NIKON D750 1/60 f4.5 105mm
こんだけ雨降りが続くと、なかなかせっかくのカメラを持ち出して写真を撮る機会がほとんどない。
しかも、平日には外に出れないので、日曜日しかチャンスは無いのに、10月の第1と第3の日曜日は晴れ間が出たのに1日中仕事。第2はほぼ曇り空でした。
こうなったら、雨そのものを撮影するしかない・・・と考えてしまいます。まぁ、面白い写真にはなかなかなりませんけど、これも練習だと思っていろいろやってみる。
当然、雨をどう撮るのかというのは、上から下に落ちていく水滴を線状にとらえるのか、それとも粒状なのかということに分かれます。
人の目には線上に見えるわけで、これはカメラで言えば絞りが開きっぱなしで、連続的に光が入り続けるからなんでしょうね。
写真になると、基本的に一瞬だけ瞼を開ける感じですから、問題視シャッター速度をどうするのかということが問題。
コンデジや一眼でもAUTOで撮ってしまうと、相当の土砂降りでもやっと写るのが普通。つまり写真としての明るさが優先されて、雨の粒は飛んでしまいます。
まず、雨の粒は小さいわけですから、できるだけ望遠を使用した方がとらえやすい。次に背景は暗めの場所を選んだ方がわかりやすい。
上の写真は、見た目にずいぶんと雨が降るなぁと思うくらいの時。シャッター速度は1/60秒です。これだと、線状に雨の光跡をとらえて、人の目で見ている感じに近い。これ以上長くすると、ぶれやすくなりますし、全体が白くなりやすい。
NIKON D750 1/800 f4 105mm ISO1000
これは1/800秒。このくらいだと雨の粒がはっきりしてきますが、まだ多少上下に流れてぼやっとしています。
Nikon D750 1/4000 f4 105mm ISO5000
さらにシャッター速度をみじかくしました。1/4000秒です。ここまでくると、さすがに落ちてきた水滴が止まったように見えてきます。ISO感度は5000ですが、もっと増やして10000にすると、全体が白くなり雨の粒も膨らんで写ってしまいました。
その時々の様々な条件によって、いくらでも変わるものですから、一定の条件できれいに写せるというものではありませんが、これらが一つのヒントになりそうです。
雨を味方にできれば、シャッター・チャンスは広がります・・・けど、やっぱり太陽が出ている方がいいなぁ。