教会では日没をもってその日が終わるとしていたので、日が暮れると同時にクリスマスが開始になるというこです。

もっとも、厳密にいえば、前日夜のミサから始まり暦の上での日にちが変わるまでがイブということらしいのですが、大多数が仏教徒、あるいは自分も含めて宗教的なことに無頓着な日本人にはあまり関係がないところ。

そもそも、クリスマスにケーキを食べようというのは、ほぼ日本だけの習慣みたいなもので、これはペコちゃんで有名な不二家が高度経済成長期にやりだしたこと。

景気とケーキをひっかけたのかもしれませんが、昭和のお父さんは仕事帰りにケーキを買って帰るというのが定番で、駅前の街頭ではもう争奪戦だったというのが、今では嘘のような本当の話。


まぁ、堅いことを言っても、日本では何か「恋人たちの記念日」的な日として定着した感が強い。愛を告白し、あるいは確かめ合うことを大っぴらにしていいみたいな感じで、まぁ風紀的に乱れすぎなければよしとしましょう。

ちゃんとしたキリスト教圏では、待降節ではしずかにキリストの誕生を待っていたので、教会に集まり喜びにあふれたイブのミサが始まるわけです。ヨハン・セバスチャン・バッハの時代・・・つまり、300年前のドイツ、プロテスタントの地域でも降誕祭前夜は同じこと。

教会歴にそって、膨大な量があるバッハのカンタータを聴くならば、ここから怒涛の3日間に突入していくわけで、皆さん準備は万全でしょうか。 今夜はケーキを食べて、シャンパンを飲み干し、丸焼きのチキンでお腹を満たし、明日からに備えましょう。


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2015年12月23日水曜日

関節がポキポキ鳴る理由

よく指を鳴らす人がいるんですが、ポキポキくらいならともかく、バキバキ鳴らす人もいて、たいていの人が鳴らすと楽になるみたいな感覚があるようです。

そこで、整形外科に受診した際に「なんで鳴るんですか?」という質問がよく来るわけですが、実際のところよくわかっていない。

そこで、今までその答えは、

-- よくわかりません。体内で起こる音のほとんどが原因不明。鳴る方がいいとはいえないので、わざわざ鳴らすことは問題ないか、場合によっては悪いかもしれません。鳴らさないに越したことはありません。

という具合にお答えしてきました。

一般的に言われている見解としては、関節内にある潤滑剤である関節液内の気体成分が瞬間的にガス化してはじけるからではないかと言われているのですが、ちゃんとした知見はありません。

少なくとも、急激に関節を動かすことにつながるので、ある程度の負担をかけることは容易に想像できますから、関節の加齢性変化を助長する可能性は否定できないと思います。

最近、北米放射線医学学会というところで興味深い発表がありました。音がするメカニズムを解明するために、指の関節を鳴らした瞬間を超音波検査で確認するというもの。

40人の被験者に指を鳴らす動作をしてもらい、計62回分の関節エコー画像が得られ、そのすべてで音がする瞬間に閃光のような画像が発生したということらしい。

これは、瞬間的にバブルが発生してはじけたことを意味しているわけで、従来考えらていたことを裏付けるものです。ただし、バブルがはじける音ではなく、溶解していた気体が動かすことによって内圧の変化によりガス化した瞬間に音が発生するということです。

また、音を発生させて後は、関節の動く範囲が広がるらしく、そのことが鳴らすと楽に感じることにつながっているらしいとも言っています。

まぁ、医者としてそれなりの根拠を持って患者さんに説明できることが多いにこしたことはありません。いずれにしても、鳴るのが普通ではないことに変わりはありませんけどね。

ただし、注意してほしいのは、これはあくまでも指の関節の話。膝や首がなる人もたくさんいるんですけど、それらも同じ理屈とは言えません。

膝は、バブルの関係の音もありそうですが、関節内の構造が壊れていることが原因の音も確実にあります。首に至っては、バブルだけでは説明できません。

音がする時というのは、急激に圧をかけたり、急速に加速が加わった時がほとんどですから、長期的には何らかの悪い影響がある可能性は十分にあると思います。

2015年12月22日火曜日

2015年 総決算

今日は冬至、一年の中で昼間が一番短い。ということは、夜が一番長い・・・って当たり前ですね。

今年の最大のニュースは、クリニックが丸10周年を迎えたことです。と、同時にそれ以外のニュースはほとんど無いかもしれない。

今年は、診療についていえば、あまり大きな出来事はなく、毎日をたんたんとこなした・・・というと、何かやる気がなかったみたいですが、もちろん精一杯頑張っていたつもりではあります。


何でそうなのかというと、自分の一番の中心疾患である関節リウマチに動きがほとんど無かったからだと思います。

ブログ開始以来、ひたすら怒涛の進歩を続けるリウマチ診療みたいなことを、数えきれないくらい書いてきました。何しろ21世紀に入って、治療薬の飛躍的な進化により、リウマチは治ったかのような寛解が可能となり、毎年新薬が登場するようになったのです。

治療成果が変わってくると、あらたに問題となる合併症に注目があつまり、診断学もより厳しいものが要求されるようになり、新しい検査項目の導入、診断の基準の大幅な改定があり、もう日々激変していくのについていくのは本当に大変だったのです。

昨年の新薬登場以後、今年は新薬はありませんでした。また昨年からは、リウマチ薬もいわゆるジェネリック品が登場するようになり、ひとつの区切りがついた感があります。

そんなわけで、リウマチ診療については10数年ぶりにおちついた一年だったということができます。

自分の整形外科専門医の資格は、今年の春に更新をしました。専門医制度は無いよりはましな制度ですが、今後は無ければだめといえるように変革することが求められており、次回の更新の時は
どうなるのでしょうか。

正直言うと、その時は60歳を超えているので、あまり難しい要求をされても困るんじゃないかと不安を感じています。確かに意味のある制度でなければいけないのですが、どなることやら。

クリニック内の診察器具、治療器具については今年は新規に増えたものはありません。そもそも闇雲に増やしても、置く場所が必要ですからね。買い替えが必要であれば、順次最新機器を取り入れるようにしたいとは思っています。

買い替えといえば、 さすがにこの10年間の間にいくつかの器械は壊れてしまいました。メーカーも5~10年間程度は修理対応はしますけど、部品保有年数はもう限界です。

ですから、何かが壊れると即座に買い替えをしないといけないわけで、医療機器は高価ですから、そのたびにけっこうな出費が必要になるはずです。そういう意味でも、今年は買い物は控えていざというときの資金として準備しているというところでしょうか。

実際、今年の春にはレントゲンの管理システムが吹っ飛びました。レントゲン室で写真の説明をするという不便を患者さんにもおかけしましたが、結局システムの入れ替えにかなりの費用がかかりました。

レントゲンの読み取り機が壊れたらかなりの額がかかるでしょうし、そもそもレントゲンの撮影機はいつ突然壊れても不思議はない代物ですから、あわせて数百万円以上を想定しておかないといけません。

また電子カルテも、いまだにWindows XPで動いているもの。外部のネットワークにつながるわけではないので、それはそれでかまいませんが、さすがにPCがそろそろ心配。パソコンなんてものは、所詮消耗品です。5年過ぎると、これもいつ壊れても不思議はありません。

つまり、10周年とかで浮かれて、お金を使って記念品を作ったりイベントをやっている場合ではありません。

個人的には、クリニック開業の時のいくつかの借金の一番大きいものが終了しました。おかけで、土日祝日当直のバイトは減りました。少なくとも祝日はやらなくてよくなった。これは、年老いてきた自分としては大変助かります。

以前のブログの総決算記事を読み返すと、まぁよく働いていたことかと我ながら驚きます。働くエネルギーは40歳代と50歳代では、ずいぶんと違うものだと実感します。クリニックでは医者は一人ですから、自分の健康についてもさらに気にしないといけないとつくづく思うようになりました。

借金がすべて終わっていたら、もう一人医者を雇い入れたい気分になってきていますが、それはそれでクリニックの診療の特徴を維持する、つまり自分の考え方を徹底することは難しくなる部分も出てくるでしょうから、なかなか簡単にはいきません。


そんな2015年だったわけですが、さぁ、一区切りついて、来年はどういう年になるんでしょうか。医者の仕事は毎日毎日の繰り返しで、5年後も10年後も同じようにやっているのかもしれません。



2015年12月21日月曜日

今年の音楽

これはもう、はっきり言えるんですけど、ずいぶんとさぼりました。

春までは、バッハの教会音楽中心にせっせとCDを探していましたが、4月に1年間かけて聴いてきたカンタータを聴き終えてからは、ほとんど抜け殻状態。

J.E.ガーディナー盤の全集を中心に聴きとおしたのですが、何しろCD56枚ですからさすがに達成感ははんぱない。その後に鈴木雅明盤を聴き始めたのですが、演奏が悪いわけもないのに、どうしても集中できない。

鈴木盤がCD55枚で、その他に集めたCDが数十枚あって、やはりというかとても聴き通せる量ではありません。さすがに新しいCDを探している場合じゃないので、これらを順にこなすという感じ。

さすがに宗教がらみの曲ばかりだと飽きてくるとまでは言わないものの、新鮮味が無いのでまたぞろシューベルトやベートーヴェンなんぞも聴きなおしたりして過ごしているうちに、もう今年は終わりに近づいてしまいました。

ですから、品木に購入した今年の新譜としてめぼしいものはほとんど無いというのが現状ですが、実際のところ××生誕○○年のような記念イベントもなかったので、クラシック音楽については低調な一年と言えなくもない。

その中では、5年に一度のショパン国際コンクールが開催され、日本人の小林愛美さんがファイナリストに残るというニュースは嬉しかったですね。

残念ながら、入賞は逃しましたが、今後の活躍に期待したいと思います。海外で活躍する日本人は増えてきたように思いますが、内田光子さん並みに世界中から注目される演奏家はほとんどいないですからね。

とりあえず最近10年間の自分の音楽趣味について言えば、グレン・グールドからクラシック音楽にはまり、ベートーヴェンのピアノ・ソナタに走り、シューベルトの出会って、今度は室内楽。聴くものが無くなってきたので、重い腰を上げて交響曲、そして古楽に転身して、バッハの宗教曲というところ。

長いクラシック音楽の歴史の全体にちよっかいを出してきましたが、もうだいたい自分が許容できるものははっきりしました。

バロックはイタリア・ドイツ、代表的に作曲家で言うとJ.S.バッハ、ヴィバルディ、ヘンデル。古典は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン。特に今更の様ですが、ベートーヴェンという人は本当に音楽家としてすごいと感じます。

そして個人的に最も好きなのがシューベルトで、ピアノ・ソナタは偉大なベートーヴェンの32曲よりも好きです。シューベルト以後は、だんだん苦手が増え始め、ロマン派は基本的に無理。ただしドヴォルザークを代表とするスラブ系の独特の牧歌的な旋律には魅せられます。

基本的に、かなり保守的なセレクトになるわけですが、近代の前衛的なものは音楽として認められないし、全時代を通じてどうしても馴染めないのがフランス物ということになります。

歴史の中での重要性は認めるものの、フランスの音楽に限らず芸術全般について、新しいものを取り入れていく国民性なのか、先進的な雰囲気についていけないというのが正直な気持ちです。

ジャンルとしては、もともと器楽曲や室内楽曲が好きですが、古楽から苦手な声楽に進めて間口が広がったのは自分的にもニュースです。この勢いで、ほとんど黙殺してきたオペラに進むかと思ったのですが、これはどうしても無理そう。

オペラの大きな壁になっているのが、内容がわからないこと。そりゃまぁ、和訳した台本とか見ながら聴けばいいじゃないかと言ってしまえばそれまでですが、オペラは基本的に視覚芸術ですから音楽だけでは成り立ちません。

そんなわけで、ミサ曲に疲れてくると、内田光子さんのシューベルトをまた聴いている2015年の師走なのでした。

2015年12月20日日曜日

今年のスポーツ

今年のスポーツ界で、年の初めから話題だったのは、サッカー日本代表監督の去就問題でした。昨年、ザッケローニか勇退して、監督に就任したのはアギーレさん。

ところが、イタリア・サッカー界の八百長問題に関与したとかしないとかで、どうも雲行きが怪しくなってきました。そして2月に契約解除、つまりクビということになって・・・

いやはや、ワールドカップで思うような結果を出せなかった日本代表。監督不在となり、どうなることか不安で一杯でした。しかし、3月にはハリルホジッチ新監督が決定し、比較的傷は浅くてすんだかも。

5月に日本中で大きな話題になったのが、新国立競技場問題。もともとの競技場はすでに解体工事が行われていて、次の計画は着々と進んでいるかに思われましたが、何と予算を大幅に上回ることがわかり大問題に発展。

何とか計画縮小で乗り切ろうという案もでたりして、迷走しまくったあげくに7月に安倍総理の決断により白紙撤回。新しくデザインから公募するという事態になって、2020年東京オリンピックに向けて大きなケチがつきました。

とにもかくにも競技場問題が収集に向かったに思えた直後、今度はオリンピックのエンブレム問題に火が付いた。

公開されたロゴは既存のものとそっくりで、デザイナー氏のいろいろな パクリ疑惑が明らかになるにつれ、どんなに弁解しても説得力に欠け、問題は大きくなるばかり。

9月に入ってすぐに、ついにロゴを取り消し、再度募集からやり直すという決定がなされ、問題の責任についての議論はうやむやになり、何となく終結。

結局、これらの残念な問題ばかりが目立って、いい話が無いままに今年は終わってしまいそうな雰囲気も漂います。期待されるテニスの錦織選手も、今年はちょっとお疲れ気味。

しかし、9月なかば、思わぬところからスポーツ界に朗報がもたらされます。

なんと、ラグビーのワールド・カップで日本が強豪国の南アフリカに奇跡の逆転勝利。もう、日本中でにわかラグビー・ファンが増殖し、一気に注目の的になりました。

五郎丸選手は、その名前と独特のポーズで一気に知らぬ人がいない人気者になり、2019年の日本でのワールド・カップに向けて、ラグビー人気を盛り上げる起爆剤としてこれほどのニュースはありません。

そして10月は世界体操。男子団体の優勝は、ひさしぶりに体操日本の復活を印象づけました。そして、この人はやってくれます。内村航平は個人総合優勝はなんと6連覇。

最後は、やはりフィギアの羽生結弦で締めでしょうか。11月のNHK杯で、世界最高得点でふっちぎりの優勝。12月グランプリ・ファイナルで、さらにその上を行く得点で「異次元の滑り」を見せ、3連覇は凄すぎます。

 終わりよければすべて良しとしたいところですが、選手たちが頑張っているところで、周りのお粗末さが際立った1年であったことは間違いない。

2020年東京オリンピックに向けて、レベルアップしないといけないのは周囲の人々なのかもしれません。

2015年12月19日土曜日

日章旗


日章旗は・・・言わずと知れた「日の丸」、日本の国旗です。

当然のことかもしれませんが、法律でちゃんと決められている。縦横の比率は2:3、円の直径は縦の3/5、全体の中心に円の中心がある、下地の色は白で円の色は紅色。

国旗としては、世界で最も言葉で説明しやすいかもしれません。よく言えばシンプル。わかりやすいと言えばわかりやすい。

ただし、逆にシンプルなだけに、国旗が表すものが伝わりにくいという場合も多くない。特に明治から太平洋戦争の終結まで陸軍が使った旭日旗は、日本の侵略政策の世界中に印象付けたのかもしれません。

教育現場では、日章旗の掲揚に異議を唱える騒ぎがありました。単純に国のマークとして考えれば、どうということは無いはずのことですけど、国旗の中にいろいろな思惑を感じる人は日本の中にもたくさんいるわけです。

今の日本は・・・高度経済成長、つまり戦後の復興時代は終了し、世界でも類を見ない少子・高齢化社会に向かっています。

生産性の低下は、今後も下がる一方であることは自明で、かつてのような勢いに戻すことはかなり厳しいでしょう。周辺国との関係もぎくしゃくした状態が続いていて、近い未来の展望すらぼやけているように思います。

日本丸はどこに向かっているんでしょうか・・・




年末・年始のクリニックの休診

年内の診療は、12月28日(月)までです。通常通り、午前・午後の診療です。
年始は、1月4日(月)から通常通りに診療をします。

12月29日(火)~1月3日(日)は休診します。

2015年12月18日金曜日

日はまた昇る

1926年、アーネスト・ヘミングウェイが発表した小説は、''The Sun Also Rises''であり、ヘミングウェイ最大の重要長編と言われています。

1957年に映画化され、タイロン・パワー、エヴァ・ガードナーが主演しました。タイトルの邦題は「日はまた昇る」とされていますが、「陽はまた昇る」というのは別物。

日本では「陽はまた昇る」のタイトルのドラマがたくさんあるらしいのですが、全部内容は別物で、当然「日はまた昇る」との無関係。

だいたい、挫折から立ち直ってまたチャンスが巡ってくるみたいな内容はほとんど同じ。タイトルから想像できるまんまなのは、やや思慮が足りないところかもしれません。

ヘミングウェイの意図したところは何だったのかは、幾多の文芸評論があるので、自分がここでうだうだ書いてもしょうがない。

映画化されているので「誰がために鐘は鳴る」とか「キマンジャロの雪」なども有名ですが、自分としては、晩年の中編「老人と海」がたいへん印象深い。

これも、映画化されたから、高校生くらいのときに見たからなんですが、主演のスペンサー・トレイシーの風貌とヘミングウェイの容姿がオーバーラップしたんですよね。

いずれにしても、毎日太陽は昇ってくる・・・というのは天動説に基づく表現ですから、正しい地動説の元では「地平線はまた沈む」とでもいう方が正しいかもですよね。

2015年12月17日木曜日

梵 @ センター南

どうも今年の暖冬予想はここまで当たりのようで、妙に暖かい日が続きます。巷では正月用品も売られ始めているんですが、クリスマスでさえ盛り上がりに欠けている感じがします。

久しぶりに梵で飲み会・・・というか、こういう時期だと忘年会ということになるわけですが、勉強会仲間の3人だけ。まぁ、それだけ気楽なんで、グラスも進むというものです。

この店のお造りは、いつもながらなかなか美味しい。まぐろ、ひらめ、たこ、かつおなどの盛り合わせでしたが、味も量もちょうどいい。

写真で手前にあるのが、珍しく馬刺しかと思ったら、もっと珍しい鯨の刺身でした。生の鯨は初めてのような気がしますが、けっこう肉に甘みがあって悪くありませんでした。


さて、この店に来たら絶対注文したいのが、八海山ビール。日本酒で有名なブランドが作っているわけですが、これが本当に美味しいのです。

明るい色で、少しだけ濁りがある。すっきりとした喉越しなんですが、口の中に嫌味にならない程度の香りが残ります。

香りが強いビールが最近の流行ですが、やたらの匂うだけで鼻につくものが多いので、もう一度飲む気にならない。

梵ときたら八海山ビール、八海山ビールといえば梵と言いたいくらい、自分の中では組みあがった公式みたいなものになっています。

2015年12月16日水曜日

RF1 + Calbee = Veges Energy

RF1は、ロック・フィールドが展開する「ザ・ミライ・サラダカンパニー」です。全国にお店はありますが、神奈川では東急沿線を中心で、自分のテリトリーではたまプラーザ、あざみ野、センター北などにあります。

オリジナルのサラダがたくさんあって、野菜を美味しく楽しく食べるというところでよく利用しています。ただ、変わり種過ぎて、時にはちょっとこれはという時も無きにしも非ず。特にドレッシングが個性的かもしれません。

そのRF1が、スナック菓子メーカーのトップ・ブランド、カルビーとコラボしました。となると、出てくるものは・・・そうです、予想通り、野菜チップスです。

国産野菜のおいしさをそのままに、手軽に味わえる新感覚スナックというわけで、11月からRF1の店頭で販売を始めたそうです。

ヴェジーズ・エナジーという名前で、北海道産じゃがいも、種子島産安納いも、鹿児島県産栗黄金、淡路島産玉ねぎと青森県産長いもの4種類をラインナップ。店頭で試食させてくれました。

さくっとした食感で、ほんのり塩味、口の中で野菜の甘みが広がってくる。う~ん、なるほどこんな感じか。確かに野菜をお菓子にするとこんなところなんだろうという。

ただ、パッケージが15cm四方くらいで大きくないので、一袋20gで180円は割高感があるかも。一番美味しいと思った淡路島産玉ねぎと青森県産長いもは、これだけ量も少なくて(15g)値段は高い(270円)のが残念。

RF1の店頭販売のみというのは、品質に対するこだわりで、そこらに高い価値観を持つ人向けということなんでしょう。カルビーが主導で、普通のポテトチップスくらいの量と値段にできれば、十分スーパーなどでも売れる商品になるかもしれません。

2015年12月15日火曜日

竹と笹


日本のどこに行ってもよく目にするのが、竹や笹。文化的にも、日本人との生活に深く関わることが多いですよね。

竹と笹は見た目には似ているので、何となく近隣種なんだろうなくらいには思っていました。とりあえず、太いのが竹、細いのが笹という・・・

実際のところ、その違いについてはあまり深く考えたことはありませんでした。でも、一度気になると何とか解決しておきたい性分なもんですから調べてみました。

竹も笹もイネ科タケ亜科に属する植物で、大きいものを「竹」、小さいものを「笹」と呼ぶというのは、あながち間違いではないようです。

ただし、細かい点ではいろいろ違いがあるわけで、節から伸びる枝の数が、竹は2本、笹は5~6本と多い。地面の下で地下茎でつながっているのが竹、1本ずつが株になっているのは笹。

竹は成長とともに皮が剥がれ落ちていきますが、笹は枯れて残る。竹は寒いところでは育たない、笹は食用にはしない・・・

なるほど、明日からの生活が変わるような知識ではありませんが、来年の七夕の時には思い出すんじゃないかと・・・

2015年12月14日月曜日

魂心家 @ あざみ野


ラーメン屋さんです。いわゆる家系と呼ばれる種類。

家系というのは、横浜発祥とされる豚骨醤油のスープと太目のストレート麺を特徴するもの。横浜発祥というだけあって、自分がうろうろする横浜市北部周囲にもいろいろな店があります。

今日のお店は魂心家(こんしんや)さんで、東京・神奈川・静岡・名古屋・大阪にチェーンを広げているお店。当然行ったのはあざみ野店。

まず、店員さんが元気なのがいい。すごく楽しそうに働いている感じで、お店の雰囲気としては好感度が上がります。

食べたのは、当然基本メニューの「ラーメン」で、ここでラーメンといえば当然豚骨醤油・・・なのですが、実際のスープは醤油はかなり控えめで白っぽい博多豚骨に近い感じです。

とは言っても、かなり濃厚でクリーミィなスープは博多豚骨とも一線を画す味。最初の一口から、口の中に広がる甘みのような豚骨の味はなかなかのものです。

麺は型どおりストレートの太麺ですが、ちょっと短めで箸で持ち上げやすいところは悪くない。スープが濃厚なので、やはりストレート麺がよく似合います。

今回の追加のトッピングは、白髪ねぎとうずらの玉子。他にもいろいろありますが、うずらは人気のようです。

店の近くには予備校がいくつかあるので、良心的な値段といろいろなおまけサービスはけっこう学生さんには嬉しいのではないでしょうか。

ごはんは無料で、なおかつおかわり自由。スープを飲み干せばサービス券がもらえます。お願いすれば、紙エプロンをもらえます。

2015年12月13日日曜日

サンタクロース出陣

12月ともなると、なんか一年終わりました的な雰囲気がやたらとあって、12月そのものはないがしろにされているみたいな・・・ちょっと気の毒な月のようなところがあります。

実際、もう2週間ちょっとくらいしかないわけで、年末年始の準備もそこそこに始めているわけです。当然、クリニックも休みが入りますから、患者さんへのアナウンスを忘れてはいけません。

うちのクリニックの年末・年始休診は、

12月29日(火曜日)~1月3日(日曜日)です。

年末の診療は12月28日まで、年始は1月4日からです。

さて、受付には毎年恒例のサンタクロースの折り紙が並んでいます。

ポケットになっているので、ここに小さいお菓子を入れて、おいでになった患者さんにお配りしています。クリニックからの小さなクリスマス・プレゼントです。

自分も含めてスタッフ全員で、折り紙を折ってリボンをつけました。今年は早めに準備をしたので、11月のはじめには予定数500個が完成。

うちのスタッフは、サンタ折り紙作りに参加して一人前になるくらい、内々では重大なミッションになっています(って、そんな大げさなもんじゃない)。

クリスマスまで数が足りるつもりで用意はしていますけど、個数限定ですから、無くなったらごめんなさい。

2015年12月12日土曜日

Blue Rose


薔薇がイメージする色は・・・

まぁ、普通の感性を持っていれば、当然答えは赤。深紅の薔薇なんていう、情熱を絵にかいたような表現もあったりします。

青い薔薇なんてないよ、と思っていました・・・・が、あった。

青いバラは不可能とされていましたが、10年くらい前にサントリーが世界で初めて開発に成功したんだそうで、appluse (拍手喝采) と命名されているんだそうです。

これはパンジーの青い色素に関連した遺伝子組み換え技術の産物で、この辺りはどこまで人がいじっていいのか議論は分かれる処。

写真は・・・これは本物じゃありません。これ、何だと思います? 水につけると溶けちゃいます。

これは、フラワーソープというもの。ようするに石鹸です。

これじゃ、手を洗いにくいと思ったら、バブルバスにして、泡の上に浮かべて楽しむための物らしい。そんな、おしゃれな入浴はしたことがないので、我が家での実用性は・・・

スノータイヤの履き替えを予約しようと思ってトヨタに寄ったら、オマケでもらえました。車との関連はあまり無いんですけど、まぁ、ありがとうございます。

2015年12月11日金曜日

神宮外苑、再び


神宮外苑は、都内では銀杏並木の名所の一つ。

1か月前にイチョウ祭りというのを開催していたものの、その時は色づきはまだまだでした

昨日は見頃の真っ盛りという感じでした。あいにくの曇り空だったのが残念ですが、絵画館に続く両側の歩道の並木はほぼきれいに黄色に染まっていました。

大勢の人がいて、誰もがこの見事な黄色いトンネルを楽しみ、そして大半の方がカメラで光景を写真に残そうとしていました。

自分だけカメラを構えているというのは、新米カメラマンとしてはだいぶ恥ずかしいのですが、周りにたくさん似たような人がいるので気が楽です。


この後、どんどん葉が落ちてくるわけですが、そうなると今度は歩道が黄色になって、それはそれで味のある光景が広がります。

ただし、そのかわり落ちたギンナンでけっこう強烈な匂いも漂いますけどね。

2015年12月10日木曜日

自動車業界の明暗




4代目プリウスが国内で発売されました。

発売前から話題になっていたのは、燃費が40km/Lを超えるかどうかというところ。公式発表では、一部のモデルでは、JC08モードで40.8km/Lを達成したということで、トヨタの意地を見せつけた感があります。

もっとも、すでにアメリカで発売され、実際の走行からのレポートを読んでみると、実燃費としては25~30km/Lくらいなのかもしれません。

それでも何げなく運転して20を超えれば十分に納得できる数字と言えます。そもそも、世界一を謳い文句にしていた自社のアクアの燃費を超えてしまったことはすごいことです。

事前の予約注文だけで6万台あり、すでにこの分だけで納車待ちは4か月。おそらく、発売後数か月で10万台に到達することは間違いなく、年を超えてからの契約は1年待ちは覚悟しないといけないんじゃないかと・・・

話は変わりますが、今年の自動車業界で最大のニュースというと、やはりフォルクス・ワーゲンの不正改造の問題だと思います。

マンションの基礎工事の不正と同じで、消費者には見えない部分でルール違反をされると、もう何を信じていいのかわからなくなる。自動車産業全体に対して、猜疑心を持たせることになったことは大変残念なこと。

最近テレビで、フォルクス・ワーゲンのCMが流れていますが、これを見ていて強い違和感を持ちました。

「今回の一連の問題に関しまして、皆様にはご心配をおかけしております・・・」というナレーションで始まり、あとは無料点検します、さらに新規に買った方には5年間無料点検のサービスという。

そんなこまかいところと言ってしまえばそれまでですが、そもそも「心配をおかけしております」ではなく、「申し訳ありません」でしょうし、一歩譲っても「ご迷惑をおかけしました」じゃないかと。

そこんとこをはっきりさせた上で、初めて改めて買ってくださいというお願いができるのではないでしょうか。少なくとも、日本市場では、もっとはっきりしたけじめのつけ方が必要に思います。

だいたい、基準値を大幅に上回る排気ガスで一番迷惑を受けたのは、車のオーナーではなくその周囲の人ですし。地球温暖化対策に巨額の寄付をするとか、企業として利益回復をするためには、もっとわかりやすい反省の姿勢の見せ方をしてもらいたい。

トヨタだって、わからないところで何か問題を抱えているかもしれませんが、いずれにしても今回のような問題は業界としても反面教師としてとらえて、より良い方向へ進むことを期待したいと思います。

2015年12月9日水曜日


どうもカラスは、あまりいい印象を持たれない。

カラスも生きていくのに必死なんでしょうから、人間主体の世界では、お気の毒な話ではありますが。

まず、真っ黒なのがいけない。ダークなイメージがつきまといますから、なんか縁起が悪い感じがしてしまいます。

歌にもあるように、家に帰れば家族が待っているのかもしれませんが、基本は単独行動ゆえに、孤独感も漂います。一匹狼と呼べばかっこいいですが、寂しげな雰囲気も漂います。

自分の場合、何を間違ったのか運転中にフロントガラスに激突されたことがあって、視界が・・・いや、ぞっとしました。

カラス自身は、あんたらに好かれようと思って生きているわけじゃないとぼやいているのかもしれません。

2015年12月8日火曜日

これ何? 先っぽに綿

所詮、毎日家とクリニックの往復しかせず、たまに連休があると、どこか温泉にでもいこうかと思っても、連休のところの宿泊費は急に高くなっていて二の足を踏んでしまう・・・

で、結局のところ日曜日ともなると家でぼけっとして過ごす。そんな面白みのない生活に終始する自分なのですが、時に何気に「これは何だろう?」と思うものを見つけることがあるんです。

1m以上背丈がある雑草なんでしょうけど、きっと秋に1cmくらいの花を先端にいくつも咲かせていたんだろうと・・・それが綿のようになって残っている。

Googleの画像検索を利用して、「雑草、先端に綿」とかで探してみるのですが、なかなか似たようなものが見つからない。

気になるんで、誰か教えて!! とは思うのですが、知ったからといってそれが何かに役に立つというほどのものではない。

でも、何か気になるんですよね。

う~ん、・・・で、これ何?

2015年12月7日月曜日

クリニック忘年会 @ 南国酒家港北東急SC店


クリニックの忘年会は、毎年12月の第一か第二の土曜日です。今年は一昨日の土曜日に港北東急SC内にある南国酒家で、早々と行いました。

センター南駅前から東急までの広場は、それなりにイルミネーションが施されていて、いやがおうにも歳末の忘年会気分を盛り上げてくれます。

今年はクリニックの10周年ということもあったので盛大に・・・ということはなく、まぁいつもの飲み会よりは、居酒屋でないだけちょっと気取っているくらい。

毎年、忘年会ではミニゲームをやって、参加者全員に何らかのプレゼントを用意しているのですが、これだけは10周年ということで多少奮発しました。

いもならトランプで終わるところですが、その後にもさらにトーナメント勝負を用意して、プレゼントはダブルで用意をしました。

それなりに楽しんでもらったと思うのですが、プレゼントを選ぶのは院長である自分の独断ですから、中身についてはいろいろ意見が分かれるところかもしれません。

せっかく南国酒家に行くなら、一番はじの個室を抑えたくて、実は9月には予約を入れていました。実は、一番はじの部屋だけ、小さいですが窓があるんです。そこから駅前を一望にできる・・・

ということで、上から望む光景はこんな感じ。遠くにセンター北の阪急の屋上にある観覧車が見えたりします。いつもクリニックから反対側のバスロータリーの景色ばかり見ているので、たまにこっち側を見ると新鮮ですね。

・・・えっ? 料理は? そうそう、南国酒家ですから、忘年会コースですけど、それなりに美味しいものがでてきましたよ。何しろゲームの進行で忙しいものですから、写真はありませんけどね。



年末・年始のクリニックの休診のお知らせ

12月29日(火)~1月3日(日)は休診します。
年内の診療は、12月28日(月)までです。くれぐれもお間違いないようにご注意ください。

2015年12月6日日曜日

珈琲豆

クリニックの10周年ということで、思いがけず頂き物をしました。コーヒー豆です。

コーヒーは大好き。健康に良いとか悪いとか、いろいろなことが言われますけど、毎日欠かすことは無いと言っても過言ではありません。

クリニックの開業前はペーパードリップで飲んでいましたが、開業資金が底をついて泣く泣くインスタントに変更。それがいつのまにか定着してしまい、最近はお湯を注ぐだけのお手軽さから、ひたすらインスタントです。

インスタントでも十分に美味しいと思えるものがあるので、たまにドリップバッグ式で飲んでも少しはましかなぁくらいにしか思っていませんでした。

さて、豆でいただいとなると・・・一応、うちにもコーヒー・ミルくらいはあるわけで、だいぶ年代物ですが手動で使うもの。久しぶりに棚の奥から取り出しました。

ハンドルをまわして、豆をガリガリと音をさせながら挽いていきます。う~ん、何か本格的。コーヒー党なら、この時間を含めて至福の時などと言うところ。

だんだんコーヒーの匂いが漂ってきて、いい感じになってきたじゃありませんか。せっかくですから、カップにもお湯を入れて温めておきました。

早速飲んでみると・・・豊かな香りと深いコクが、贅沢な時間を演出します。気持ちまで深々とリラックスさせてくれるのは、さすがに挽きたてならでは。

久しぶりに、コーヒーって美味しいと思わせてくれました。一日に何倍も飲むので、全部というわけにはいきませんが、一日一杯はこういう飲み方はいいものだと再確認させてもらいました。

2015年12月5日土曜日

10年

平成17年、2005年の12月5日にあすなろ整形外科クリニックが開院して、今日で丸10年がたちました。

10年間というのは一昔と言われますから、うちのクリニックも「昔はね・・・」という話ができるようになったということでしょうか。

先日も、開院の時の内覧会にお越しいただき、そのまま通院をしていただいているリウマチの患者さんと、「お互い年を取りましたね」と・・・

実際、髪の毛の白髪も増えましたし、ちよっと走ると息切れしてしまうし、そもそも出っ張ったお腹が引っ込まなくなった。

以前は、10周年は何か盛大にやろうと思っていましたが、近づくにつれ「そんなに特別なことではない」と思うようになりました。どこのクリニックでも、あるいはどこのお店でも、必ず通る通過点の一つですし、今日は昨日の続き、明日も今日の続き・・・


 内装工事が始まる前、今の受付からリハビリ室方向を見た写真です。何にもない広々とした空間で、こんなだだっ広いところで大丈夫かと思いました。
工事が始まって1週間ちょっと、同じ位置からトイレの付近までつなげた写真。枠組みだけでも出来上がると、だいぶらしくなった感じがします。

ただ、10年間大過なく過ごせたのは、クリニックを支えてくれたいろいろな方のお陰であることは間違いない。様々な方に支えられてこその10周年ですから、あらためて感謝の念を持たないといけません。

さらに、開業したことでたくさんの迷惑をかけた家族、特に今でもクリニックの要として種々雑多な仕事を切り盛りしてくれている家内にはたくさんの感謝を送ります。本当にありがとう。

今日から11年目に入り、特に変わることは何もありません。経営者としては才覚が無いことは十分に自覚していますから、今まで通り、自分にできることを自分なりのやり方で続けていくだけです。

これからも、あすなろ整形外科クリニックをよろしくお願いいたします。

2015年12月4日金曜日

里の紅葉


12月になって、横浜でもやっと紅葉らしくなってきました。

やはり、今年の11月は平均気温が高かったせいか、色づきがいまいちでした。

冷え込みが足りないのか銀杏並木もまだらで、いっせいに黄色になる前に葉が落ち始めていて見栄えがよろしくなかったのですが、だいぶまともになってきた。


でも、紅葉といえば、やっぱりもみじが代表選手かと。きれいに赤くなると
一番らしく見えます。本来は秋の風物詩ですが、里では本格的な冬の到来を感じるものでしょうかね。