2016年10月31日月曜日
北海道ラーメン きむら 初代 @ たまプラーザ
もう、何度もブログで取り上げすぎて、またかと思われるだけということは重々承知していますが、また初代のラーメンの話。
だって、美味しいんだもん!! と言ってしまえばそれまでのことですけど、とにかく濃厚な味噌と太麺の組み合わせは、もう間違いがない。
数カ月に一度は食べたくなるし、実際、近くて行きやすいというのも大きな理由。
まずは、入口の券売機で食券を買います。味噌、醤油、塩、辛味噌、鉄火麺(大辛)、つけ麺など決めて、もしも足したければトッピングの券も合わせて購入します。
もちろん、今どきですから、油少な目とか、麺硬めというリクエストができます。あとは店員さんに券を渡して座ったら、食べるだけです。
今回は鉄火麺です。
昔はあまり辛いのは美味しさを消してしまうと思っていたのですが、辛さに慣れてしまったのか、食べているうちにちょっと汗ばむくらいのこの辛さがいい感じです。
最近は、中辛の辛味噌では物足りなくなってしまいました。でも、辛味噌に入ってくるサイコロみたいなチャーシューも捨てがたい。
まぁ、地元贔屓ということだけではなく、本当におすすめできるラーメン店です。
2016年10月30日日曜日
SIGMAレンズ
Nikon D750 1/50 F4 50mm ISO1400
SIGMAレンズは、おそらく現在のレンズ・メーカーとしては、世界トップクラスという評価をしても問題ない純日本光学メーカーです。
一眼レフカメラでは、本体とともに重要なのがレンズ。レンズを交換することで、さまざまな写真が撮れることが最大の魅力です。
世界の一眼レフカメラのシェアの多くが、日本のメーカーであるCanonとNikonで占められており、この分野では、日本は超先進国であり、それぞれのメーカーは多くの純正のレンズを用意しています。
コンパクト・カメラが登場、さらにデジタル時代が到来し、そして誰もがカメラ付きの携帯電話を所持するようになって、一眼レフカメラは「高価なもの」となりました。
装着するレンズは、ボディよりもさらに高額であることは普通にあることですから、プロフェッショナルのカメラマンはともかく、素人が何本ものレンズを持ち歩くというのは簡単なことではありません。
そこにサードパーティと呼ばれる会社が入り込む余地があり、純正品よりもより安いものを提供するわけですが、そこそこ名前が知られている日本のレンズ・ブランドとしては、TAMRON、TOKINA、そしてSIGMAが挙げられます。
ただし、サードパーティ製となると「安かろう悪かろう」というイメージがつきまとい、実際画質的な部分が犠牲になってコストダウンしていることは否定できません。
TAMRONやTOKINAと比べると、SIGMAは当初から「安い」だけではなく、純正にはラインナップされていないようなレンズを開発してきたメーカーだと思います。
ですから、純正では撮れないような面白い写真目当てに、コアなファンが生まれる土壌を作ってきたわけで、おそらくSIGMA自身にもそれなりのプライドを持たせてきたのではないでしょうか。
しかし、この何年かでSIGMAは、単なるサードパーティという立場を自ら大きく変えてきました。
それはまず、自社ブランドの一眼レフカメラの発売が端的に表しています。明らかに、巨大な先進国である2社に対する宣戦布告のようなもので、ただ先進国にぶら下がっているだけではなく、自らがオリジナルのメーカーとして競争に混ざっていく決意の意思表明ととれます。
そして、レンズのシリーズを再編成し、一般人が使いやすいズームを中心として比較的コストパフォーマンスの良いContemporary、プロも注目する「重さ・大きさ」を犠牲にしても高画質を目指す単焦点や広角などのArt、さらに機動性を重視しハードユースにも耐えられる堅牢さを目指す望遠中心のSportという3つのラインにすべてのレンズを統合しようとしています。
特にArtラインは、すでに純正よりも優れているという評価は多く聞かれ、世界のプロフェッショナルからは注目される度合いは年々高まっています。
今までの製品を順次新しいラインとしてリニューアルを行っていますが、その大多数がより大口径になり高画質化をはかっているわけで、当然重さも1kgは当たり前という感じです。
見た目のデザインも黒を基調として、派手な金色のリングなどを排してよりシックな高級感をだすようになり、価格もサードパーティのそれではなくなっています。
これらの野心的な企業戦略は歓迎されるべきものではありますが、ユーザー側からすると意見が分かれるところ。
つまり、アマチュアレベルからすると、そこまでの高画質にはこだわっていないので、取り回しのよい軽いレンズで価格も手頃な物が欲しいという考え方が当然あります。ハイアマチュア~プロフェッショナルからすれば、純正にはないラインナップでより高性能なレンズは大変魅力的です。
すでにある程度獲得しているSIGMAファンのユーザー(例えば自分)がいますので、そういう顧客を切り捨てていくことは無いとは思いますし、そもそもCanon、Nikonのマウントの生産を打ち切ることはできないでしょうから、サードパーティという立場は維持していくとは間違いない。
今のところ、ArtラインやSportsラインの充実に力を注いでいる感じで、高級化ばかりが目立つ感はありますが、Contemporaryラインは数がほとんどなく、コストパフォーマンスを期待するラインナップは大きく出遅れているといわざるを得ません。
そういういろいろな意味で、今後もSIGMAには大きな期待を寄せているということです。
2016年10月29日土曜日
謎肉祭
謝肉祭・・・かと思ったら謎肉祭・・・って何?
・・・と思ったのは1カ月前。何でも、CUP NOODLEの新作だって言うことらしい。ところが、どこでも売っていない。
売りだしたら大人気で生産量が追い付かず、すぐに販売休止になったということで、味わうどころか見ることすらありませんでした。
CUP NOODLEに入っているミンチの肉は、どうやって作っているのかわからないので「謎肉」と呼ばれていたそうです。昨年、これがコロチャーというのに変更になりましたが、謎肉がよかったという熱烈(?)な要望に応えて再登場ということらしい。
しかも、通常の10倍の量が入っている・・・ということで「謎肉祭」ということだそうです。
やっと再発売が開始され、コンビニに並んでいたので・・・早速、買っちゃいました。そして、食べちゃいました。
いろいろと評価は分かれているようですが、まぁ、普通の味かなと。
謎肉は確かに大量で、祭のネーミングにふさわしい。一緒にけっこう食べたつもりでも、最後にゴロゴロ残ってしまいました。ここまで入っていなくてもいいかな・・・という感じ。
以前、トムヤンクン味のCUP NOODLEも発売後、供給不足で販売停止ということがありましたが、再発売時には、もう話題性はやや冷えてしまった感がありました。
何か、今回もそのパターン・・・かも。とりあえず、初期生産だけ売り抜こうという日清の販売戦略なのでは? と勘繰りたくなります。
2016年10月28日金曜日
女郎蜘蛛
NIKON D750 1/250 F4 90mm ISO1000
去年も、蜘蛛の写真をブログで使ったのですが、とても小さくてその名前まではよくわかりませんでした。
今年もとても目立つところに蜘蛛がいたので、シャッターを切ってみました。これは、さすがに体長3センチくらいあって、どうみても「女郎蜘蛛」でよさそうです。
雌は2センチ以下で小さめということで、これはおそらく雄なんでしょう。
もともとは女郎ではなくて、上臈(じょうろう)という昔の高貴な人を意味する言葉からきているらしいのですが、きっちりと色分けされた容姿は艶やかな女郎でもよさそうです。
でも、蜘蛛は苦手な方が多いと思いますし、自分もあまり好きにはなれませんね。
2016年10月27日木曜日
第18回田園都市リウマチフォーラム
先週の話。田園都市リウマチフォーラムが行われました。
年に3回のペースで、第18回まできました。2010年から始めて、あしかけ7年になるわけで、ずいぶんと続いているなぁと思います。
もともとは、自分と近隣のリウマチ医3人で始めた勉強会。
開業医向けの講演会というのは、たくさんありますが、大多数は製薬会社主導で、それぞれの製品についての内容を「宣伝」するのが目的。
田園都市リウマチフォーラムは、自分たち世話人がスポンサーである製薬会社の意向を最大限取り入れるものの、自主的に知りたい、勉強したいというテーマを選んできました。
こういう会は少なくて、リウマチ医として今何を重視するか、本当に役に立つ知識を習得する会として、今後もできるだけ続けられることが大事だと思っています。
今回の内容は、慢性腎臓病がテーマ。慢性腎臓病(CKD)は、純粋に内科領域の問題ですが、近年注目度が高まった領域です。関節リウマチ診療でも、知らないではすませられません。
内科系と整形外科系のリウマチ医がいますが、当然と言えば当然なんですが、整形外科医としてはこの手の問題は不得意と言わざるを得ません。
昔、大学病院で純粋に整形外科医をしていた時に、「手足のことばかりを気にして全身状態を見れない」とパラメディカルから陰口を言われていたことがあります。
残念ながら、ある意味真実であることは否定できず、できるだけ表立って言われないように努力したことを思い出します。それはリウマチ医という立場でも同じで、整形外科だからこそ、内科的問題に特に注目して、勉強する意欲が減らないようにしたいと思っています。
今回は、聖マリアンナ医科大学を卒業して慶應義塾大学でリウマチの勉強をして、昨年聖マリアンナに戻った次世代を担う期待の大きい花岡洋成先生に講演をお願いしました。
花岡先生は腎臓関連が専門で、実は春にも一度講演を聞き、大変プレゼンがうまい先生だなぁと感心しました。腎臓が専門でない、しかも整形外科の自分にも理解しやすい話し方だったので、こちらのフォーラムでもより突っ込んだ話をしてもらいたいと思いました。
今回の公演でも、ほぼ純粋に腎臓内科的な話でしたが、やはり巧妙な喋りですべてではないにしても話の骨格は理解できた気がします。
今回の会では、もう一つ、大事な症例検討を行いました。症例検討は毎回行っているのですが、今回初めて、病診連携の実践を具体化する内容で行いました。
会の顧問をしていただいている山田秀裕先生は、昨年末に聖マリアンナ医科大学教授を退き、聖隷横浜病院でリウマチ・センターを立ち上げました。そこで、外来で診断・治療に苦慮していた患者さんをお願いしたのですが、その後の状況について詳細な報告をしていただきました。
大きな病院は、中には紹介してもほとんどそれに対する報告がないところもあり、送った患者さんがその後どうなっているのか気になることがあります。返事が来ても、なかなか詳細は書ききれていませんし、また時間がたってその後についてはまったくわからないことが普通です。
そこをきちんとフィードバックしてもらうことは、自分たちにも多くの知見がありますし、また送られた側にもさらに患者さんを増やすメリットがあることなので、今後も充実させたい部分だと思います。
年に3回のペースで、第18回まできました。2010年から始めて、あしかけ7年になるわけで、ずいぶんと続いているなぁと思います。
もともとは、自分と近隣のリウマチ医3人で始めた勉強会。
開業医向けの講演会というのは、たくさんありますが、大多数は製薬会社主導で、それぞれの製品についての内容を「宣伝」するのが目的。
田園都市リウマチフォーラムは、自分たち世話人がスポンサーである製薬会社の意向を最大限取り入れるものの、自主的に知りたい、勉強したいというテーマを選んできました。
こういう会は少なくて、リウマチ医として今何を重視するか、本当に役に立つ知識を習得する会として、今後もできるだけ続けられることが大事だと思っています。
今回の内容は、慢性腎臓病がテーマ。慢性腎臓病(CKD)は、純粋に内科領域の問題ですが、近年注目度が高まった領域です。関節リウマチ診療でも、知らないではすませられません。
内科系と整形外科系のリウマチ医がいますが、当然と言えば当然なんですが、整形外科医としてはこの手の問題は不得意と言わざるを得ません。
昔、大学病院で純粋に整形外科医をしていた時に、「手足のことばかりを気にして全身状態を見れない」とパラメディカルから陰口を言われていたことがあります。
残念ながら、ある意味真実であることは否定できず、できるだけ表立って言われないように努力したことを思い出します。それはリウマチ医という立場でも同じで、整形外科だからこそ、内科的問題に特に注目して、勉強する意欲が減らないようにしたいと思っています。
今回は、聖マリアンナ医科大学を卒業して慶應義塾大学でリウマチの勉強をして、昨年聖マリアンナに戻った次世代を担う期待の大きい花岡洋成先生に講演をお願いしました。
花岡先生は腎臓関連が専門で、実は春にも一度講演を聞き、大変プレゼンがうまい先生だなぁと感心しました。腎臓が専門でない、しかも整形外科の自分にも理解しやすい話し方だったので、こちらのフォーラムでもより突っ込んだ話をしてもらいたいと思いました。
今回の公演でも、ほぼ純粋に腎臓内科的な話でしたが、やはり巧妙な喋りですべてではないにしても話の骨格は理解できた気がします。
今回の会では、もう一つ、大事な症例検討を行いました。症例検討は毎回行っているのですが、今回初めて、病診連携の実践を具体化する内容で行いました。
会の顧問をしていただいている山田秀裕先生は、昨年末に聖マリアンナ医科大学教授を退き、聖隷横浜病院でリウマチ・センターを立ち上げました。そこで、外来で診断・治療に苦慮していた患者さんをお願いしたのですが、その後の状況について詳細な報告をしていただきました。
大きな病院は、中には紹介してもほとんどそれに対する報告がないところもあり、送った患者さんがその後どうなっているのか気になることがあります。返事が来ても、なかなか詳細は書ききれていませんし、また時間がたってその後についてはまったくわからないことが普通です。
そこをきちんとフィードバックしてもらうことは、自分たちにも多くの知見がありますし、また送られた側にもさらに患者さんを増やすメリットがあることなので、今後も充実させたい部分だと思います。
2016年10月26日水曜日
大きな栗の木の下で
Nikon D750 1/3200 F4 105mm ISO1000
あなたと私、仲良く遊びましょう・・・
というのは、誰もが一度や二度は、身振り手振りを加えて歌ったことがある童謡。もとはイギリス民謡とされていますが、作詞・作曲・訳詞など、一切誰の手によるものかは不明です。
秋真っ只中のこの時期、いろいろな秋の味覚がありますが、栗もその一つ。特に洋菓子で
「マロン・・・」は女性にも人気ですが、自分的には天津甘栗のほぼ一択です。
最近は渋谷駅ハチ公前のスクランブル交差点は、お祭り騒ぎのメッカみたいなことで有名ですが、自分が知っている頃は、横断歩道を渡った向こうに薬局があって、その店先でぐるぐる窯が回って売っていました。
何故か、そこの栗が美味しくて、よく食べていた記憶があります。他の潰したものや、炊き込みご飯に入っているような栗は苦手。
通勤途中に栗の木が一本あって、毎年実がなるのを気にしていました。
11月間近になると、栗は自然に割れて中の実は落ちてしまいます。もう少し、早く写真を撮っておけばよかったですね。
2016年10月25日火曜日
コンビニに車が突っ込む事故多発
超ローカル・ニュースの時間です。
昨日、横浜市青葉区で、コンビニエンス・ストアに自家用車が突っ込む事故がありました。事故があったのは、ファミリーマート青葉大場町店で、店の入り口横のガラスと枠組みが壊れ、いくつかの書籍販売棚も倒され、雑誌などが散乱した模様です。
幸い、この事故による死傷者はなく、店も一部の売り場を立ち入り禁止にして営業を続行し、ファミリーマート本部からの応援も手伝って復旧作業を急いでいました。
なお、車を突入させた運転手は(不明ですが・・・一応、想像すると)、近くに住むAさん、78歳の男性で、停車する際にアクセルとブレーキを踏み間違えたと話しています。
と、いうわけですが・・・
こういう現場を見たのは初めて。けっこう、びっくりしましたが、まぁ、この程度ですんでよかったですよね。
アクセルとブレーキの踏み間違えによる交通事故は、毎年6000件程度はあるようです。一般的には、高齢者のドライバーが多い印象を受けますが、実はそうでもない。
30歳代から50歳代が各10%、60歳代以降は少し増えますが、一番多いのは20歳代で20%を超えています。
不注意による事故は誰にでも起こる可能性がありますし、今回の事故くらいでも、店の修理費用以外にも、営業損失も含めて請求されるので数千万円の損害賠償になるみたいです。
たいていのドライバーは任意保険で対物保障をつけていると思います。人身事故は無制限というのが当たり前になっているのですが、対物は数百万円くらいという方も多い。対物も無制限でないと、車のペダルは踏めないかもしれませんね。
2016年10月24日月曜日
巨大家具センター
Nikon D750 1/40 F4 24mm ISO1000
すぐ近くにIKEAができたのは2008年ということですから、もうずいぶんとたちましたが、実はいままで行ったことがありませんでした。
基本的に家具・生活雑貨店ですから、例えばニトリなんかが競合するわけで、より近い所にお店があるし、とくにこだわらなければ普通の雑貨はたくさんあるホームセンターで十分です。
そもそも、スウェーデン発祥のIKEAは、欧州家具というイメージがあって、比較的安いかもしれませんが、デザイン的に凝りすぎで自分の生活空間には似合わないかなという感じがしていました。
昨日は、いろいろ片付けをしているうちに衣服をしまうチェストを新たに買おうということになり、まぁとりあえずという気持ちでIKEA港北にでかけてみました。
まずは大きさにびっくり。とにかく、初めて来た客にとっては、どこに行って、どうすればいいのかよくわかりません。完全に「田舎者」状態でした。
どうも、部屋を再現して売られている家具や雑貨をどう使うかを具体的に見せるスペースに最初に行けということらしい。なるほど、イメージを膨らませることで、購買意欲を掻き立てようという作戦なんですね。
欲しいものが見つかると番号をメモして、さいごにたどり着くのが巨大倉庫のような場所。いやいや、これはすごいなぁ。コスコトをさらに巨大化させたような感じで、地震がきたらどうなるんだろうとか考えてしまいました。
ただ・・・いや、どうも、困ったのは、買いたいものが決まっている者としては、とにかくなかなか目指す展示場所に到達できないこと。
別にどうでもいい子供部屋とか、キッチンとか、見たくもないところを迷路のように通り抜けなければいけないのには閉口しました。すべての売り場を抜けないと、会計には到達できないんです。
買いたいものを決めたのはいいのですが、これもいろいろな組み合わせがあるようで、縦横に何列に棚を並べるかで、様々な希望にこたえるシステムなんですが、バリエーションが多すぎて展示されている形はカタログには載っていなくて、どう選ぶのかよくわからない。
本当にこれでいいのかわからないまま巨大倉庫にやっとこさ到達するのですが、メモした場所には無くて、近辺を探してやっと見つかるという状態です。
家に帰って組み立てを始めましたが・・・説明図は絵だけ。文章はほぼない。確かにいろいろな国を対象にしていると図で説明したほうが合理的・・・なんですが、必ずしもわかりやすいとは言えず、最初は四苦八苦でした。
あ~あ、疲れた。今度から、棚はカラーボックスで何とかするでいいと思ってしまいました。
2016年10月23日日曜日
シャンパン
根っからの酒好きではないので、お酒の話は苦手。
普段飲むのはビールばかり。発泡酒でも、第三のビールでも、あまりこだわりはありません。ビール以外だと、ワインは比較的飲めますが、ただし白ばかり。赤は苦手。
スパークリング・ワインは、基本白かロゼですから、もちろん飲めるのですが、元々披露宴などでの最初の乾杯用というイメージが定着しているせいか、あまり飲む機会がありません。
それでも、最近は安いものが、けっこう出回っていて、1000円台でもそれなりに飲めるものがあったりして、割と気楽に口にできるようになりました。
もっとも、安いものは人工的に炭酸を吹き込んだもので、言ってみればコーラやサイダーみたいなもの。ブドウ本来の糖分が発酵して炭酸ガスを含有するする「ちゃんとした」ものは、通常のワインよりもさらに手の込んだ熟成が必要です。
そういうスパークリング・ワインの中でも、やはりだんとつの人気を誇るのがシャンパン。シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方のみで生産されるもので、主として使用するブドウはシャルドネ。その他の地域のものはシャンパンを名乗れません。
中でもMoet & Chandon社のものが、圧倒的な人気です。もうほとんど、シャンパンと言えばMoetというくらいのもの。Moetの高級ブランドには、Don Perignonがありますが、ただでさえ長い熟成期間がさらに長くなって、価格もかなり上乗せされるので、おいそれとは手が出ません。
通常のMoetブランドも安くはありませんが、4000円くらいからなので、何か特別な時には、ちよっと飲んでもいいかなという感じ。
せっかく手間暇かけて炭酸ガスを瓶の中に密閉したのに、実は開栓の時にその80%くらいが失われてしまいます。それでも、残った炭酸ガスは、グラスに注ぐときに細かい泡となって、香りを放出し美味しさを引き立てるのだそうです。
高級なシャンパン・グラスはそこに細かい傷をわざと入れて、細かい気泡がより多く出るように細工しているそうですが、うちの安物(2個で1000円)のグラスでも、十分に感動的な細かい泡がたちました。
2016年10月22日土曜日
手打蕎麦 一寸棒 @ 宮前平
田園都市線(マツコが嫌いな)でいうと、たまプラーザとあざみ野が主たる生活圏の自分としては、東京側の各駅停車の駅は、ほとんど利用する機会はありません。
宮前平もその一つで、まぁほぼ何があるかは知らない街という感じなんですが、いろいろ美味しそうな店を探していたらたまたま出てきたのが、一寸棒という蕎麦屋。
駅前の尻手黒川道路を渡った向かい側の、路地を一本はいったところ。まず気になったのは、「手打」で、次に「一寸棒」といういかにもこだわりがありそうなネーミング。ホームページはないみたいですが、グルメサイトの評判は悪くはありません。
入り口からして、シンプルですがこだわりを感じる構えで、期待が持てます。入ると、中も綺麗で、まずは安心。初めての店では、メニューの最初にあるものがおそらくお勧めでしょうから、注文もそこからにしておくのが無難。
というわけで、蕎麦御膳というのをオーダーしました。温かい蕎麦も嫌いではありませんが、まずはせいろで食べるのが作法かと。
結論から言うと、質的にも量的にもかなり満足度が高い。厨房は、ちよっと小柄なおじさんが一人でやっているようで、きっとこのおじさんのこだわりがうまく反映できているなかなかの蕎麦屋です。
天ぷらは、かぼちゃとさやえんどう、そしてむかご。抹茶塩でいただきます。むかごは自然薯の地上芽で珍しい食材ですが、噛んでいると口の中でほどよい粘り気が出てきます。
厚焼き卵は、表面に店名の焼きをいれるところがこだわり。味は、甘すぎずなかなかのもの。ケーキのような香りが少しだけするので、もしかしたら、バニラエッセンスをいれているのかも。
胡麻豆腐の悪くはありませんし、黒蜜と黄粉で食べる葛餅も美味しかったです。
さて、肝心の蕎麦はというと、細く切ってさっと茹で上げたいかにも手打ち麺。蕎麦の香り、噛んだ時の腰、そして飲み込む時の喉越しの滑らかさの3つのポイントは、いずれも平均以上だと思います。
この店の面白いところは、もう一つ田舎蕎麦というチョイスがあること。こちらは、太麺でおそらく普通の6本分くらいの太さ。これも別に注文してみましたが、蕎麦としては大味で、どうしても芯が残る感じですが、好きな人は好きかも。
汁はほどよい味で、醤油がきつくはなく、上品な感じ。蕎麦湯はさらっとしていて、おそらくつなぎの小麦粉などは使わず、茹で時間も短いことを想像させます。
最近、初めての店はがっかりのことが多かったので。リピートする価値のあるお店を見つけることができて嬉しくなりました。
2016年10月21日金曜日
2016年10月20日木曜日
小笠原伯爵邸
Nikon D750 1/60 F4 24mm ISO200
センターは表通りに面していますが、その裏手、細い路地を入っていくと、なんかとても雰囲気のある洋館がある。それが旧小倉藩藩主、小笠原長幹の邸宅です。
小笠原伯爵というと、何だか偉そうですし、誰それ? という感じなんですが、実はけっこう身近に聞いたことがある。
礼儀作法の所作で小笠原流というのがありますが、実は小笠原流礼法を始めた宗家が小笠原家です。
この邸宅は1927年に建てられたそうですが、当時としてはスペイン風のかなりモダンな造りで、中もいろいろと手の込んだ造りになっているようです。
戦前にはおそらくきらびやかなドレスで着飾った麗人が多数出入りしていたのだろうと想像すると楽しくなってきます。
戦後は東京都の管理に入っていましたが、2000年に民間への貸し出しという形で、レストランとして使用されています。
予約制のディナーが10000~15000円だそうで、安くはありませんが、この手の高級レストランとしてはリーズナブルではないかと思います。
一度は、ちゃんとした格好で・・・というか、まずは服から揃えないとまずいかもしれませんが、送り迎えの車で乗り付けて、美食を楽しんでみたいとは思いますが・・・今のところ、なかなか、チャンスがありません。
2016年10月19日水曜日
月 ~ フルサイズの実力
Nikon D750 1/800 F8 500mm ISO400
デジタル一眼レフカメラを、APS-CサイズのD7200からフルサイズのD750へグレードアップしました。巷では、フルサイズの方がきれいな写真が撮れるといわれているのですが、もちろんカメラが良ければそれだけで何とかなるわけじゃない。
カメラの性能を引き出せるレンズが必要ですし、写真に切り出す価値のある瞬間がないとだめ。そもそもシャッターを切る人間がへっぽこでは、いくら他の条件がそろっても如何ともし難い。
ですから、まだフルサイズの写真の良さ、APS-C機との差を実感できていないわけで、これでは宝の持ち腐れなんてものではありません。
そこで、カメラの力を簡単に確認するのに一番いいかなと思っている被写体・・・それは月です。なかなか、天候に恵まれないのですが、やっと昨夜、満月からはすこし欠けてしまいましたが撮り比べてみました。
今までも、カメラが変わるたびに一度は撮影して、そのたびに凄ーいと感動してきたのですが、今回はさらにパワーアップしたことを実感できました。
上の写真がフルサイズ。下の写真がAPS-Cサイズです。
Nikon D7200 1/800 F8 500mm ISO400
APS-C機でも、それまでに撮った写真に比べて、圧倒的に素晴らしいと思いましたが、フルサイズだとさらにその上をいきました。
カメラ以外は条件は同じです。レンズはSIGMA 50-500mm F4.5-6.3 DG APOHSM OSです。廉価な超望遠としては、それなりに評価されているレンズです。
撮影条件はネットでも、よく出てくる月を撮影するバカチョン設定。つまり、モードはマニュアルにして、シャッター速度は1/800秒、絞りはF8、ISO感度は400にするというもの。
月が欠けてくると、光量が減るのでISO感度を減らして調節します。満月でISOも800なら8並びで覚えやすいのですが、ISO800で満月は白抜けしてしまいます。
見ての通りですが、APS-Cよりもフルサイズの方が、表面の模様が明瞭にわかります。この差は圧倒的で、センサーサイズが2倍近い面積があることが如実に実感できました。
もちろん、こういう写真を三脚を使用せず手持ちで撮影していることを考えると、手振れ補正の機能も相当凄いわけで、改めて感動します。
現状で自分の機材では、これ以上は撮れませんが、今後はカメラのセンサーの改良、レンズの機能の改善などがあれば、さらなる月の写真が撮れるかもしれません。
2016年10月18日火曜日
雨を撮る
NIKON D750 1/60 f4.5 105mm
こんだけ雨降りが続くと、なかなかせっかくのカメラを持ち出して写真を撮る機会がほとんどない。
しかも、平日には外に出れないので、日曜日しかチャンスは無いのに、10月の第1と第3の日曜日は晴れ間が出たのに1日中仕事。第2はほぼ曇り空でした。
こうなったら、雨そのものを撮影するしかない・・・と考えてしまいます。まぁ、面白い写真にはなかなかなりませんけど、これも練習だと思っていろいろやってみる。
当然、雨をどう撮るのかというのは、上から下に落ちていく水滴を線状にとらえるのか、それとも粒状なのかということに分かれます。
人の目には線上に見えるわけで、これはカメラで言えば絞りが開きっぱなしで、連続的に光が入り続けるからなんでしょうね。
写真になると、基本的に一瞬だけ瞼を開ける感じですから、問題視シャッター速度をどうするのかということが問題。
コンデジや一眼でもAUTOで撮ってしまうと、相当の土砂降りでもやっと写るのが普通。つまり写真としての明るさが優先されて、雨の粒は飛んでしまいます。
まず、雨の粒は小さいわけですから、できるだけ望遠を使用した方がとらえやすい。次に背景は暗めの場所を選んだ方がわかりやすい。
上の写真は、見た目にずいぶんと雨が降るなぁと思うくらいの時。シャッター速度は1/60秒です。これだと、線状に雨の光跡をとらえて、人の目で見ている感じに近い。これ以上長くすると、ぶれやすくなりますし、全体が白くなりやすい。
NIKON D750 1/800 f4 105mm ISO1000
これは1/800秒。このくらいだと雨の粒がはっきりしてきますが、まだ多少上下に流れてぼやっとしています。
Nikon D750 1/4000 f4 105mm ISO5000
さらにシャッター速度をみじかくしました。1/4000秒です。ここまでくると、さすがに落ちてきた水滴が止まったように見えてきます。ISO感度は5000ですが、もっと増やして10000にすると、全体が白くなり雨の粒も膨らんで写ってしまいました。
その時々の様々な条件によって、いくらでも変わるものですから、一定の条件できれいに写せるというものではありませんが、これらが一つのヒントになりそうです。
雨を味方にできれば、シャッター・チャンスは広がります・・・けど、やっぱり太陽が出ている方がいいなぁ。
2016年10月17日月曜日
ボブ・ディラン
Bob Dylan and Joan Baez, 1963 (Public Domain Photo)
ノーベル賞の文学賞は今年は、ボブ・ディランに授与されることが発表されました。
若い方は、ボブ・ディランって誰? と思う方も多いようですが、おそらく日本人でも60歳代にはたいへん馴染みがある名前だろうと思います。
自分は、50歳代後半で、実はちょっと遅れて知った組。名前は聞いたことはありましたが、最初にディランの音楽をまともに聞いたのは、1970年にジョージ・ハリソンが音頭を取って開催されたバングラ・デシュ・コンサートのライブでした。
もちろん、ハリソンとリンゴ・スターの競演、さらにエリック・クラプトンの参加など、ロック少年が十分に聞きたくなるコンサートでしたが、レコードの片面全部に登場するのがボブ・ディランでした。
基本的にはフォーク・シンガーという立ち位置でしたから、ライブの中ではちよっと地味な印象を持ちました。でも、それ以前に、実はジョーン・バエズが大好きだったので、それなりに興味を持って聞いた覚えがあります。
実際にディランが活動を始めるのは1960年代前半で、当時のアメリカはベトナム戦争に反対する若者の勢力が拡大し、文化的な反政府活動が活発になると同時に、現実からの逃避に走るカルチャーが発達しました。
フォーク・ソングの土台から出てきたのが、男性ならボブ・ディランですし、女性はジョーン・バエズでした。
自分が知った70年以後は、だいぶ丸くなったところもあるようですが、彼らの歌う歌詞は、現実に対する痛烈な批判がふんだんに盛り込まれていたことは、英語を習い始めたばかりの中学生にも何となく伝わるものがありました。
ノーベル文学賞に値するのかといえば、ディランの歌詞を文字による芸術として認めることは何の違和感もありません。自分が口をはさむようなことではありませんが、選考委員の方々の見識に敬服します。
そして、受賞したボブ・ディラン氏にも、 心より拍手を送りたいと思います。
2016年10月16日日曜日
わっぱ
Nikon D750 1/4 f1.4 20mm ISO200 / SIGMA 20mm F1.4 DG ART
単に「わっぱ」、あるいは「わっぱ弁当箱」と呼んだり、「曲げわっぱ」という言い方もします。
杉、檜の薄い板を使って作られた日本の伝統工芸容器です。いくつかの地域で生産されていますが、主として秋田、青森が有名。
木材を熱湯で柔らかくして、丸めて桜の皮でとめるという製法で、白木のままのもの、漆を塗布したもの、最近はウレタン塗装したものなどがあるようです。
適度に水分を吸収し、木材の殺菌作用もあるので、弁当の中身が傷みにくいと言われています。木材が歪んだり、黒染みが出たりと手入れが大変という印象がありますが、実はそれほど大変ではないらしい。
食べ終わったら、さっさと洗って、しっかり乾かせばいいだけ・・・って、まぁ、当たり前と言えば当たり前の使い方をすればいいようです。
たいてい昼ご飯は、クリニックでお弁当を食べることになるんですが、ずっと普通のプラスチックの保存容器を使っていました。特に弁当箱専用のものではありません。
たまたま、通りすがりに目に入り、一目惚れ的に購入してみました。ちょっと高いかなと思ってみていたら、こっちから言い出したわけではないのに定価の4000円から3000円にまけてくれました。
Amazonで探すと、2000~10000円で値段の幅がかなりあります。びんきりという感じですが、今回手に入れたものは、高級品ではないけど、安物でもない中間クラスなんでしょうか。
電子レンジが使えないので、温めることができないことが不安ですけど、冷めても美味しく食べられると評判なので、期待して使ってみようと思います。
2016年10月15日土曜日
OUTな蕎麦屋
日本蕎麦大好きですから、いろいろな蕎麦屋に出かけてみます。
特に、手打ちで店主のこだわりのある店ならなおさら、一度は味を知りたいと常日頃チェックを入れているんですが、中にははずれのというのもあるもんです。
蕎麦50点、つゆ20点、その他30点の100点満点で採点してみます。
まずはあざみ野。
それなりの値段の天せいろ。運ばれてきて、まず愕然とするのは天ぷらが3つだけ。しかも、どれも小さくて小皿で十分。これはせいろに付いてくるおまけとしか言いようがない。
それでも、主役は蕎麦ですから、蕎麦さえ美味しければ・・・
う~ん、確かに手打ちなんでしょうけど、どうも蕎麦が水っぽい。蕎麦粉を打つときの水が多いのか、あるいは茹で過ぎなのか、自分で蕎麦粉を打ったことが無いのでわかりませんが、肝心の蕎麦がこれでは・・・つゆだけは普通。
ということで、15点+15点+5点で35点。これじゃ駅近で昼時なのに、客が少ないわけだ。まぁ、普通は二度と行かないリスト入りです。
次はたまプラーザ。
ここは、店の構えからしてこだわりが強そうな感じで期待できます。 11時半の開店前に並んで、注文したのは鴨せいろです。これも、けっこういい値段をつけています。
注文から5分と経たないうちに運ばれてきました。すでに定番の注文を見越して、開店前にある程度作り始めているとしか思えない。そこが問題。
温かいつゆの中に鴨は3切れ。これ、少なくないですか。まずは、ここで軽くショックを受けます。
蕎麦は美味しい。手打ちらしい粘りの少ないほどよい腰があります。ところが、これをつゆにくぐらすと・・・最初からぬるい。
つゆがぬるいんですよ。当然、蕎麦をつけるたびに、どんどん冷たくなります。温かいつゆにつけろというなら、もっと入れ物を大きくして、簡単にはつゆが冷めないようにしないと。
つまり、鴨の量に見合った器を使っているということで、熱々でもなく、中途半端なつゆの温度のせいか、ただでさえ少ない鴨の香りをより一層消してしまっています。まぁ、普通のざるそばに鶏肉がちよっと入っているような感じ。
40点+5点+10点で55点。ただし、値段を考えるとコストパフォーマンスが悪すぎで−5点で、ぎりぎり50点。
わざわざ並んでまでして、けっこうな値段で食べるほどのものではないなと思いました。というわけで、ここも二度と行かないリスト入りです。
まぁ、自分的には失敗ですけど、こういうチャレンジは楽しいので、またお店をいろいろ探してみたいと思います。
特に、手打ちで店主のこだわりのある店ならなおさら、一度は味を知りたいと常日頃チェックを入れているんですが、中にははずれのというのもあるもんです。
蕎麦50点、つゆ20点、その他30点の100点満点で採点してみます。
まずはあざみ野。
それなりの値段の天せいろ。運ばれてきて、まず愕然とするのは天ぷらが3つだけ。しかも、どれも小さくて小皿で十分。これはせいろに付いてくるおまけとしか言いようがない。
それでも、主役は蕎麦ですから、蕎麦さえ美味しければ・・・
う~ん、確かに手打ちなんでしょうけど、どうも蕎麦が水っぽい。蕎麦粉を打つときの水が多いのか、あるいは茹で過ぎなのか、自分で蕎麦粉を打ったことが無いのでわかりませんが、肝心の蕎麦がこれでは・・・つゆだけは普通。
ということで、15点+15点+5点で35点。これじゃ駅近で昼時なのに、客が少ないわけだ。まぁ、普通は二度と行かないリスト入りです。
次はたまプラーザ。
ここは、店の構えからしてこだわりが強そうな感じで期待できます。 11時半の開店前に並んで、注文したのは鴨せいろです。これも、けっこういい値段をつけています。
注文から5分と経たないうちに運ばれてきました。すでに定番の注文を見越して、開店前にある程度作り始めているとしか思えない。そこが問題。
温かいつゆの中に鴨は3切れ。これ、少なくないですか。まずは、ここで軽くショックを受けます。
蕎麦は美味しい。手打ちらしい粘りの少ないほどよい腰があります。ところが、これをつゆにくぐらすと・・・最初からぬるい。
つゆがぬるいんですよ。当然、蕎麦をつけるたびに、どんどん冷たくなります。温かいつゆにつけろというなら、もっと入れ物を大きくして、簡単にはつゆが冷めないようにしないと。
つまり、鴨の量に見合った器を使っているということで、熱々でもなく、中途半端なつゆの温度のせいか、ただでさえ少ない鴨の香りをより一層消してしまっています。まぁ、普通のざるそばに鶏肉がちよっと入っているような感じ。
40点+5点+10点で55点。ただし、値段を考えるとコストパフォーマンスが悪すぎで−5点で、ぎりぎり50点。
わざわざ並んでまでして、けっこうな値段で食べるほどのものではないなと思いました。というわけで、ここも二度と行かないリスト入りです。
まぁ、自分的には失敗ですけど、こういうチャレンジは楽しいので、またお店をいろいろ探してみたいと思います。
2016年10月14日金曜日
レンズ再々考 (3)
あー、そう来たか・・・う~ん、残念。
何がって、SIGMAの新しいフルサイズ用の超広角ズームレンズのこと。先月末に発表された、12-24mm F4 DG HSM ARTの発売日と価格が昨日公表されました。
先週からアメリカのamazon.comでは$1,599となって出ていました。日本での価格とは、違うことがあるので、もしかして15万円以下の価格設定になるなら、1年くらいしての中古価格で10万円を切るくらいでしばらく我慢というのもありと思っていました。
日本での発売日は10月28日で、なんと価格は22万円だそうです。これだと、当面新品の実売価格は、アメリカと同じで17~18万円くらいになりそうです。1年落ち中古でも15万は切らないでしょう。
確かにSIGMAの新しいARTシリーズのレンズは、概ね好評で、場合によってはNikon純正をも凌駕するという評価があります。特に12-24mmの焦点距離の超広角は純正にも無いラインナップで、一度12mmの世界を見ると癖になりそうな面白い画角が得られます。
ですが、ですがですよ、基本的にサードパーティという立場のSIGMAですから、純正と変わらない価格設定をされると・・・・いや、もう、心が萎えます。
だったら、Nikon純正のAF-S NIKKOR 14-24mm f2.8G EDを買います。14mm始まりですが、F2.8でSIGMAより明るいですし、発売されてからだいぶたちますが、その描画性能は他のメーカーの超広角よりも圧倒的に素晴らしいといわれています。
しかも、何て言っても純正ですから。純正というのは、多少のことは切り捨てて我慢できてしまうくらいの魔法の言葉です。自分のように、純正が高すぎて手が出ないと思っている者が、サードパーティに求めるのは、コストパフォーマンスですからね。
Nikon D7200 1/4000 f4.5 8mm ISO250 / SIGMA 8-16mm DC HSM
・・・というわけで、現状ではフルサイズ用の超広角レンズがなくて、風景中心の撮影には物足りなさが残っていたので、この新製品に期待して待っていたわけです。が、このA作戦はものの見事に断念するしかなく、さっそくその時のためのB作戦を決行しました。
B作戦は、SIGMAの超広角レンズの現行モデルです。それは、SIGMA 12-24mm f4.5-5.6 II DG HSMで、もちろん、画質はARTシリーズの次期モデルの方が改善されていると言われていますが、実はレンズの大きさ・重さを考えると、こっちの方が取り回しははるかにいいだろうと思っています。
APS-C専用モデルのSIGMA 8-16mm f4.5-5.6 DC HSMをすでに使用してきましたので、性能も大きさもほぼそのフルサイズ版ですから、使い勝手はだいたいわかります。これなら中古で5万円台からありますから、実際に手が出しやすい。
ケチケチ・カメラ・ライフ中の駆け出しとしては、身の丈に合った物をチョイスしましょう。それに、この前ケチをつけた標準ズームレンズのSIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM ARTも、だんだん使い慣れてきて、これはこれで気に入ってきました。
超広角(12-24mm)が手に入ると、標準ズーム(24-105mm)、超望遠(50-500mm)と合わせて、だいたいの画角は網羅できます。ただ、いずれもF4よりも暗いレンズばかり。
しっかりとボケたい明るい単焦点レンズは、一つは持っていたい・・・わけですが、それを変わり種のSIGMA 20mm F1.4 DG HSM ARTにしてしまったのが、正解だったのかどうか・・・広角好きとはいえ、まだわからないところ。50mm前後の標準単焦点が欲しくなる・・・かもしれませんね。
2016年10月13日木曜日
鳩
Nikon D750 1/800 f4 105mm ISO2000 / SIGMA 24-105mm F4 DGHSM Art
鳩は、都会でも簡単に見ることができる鳥の一つ。
平和の象徴とされたり、伝書鳩として利用されたたり、人との関わりは悪くはありません。人に慣れていて、近づいてもすぐには逃げません。
ただし、群れている場所では、糞害はしばしば問題になります。いきなり、頭に糞が落ちてきて困った経験は、誰でも一度は経験するものです。
歌がありますよね。「ぽっ、ぽっ、ぽっ、鳩ぽっぽ、豆が欲しいか、そらやるぞ」は童謡の中でも特に有名です。でもって、鳩は英語ではピジョン(pigeon)です。
だからといって、ポケモン属のポッポ、ピジョンは生物学的関連はありません。ポッポも、ありふれたポケモンの一つで、時には洗濯機の中にも見つかります・・・
2016年10月12日水曜日
上野の森の西郷さん
Nikon D750 1/800 f24mm ISO200 / SIGMA 24-105mm f4 DG Art
あれっ? こんな場所だったっけ・・・
西郷さんの像の場所です。上野公園って、何度か足を運んでいますが、たいてい東京文化会館の側から入ってしまうので、南の入り口はあまり立ち寄らない。
たぶん、有名な西郷隆盛像を見たのは小学生の時・・・50年くらい前(!)のことかと思うのですが、確か立っているのは、南の入り口の階段を上ってすぐ正面・・・という曖昧な記憶。
階段の上をまっすぐ行くと、あれ? 西郷さんいない・・・戻って、よく見回すと、右横にありました。
おやおや、こげなとこにおったとですか。それにしても大きな顔でごわすな。浴衣で犬散歩ばしちょるとは、ずいぶんと気楽な姿けんど、刀に手をかけてるんは怖かごたるこつたい。
1898年、明治31年に除幕され、下から見上げた時にバランスがよくなるように、頭が大きめに作られたとか。西郷どんが連れている愛犬「ツン」は別々の人が作ったとか。そもそも、除幕式に出席した西郷夫人は「浴衣で散歩なんてしない」と不平を言ったとか。
まぁ、いろいろ言われていることはありますが、真実の西郷隆盛がどうであれ、この像の効果で親近感を持たれて好人物という評価を得ている部分は少なからずあると思います。
それはそれでいいじゃないですか。
2016年10月11日火曜日
デトロイト美術館展
10月7日から、上野で始まったばかりのデトロイト美術館展に行ってきました。
アメリカのデトロイトといえば、かつては自動車産業で大変経済的に成功した町で、その美術館は多くのヨーロッパの印象派以後の近代名画を取りそろえた富の象徴だったようです。
何しろ、ドガ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ココシュカ、ベックマン、モディリアーニ、マティス、ピカソ・・・何か、名前だけ見れば、オールスター・キャストであることは一目瞭然です。
とにかく、今回日本で展示されているのは、それぞれの画家の代表作の一つとそれる作品であり、どこかで一度を見たことがあるようなものばかり。
展示数はそう多くはないのかもしれませんが、近代西欧絵画史の画集を一ページ、一ページめくっていくような楽しさがありました。
それと、普通の美術展とはちょっと違うのが、デトロイト美術館が写真撮影を許可しているので、この美術展でも写真OKというところ。
ただし、今回の展示では月曜日と火曜日だけに限定されています。それを知って、昨日の月曜日に出かけて、まぁ、当然自分もいくつかの作品で写真を撮りました。
ただ、やはり美術展でカメラを平気で使うというのは、どうも違和感がある。やはり、黙って作品の前で鑑賞する注意力が半減することは間違いない。
大多数の人がスマートホンでの撮影をしていましたが、当然鳴り響く「シャッター音」はかなり耳障り。それでいて、解像度は低く、色調も変化した歪んだ写真にしかならないわけですから、だったら図録集を買った方がよほどいいんじゃないかと・・・
自分のように一眼レフを使っている方は何人か見かけました。自分も、一列離れた位置から、一作品に一回ズームを使用して撮影しましたので、そのままではただのスナップです。
帰ってから修正してあらためて見てみると、さすがに解像度は高いので、絵筆の運び方などもよくわかり、 ネットなどに転がっている画像よりも、より質感が高い写真になりました。
でも、やはりその場で本物をしっかり見ることが美術鑑賞の基本ですよね。写真をとることが目的になってしまっては、実物から感じる「何か」を忘れてしまうかもしれません。
ゆっくりと鑑賞したい方は、月・火を避けて行った方がよさそうです。
2016年10月10日月曜日
ASAYAKE
Nikon D750 1/1000 f4 24mm ISO2000 / SIGMA 24-105mm DG f4 HSM Art
昨日は、未明に土砂降り。朝はまたもや土砂降りの雨でしたが、日中はなんとか曇り空。
やっぱり、せっかくの日曜日なのに、がばって写真をとりたくなるような天候ではない・・・となるところなんですが、実は日の出の時刻だけ奇跡の一瞬がありました。
土砂降りが落ち着いたと思ったら、空が急に明るくなりました。おっ、と思って見上げると朝焼けが見え始めた。
速攻で、近くの小高い場所に飛んでいきました。
おー!! 少しの青空と熱い雲の合間から朝日が差し込もうとしていました。いやいや、こういうのを待っていたんですよ。とにかく、シャッター切りました。
初心者的には、これで十分に満足な写真です。
もう、相当懐かしい曲なんですけど、CASIOPEAのASAYAKEを聞きながら、この写真をぼけーっと見ているのなんかいいかもです。
2016年10月9日日曜日
ショーウィンドウ
Nikon D750 1/3200 f6.3 500mm ISO2000 / SIGMA 50-500mm DG APO
ショーウィンドウというと、いろいろなお店の壁面を利用したもので、通りすがりの行き交う人々にインパクトを与えて興味を持たせるもの。
映画で最も印象的な使われ方をしたのは、オードリー・ヘップバーンの「ティファニーで朝食を」でしょうか。
主人公の今の状況を、台詞やナレーションなどの言葉で説明せず、映像だけで表現した見本ともいえるシーンで、ショーウィンドウは大変効果的に使用されていました。
この写真のディスプレイは、クリニックから見える建物の3階部分の壁面。ですから、高さは10数メートルくらいのところにある。
下の道を歩く人からは、完全に見上げる位置にあって、普通はほとんど目にすることはないような場所です。
上から見ているので、床部分や奥の壁にもある程度の作り込みがあるのがわかりますが、下から見ると間違いなく見えるはずがない。
そういう意味で、何となく雰囲気だけのものではありますが、きっとディスプレイを考えた人は何かの意図を伝えたいのでしょう。
もしかしたら、こういう写真で、誰かに伝わるものがあればいいんですけど・・・
2016年10月8日土曜日
小紫
Nikon D750 1/6 f16 95mm ISO800 / SIGMA 24-105mm DG F4 Art
今頃に、小さな紫の実をつけ、緑の葉とのコントラストが美しいのが「小紫」です。
よく見回すと、けっこうそこらの庭先にあったりするので、それほど珍しいものではありません。大きくても2m程度で、夏に開花し、秋に結実します。
ちいさな紫の実なので「小紫」というネーミングはもっともですが、別名はさらにそこから連想を膨らませた「小」式部」です。
近縁種に「紫式部」というのもあるので間違いやすいのですが、フルネームで呼ばれるものは、小紫よりも大きくなり、実の付き方はばらばら、枝も垂れずに伸びるそうです。
実は鳥の好物だそうですが、よく見ると葉は虫の好物みたいですね。何気なく見ているとそれだけのことですが、いろいろな生き物の営みは深く関係しているということでしょうか。
2016年10月7日金曜日
モダン・アート
Nikon D750 1/320 f4 105mm / SIGMA 24-105mm DG F4 Art
モダンというのは、まぁ、現代的ということで、現代的というのは混沌とした何でもありみたいなもの。
アート・・・芸術というのも、やっている人にすれば真剣なものですが、中には笑っちゃうようなものでも芸術として主張する場合もありますよね。
ただただ感性に任せて無茶苦茶なことをやっても、「すごいエネルギーを感じる」とか、「何かとてつもない感情が伝わってくる」とか、何か勘違いみたいな誉め言葉の羅列が出てきたりすることもあります。
とりあえず、この写真とか・・・何かいいでしょう? アートですよ。一見、でたらめに塗りたくったようなペンキが、現代の錯綜する様々な問題につながっているようです。
真っ赤な色は、とてつもない情熱が噴出しているようですし、それを遮る青いペンキが冷静さを表している。その中に、何にも染まらない白いペンキが見え隠れして・・・
いや、あの、これ、ゴミ捨て場のただのベニヤ板なんですけど。
ペンキ塗り作業の時の、刷毛をこすりつけるだけの使い道。
見ようによっては、立派な名も無き芸術作品だったりするもんですよね。
2016年10月6日木曜日
蛍光灯製造禁止の顛末
Nikon D750 1/3200 f4 105mm ISO 800 / SIGMA 24-105mm f4 DG Art
政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた・・・
・・・というのは、1年前のニュース。
いや、けっこう過激な方針だなと思いました。確かにLEDの普及は進んでいるものの、まだまだ蛍光灯や白熱灯との価格差はかなりあって、いくら長寿命だからといって、すぐさまなんでもLED電球に交換というわけにはいきません。
室内灯としてよく使われる細長い蛍光灯については、まだLEDに取り換えるだけで済むものはほとんどないらしい。追加の工事ををしないと、安心・安全・安定に使うのは難しいような感じです。
うちのクリニックの照明は、長蛍光管ですが、一体全部で何本を使用しているんでしょうか。あまりたくさんありすぎて、実は全部を把握していません。少なくとも100本以上は間違いない。
大震災後の節電で、その中の1/.3くらいははずしました。また、常時点灯して使用しているのが1/.、残りの1/3は、必要に応じて点灯するような使い方を今でもしています。
単純に工事無しで交換するタイプを選択すると、120cmの長さがあるタイプは、安い怪しげなものだと1本1000円くらいからですが、やはりこの手のものはけっこうやばいらしい。
確実に問題がなさそうな大手メーカーのものだと、1本1万円です。場所が場所ですから、何か事故がおこってはまずい。となると、自分で交換するとしても100万円くらいはかかることは間違いないし、 業者を依頼すれば相当な出費になります。
これは、一度に出る場合は、なかなか大きい額です。まだまだ、今の段階では即座にすべてを切り替えるのには技術的な不安要素もありますから、寿命になった蛍光管から順次変えながら様子を見るか、202X年に、いよいよダメになったときに一気に工事をするか・・・
けっこう悩ましいところなんですが・・・実は、そもそもこのニュースはメディアの先行報道だったようで、「エネルギー利用の方向としてLEDへ転換していきたい」というくらいの話を、生産中止と報道したものらしい。
政府や各照明器具メーカーは、その後に「生産できなくなるわけではない」と火消しに奔走したようです。ところが、メディアのニュースでは、一度もそういう訂正を見たことも聞いたこともない。
メディアは報道の正義をいつも振りかざしますが、報道したことの責任は取らないという、いつものことだと言えばそれまでですが、なんかなぁ~という気持ちになりました。
2016年10月5日水曜日
睡蓮
Nikon D750 1/1000 f4 82mm ISO800
睡蓮、スイレン、water lily・・・そして、睡蓮といえば、真っ先に頭に浮かんでくるのがクロード・モネ。
モネの大量にある水蓮を題材にした作品は、何となく見てしまうと似たような絵というだけのこと。
しかし、その時々のモネの様々な想いが凝縮した世界で、睡蓮というタイトルだけでこんなに違った雰囲気を描き出したことは驚異的という感じです。
比較的近場を散策すると、睡蓮の池がけっこうあったりします。でも、凡人は「あー、睡蓮だ」と思うだけで、それ以上にはなりません。
そもそも、それだけのイマジネーションが湧き続けさせる自分の庭を持っていたことが凄いことですよね。
・・・そこで、凡人は、何気なく撮影した水蓮の写真をいろいろいじって、少しでもモネのような雰囲気を作り込んでみました。ちょっとアートな気分になって、自己満足。
2016年10月4日火曜日
レンズ再々考 (2)
Nikon D750 1/320 f4 68mm ISO800 / Sigma 24-105mm f4 DG HSM Art
Nikon D750を使用してみると、カメラ本体についてはD7200よりも少し重いのですが、それはほとんど気になりません。グリップのホールド感が素晴らしく、よりしっかりと握れる感じがして持ちやすい。
使い勝手はD7200とほとんど変わりないので、各設定やスイッチ類も違和感なくいじれます。これで、あとは撮影した写真の画質がどうか、ということなんですが・・・
やはり、一眼レフはレンズが問題。画像センサーがいくら大きくなっても、そこに入ってくる光の情報がうまく伝わらなければ、いい写真にはなりません。もっとも、センサーの性能が低ければ、いくら高級レンズでもダメですけどね。
とりあえずは、SIGMAの24-105mm f4 DG HSM Artと20mm f1,4 DG HSM Artの2本を使いだして、様子を見ているのですが、単焦点の20mmについては、概ね良好な感触を得ています。
比較的、広角の画角が好きで、しかも単焦点でとても明るいレンズですから、ボケ感もよく出るようで、多少スナップ写真に使うには広めに写りますが、それはそれで面白い。
ただ、広々とした風景を撮影するには、もっと思い切った超広角が欲しくなるところなので、やはりこれ1本で済ますというわけにはいかなさそう。
さて、問題は標準ズームの24-105mmの方です。
なんか、毎日同じことばかりをうだうだと書いていますが・・・今日は、レンズそのものの性能についての話。
まず、フォーカスがいまいち合わない。レンズの個体差だとは思いますが、ファインダーを覗いていて、確かにピントが合っているつもりでシャッターを切っているはずなんですが、パソコンで確認すると、微妙にずれている感じがするんです。
シャッターを切る時のブレや、自分の視力の問題もあるんでしょうし、全部が全部レンズのせいにはしたくないのですが、これは一度ピント調整をしてみないといけないのかなと思っています。
上の写真も、花の中心手前側に合わせたつもりなんですが、中心と真ん中から茎の付近の後ピンになっている感じです。
それと、けっこうはっきりわかる周辺減光が気になります。少しずつ暗くなるのではなく、四隅が急に黒くなっているのが目立ちます。
これは開放のf4であるので、絞れば出なくなるんですが、そうなると暗くなるし、望遠もそれほど大きく効くわけではないので、ボケはあまり期待できなくなる。
NIkon D750 1/8 f9 105mm / Sigma 24-105mm F4 DG HSM Art
やはり、さしあたって一番使用頻度の高い標準ズーム、または高倍率ズームレンズは、焦点距離は24-105mmとかぶるのですが、別のレンズを用意した方がよさそうです。
とは言え、せっかくSIGMAファンで揃えてきたのに、一番使いそうなレンズを昨日候補に挙げたTAMRONにするというのは抵抗がある。昔のSIGMAレンズに28-300mmがあり、多少中古も見つかりますが、これはAFがとにかく遅い。SIGMAが、Artシリーズでリニューアルして出してくれるといいんですけど・・・
いっそのこと、比較的各メーカで揃っている70-300mmも選択肢としてはありかもしれません。
とにかく、大事なのは何を撮影するのかということであって、全焦点距離を満遍なく取り揃えればいいというものではありません。撮影したいものに合わせてレンズを選ばないと、本末転倒です。どういう写真を撮るのかを整理しておかないと、いとも簡単に「レンズ沼」にはまってしまうことになります。
自分の場合、ちょっとしたスナップ撮影には使いますけど、わざわざモデルの撮影会とかに出かけていく時間も勇気もありません。つまり人物中心の撮影は多くないし、あっても写真作品としての価値を高める必要はたぶんありません。
自分のニーズは、広角を使った広々とした景色の写真、そしてその中で近寄れないものを切り出す超望遠を使った写真を撮るためのレンズです。接近しての花や日常的なそこらに転がっているものも対象になるので、マクロかあるいは中望遠で思い切り引き寄せるみたいな写真も多い。
そんなことを、毎日いろいろ考えていることが楽しいわけですが、いずれにしても無制限にお金をかけれるわけでもないので、現実的な選択肢はそれほど多くないんですよね。所詮、素人ですから妥協も大事ということです。さてさて、どうなることやら・・・
2016年10月3日月曜日
レンズ再々考 (1)
Nikon D750 1/4000 f1.4 20mm ISO100 / Sigma 20mm DG f1.4 Art
そんなわけで、とりあえず持ち歩きカメラを新調しました。
Nikon D750に、ふだん使いのレンズとしては標準ズームであるSIGMA 24-105mm f.4 DG OS HSM Artを装着しました。
この2週間くらい、あーだこーだと、いろいろ考えたわけですが、予算的にも最も納得の組み合わせで、合わせて20万以内に収められたのは奇跡的という感じがします。
そこらのものを撮影するには、まったく問題はない。単焦点の明るさにはかなわないものの、SIGMAのArtシリーズは、単なる格安というサード・パーティの枠を明らかに超えた性能であることは実感できます(・・・が、そこそこ問題あり)。
標準的な焦点距離を50mmとすると、その1/2から2倍までの広角と望遠を備えているので、風景写真や、スナップ撮影には十分な範囲を捉えることができます。
ちょっと前までは、APS-C機であるD7200に広域ズームのSIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO OS HSM Contemporaryを使用していることが多かった。
このレンズもかなり優れもので、焦点距離はフルサイズ換算で、実質的には27-450mmですから、広角域から標準だけでなく、超望遠に近い範囲まで手が届きます。しかも、オプションでクロースレンズをフィルターのように装着するだけで、ほぼマクロ撮影までこなせてしまうという、まさに1本でほぼすべて網羅し、画質もそこそこ。
ですから、これに超広角と超望遠のレンズの3本があれば、ほとんど向かうところ敵なしだったわけで、さらに明るい標準単焦点を加えるだけで、初心者的にはもう何も必要ないという感じでした。
まだ、あまり使っていないので、結論を出すのは早いのですけど、この新しいレンズだと、たまに遠いところを撮影したいときにもどかしさを感じてしまうんですね。
・・・たまになんですけどね・・・あまり面白い写真を撮るチャンスがない駆け出しカメラマンとしては、そういう数少ない瞬間を逃すのは痛いところなんです。
18-300があまりに便利だったこともあって、ちょっと物足りないところを感じしまうわけです。だからといって、手持ちの50-500mmのバズーカみたいな望遠レンズはさすがに毎日持ち歩けません。
広角も含めて、今まで撮影していた雰囲気は、これからも維持しようと思うと、どうもレンズを再々考しないといけないなと思い始めました。
しかし、18-300mmのような超便利ズームは、センサーサイズが小さいAPS-Cだからこそできるわけで、これをそのままフルサイズ用で作ると、相当バカでかくて超重たいものになってしまいます。
本家のNikkorでも、自分が好きなSIGMAでも70mm始まりはありますが、広角までカバーできるレンズはなかなか見つかるもんじゃ・・・ ・・・ ないと思っていたら、なんとありました。
まずはNikkor AF-S 28-300mm f3.5-5.6G ED VRです。重さは800gで、価格は新品で10万円、中古で7万円くらい。画質は概ね好評のようです。
そして、もう一本、ズームのTAMRONにもあります。28-300mm f3.5-6.3 Di VC PZDというもの。こちらはNikonよりも一回り小さく、重さも何と540g。新品で6万円弱、中古で5万円弱です。利便性を主軸においたもので、プロレベルでは画質に不満が出るのかもしれませんが、そもそもこういう便利広域ズームを求めるレベルではまったく問題はないようです。
となると、価格と重さからすると、TAMRONは悪い選択ではなさそうです。TAMRONのレンズは、デザイン的に金色リングのケバさが嫌いなんですが、このレンズはシックに黒で統一していて好感が持てます。
そして、独特の写真が撮れてとても使っていて楽しいのが超広角。焦点距離12mmがあるのはSIGMAだけで、今月にArtシリーズとして12-24mmがリニューアルされて発売される予定になっています。
ズームである必要はあまりないのですが、12mmの世界を見てしまうと、この画角の面白さはもう捨てられません。ところが、どうも海外での価格が$1,600ぐらいのようです。いやいや、さすがにそれは高い。であれば、一世代前のSIGMA 12-24mm f4.5-5.6 II DG HSMなら、新品でも価格も重さもその半分で、中古なら5万円台です。
ただ、こうやって考えていくと、便利さと価格ばかり考えて暗いレンズばかりになってしまいますよね。本当の面白さは明るいレンズにあると思うのですが、明るくなればなるほど、価格はどんどん鰻上りですから、もうカタログすら見ない方が身のためです。
Nikon D750 1/4000 f4 24mm ISO560 / Sigma 24-105mm DG f4 Art
2016年10月2日日曜日
カメラ再考 (2)
ここに来て、今年初めて道楽的な買い物をしてしまいました。
いろいろと、ずいぶん、考えに考え抜いた末・・・というか・・・やはり物欲は偉大・・・う~ん、とにかく・・・ ・・・ ・・・ 要するに、週に数回はいろいろなカメラの中古通販サイトをチェックしていたんですが、ついに納得のブツが見つかったんです。
とにかくフルサイズ機を使いたかったわけで、Nikonで考えるとD810、D750、D610の三択になる。
それより上級機種はさすがにプロ用で、素人にはとても使いこなせるとは思えませんので、まったく眼中にありませんでした。D610は、明らかに機能的にD7200よりも劣ります。サイズさえ大きければいいというものではありません。
となると、D810かD750のどっちか。D810は中古でもかなり高額で20万円以上ですから、基本的に無理。となると、現実的な選択はD750ですが、中古で15万円が普通です。
となると、価格帯的には、今年発売されたばかりのD500の中古が出るのを待つという手もある。D500はAPS-C機なんですが、それまでAPS-CのフラックシップとされていたD7200を、軽々と超えてしまう機能を搭載しています。
実はここが、D7200からフルサイズに乗り換えたい気持ちを一気に加速させた要因。D7200はD500の登場で、中級機に格下げになってしまいました。所有欲という観点から、けっこうがっかり感があるわけです。
ただし、やはりデジタル一眼レフカメラの最大のポイントは光を受けるセンサーです。昔で言えばフィルムの大きさ。基本中基本として、あとがどれだけ高機能でもこのポイントは絶対のもの。
そこが、D500に買い替えるのに躊躇する最大のネックです。確かにレンズはそのまま使えるというメリットはあるものの、APS-CならD7200で十分満足しています。
D750はD810と比べて、大きな見劣りはありません。画素数とシャッター速度で負けていますが、画素数は高ければいいというものではないし、シャッター速度もそんなに極端な使い方はしないので、それほど問題にはならない。
ポイントになるのは、オート・フォーカスと測光の精度。実はこれらついては、D500以外は大きな差はありません。D750は液晶パネルが、チルト式になっているところが嬉しい。
というわけで、D7200と同等かそれ以上の機能があり、フルサイズセンサーを搭載した機種ということで、D750に決まりです。
レンズは一生もの、カメラ・ボディはよく消耗品と言われ、ボディについては新品か中古にこだわりはありません。外見的に多少のキズがあっても、機能的に問題なければOK。そして、ついに12万円という、まずほとんどないような値段の中古を見つけたので・・・・1時間考えて、ポチっとしてしまいました。
D7200は下取りに出そうかどうか悩んだんですが、以前のSony機を持って行ったうちの子におさがりにしてもいいかもと。あっちは、8年たって、だいぶ傷んできているようなので(使い方の問題が大きい?)。
さて、いよいよフルサイズ・デヴューを果たしたんですが…なにしろ天気がよくない。太陽が恋しい今日この頃です。
2016年10月1日土曜日
カメラ再考 (1)
なんか、9月は太陽なしで、あっという間に過ぎ去ってしまった感じ。気がつくと、もう10月ですね。毎度毎度、本当にいつも同じことばかり言っていますが、あっという間です。おせち料理の予約の広告も出始めました。
さて、さて、昨年カメラを買いました。デジタル一眼レフです。機種はNikonのD7200というもの。一眼レフは、フィルムの時代にはほとんど触ったことはありませんでした。
最初に自分で手に入れたのは、2008年のことで、その時はSonyのDLSR-A350という、まぁ入門機種にあたるもの。姪がNikonの立派なカメラを使っているのに触発されたんですが、確かにコンパクト・デジタル・カメラよりもきれいな写真が撮れる・・・ような気がしました。
でも、カメラは重たいし大きくかさばるので、普段から持ち歩くというところまでいかず、だんだんとレンズは高倍率ズームのつけっぱなしで、そこらに置きっぱなし。
いつの間にか、コンデジでも、かなりの光学ズームが可能なものを普段使いにしてしまいました。で、こどもがカメラを使いたいというので、一眼レフはレンズもろとも譲り渡してしまいました。
そして、今度は、こどもが撮影した写真を見て、やっぱり一眼レフではないと撮れない写真があるということに、あらためて気がつかされのが、去年カメラを購入した理由。
もう、ほとんど、老いては子に従え状態なんですが、その時どのカメラにするか・・・悩んだ末のD7200でした。
まず、最初に考えるのは予算。なにしろ安いものではありませんから、ただいいものを選ぶわけにいかない。本体10万円、レンズと合わせて20万円というのが妥当かなと。
となると、フルサイズ機は最初から無理で、APS-C機の中から探すしかありません。メーカーは、最初に買ったSony(元々はMinolta)が、レンズの種類が限られて、ネットでもマイナーな存在で困った経験があったので、2大勢力であるNikonかCanonにしようと思いました。
そこで、思い出すので姪のカメラ。大人げないのですが、あれよりいいものを買いたいというライバル心がもたげてきて、ほとんどCanonはしらべることなくNikon一択ということになってしまいました。
入門機としては、もっと安くて、実際自分の使い方では十分な機種がありましたが、どうせなら一番いいもの・・・去年の時点ではD7200が欲しい。ところが本体だけで15万くらいする・・・と困っていたら、中古でいい出物があって8万くらいで見つかった。
本体は決まったので、次はレンズ。Nikonですから、豊富な純正レンズを用意するのが本来なんでしょうけど、Nikonのレンズは高いんですよね。Sonyの時も、サードメーカーのSIGMAは使っていて、デザインも嫌いじゃないし、そもそも純正よりも格段に安い。
そこで、SIGMAのレンズを新品、中古取り混ぜて、ほぼ予定通りの予算内で一式をそろえることができました。
今回は1年間、毎日カメラをバッグに入れて持ち歩きました。重たくてもかさばっても、気にならないようになり、いつでも撮りたい光景を見ればカメラを取り出す習慣がついてきたようです。
ただ、どうしても心の隅にモヤモヤして引っかかっていることがある。
本当はフルサイズ機が欲しい・・・ということ。
う~ん・・・本来は、フルサイズが標準という・・・そもそもフィルム時代の一コマの大きさと同じセンサーを使うのがフルサイズ。APS-Cは、センサーの面積は半分くらいになってしまい、それだけ受ける光の量は少ないんですよね。
APS-C機で、大きな不満があるわけではないのですが、どうしてもフルサイズに比べて見劣りするのは間違いなく、本気で持ち歩くなら、つまり写真が趣味ですというならばフルサイズを使っていたい。
そんなことを、ずっと考えていたんですけど・・・
カメラ再考 (2)に続く
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