Nikon D750 1/800 F8 500mm ISO400
デジタル一眼レフカメラを、APS-CサイズのD7200からフルサイズのD750へグレードアップしました。巷では、フルサイズの方がきれいな写真が撮れるといわれているのですが、もちろんカメラが良ければそれだけで何とかなるわけじゃない。
カメラの性能を引き出せるレンズが必要ですし、写真に切り出す価値のある瞬間がないとだめ。そもそもシャッターを切る人間がへっぽこでは、いくら他の条件がそろっても如何ともし難い。
ですから、まだフルサイズの写真の良さ、APS-C機との差を実感できていないわけで、これでは宝の持ち腐れなんてものではありません。
そこで、カメラの力を簡単に確認するのに一番いいかなと思っている被写体・・・それは月です。なかなか、天候に恵まれないのですが、やっと昨夜、満月からはすこし欠けてしまいましたが撮り比べてみました。
今までも、カメラが変わるたびに一度は撮影して、そのたびに凄ーいと感動してきたのですが、今回はさらにパワーアップしたことを実感できました。
上の写真がフルサイズ。下の写真がAPS-Cサイズです。
Nikon D7200 1/800 F8 500mm ISO400
APS-C機でも、それまでに撮った写真に比べて、圧倒的に素晴らしいと思いましたが、フルサイズだとさらにその上をいきました。
カメラ以外は条件は同じです。レンズはSIGMA 50-500mm F4.5-6.3 DG APOHSM OSです。廉価な超望遠としては、それなりに評価されているレンズです。
撮影条件はネットでも、よく出てくる月を撮影するバカチョン設定。つまり、モードはマニュアルにして、シャッター速度は1/800秒、絞りはF8、ISO感度は400にするというもの。
月が欠けてくると、光量が減るのでISO感度を減らして調節します。満月でISOも800なら8並びで覚えやすいのですが、ISO800で満月は白抜けしてしまいます。
見ての通りですが、APS-Cよりもフルサイズの方が、表面の模様が明瞭にわかります。この差は圧倒的で、センサーサイズが2倍近い面積があることが如実に実感できました。
もちろん、こういう写真を三脚を使用せず手持ちで撮影していることを考えると、手振れ補正の機能も相当凄いわけで、改めて感動します。
現状で自分の機材では、これ以上は撮れませんが、今後はカメラのセンサーの改良、レンズの機能の改善などがあれば、さらなる月の写真が撮れるかもしれません。