2008年8月31日日曜日

世界を極める若者

世界でがんばっている日本人の若者がここにもいました。

テニスの全米オープンの男子シングルス3回戦で若干18歳の錦織圭選手が、昨年のベスト4のスペインのダビド・フェレールをフルセットで破り、ベスト16に入りました。全米で日本男子の4回戦進出は71年ぶりだそうです。

自分が大学生でテニス部で汗を流していたのは、コナーズがおちてきて、ボルグ=マッケンローの時代。日本では神和住純くらいしかスターはいませんでした。

早くから渡米して最初から世界を土俵に修行してきた錦織選手は、まだまだ18歳(うちのこの同じ!!)。これからしばらくは活躍が続きそうですね。応援してます、がんばってください。

夏の終わり - 妄想キャンプ

8月も今日でおしまいですが、天気は夏であったことを思い出しかのように晴れわたりましたね。蝉の鳴き声も復活しましたが、先週はどこに隠れていたんでしょうか。

正直に言うと、汗っかきの自分は夏は得意ではありません。毎年、ここが過ぎればだんだん涼しくなってくるという一念で乗り切るのです。ですから、逆に春はだんだん暑くなってくると思うと憂鬱になってしまうのでした。

こどもが小さいときには親の都合で夏のレジャーを決めていれば良かったんですが、しだいに学校の用事などが増えてきて、あまり家族で出かけることも少なくなりました。その一番はキャンプ。

もちろんサバイバルではなく、車でいろいろ快適グッズを持っていくオートキャンプです。涼しくなって、キャンプ場も静かになる9月か10月くらいが一番いい季節のように思います。

残念ながら、今はなかなか休みが作れないので、キャンプ道具も仕舞いっぱなし。いい加減手入れくらいはしないといけないと思いつつも、その時間すら作れません。

そこでヴァーチャルでちょっとやってみますか。って、ようするに仮想手入れ実行準備作戦ですね。

まずは、ガソリンを使うもの。最初にそろえた道具はガス式だったんですが、やはりポンピングして圧縮して使うホワイトガソリンの方が燃費もよく火力も強いし、燃料も手に入れやすい。そもそもキャンプらしいじゃないですか。

まずはツーバーナー・ストーブです。Colemanのハイオクも使えるタイプ。ばらして錆をとります。ジェネレーターをチェックしてつまりが無いか確認火をつけてみましょう。おー、しばらく使わなくても安定した火がつくじゃないですか(ということを期待している)。

続いてランタン。同じくColemanのノーススター。これはクラシックランタンに比べ大光量なので、これ一つで机周りは十分に明るいのですが、吹き出しの音がかなりうるさいのが欠点。さすがにマントルは壊れているので、新しいのを装着して周りを燃やしておきます。このあたりがとっても楽しいところ。

あとはテント類を開いて乾かしておきましょう。その間に近所のホームセンターに行って、炭と電池などを揃えてきます。炭は普通の楢炭と備長炭を両方。火付きは楢ですが、火持ちはなんといっても備長炭。焼き物をするならこれ以上の炭はありません。練り物の炭はよく燃えますが、すぐに燃え尽きてしまうので使いません。

あー、いかんいかん、だんだんむなしくなってきた。やっぱり、本当に準備してキャンプにいかないとだめですね。今年はまだ無理ですけど、来年こそはキャンプを復活させたいと思います。

さぁ、明日から9月だぞっと!!

2008年8月30日土曜日

Instruments

あすなろ工具店の仕事道具の一部・・・ちゃいます。整形外科にとっては必需品の一部です。

整形外科の手術では、のこぎり、とんかち、釘、ねじ、ドライバー、錐、ノミ、ヤスリ、ラジオペンチ、針金などなど・・・を使います。はっきり言って大工道具は大切な手術機械の一部なのです。

さすがに、クリニックでは大々的に手術をするわけにはいきませんので、使う道具といえば、このくらい。とはいえ、大事な商売道具ですから、おろそかにはできません。

実はここは写っていませんが、骨にワイヤーを刺すための電動ドライバーもあるんです。ちょっとした骨折の時に、皮膚を切らずにワイヤーを刺して固定するためのものです。レントゲンの透視をしながら行いますが、その気になればかなりの骨折の治療ができるんです。

開業するときに欲しいと思ったんですが、200万円くらいかかりそうなのであきらめました。そしたら、メーカーの方が中古品を探してきてくれて、1/10くらいの値段で手に入れました。

外科医にとって道具は本当に大切なもので、使う目的をしっかり考えて適切な道具を選んで使うことが手術のうまいへたに出てくるものです。

時に手術機械を投げる医者がいたりしますが、道具を大切にできないものは手術の失敗をすぐに道具のせいにするものです。

また一方、必ずしも使いたい道具があるとは限りません。そういうときに、臨機応変に別の道具を使えることも重要。研修医の頃に、どんな条件でも、きちっと結果を出すことを随分と教育されました。

飛行機ぶ~ん

飛行機が空を飛んでいた。

別に珍しい光景ではないけど、カメラを向けてシャッターを切ってみた。

そしたら、肉眼では黒い点でしかない飛行機がちゃんと飛行機に見えた。

たしかに誰かが操縦しているのが感じられた。

一生懸命操舵して上昇していく飛行機。

どこに向かっているのかなぁ。

2008年8月29日金曜日

整形外科へのお誘い

ちょっと、そこの研修医の方。まだ、何科の医者になるか迷っているの?
だったら、ちょっと読んでいってよ。

まぁ、もっとも親が医者で、同じ科に進むっていうのは、いいようでよくないよね。自分もそうだったから、何となくわかるよ。親を見ていると、その科のいいところも悪いところも見えちゃうからね。

親を超えるのはこどもに課せられた期待だから、同じ土俵で勝負しにくいところもあるんだよね。でも、自分が親になって見ると、自分ががんばっているのはこどものためなんだよね。こどもが同じ道に進んでくれれば、嬉しくないわけがない。

親が医者じゃないなら、自分がやりたいことをやればいいわけで、話は簡単。でもね、やりたいことを何十年も先まで見通せる人はいないんだよね。いろいろな医者に何でその科を選んだの、という理由を聞いてみると、意外とたいした理由じゃないことが多いんだよ。

何を隠そう、自分もたまたま友人に付き合って整形外科の教授室にいっただけなんだよね。そしたら、友人がこいつも整形外科に入りますって勝手に紹介しちゃったわけ。

やりたいことっていうのは、後から出てくるんだよ。どんな科でも、だんだんわかってくると、やりたいことが必ず見つかるもんで、最初からあまり気張って考えてもしょうがないかな。

でもって、整形外科なんだけど。いいよ、整形外科は。まず、外科系ということ。内科に比べて軽く見られがちだけどね、でも患者さんを本当に治すのは医者だからね。

内科の先生には怒られてしまうかもしれないけど、正しい薬を選択するのは医者の能力だけど、薬が効くかどうかは患者さんしだいだよ。

その点、手術というのは医者の個人の能力。特に整形外科では、ばらばらになった骨をきちっとまとめて、患者さんがちゃんと社会復帰できれば、それは医者の力だと大威張りできるんだよ。

もちろん、うまくいかないのも医者の能力であることがあるわけだから、そこんところの責任をしっかりと背負っていく覚悟は必要だよね。患者さんは50点を望んでいるわけじゃなくて、いつでも100点満点を期待しているのはどの科も同じ。

救急は最近は忙しくて大変だと嫌われているようだけど、若いときにがむしゃらにやらなくてどうするの。外傷が来れば、整形外科と脳神経外科と腹部外科が活躍するんだよ。

血だらけのけが人を助けるのは戦場のような場合があるけど、そういうのを経験しないで医者になれると思ったら大間違い。そういうところでトレーニングしておかないと、本当に後で困ると思うよ。

もちろん、それだけじゃない。リウマチという病気があるけど、内科でみるのか整形外科でみるのか医者も患者さんも悩むんだよね。治療は薬が主体だし、最近は副作用をしっかり見ていかないと危険な薬をどんどん使うから、内科的な部分が多くなってきた。

でも、勉強すればいくらでも知識は増やせるんだ。でも、リウマチの治療ではリハビリテーションや装具が大事。それにいざとなったら、手術も大事な治療方法なんだよね。

手術は実技だからね、知識だけではできない。やはり、経験が無いと無理だと思うよ。自分が整形外科医だから言うわけじゃないけど、ちゃんと勉強して薬を使いこなす手術もできる医者がリウマチでは必要なんだよね。

それに高齢化社会になって、老化現象でのいろいろな手足腰の痛みを減らして生活能力を維持するのも、整形外科の大事な仕事だよね。

でも、逆に赤ちゃんだって診るんだよ。先天性の問題も少なくない。こどもの怪我や障害だっていろいろあるし、整形外科は全年齢が対象になるんだよ。その気になれば、本当にいろいろな患者さんがいてやることは山ほどあるんだ。

ただ、開業するときは注意が必要かも。というのは、整形外科の患者さんの診療報酬は高くない。一人あたりの診療費を患者単価というけど、内科なら4000円~5000円、だけど整形外科は2000円~3000円だから、内科の倍の患者さんがこないと経営上はつらい。

さらにね、診療所のスペースも、内科なら30坪もあれば十分だけど、整形外科は最低でも50坪くらいないとできない。一般的には内科なら1日に30~40人の患者さんがくれば経営は大丈夫といわれているけど、整形外科は80~100人は必要なんだよね。

まぁ、うちなんてやっと60人だから、いまだに必死に当直のバイトしているわけだけど。まあ、それはいいとしても、とにかく今の医療事情では先が見えないから、何科で開業しても大変だよね。

まぁ、少なくとも自分の医者としての最終形態だけはある程度考えておいたほうがいいんじゃないかな。

とことん大学のようなところに残って、研究をがんばって多くの患者さんを治すための治療法を開発していくのか、あるいは市中病院や自分の診療所を持って目の前の一人一人の患者さんを治していくのか。コンピュータでいえば、プログラマーかアプリケーション・ユーザーかみたいなところかな。

まぁ、整形外科は絶対面白いから、是非考えてみてよ。

2008年8月28日木曜日

Beer


自分はいわゆる「飲んべえ」ではありません。ビールで十分。

発泡酒なんて水みたいと思っていましたか、いつの間にか発泡酒で十分。第3のビールなんてくだらんと思っていたのに、今ではリキュール類でもok。たまに「ビール」を飲むと、むしろ濃いなぁなどとぼやいてしまう始末です。

先日のMM21のホテルでのビールは久しぶりに旨いと思いました。ものはアサヒのスーパードライの瓶でした。何でしょうかね。冷え加減ですかね。それとも、この注ぎ方による泡立ちのせいでしょうか。

注いでくれる方が、またうまいんですよ。ほどほどに泡ができて、おちついても数cmちょうど残っているんですね。何事にもコツってものがあるんですね。

2008年8月27日水曜日

今夜はリウマチの勉強

今夜は勉強。それも、聖マリアンナ医科大学のリウマチ内科の山田秀裕先生を独り占めです。

実は東京女子医科大学の膠原病リウマチ痛風センターの第1回OB & OG会なんです。会の名称はまだ正式には決めていないので、とりあえずですが、日本の名だたる先生を招いてどんどん勉強してやろうという、かなり無理のある企画です。

その第1回にわざわざ山田先生に出席していただいたのというわけです。知る人ぞ知る先生なので、これは本当に贅沢な会なんです。おかげで、いろいろと勉強できました。

生物学的製剤の知らなかった注意点。自分でやっていたことを点検する良い機会でした。ちょっと事情があって、二人急に出れなくなってしまいましたが、岸根公園の菊池整形外科の持田先生(美人でしょう)、北新横浜整形外科の渡辺先生と3人でたっぷり山田先生と話ができました。

えっ? 昨日と格好が同じ? よく見てください。
昨夜はワイシャツ、今夜はポロシャツだもんね。

Four Bloggers

Woody Harman Orchestraの名曲に、Four Brothersというがあります。管楽器4人が次々とアドリブを繰り出してくる大変楽しい曲。後にManhattan Transferが、そのアドリブに歌詞をつけて歌ったのも大好き。

そこで、話はいきなり変わるわけですが、日本には何十万人と医者がいるでしょう。その中で、神奈川県には、横浜市にはと絞っていきます。さらに都筑区ではたぶん200人くらいいる。

さらにブログを書いているのは何人もいますが、その中で毎日書いている(除休診日)のはこの4人(リクエストにより写真修正あり)。Four Bloggersです。それぞれの特徴は、Dr.Flickerが今朝のブログで紹介しています。

昨日の夜はこの4人で四方山話に花を咲かせてきたわけで、その内容はDr.Mあざみ野棒屋先生のブログをご覧ください。

今朝は寝坊をしてしまいました。年を取ったなぁ~。

2008年8月26日火曜日

夜景ならミナトミライ

ここはどこ? すぐにわかる人は・・・普通です。

ミナトミライです。観覧車です。都筑区のではありません。

今夜は、こんな景色が見えるところで楽しい会食。

木がつく方林がつく方と、そして松がつく方。自分だけ木がつきません。でも、あすなろですから。木がついていますから。木つながりということで許してください。

楽しい会食の模様はそれぞれのブログできっと話題がでますから、ほかもチェックしてみてください。

飲酒ブログは短めをもってよしとする、というわけでおやすみなさい。

暑い、暑いと思っていたら急に涼しくなってきて、夜などもだいぶ寝やすくなりました。でも、今週は天気がいまいちで、むしむしした感じは相変わらず。

それでも季節は確実に歩を進めていて、よーく周りを見てみると秋の気配が見つかったりします。

栗拾いというと、幼稚園の時だったか、小学生の時だったかやったことがあるけれど、ずいぶんと忘れていたことかなと思います。

自分は栗ご飯とモンブランはあまり好きではないのですが、いわゆる天津甘栗は大好き。昔、渋谷駅のハチ公口、スクランブル交差点を渡ったところに薬屋さんがあって、その店先で大きな丸い釜を回して作っていました。

最近の袋にパックされたものは、なんかちょっと違うという感じですよね。あー、食べたくなってきた。

2008年8月25日月曜日

2012年ロンドンに向けて

北京オリンピック、閉幕しました。

自分は、最近のオリンピックの開幕式はショートしての要素が多すぎて、派手すぎて好きではありません。

一方、閉幕式では選手がばらばらにフィールドを埋めて、みんなで戦ってわかり合って称え合うという感じが単純にいいなぁ、と思うわけです(ベッカムはいいけど、なんでジミー・ペイジ?)。

今回は中国国内の政治問題が絡んだりして、いろいろ心配されましたが、とりあえず会期中は中国の面子が潰れるような事件・事故もなく、本当によかったですね。

でも、世界中の目が北京に集まっている間に、グルジアやパキスタンの問題が出てきたり、スペインでは大きな飛行機事故が起きたり、世界では様々なことが進行しています。

今回の大会で良い成績、悪い成績、予想外の成績などいろいろな結果を日本にもたらしましたが、選手の皆さん、そしてこれからオリンピックに夢を持つ若者は2012年のロンドンに向けてスタートです。

4年後にも、いろいろな楽しみを期待しています。

2008年8月24日日曜日

Eric Clapton / 461 Ocean Boulvard

1974年です。もう34年も前のアルバム。1944年生まれのクラプトンは当時30歳。こっちは高校生。ばりばりのロック少年。

クラプトンは仲良しだったジョージ・ハリソンの奥さんパティと不倫関係になって、いとしのレイラを発表。しかし、その後は私生活はクスリ漬けでドロドロ。

でもって、カリフォルニアで再起一発、起死回生のアルバムとして復活したのがこれ。さらにワールド・ツアーを敢行し、初来日もはたしました。

コンサートではチャップリンのスマイルをアコースティック・ギターで歌うという、意外な始まり。でも、これがまた良かったんですよね。日本公演の模様は残っていませんが、この復活ツアーの音源は部分的にはこれまでにも発表されていました。

数年前にこのアルバムのスペシャル・エディション2枚組CDが発売され、当時アルバムには収録されなかったスタジオ録音数曲とともに、もう1枚のCDは当時のライブが丸々収録されたんです。もう。これだけで買い。あの初来日のステージが脳裏に蘇ります。

アルバムはレゲエを大胆に取り入れ、とにかく歌うこと、ギターを弾くことがこんなに楽しいということを、万人に語りかけた傑作となりました。今でも、たまに無性に聞きたくなるんですよね。

医療崩壊へのシナリオ

小泉政権のもと「改革」という名前の元、いろいろな変革が行われたらしい。報道されいろいろな討論が行われたものもあれば、ほとんど知られていないものもあるわけです。

国民の生活に密接に関係するはずの医療は、郵政と道路という2大問題の陰に隠れてしまった代表的な問題でした。そして医療改革は、まさに医療崩壊へのシナリオだったといえます。

国の方針の基本は、高齢者が増えて医療費が増大し国民の負担が増えるという理由で、医療費を極限まで抑制するというものです。そして、もう一つ、医療問題が起こる原因となる医師のモラルや大学を中心とした縦社会を修正するために、研修医システムの再構築でした。

そもそもの変革のスタートは、2000年の介護保険制度の導入からと言えるかもしれません。高齢者医療費を削減するために、高齢者の医療費に含まれていた「介護・在宅」の部分を切り離し、医療費から独立させることで見かけ上は医療費を減らすことになったのです。

介護・在宅は高齢化社会では絶対に必要なものですが、ここですでに郵政問題の時のような論法が展開されていました。介護保険制度に反対するものは高齢者の介護にも反対するのだな、というような問題をすりかえてしまうような議論が行われていました。

そして、結局きちんとした制度ができていないのに見切り発進でスタート。様々な混乱の中から、それでも現場では何とか仕事をしてきました。

しかし、医療と介護を別枠にすることには、根本的な無理があります。医療が必要なときに介入することが大変難しくなってしまいました。それでも、やっと形が整ってくると、当然金がかかる。介護保険の肥大化(というか、実効化)が問題になり、政府は今度は介護保険の削減に走り出しています。

医療費の削減は、いまさら言うまでもありません。批判を恐れずはっきり言えば、もともと国が決めている診療報酬は、まじめに医療を行うほど赤字になっていくような額です。各医療機関は、いわゆる「企業努力」によって何とか経営を保っていたのです。

国民が期待する高度の医療を行うほど赤字になっていくわけで、そのしわ寄せは医療機関で働く者にかかってきていました。「人のために」働くという大義名分のもとに、自分も労働法などとは無縁の世界で成長してきました。

しかし、どんどん削減された診療報酬の中ではもはや経営は成り立ちません。「医療崩壊」のはじまりです。さまざまな医療機関が倒産し始め、悲鳴を上げ始めましたが、これまで政府はむしろ医療費が減ることを歓迎するかのように削減を続けています。

研修医システムの改革は、さらに医療崩壊を加速させる要因にあげることができます。表面的には「使える医師を増やし、研修医の人権を尊重する」ためですが、すでに確立されていた大学の封建的な縦社会が完全に崩れてしまいました。

もちろん最良の社会とは言えませんが、あまりに急速な秩序の崩壊によりまともな対応がとれない大学がほとんどでした。医学部は最新の医療知識を集約して普及させる、そこから育った人材が地域医療を支えていくという流れは妥当だと思います。

新研修医システムの結果、大学病院での厳しい労働が嫌われ大学で研修しようという若者は激減。大学からの派遣に頼っていた一般病院は医師確保ができなくなり、入院ベッドを削減、科を閉鎖、そして病院自体も倒産まで追い込まれているのです。

特に医師や病院が少ない地方では深刻です。さらに医師のサラリーマン化も始まっており、もはやリスクを背負うことはありません。

そこへ2002年の慈恵医大青戸病院事件と東京女子医科大学人工心肺事件、2006年の福島大野病院事件、さらにHIV問題や肝炎問題など様々な医療に関するnegativeなニュースが世間を賑わしたことが、追い打ちをかけました。

もちろん、医師の側も問題があるわけですから、このような政策を単純に批判するわけにはいきません。しかし、昨年からだめ押しのように後期高齢者医療制度がスタート。さらに今年からは体全体をみるための基本検診にかわりメタボリック症候群だけに絞った特定検診という具合に、まだまだ「医療崩壊」を続けるつもりのようです。そしてますます増えるのは「萎縮医療」というのが現実です。

この1週間に、大野病院事件の判決、西濃運輸保険組合解散、さらにちょっと縁がある千葉県銚子市の市立病院閉鎖というニュースが立て続けにありました。

さらに、本日は厚生労働大臣が研修医制度の見直しを発表、そして介護の有資格者の就職を国が援護するという話まで出てきました(ただし低賃金で重労働だから資格を取っても仕事に就かないわけで、介護報酬を引き下げるばかりの現実では・・・)。

まずは国民の生活を安定させることが政府の基本的な仕事であるならば、今の日本の政治家はどこを向いているのでしょうか? 少しは何かがおかしいということに気づき始めたのでしょうか? 間に合うといいのですが。

この手の話題は書くことは、初めてではありませんし、見方はいろいろあり何を正論とするかは価値観の違いも大きく影響します。少し自分の考え方を整理しておきたくて書きました。

2008年8月23日土曜日

Let's 医師会 8月

今月はお盆休みを取るところが多く、医師会も小休止。毎週の会議も先週と今週は休みでした。そんなわけで、あまり話題はありません。

今月やったことは、近くの大学病院との連携協議。自分は防災担当なので、南関東の大地震が起きたときの実効力のある救急医療活動をいかに地域に提供するかが課題です。

ちょこちょこ地震が起きるたびに、びくびくしてしまいます。というのも、横浜市と横浜市医師会は阪神大震災の直後にあわてて協定を結び、医療教護拠点での活動を約束していますが、実際問題として医師や看護師が集まってくるのかはなはだ心許ない実情があるのです。

その理由はDr.Mのように自宅で診療所を開設している医師は少なく、自分のようにビル診療をしている医師が多いため、地震が起こってもすぐに活動に入れるわけではありません。

医師には専門がある程度あるわけですから、救急医療に慣れている者もいれば、そうでない者もいます。

自分は開業してからも、大学などでの手術を続けていたり、幸か不幸か当直のバイトを続けている関係で、それなりに知識と経験を維持しているつもりですが、そんなのは特殊な方ではないかと思います。

また医療救護拠点のハードウェアについても、十分に整備されているとはいえません。そこで、基幹病院との連携協議や、区役所との協議が定期的に行われて、実質的な意見交換をしているわけです。

一般の方は、救急医療と災害医療とが違うということを意外とご存じないと思います。災害医療は、怪我人すべてを助けるものではありません。簡単に言えば、助からない人を選別して助かる人だけを治療するのが災害医療です。

一度に多くの怪我人が発生した場合、すべての怪我人を順番に治療していっては膨大な時間がかかり、助かる人も助からないという事態になります。

ですから、大きな病院はいかに軽傷者を入れないようにできるかが最大の課題になるのです。これは、表面的には冷たい感じがするかもしれませんが、きわめて合理的な考え方だと言わざるを得ません。

そこで、大事なのが医師会の仕事です。自分たちは、大きな病院に転送すべき怪我人を迅速に選別することと、大きな病院での治療の対象からはずれた怪我人への対応をする必要が出てくるのです。

幸い、都筑区・青葉区付近は地盤が安定しており、街も新しいため比較的被害は大きくならないとの予想があります。阪神大震災並の震災が来ても火事さえ起こらなければ、死者は100人未満との予想です。

しかし東側の地域、特に東京湾沿いの地域はかなりの被害が予想されていますので、これらの地域からの怪我人などへの対処も考えておかなければいけません。地震は明日起こるかもしれません。

2008年8月22日金曜日

焼き鳥 大吉

我が家から歩いていけて飲めるところ、それは大吉。

ご存知、安い焼き鳥屋、町の赤提灯。

スーパーで売っている10本580円よりも旨いのが、スーパーの入り口の焼き鳥屋。それよりも美味しいのは・・・大吉。

もちろん、ちゃんとした串焼きには勝てませんが、焼きたてならこれで十分。たまには、外食・・・よりによって、大吉。

たらふく食って、お勘定。何も言わないのに領収書をもらえました。なんと、そこには我が家の本名が書いてある!! 「えっ、何で名前知ってるの?」「はい、店長が書いてと・・・」

ばればれです。

無冠の低能

だから、国民的スポーツの座から下落するんですよね。
ソフトボールで日本に負けたアメリカのような気分とでもいいましょうか。

何をか言わんや。

ペナントレースを中止してでも、最強のメンバーを人選すべきですよ。
各チームが自分の利益を優先したんじゃないでしょうか。

勝てば、それだけ盛り上がるのに・・・終わりましたね、野球。

2008年8月21日木曜日

日本悲願の金メダル

おめでとう!! やったぁ~!!
日本。女子ソフトボール。

ついに宿敵アメリカを破り、金メダルです。

3連投のエース上野、よくやった。最後も選手全員が本当によく守りました。最初の三振の山ではどうなることかと思いましたが、昨日のオーストラリアとの長い戦いで、かえってみんなの力みが取れていたのがよかったのかもしれません。

解説の前監督の宇津木さん、泣いてしまいましたね。ずーっとこの日を夢見て日本のソフトボールを牽引してきた人ですから、人生最良の日かもしれません。

大野病院事件判決

福島県で2006年に起きた大野病院事件。たまたま最近別のブログでも、この話題に触れていました

そして、昨日その判決が言い渡され、被告になった医師は無罪となりました。すでにあざみ野棒屋先生にはこの話については書かれてしまいました

もちろん、今後結審するかどうかは、まだわかりませんが、医療関係者として無視することができない大きな意味を持った裁判に、ひとつの見解が示されたことになります。

この事件の特殊性は誰の目にも明らかで、命を落とした女性がいて、命を救えなかった医師がいるのです。通常の事件とは異なり、少なくとも悪意を持った人は登場しません。

裁判の争点は、医師の医療行為がの妥当性、つまりこの場合の手術操作の正当性でした。自分はこの事件のような事例の専門家ではありませんし、この現場に直接いなかったものとしては、誰かを批判するようなことは慎重にならざるを得ないわけで、実際に起こったことについては言及を避けるのが無難な選択でしょう。

ただ、少なくとも、明らかな医学的な誤りとはいえない行為という認識が大多数をしめており、その結果が最悪の結果であったから司法が介入するということは、われわれ医療従事者としては自分の仕事の関わる大変大きな問題であるということは間違いありません。

実際、その後の影響については、いろいろ考えなければならないことがあります。産科医療は、もともと大きなリスクをいろいろ持っているわけですが、今回の立件によって、明らかに産科医の萎縮を招いたことは否定できません。特に一人の医師しかいないような地方の病院では深刻です。

どんなにベストを尽くしたとしても結果によっては犯罪人として扱われるのであれば、最初から産科医にならないという選択は当然のことです。医学は万人に対して最大限の利益を与えることが責務ではありますが、数学的にいつでも100%の結果を出すことはできません。

さらに救急医療全体にも波紋は広がったうえ、政府の医療費削減の政策により、診療報酬はどんどん引き下げられました。リスクのみがどんどん増えるだけで、得られるものが無いのであれば、医療全体が萎縮していくのは当然のことです。

患者さんを診ないことが最善の選択という流れが出来上がってきたことは、自分もいぜんとして当直バイトをしている立場から、まったく同感であり非難できません。

実際には患者さんとの間に十分な話し合いがあり、いろいろな起こりうる事態に対する理解が両者が共有されていることがもっとも重要なのでしょう。しかし、現場ではこの説明に費やされる時間はますます肥大化し、また同意を得るための書類もどんどん増えていて、ますます医師の医療行為以外の時間が増大してしまいました。

日本の習慣的な医療行為の中ではもう限界なのです。すでに、高齢者医療の問題などを含めて、日本の世界に「自慢する」国民皆保険制度はとっくに破綻しています。実際、今日は西濃運輸のような大きな企業の健康保険組合が解散というニュースがあります。この枠組みに固執しているかぎり、今回の無罪判決によっても医療崩壊の流れは止められないと自分は考えます。

じゃあ、どうしよう、というところまでは、ただの街医者には思いもよりません。日々、ひとつひとつ自分のできることをやっていくだけです。

墓参

まぁ、以前にも書いていますが我が家の墓所はかなり近いところにあるわけで、彼岸・盆などには墓参りをするのは普通の行事です。

先週はいわゆるお盆。おかーさんの実家に行ってのぉ~んびりした帰りにそのまま墓参りに直行。

ここはけっこう広い墓所公園みたいなところなんで、まともに行ったら物凄い混雑です。でも、ちょっとはずして行けば、この通り全然人がいません。ちょっと掃除をして、線香を立てて帰ってきました。

2008年8月20日水曜日

女子ソフトボール がんばった!!

激闘でしたね。北京オリンピック、女子ソフトボール。負ければ銅メダル。勝てば、明日アメリカとの金メダルを賭けて最終戦。

日本のエースは上野。今日すでに1試合投げきって、何とダブルヘッダーでの連投ですよ。相手は因縁のオーストラリア。前回アテネでは準決勝でやられちゃいました。

途中ホームランで1点リード、7回オーストラリアの最後の攻撃で同点ホームランを打たれ、ついに延長戦ですよ。なまっちょろい野球とは違います。延長戦になると、毎回ノーアウト2塁から始めるというタイブレーカーシステム。これは、ものすごい緊張感です。

その中、途中で1点取られても、何とか取り返し、延長は12回。最後はサヨナラで日本の勝利。拍手、拍手。上野はほぼ2試合分を投げぬいたわけです。投球数は、今日1日だけで310球ですと。凄すぎです。大拍手です。

野球もソフトボールも次回のオリンピックにはありません。これだけ、熱くさせてくれるのに残念です。さぁ、明日はアメリカ戦。悔いの無いように戦え、大和撫子!!
12回裏、西山の起死回生のサヨナラヒットで日本は決勝へ

2008年8月19日火曜日

オスグッド病

Osgood's disease (Osgood-Schlatter's disease)、日本では通称オスグッド病といいます。日本語だけでいうことはないのですが、あえて言うなら小児期脛骨粗面骨端線障害とでもいいましょうか。

オスグッド病の説明や図はインターネットで検索すれば、山ほど出てきますのでそちらを参考にしてください。ここでは、基本的な考え方を整理してみましょう。

小児期・・・つまり運動量が増えてくる小学生で骨が大人になる前。女の子なら小学5~6年生くらいまで、男の子なら中学3年生くらいまでの期間限定の問題です。

脛骨(けいこつ)とは膝の下のすねの骨。その粗面というのは正面で膝下数cmのところで、膝を伸ばすための太ももの前側の筋肉が最終的にくっついている所。

たとえばサッカーのように膝を思い切り伸ばしてボールを蹴るような動作をした時に、筋肉がすねの骨を引っ張り上げているわけですが、この脛骨粗面にはそのストレスが集中するわけです。

そこで問題になるのが骨端線(こったんせん)。別名を成長軟骨板ともいいます。手足の長い骨の端から数cmのところには骨端線という骨が長く伸びていくための軟骨でてきた層があります。大人になるまでにだんだん狭くなって消えてしまいます。骨端線の残っている状態によって、身長の伸びが予想できるわけです。

周りの硬い骨に比べると、軟骨でできている骨端線は当然やわですから、いろいろ問題を起こしやすい。脛骨粗面のすぐ下にこの骨端線があるので、引っ張る力が多くかかると軟骨部分がちぎれて脛骨粗面はめくれ上がってしまうのです。

もちろんたいていはじわじわと起こるわけで、日常的な生活ではあまり大きな問題にはなりませんが、スポーツをするときにはより強い力がかかるので、しばしば痛みがでてしまい力を発揮できません。

基本的な考え方として、骨端線が消えてしまう(閉鎖したと言います)、つまり大人の骨になれば固まってしまい出っ張りだけ残りますが、問題はなくなります。たいていの男の子は多かれ少なかれ、やや出っ張っているのが普通ですよね。

ですから、それまでの間何とか痛みを出さないような形が取れればいいわけで、一番簡単な方法は原因となっていることを中止すること。主にはスポーツですが、高校生になるまで激しい運動を避ければたいてい問題はありません。

問題は、小学生高学年から中学生の間、スポーツをやりたくないこどもはそうそういるもんではありません。というか、スポーツが嫌いなこどもなら、だいたい問題を起こしませんから。命に関わるわけではありませんから、できることならうまく運動を続けさせてあげたいと考えるわけです。

ただし、痛いのをがまんして、スポーツを続けていった結果、大人になっても痛みを残してしまう場合がないわけではありません。浮き上がった脛骨粗面がばらばらに割れてしまい、うまく固まりきらないときは、しばしばここにぐらつきが出て痛みが出てしまうのです。

もちろん、大多数は固まってしまうのですが、うまく運動をコントロールしていかないと、結局いつまでもスポーツができないということがありうるわけですから、きちんと問題を理解することが大切ですよね。

理解するのは、もちろん本人・・・と指導者、そして親です。こどもはもちろん目先のことしか考えられません。親はこどもが一生懸命打ち込んでいるものがあると、こどもの将来のことを忘れて、今のこどもを応援してしまうものです。数年間我慢をさせることができなくて、5年後、10年後の活躍を見ることができなくなってしまうのは残念でしょう。

けがや病気をちゃんと治せない選手は、しょせん活躍はできないということを認識してください。まぁ、そんなに大げさに考えなくてもいいのですが、とりあえず痛みの程度によって多少のがまんは必要ということです。

何をがまんするか。結局脛骨粗面に引っ張る力がかからないようにできればいいわけです。ですから、一番簡単な方法はスポーツの禁止。ですが、そこまでしなくても運動量を減らすとかでもいい。

あとは運動の仕方の改良。膝を力強く伸ばす動きはできるだけやらない。膝にサポータをする。お皿の下を圧迫して、力が伝わりにくくする(専用のバンドもあります)。慢性的に痛む場合は、冷やさないようにする。湿布などの外用の痛み止めを使用する。

ただし、いつもより強い痛みが急に出た場合は、骨折みたいなものですから、冷やして腫れを抑え、さすがにしばらくは運動禁止にするしかありません。でも、その場合でも通常は数週間、長くても数ヶ月です。

みんなでちょっと我慢をして、こどもたちがいずれやりたいだけスポーツをやれるようにしてあげることが大人の役目です。そして、ロンドンでより多くの日の丸を見ることにしましょう。

茄子とジャガイモ

そういえば、去年も今頃茄子が一杯あって辛し和えの作り方などを教えていただいたのはブログ効果でした。

今年も、かみさんの実家から大量の茄子、ジャガイモ、きゅうりなどをいただいて帰ってきました。さて、どうしよう。今年は半分は浅漬けにしました。いわゆる白だしと一味唐辛子で丸1日。ちょうどいい感じにできました。

でもって、残りは・・・やっぱり焼き茄子でしょう。そして、大量のジャガイモといえば、コロッケか肉じゃが。コロッケは最近やったので、今回は肉じゃがです。電子レンジで省略ではなくちゃんと作りましたよ。

野菜中心のおかずは健康的。こどもたちも、これなら文句は言いません。

2008年8月18日月曜日

蝉の衣替え

今年は蝉が多いような気がしませんか。

公園では蚊柱ならぬ蝉柱みたいになっている、というと言いすぎでしょうか。

暑すぎて上着を脱いだ蝉が、飛び回っているような感じです。

細く短い命ですが、思い切り夏らしさを演出してくれますよね。自分も休みが終わって気持ちの衣替え、今日からまた診療に勤しみましょう。

2008年8月17日日曜日

北京オリンピック女子マラソン


今日は北京オリンピックの女子マラソン。ということは、オリンピックも半分終了です。昨日までに日本はメダルは17個。いくつか番狂わせもありましたが、だいたいは予想された結果なのかもしれません。

しかし、女子マラソンの結果は何ともいえないところがあり、日本人としてはもやもやの残る結果だったかもしれません。

そもそも直前にメダルが期待された選手が、練習でケガをして出場を断念。もう一人のベテランは、もともとの足の痛みで途中リタイア。

もちろん、自分はそれぞれを非難できる立場ではありませんが、スポーツ選手の自己管理の責任と難しさが際立った大会になったといえます。特に、オリンピック代表選手選考方法についてもいろいろ言われたことも考えると、日本のマラソン界は再編成の時期に来ているのかもしれません。

今回出場した若い中村選手、4年後を目指して成長することを期待しましょう。

思い出横丁

新宿駅西口。サクラヤの大きなビルの向こう、青梅街道までの間、JRの線路際にあるおよそ80軒の小さな飲み屋が立ち並ぶ一角を思い出横丁といいます。

正式には新宿西口商店街というのですが、もともと戦後の闇市から出発し、小さい故にふれあいのある店舗がぎっしり。

最近全国的に有名になったのは平成11年の火事。今は、すっかり再興され、今後ビルとして再開発されるようである。

渋谷にも百軒店というこぢんまりとした繁華街がありますが、どんどん街は変化して消えていく運命にあるんでしょうね。人情が一緒に消えなければいいのですが。

携帯電話カメラ恐るべし

8月15日は諏訪湖の花火大会。おとーさんは休みをきめこんで、じいちゃんちでビールを飲みながらテレビ鑑賞

かーさんとこどもたちは、生を見にでかけていったわけです。そこで長男が携帯電話のカメラで、花火の写真を撮ってきたのですが、どうです。凄いもんです。

携帯とはいっても500万画素あるのです。露出だ、シャッタースピードだとぐだぐだ言わなくても、こんだけ立派に写せれば文句はありません。

2008年8月16日土曜日

まだまだ真夏は続く

暑いですね。じっとしていても汗が出る。

今年の夏、一番違いを感じるのは洗濯物。普通なら、今時は外に乾かせばすぐに乾いてしまうのに、今年はなんか渇きが悪い、こんなに暑いのにですよ。

湿気がすごいんでしょうね。今日は次男のサッカー合宿の汚れ物と、自分たちの帰省の汚れ物で昼から洗濯機4回分です。

なかなか乾かないので、次が干せないよ~

続・月を撮ってみた

週末は天気が悪いという予想ですが、昨日はまだまだ晴天。夕方月が出てきて、空気のレンズの作用か、ちょっと大きめに見えたので、再度撮影にチャレンジ。

今回は、ほぼ満月で、前回よりも綺麗に撮ることができたようです。ちょっと、いい感じでしょう。

でも、満月は月の正面から光が当たっているので、立体感のないのぺっとした月になるとのことです。

圏央道

関越と中央はつながったけれど
使い道がないなぁ
結局、無駄になりそう

リウマチ薬の値段

自分のブログを見に来る方で、関節リウマチ関連のキーワードで多いのが、生物学的製剤を使用した治療を受ける場合の値段。

そりゃ、そうでしょう。薬が高いですからね。今、自分が使うとしたら、即決はできません。もちろん、その絶大な効果を考えると最終的には使えるものなら使用する決断をすると思いますが、その後の経済的な負担はばかになりません。

初診ではレントゲン検査と採血の検査は必須ですから、自己負担3割の方で5000円くらいから、レントゲン検査の場所が増えると10000円程度かかります。

自分のクリニックでは、通常の内服薬の治療を受けている場合は、最低1ヶ月に1回の再診と最低2ヶ月に1回の検査、最低年に1回のレントゲン検査を基本とかんがえています。平均的には毎月の医療費は数千円と考えればよいかと思います(ただし、一部にびっくりするほど高い内服薬があります)。

では生物学的製剤を使用した場合はどうか。現在日本では4種類が使えるわけですが、基本的には月単位で考えれば、どれもほぼ同じくらいの値段となります。3割負担の方で3万円~4万円です。

薬の値段は、一番古いレミケード(田辺三菱製薬)は、1本が11万円。1回にだいたい2本使用します。そして2ヶ月に1回点滴で行います。そしてエンブレル(ワイス製薬)は1本1万5千円で週に2回皮下注射をします。

新しいアクテムラ(中外製薬)とヒュミラ(エーザイ製薬)もほぼ同様の値段ですから、これをずっと続けていくのは大変です。ですから、今リウマチを専門にしている医者の関心事は、いかに生物学的製剤を減量、あるいは中止できるかということです。

最初にレミケードが登場して5年。まずは使い方をいろいろ確立させることが早急に求められていました。これからは、生物学的製剤も第2ステージになるわけです。せめて、今の半分くらいに薬の値段が下がれば、こちらもお勧めしやすく、恩恵を受ける方もふえるんでしょうけど。

2008年8月15日金曜日

テレビ鑑賞

諏訪湖の花火
テレビで鑑賞
かみさんとこどもたちは、生を見に行ってます

キャンプ道具

キャンプ道具・・・こどもが大きくなって、自分も開業して、なかなか休みがなく使わなくなって丸々3回目の夏。申し訳ありません。だいぶ埃にまみれているかな。

最初に購入した量販店の道具一式からすると、だいぶマニアックになったんですよね。

まずは、何はなくともテント。これは家ですよ、家。快適さのためにはけちってはいけません。量販店で安く買えるのは、やはり通気性などの問題があって、夏場に使うには暑くてつらい。もちろん、秋には寒くてつらい。テントの中にはいられません。

今は小川テントの当時15万円くらいした、ドーム型のハイクラス。左の一番大きいのがそれ。

そのとなり、グレーのかたまりはおなじく小川テントのスクリーンキャビン。タープを張るのが基本であり、王道ですが、やはり虫除けを考えるとスクリーンキャビンは快適です。屋外では完璧なリビングとなります。

椅子はコールマンのディレクターズチェア。下にあるのはコールマンのランタン。ガソリンタイプと蛍光灯タイプ。主役はもちろんガソリンですが、テントの中では使えませんからね。

隠れていて見えませんが、ストーブ、つまり料理をするための「コンロ」ですが、これは最初ガスタイプでしたが、今はコールマンのガソリン2バーナー。だいたいこんなところがメインの道具たち。

後はダッチオーブンの10inchと12inch、普段から家出使っているコレールの食器などを詰め込むと、いつでもいける状態ではあるんですけどね・・・

2008年8月14日木曜日

特急久しぶり

特急に乗るなんて何年ぶりだろう。
何か嬉しい。

僕には帰れるところがあるんだ


こんな嬉しいことはない。というわけで、日本全国お盆休みで、田舎のある人は帰省するわけです。

ガソリン代が高いとは言っても、やはり車で帰る人は少なくないようで、昨日13日が下りのピーク。主だった高速道路は軒並み渋滞。ある一家は東北道を11時間かけて帰ったようです。

さて、うちの連中は、夜の9時過ぎに出発(とうさんを除く)。さすがに渋滞は、だいぶ緩和されてきているようでした。

それにしても、自分は東京で育ち、祖父母も同居していたので、田舎というものがありませんでした。夏休みに田舎に帰れる連中を、ずいぶんとうらやましく思ったものです。帰省できるようになったのは結婚してから。

かみさんの実家は長野県茅野市。諏訪にも親戚が大勢います。諏訪大社の6年に1度の御柱も何度か見ました。御柱の里挽きに参加したこともあります。御柱では山から神木をおろしますが、谷を落とすところが有名。その後、里挽きで町の中を宮まで引いて境内に立てるわけです。

義理の父が木遣り名人で、御柱の先頭で声を張り上げて歌うので、御柱の枝の一部をおすそ分けしてもらったのが写真のこれ。

かみさんの実家に行くと、のんびりごろごろ。ご飯は出てくるし、ビールも飲み放題。いうことありません。ちょっとした勘違いで遅れていくけど、ご馳走用意して待っててねぇ~!!

2008年8月13日水曜日

George's

センター南にもショップがありますが、自分の家の近く、荏子田にもなぜかあるGeorge's

よく利用するスーパー丸正の向かい。住宅街の真ん中ですから、なんでここにあるの? という感じなんですが、開店して数年。そのうち閉店するんじゃないかと思っていましたが、けっこう長持ち。

比較的おしゃれな雑貨を扱っていますが、プラスチックなどの安めの素材を利用して価格をけっこう抑えているのも要因かもしれません。

おしゃれな雑貨は生活空間を豊かにしてくれますが、一般的には役に立たない割りに高くつくことが多い。そのあたりで、気楽に購入しやすい価格は嬉しいものです。

月を撮ってみた

たいていコンパクト・デジタル・カメラ・・・通称コンデジには光学3倍、よくて5倍くらいのズーム機能がついていますが、さすがに月を撮影しても点にしかならず、まぁ、普通は撮影の対象にはなりません。

ところが、デジタル一眼レフ・・・通称デジイチはレンズを交換していろいろなものを撮影できますから、試しに月を撮影したらどのくらい写るかな、と思って即実行。

レンズは250mmの望遠。通常の35mmフィルム一眼レフに換算すると375mmの望遠で、あえてコンデジ風にいえば14倍という。

うーん、なるほど、月らしく写りますなぁ。もちろん今時の天体写真としては無理がありますが、雰囲気は出ています。

ネットの豆知識のAll Aboutにも記事がありました。さすがに天体望遠鏡みたいなレンズを欲しいとは思いませんが、写し方によっては撮影対象になりそうだなぁ。

2008年8月12日火曜日

お盆休み 8月14日・15日・16日+17日

うちのクリニックは8月14日(木)、8月15日(金)、8月16(土)の3日間はお盆休みです。8月17日(日)もありますので、4連休となります。

8月11日(月)、8月12日(火)、8月13日(水)は通常通りの診療

隣の木村泌尿器皮膚科は今週は普通に診療で、来週から休み。ただ内科は今週はまるまる休みです。

都筑区はすでに住んでいる方の帰省や旅行が多いのか、それとも暑さのためか先週末から患者さんは激減。昨日はひまで眠くなってしまいました。受付嬢はクリニックの女性誌をすべて読破してしまったようです。

休みはかみさんの実家に行ってのんびり・・・と思っています・・・が、しかし!!

昨日とんでもないことに気がつきました。14日は第2木曜日。大学の外来じゃありませんか。
な、な、なんと。休みにしてませんでした。

泣きです・・・

あすなろ菜園 ミニトマト収穫


だいぶこぶりであることは否めませんが、だいたい真っ赤になったのでミニトマトを少し収穫してみました。

きゅうりはだいたい終わりのようですが、トマトはまだ青い実がいくつかありますし、まだ花が咲いたりしていますので、まだしばらくは楽しめそうです。

ほんと、育ててみて初めてわかる農家の苦労。スーパーで食材を見る目が変わった気がします。

2008年8月11日月曜日

10年間でやっと

手前はコニファー、ボールバードです。むこうはヒイラギの一種。

これ、10年前に家を買ったときに最初にかみさんが作った寄せ植えが元。花が終わったので、最初10cmくらいだった高さの残りのものを地植えにしたのです。

けして、成長の早いものではありませんが、今では2mくらいになって、もっとも存在感があります。我が家の10年間を見守り続けているのです。

とげとげした葉っぱの植物は家の魔除けになるといわれていますから、我が家には吸血鬼はきたことがありません。

2008年8月10日日曜日

スタミナで 暑さ乗り切る 肉三昧

たまたまいただいたお中元ギフトが3つ。自分で選択できるタイプ。

我が家の選択は・・・当然、肉。肉しかないでしょう。

こんなときでないと霜降り肉をこどもに食べさす機会はありません。霜降りは油が多くてあまり食べたくないのは本心ですが、オージービーフだけというのも哀しいですから。

そこで3つともすべて和牛すき焼き用を注文。500g+800g+800gで合計2.1kgの霜降り和牛の集合となりました。さすがに圧巻です。

うん?去年も同じような話があった?気のせいですよ、気のせい。(^^:)

カメラ小僧参上

さて、今月になってちょっと写真に気がついた人、手を上げて!!

わかってました? そうなんです。

ちょっと前に書いたように、実はデジタル一眼レフカメラを購入しました。結局、Sony α350に決定。

決め手はα300が7月に新発売され、値段がだいぶ下がったこと。
画素数がランク上のカメラに負けない1420万画素であること(入門用クラスで最大)。
唯一実用的と評判のライブヴューで液晶を見ながらでも撮影できること。
ボディ内手振れ補正がついているため、レンズに左右されずに機能すること、などなどです。

ただ、残念なことは、連写が2.5/秒というのは遅い。まぁ、動くものを撮影したくなることは、こどもたちの運動会シリーズがもう無いので、あまりなさそうですから我慢できます。

たぶん撮影する対象は、動かないもの。それも比較的、術中写真のような近接撮影が多いと思います。

じゃあ、レンズはどうするか?考えました。標準ズーム付がボディ単独と比べて5000円しか違わない。でも、この標準ズームが何を見ても評判はよくない。まぁ、なんかの時の予備として持っていて損は無いけど、どうしてももう一本ほしい。

高倍率ズームレンズ付もあるけど、実はもっと高倍率のレンズがあるのです。景色を撮影することを考える望遠は大きいにこしたことはない。そこで18mm-250mmという超高倍率ズームレンズを別途購入。コンデジでいったら「光学14倍」の望遠に相当します。だけど、マクロっぽい撮影も可能なんですね。ただし、このレンズの欠点は暗い。ボケのきいた一眼レフらしい写真をとるには不利。

そこで単焦点レンズを追加。Sonyブランドも考えましたが、値段が高いし、シグマレンズにもっと明るいのがある。F1.4 30mmという室内での撮影にたいへん向いているという評判のレンズに決定。

以上でついにカメラ小僧の仲間入り。さぁ、これからいろいろ写真を撮ってみますから、楽しみにしていてください。

2008年8月9日土曜日

ママでもがんばった

自分を含めて周りの人は、当たり前のように金メダルを期待しましたが、本人にとっては、その精神的な重圧は、想像を絶するものであったにちがいありません。

三位決定戦では、勝利しても、まったく嬉しそうな顔ではありませんでした。勝っても、みんなの期待に答えられなかった自分を責めているのでしょうか。

田村で金、谷でも金。ママでも金は叶いませんでしたが、これまでのがんばりを考えれば、誰にも責めることはできません。日本に多くの希望や楽しみを与えてくれたのですから。

とはいっても、次のロンドンに向けて期待してしまうのはかわいそうでしょうか。メダルおめでとう、谷亮子選手。

秋風情 香り少なめ 中華茸

またもや食の安全など、どこ吹く風の我が家の食卓。早くも秋の味覚の到来です。

だって中国産ですもの。だって格安ですもの。笠の開いていない2本で300円ですよ。

見た目にはどう見ても松茸ですから。早速炊き込みご飯にしました。

でも香りがほとんどありませんでした。

北京オリンピック開幕

これはあとで記憶をたどるメモ。

8月8日、北京オリンピックが開幕。8月24日まで、史上最大数の選手が参加して戦いを繰り広げます。

開会式では35,000発の花火が打ち上げられたとのこと。なんか凄いなぁ、と単純に感心してしまいます。

いろいろ社会的な問題を噴出させて、いろいろな意味で盛り上がっていますが、とにかく選手が悔いの無いように活躍してくれることを期待します。

我が家の老犬

1999年生まれのミニチュア・シュナウザー。8月生まれなので、もうじき9才。

我が家の一員になって9年たつということになります。

ほかの家のこに比べて幸せではないかもしれません。満足に散歩に連れて行ってもらっていないかもしれません。でも、うちの家族みんなが好きなんだよ、ということはわかってくれていると思います。

人間なら、もう若いとはいえません。食事も老犬用にしています。

できるだけ長生きして、家族を和ませてください。

2008年8月8日金曜日

かわり行く季節の中で

べつにWindows userだからというわけではありませんが、空の雲・・・なんとなく、ほっとする景色のひとつです。

夏といえば、入道雲・・・積乱雲となると、雷がつき物で物騒ですが、こんなに暑いのになんとなく秋の空っぽいの雲が見え隠れします。

海でも、例年ならお盆のあとに増えてくるくらげが、すでに発生していてたいへんだとか。

異常気象といわれていますが、確実に季節は進んでいるわけです。

クリニックのおもちゃ

整形外科は0歳児から高齢者まで、全世代が対象です。小児科ではないので、もちろんこども専用スペースばかりを増やすわけにはいきません。

でも、こども用の小道具の用意は必要です。

漫画はいくつか適宜ふやしていますが、大人も読みそうな懐かしい系がおおくなります(喜んでいるのは自分だろうという指摘あり)。

泣いてなかなか診察がしにくいときに気を引くおもちゃも用意しています。

あとは待合室。一番奥はFamilyコーナーのつもりですが、ここに小さい車のおもちゃ、大半は缶コーヒーのおまけですけど・・・をおいています。

そして、開院以来鎮座しているのが、無印良品で買ってきた象と亀のナチュラル・ウッドのおもちゃ。自分としても一番のお気に入りです。このおもちゃのように、ゆっくりでも少しずつ味が出てくるようになりたいと思うわけです。

2008年8月7日木曜日

老健の老犬、いや若犬

開院以来、お邪魔しているあすなろ老健。そこに黒いゴールデン・リトリバーがいるんです。お年寄りの活性化に役立つセラピーの一環として飼いだすことになってのですが、現在2歳。

こいつが、まるで無防備。自分は、ほとんど遊ぶことは無いのですが、たまに近寄ってなでると、すぐに腹を上に向けて寝転んでしまう。

野生の動物にとって腹を見せるということは、急所を敵に向ける死を意味する行為ですから、普通あり得ない。

うちのシュナウザーだって、嫌がります。いろいろ人の出入りの多いところで飼われているわけですから、しょうがないのかもしれませんが、間違いなく野生にはなれないウィルちゃんなのでした。

Google Street View の実力



すごい!! これは、久々に感動ものです。

今週からGoogleの地図サービスにストリートビューという機能が追加されました。少なくとも首都圏、都筑区・青葉区を含めてほぼ完璧に実際の道の写真が360度ぐるぐるまわせる状態で確認できます。

360度カメラというもので撮影しているとのことですが、自分の家も確認できます。やべぇ~、洗濯物ほしてるぅ~。

クリニックの辺もばっちり。Dr.Mのクリニックもしっかり確認できます。これは便利です。しかも写真をぐるぐるまわせるので、たいへんわかりやすい。

Yahooはさらに追い詰められるか!!

2008年8月6日水曜日

医療モール事情

今日は、昨日と打って変わって朝から患者さんが多くて、息つく暇もありませんでした。昨日の1日の患者さんの数が午前中だけで来院し、待合室はいつでも一杯。

数人の方は、後でまた来るといって帰られました。やっぱり、天気ですね。でも、午後からは普通のペースで何とか体力は持ちました。

今日は都筑区に新しくできる医療モールの話。センター南駅ではありませんので、うちには直接的な影響はないと思いますが、やはり「個人商店」としては気になるところ。

数ヶ月前にここに入るかもしれないという方が医師会に打診してきて、××科と××科がすでに決まっているというので入居するつもりという話。ところが、すでに決定しているのがあるというのはまったくのガセだったようで、しかも都筑区の医療機関数の多さにびっくりしてやめてしまったということでした。

そこへ、またもや3軒の入居が決まったらしいという話です。賃貸料はセンター駅前のうちのようなビルの1.5倍。いくらなんでも相場からいって高すぎ。しかも、もしも退去する場合には、かわりに入居する人を連れてこないといけないという条件付。

これはいくらなんでも、ひどいでしょう。退去する時というのは、自分が失敗した時ですから、かわりを見つけるなんて無理難題です。

大家さんは莫大な固定資産税のためにビルを建てる。医療機関なら取り逃がしがないと考え医療モールを作る。医療コンサルタントに仕切りを任せる。ところが都筑区は医療機関は飽和していて、ちょっと本気で考えれば入居するのはやめる。

というわけで、入居者のいない空きテナントが増えるというわけで、ゴーストタウン化が進むという怖いことになってしまう。実際、うちのビルも空きがあります。

センター南医療ヴィレッジは、内科小児科泌尿器科・皮膚科眼科整形外科・リウマチ科以外の科を募集中ですよ。近くには産婦人科もあります。どうです、あなた。一緒にいかが?

2008年8月5日火曜日

閑だけど嬉しい午後でした

今日は昼から雨ざーざー、ときどきぴかり。東京では下水工事で流された方がいるというお気の毒なニュースもありましたが、おかけでクリニックは閑散としてしまいました。

雨ざーざーで思い出すのがLive under the sky '79、大雨の中でのVSOP Quintetの演奏です。このライブはすでにネタにしてしまったので、わざわざもう一度書くことはしません。とにかく、その場にいなくて残念だったコンサートの一つとだけ言っておきます。

その話をわざわざ蒸し返したのは、そのコンサートに行った方に今日お会いしたからなんです。「少年マガジンをお尻にひいて・・・」なんて、リアルですよね。あー、ますますその場にいなかったのが悔やまれる。

いろいろな時間と空間があって、幸せな瞬間が見事にクロスするチャンスの一つだったんですね。でも、幸いCDでその片鱗だけでも聴けるのですから我慢しましょう。

ちなみにその実体験をされているかたは、思いもかけないすごい方でして、著作をいただきましたので、興味のある方はクリニックの本棚を探してみてください。都筑区のいうニュータウンを代表する一人と言ってよいと思います。 自分も今後、そういう一人になれるようにがんばります。


さらにショパンの話を別の方と。自分はショパンはどうも苦手といったら、それはコルトーを聴いていないからだ、と指摘されました。またまた、深みに入りそうな話です。

さらにショパンの手のレプリカがあるよ、といわれ早速Googleのお世話になってみました。あるある、ふぅ~ん、これかぁ(簡単に画像がみつかります)。指は確かに長い。

PIP関節、つまり真ん中はやや節くれ立って、明らかに加齢性変化が強そう。それに比べ一番端のDIP関節は問題なし。たぶん典型的なピアニストの指でしょうね。

爪はきれいに切ってありますが、この頃の爪切りってどんなんだったんでしょうね。

2008年8月4日月曜日

次なる一手

クリニックを開院して半年で破産寸前。そこから建て直し、とうちゃん・かぁちゃんクリニックで2年間。月に5日平均の当直バイトを続けなければならないにしても、少なくとも赤字体質からは脱却。

そろそろ、次の形を考えなければならないころだと思うようになりました。それは、当然出費を伴うわけですが、支出なしでの増収というのは難しい。

まずはスタッフです。スタッフ一人がさばける患者さんの数というのは、慣れるにしたがって増えていきます。しかし、無尽蔵ではありません。どこかで無理がかかれば、事故につながりかねません。

ここまで、一番無理を強いているのがうちのかーちゃんであることは疑いもないわけで、まずはどうやってかーちゃんを少しでも解放できるかを考えなければなりません。

まずは、リハビリ助手をやってくれるスタッフの増員をしましたが、この方がだいぶ慣れてきたのでもう少し仕事の量を増やしてもらえそうです。うちの長女もバイトがわりに手伝ってくれます。

でも、二人とも看護師ではありません。点滴や採血といった仕事を手伝ってもらうわけにはいきません。これをすべて唯一の医者である自分がやるとなると、患者さんをこなす時間が減ってしまうわけです。

内科の診療所であれば、30人から40人/日の患者さんが来れば経営的に成り立つと言われていますが、整形外科はリハビリのスペースの関係で、80人~100人/日が必要と考えられます。

実際、うちのクリニックもちょっと広すぎですが、75坪という面積を借りていて、家賃だけでも馬鹿になりません。やっと60人/日ではバイトをやめるわけにはいかないのです。

より多くの患者さんを、じっくり診察していくためには自分の仕事を絞る必要があります。というわけで、看護師さんの補充は絶対不可欠。

ところが、都筑区は老人施設乱立・診療所乱立で給料はのきなみ高騰しているのです。これじゃ、とても簡単には雇うことはできません。

人材派遣会社を利用するという手もありますが、派遣会社に持っていかれる分というのはかなりのものです。短期的にはしょうがないかもしれませんが、継続的な雇用にはうちの場合二の足を踏んでしまいます。

誰か、性格がよくて、仕事に熱心で、安い給料でも文句を言わない、できれば美人の看護師さん知りませんかぁ~!!

竹林

ちくりん、なんかいい響き。都筑区は、もともと山があって雑木林ばかりだったはずですが、ニュータウン計画でどんどん開発されました。

それでも、こんな素敵な竹林が残っています。春には竹の子がいっぱい・・・

2008年8月3日日曜日

キーワード入り part 2

やはり予想通りというか、キーワードっぽい単語をいろいろ入れてみてもさして関係はないようです。今日の検索キーワードは

青山テルマ
都筑区 夏祭り
リウマチ気質
グリーンカレー
高尿酸血症
あすなろ整形外科
花火大会
クリスピークリームドーナツ 北新横浜
ヴィラデマリアージュ 軽井沢

などなど。まぁ、選んだキーワードがよくないのかもしれませんが、やはりこんなもんでしょう。普通に書いていくのが一番ですね。無理をせずに。

キーワード入り

自分のブログは特に特定の話題に終始するわけではありませんが、だいたいの方向性は決まっています。自分の日記として、いつもと違うことをやったときの記録。そして、クリニックの宣伝となる診療内容についての説明。このあたりが中心でしょうか。

あざみの棒屋先生は、そこに「遊び」の要素としてSEO対策を取り入れ、いろいろ実験的なこともして楽しんでいます。自分の場合はSEOというのは、あまり気にしていないのですが、今年の初めにはランキングも少しやってみました。

ただ、何のためにブログを書いているのかわからないような気持ちになってやめてしまいましたし、ブログ中のリンクも読むときに参考になればという程度のものしか入れていません。で、実際アクセスログ解析はどうなっているのか、ちょっとまとめてみようと思いました。去年の12月が急に飛び出したのは、リウマチ薬の副作用報道に原因があるのはあきらかです。そこをのぞくと、何となく右肩上がり。先月はむしろ減ってしまいました。

宣伝効果を考えると、ブログを読んでくださる方がすべて受診してもらえるわけではありませんが、多ければ多いほど受診してもらえる可能性が増えることは間違いないわけです。

SEO対策としては、リンクを多く張ってもらえることが一番重要と言われていますが、すぐにあっちこっちでリンクしてもらえるわけもないですから。そこで、ちょっと最近話題のキーワードを入れて見て検索エンジンにどのくらいひっかかるのか・・・

ちなみに去年まではYahooが一番でGoogleが時々追い抜くような状況でしたが、今年になってからはコンスタントにGoogleがトップなんですね。このあたりが時代を的確に反映しているのでないでしょうか。と、いうわけで、ちょっとキーワードを意識して書いてみます。

福田改造内閣がいきなりスタートしましたが、国民的にはこれまでひきずり続けて、降ってわいたように今更なんで改造なの?という感じですよね。

保岡法相は死刑のほうがいいというような発言をしていきなり物議をかもしています(個人的には必ずしも反対ではない部分もありますが)。佐世保ではアメリカの原潜放射能漏れがあり、消費税はさらにあがりそうです。それでも支持率はアップしたそうです。なんと25%(少なっ!!)になった。

世の中は父親殺しや母親に犯罪をさせて何億もの金で遊んだ馬鹿者、さらにはいきなり人を殺してしまう通り魔が横行するという。国民の生活に密接に関わる物価はガソリンの例を出すまでもなく上昇し続け、医療・福祉は減らすだけ減らし、今の日本はアメリカの統治下にあるかのような状況です。

スポーツではいよいよ北京オリンピックがせまってきましたが、テロや大気汚染など、さらにはレーザーレーサーのような用具の問題までもでてきて、これほど変に話題が多い大会は初めてでしょう。

寅さんでおなじみの渥美清さんの13回忌がおこなわれ、赤塚不二夫さんが亡くなり、戦後日本にとってよき時代だった昭和はどんどん過去になっていきます。さらに昭和の時代から人気がある、吉田拓郎、松山千春、忌野清志郎など年を取って病気と闘っています。

時代を戻すことはできないわけですが、もしも戻すことができるなら、あちこちで先送りして後回しにしていた問題を、その時に解決できるのにと思います。

後悔を先に立たせて後から見れば、杖をついたり転んだり

福田さん、これ以上なんかやる前に解散して潔く国民の審判を受けましょうよ。

2008年8月2日土曜日

甲子園は遠い

夏の恒例行事のひとつ、高校野球が始まりました。甲子園は野球を愛する高校生球児にとっては聖地であり、常勝チームであってもROOKIESのようなチームであっても、青春をかける価値のあるものであることは今も変わりありません。

ただ野球人気の低迷は高校野球にも少なからず影響しているようで、残念なことに部員の不祥事で出場をするのしないのという話題が今年も出ています。

自分の卒業したのは東京の男子校でしたが、野球部は特に強くもなく、甲子園などに行くと言うことは(たぶん今でも)まずあり得ません。当然都大会が始まっても普通なら応援することもなく、いつのまにか終わっているというのが常でした。

しかし、高一だったか、高二だったか一度だけ神宮第二球場に何度か足を運んだことがあります。体育の出席が足りないものがいたかなんかで、応援に行くと出席扱いにするというサービスかついたため、妙にだったらいくか、というのりだったんですね。

当然、かっこいいブラスバンドもいませんし、ちゃんとした応援団もいません。もともと本気で応援しようという気持ちのものはほんの一握りですから、その応援方法たるや支離滅裂。応援席に近い三塁手を罵倒したり、かなり下品な野次を飛ばしたりで、当時相当なひんしゅくを買いました。

それでも1回戦に勝利するや、にわかに母校愛が芽生えたのか、にわか応援団が作られ、次の試合にはちょっと形が整いました。でもいざ始まると応援方法は一緒。またもや相手を挑発するような野次を中心に、高校生らしからぬ応援に終始、でもし合いはなぜか勝利。

そんなこんなで、妙に盛り上がり、周りはいざ甲子園に行くとなったらお金はどうするのかとか、バスの手配とか宿の心配までする者が出てくるというわけです。

しかし、巨人の星のようなドラマは現実には無いわけで、あと一回勝つとベスト4とというところで敗退。それでも相手の応援団とのエールの交換などというそれらしきことをやって、あの青春の夏は終わったのでした。

翌日からは、妙に日焼けした仲間と、昨日までのことはすっかり忘れてRock'n Rollしていたのでした。

2008年8月1日金曜日

葉月

8月は普通の感覚では夏真っ盛り。夏休みもとりあえず始まったばかりで、こどもたちはまだこれから丸々1ヶ月あると思っていることでしょう。

でも、そこが落とし穴。ちょっと旅行だとか、ちょっと花火大会だとか、ちょっと夏祭り。いろいろ楽しいことをやっているうちに、気がつくとあと1週間ということが普通ですよね。

毎日予定表を作って過ごしましょう、と先生からは言われていても、本当にそういう生活をするこどもはなかなかいるもんじゃありません。社会人になっても基本的には変わりありません。

さすがに1ヶ月以上のサマー・バケーションをとれる仕事なんてあるもんじゃないですが、それでも1週間とかの休みはけっこう取れる方が多いんじゃないでしょうか。医者は・・・

昔の大学病院の勤務医は2週間くらい休みを取ることができました。でも、一般病院なら長くて1週間。休むと仕事は溜まるだけで、休み明けがたいへんしんどい。それでも、お盆の混む時期をはずして休めたりできますから、休みは思いっきり休めたりします。

しかし、こどもが大きくなってくるとこどもの用事がいろいろ入ってきます。登校日、補講(!)、合宿などがあると、結局お盆の時期しか残らない。どこに行くにも混んでいます。家でおとなしくしているのが一番と思いますが、そういうわけにもいきません。

開業すると、さらにお盆の時期にしかなかなか休めないような雰囲気なんですよね。休むと患者さんが減ってしまうのではないかという、潜在的な恐怖があるのも事実です。

都筑区は若い人が多い地域ですから、お盆の時期は帰省する方が多いので、人口が減ります。患者さんに迷惑をかけずに休みやすいのは、やはりお盆のころということになります。まぁ、このへんはいろいろ考え方がありますから、ほかの医療機関が休んでいるときに診療をするというのも当然ありなわけです。

うちは結局お盆の前後、8月14日から16日を臨時休診として17日の日曜日をつけて4日間の休暇とさせてもらいました。正月でも同じですけど、丸々1週間休むというのは、けがを扱う整形外科としてはなかなか難しい。

いずれにしても4日間でも始まるまでは長いと思っていても、いざ休むとあっという間なんですよね。今からやりたいことを、しっかりと考えておかないといけません(すでに遅いかも!!)。