年末年始臨時休診のお知らせ

12月28日(水)は午前のみの診療です。  12月29日(木)~1月4日(水)は休診いたします。  ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。    

2015年12月27日日曜日

普段使いのレンズを考える



何かしら夢中になれるものがあるというのは大事なことで、そりゃ仕事と趣味が一致しているというのは幸せかもしれませんが、オンの時もオフの時も変化が無いんじゃ息が詰まってしまいます。

自分の場合起きている時間帯の大部分がオンですから、貴重な少ないオフをいかに使うかはけっこう重要な問題です。とはいっても、まとまってオフの時間があるわけではないので、基本、インドア的な過ごし方が中心になってしまう。

一番多いオフの過ごし方は・・・何もしない・・・というか、特に何かをすると決めていなくて、ネットを見て回ったり、音楽をいろいろ聴いてみたり、昔の写真データを整理したり、時には映画を見るのもありますが、どれもパソコンの前に座っていればできることばかり。

例えば去年、バッハのカンタータにはまり、膨大な量の音楽を教会歴に沿って1年かけて聴き倒しました。これはたいへん面白かったので、キリスト教文化の勉強としてもけっこう楽しめました。

その前は、日本の四季を見直す意味で、旧暦に興味をもって、四季・二十四節気・七十二侯を勉強しました。これも、それなりに面白い対象でしたが、いかんせんいずれも1年たつと一巡してしまい終了なんです。

今年の春にカンタータを聴き終わると、突然目標が無くなってしまいました。もちろん、音楽としてはカンタータや受難曲をその後も聴きますが、この日にはこれを聴くというしっかりとした目的はありませんから、その他のたくさんあるお気に入りの音楽の一つでしかありません。

半年間は、何をするでもなく、本当にぼーっとしてオフをすごしていたのですが、10月に急にカメラが楽しくなったわけで、この2か月間は頑張ってほぼ毎日一眼レフカメラを持ち歩いていました。

前置きが長くなりました。

今までは、いかにして鞄を小さくするか、軽くするかばかりを考えていましたが、カメラを持ち歩くとなるとそんなことは言っていられません。そこで、自分にとって普段使いのレンズには何がいいのか考察してみます。

一眼レフ本体だけで800gくらい、そこにレンズを装着すると1.5kg程度になってしまうのです。もっとも、大多数は車での移動ですから、あまり重さは気にしないことにしました。

残念なのは、わざわざ出かれる時間が無いので撮影する被写体が身近なものに限られること。シャッターチャンスなんてものは、そうそうあるはずもない。ただ、数少ない撮影したい場面で、あー広角レンズを持っていればよかったとか、もっと明るいレンズを用意しておけばよかったと後悔したくない。

ですから、レンズを複数持ち歩く必要が出てくるのですが、プロのカメラマンじゃあるまいし、数少ないレンズをすべて持ち歩くというのも他人から見ればバカなことにしか見えないでしょう。

通常は、一番人の見え方に近い焦点距離50mm前後をカバーできる、できるだけ明るいレンズを基本として装着しておくというのが、一番無難ということになるわけです。

そんな理由で、一番お勧めする普段使いのレンズは焦点距離50mm(APS-Cサイズなら30~35mm)、f値は2以下のものということになります。上の写真がそういうレンズで撮影したもので、明るいレンズはきれいなボケがでやすいと言われています。

レンズの規格である焦点距離はフルサイズ・カメラでの数字ですから、自分のようにAPS-Cサイズの迦楼羅の場合は、焦点距離は約1.5倍と考えることになります。レンズがAPS-C専用となっていても同じです。

ところが、ちょっとそこらに咲いている花とか撮影するとなると、近寄って接写したくなる。この場合はマクロ・レンズを使いたい。マクロ・レンズは、通常のポートレイト撮影にも使えるので、三脚は使わず手持ちの撮影が基本の、街歩きしかしない自分には普段使いのレンズとしては重宝するわけです。

でも、遠くの景色とかを撮影したい時には、やっぱり望遠ができないといらない家や電線とか、どうでもいいものが写りこんできてしまいます。せめてコンデジで言うところの、光学10倍ズームくらいはできることが望ましい。

よけいなものが周りにない場合は、視界をぐっと広く取り込める広角レンズの魅力は絶大です。広角の写り方を見てしまうと、そのダイナミックさは捨てがたい魅力だと思うんですよね。

となると、おそらく普段持ちとしては SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM Contemporary がベストな選択になりそうです。

このSIGMA製のレンズはAPS-C専用レンズです。焦点距離はやや広角の18mmから望遠の300mmまでをカバーしています。つまりフルサイズ換算で、27mm~450mm、当然標準域の50mmが含まれ、標準から光学9倍ズームが可能ということになります。

f値はやや高めになってしまうのが唯一残念なところですが、これだけのズームができてf値が2未満のものがあったら、おそらくレンズは巨大で超重量級になり、価格もとても手が出ないことになると思います。

DCはAPS-C専用という意味で、MACROは本格的とは言えないまでも接写もある程度可能、OSは手振れ補正ができる、そしてHSMは超音波モーター搭載でAFが早くて静かということになります。

さて、カバンに余裕があるなら、とりあえずもう一本レンズを持ち歩こうと思います。忘年会のような集まりでのスナップ撮影が中心なら望遠はいりませんし、比較的暗い室内でもOKな明るい単焦点レンズが一番使い勝手がよさそうです。でも、たくさんの人数を一度におさめたい場合は広角が有利。

繰り返しになりますが、超広角の写り方だけは、他のレンズには真似のできない芸当なんです。ですから、もう一本という場合は、やはり SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM しか無いように思います。

このレンズもAPS-C専用で、焦点距離は8-16mmで、フルサイズ換算で12-24mm。超広角で、画角はは120度もあり、こんなにワイドに写るレンズは他にありません。

カメラ本体とこの2本のレンズだと重さは2.5kgくらいで、車での移動が中心と考えれば毎日の持ち歩くのには許容範囲だと思います。

今日の三枚の写真は、いずれもうちのクリニックの待合室で、同じ場所でレンズだけ変えて写したものです。これだけ違ってくるから、一眼レフカメラは面白いし、レンズを交換するからこそ一眼レフに魅力があるということなんですよね。

普段使いのレンズを決めたからといって、それにこだわることなく、時にはマクロ、時には超望遠という具合に楽しまないともったいない。できることなら、そういうレンズを持ち出したくなる場所に行くことも、少ないチャンスをいかしていきたいものだと思います。