2009年7月31日金曜日

気分だけイタリアン

外でイタリアンだったからという訳でもないのですが、久しぶりに家でイタリア風の料理にしてみたわけです。

どうも写真がぴりっとしなくてすみません。こういう時は携帯で撮っているわけで、たいした写真にはならない。特に携帯のカメラは、光が少ない夜間・屋内ではほとんど役に立ちませんね。

そのことは置いておいて、今日は料理の話。

一番の大皿はサラダですが、まず薄切りにしたトマトを下に敷き詰めてあります。葉っぱはベビーリーフ、レタス、キャベツ、後はニンジンとキュウリで、上にソーセージのトッピングとなります。ドレッシングはマヨネーズとレモンと塩こしょうでして、比較的さっぱりとした感じに仕上がっています。

シチューみたいなのは・・・なんと説明すればいいのでしょうか。う~ん、イタリア風ポトフとでも言うか・・・

とにかくトマトとジャガイモをたっぷりコンソメスープで煮潰しています。それにベーコンとエリンギをたっぷりいれて味にこくを出すわけで、これなら白トリフにだって負けない!! っんなわけないけど、生のバジルをたっぷり入れてますので、香りはめちゃくちゃイタリアンです。

最後に、とりあえずこれさえ出しておけばこどもの文句を封じることができるオールマイティなメニューがビーフステーキ。例によって、食品館あおばの100グラム100円オージービーフ。時には固めで顎の筋トレになることもありますが、今回はOKでした。

トマトとバジルをふんだんに使うと、それだけでも気分はイタリアンです。さらにチーズも使えば完璧なんでしょうが、今回はカロリーを気にして遠慮してみました。

2009年7月30日木曜日

センター南 Al Bolgo

食べかけの写真ですみません。しかも、横向きだし。

昨夜は医師会の班会。主としてセンター南付近で開業している医者の集まり。普段からよく話をする先生もいれば、話をしたことがなかった先生もいて楽しくワインを飲み過ぎてしまいました。

場所はクリニックから歩いてすぐのアル・ボルゴ。あざみ野棒屋先生御用達のお店。イタリアンで、この手の会としてはかなり高級感のある食事を楽しみました。

こういう会では、いろいろと情報交換ができて、大変有意義です。

昨日びっくりしたのは、意外にアクアリウム経験者が多いということ。あの人も、この人も、実はいろいろ魚の飼育を楽しんでいるんですね。

とりあえず、外に出かける機会が限られる開業医としては、趣味にしやすいのでしょうかね。この辺も、これから情報収集の対象になっていくかも。

2009年7月29日水曜日

横浜市長突然の辞任

昨日、横浜市の中田市長が辞任を発表しました。市長選挙が、衆議院選挙と一緒に行われると言うことです。

それにしても、これも突然ですね。びっくりしました。横浜市内に居住して仕事場を持っている自分ですから、より生活に直結した話ではあります。

辞任の理由として、7年半かけてやってきたことに区切りが付いたということで、来年からの予算などのことは新しい人がやるべきという説明でした。

確かに、すでに予算が決まったところに新市長となっても、自分のやりたいことを組むことはできないわけで、一見もっともだなぁ、と思います。

しかし、誰がなったとしても新しい人がすぐに予算決めの複雑な仕組み・・・きっと、根回しなどもいろいろ必要でしょうし、そもそも市のお金の使い方の全体をすぐに把握するというのは、それはそれで難しいのではないでしょうか。

いずれもしても、もう少し前から辞任する時期を明確にしておいてほしかったかもしれませんね。

中田市長は個人的には好きでも嫌いでもないのですが、最初に比べるとだいぶ勢いが無くなったような感じがします。まだ若いから、次のステップを考えているのでしょうが、これからいろいろあるかもしれませんね。

2009年7月28日火曜日

ポピュリズムの極み

おー、麻生さん。なんか難しい言葉をつかいましたね。ポピュリズム・・・ですって。

これって大衆迎合主義のことですから、言ってみれば一般大衆の人気取りの政治をすることですよね。麻生さん「漢字は読めない」けど、「英語は得意」ということでしょうか。

まぁ、確かに民主党のマニフェストに対する批判として使われたわけですが、民主党もすべてバラ色みたいなことを言っても、誰も信用してはいないでしよう。

ただ、ここで気をつけておきたいのは、自民党がこれまで財源をめちゃくちゃにしてきたわけで、だから今後の日本のための財源が無く、みんなが困っているということです。

民主党がうまい財源を持ち出せなくて当たり前。自民党だって、財源も無く、さんざんばらまき政治・・・つまり、ポピュリズムをついこの前までやっていたでしょう。どっちもどっちみたいな世界ですよね。

とにかく、国民がこの40日間に期待しているのは相手の批判合戦ではなく、もっとこれからの日本をどうしてくれるのかというポジティブな論戦だと思います。

2009年7月27日月曜日

ベルヴィル茅ヶ崎ビル「完成」

さて、今週末(8月1日の土曜日)にはいよいよセンター南医療ヴィレッジいなば耳鼻咽喉科が内覧会を行い、来週はじめからは診療を開始します。

これで、ベルヴィル茅ヶ崎ビルは建設されて4年で(1階・2階の一般商業テナントも含めて)全テナントが埋まりました。ベルヴィル茅ヶ崎ビルはセンター南駅前バスロータリー広場に面し、普通なら好条件の立地だと考えられるのですが、これだけテナントが集まるのに時間がかかったのはなぜでしょうか。

4年前はセンター南駅というと、港北東急SCがある南側が中心でした。改札口から出てきた人たちのほとんどが南側に出て行くわけで、北側に出る人はごくわずか。北側ではバスロータリーがあっても、一般車の進入は厳しく制限されているので、バス利用者以外の人にはほとんど用がなかったんでしょうね。

通常の駅前ロータリーの賑わいには遠く及ばない状況は、今もそう変わりません。ところが、まずセンター北との間をまっすぐ結んだミナキタウォークという歩道ができました。そして、その真ん中に3年前にminamoという商業施設が完成しました。

そしてホームセンターコーナンが、ベルヴィル茅ヶ崎ビルのすぐうしろに開店。同時に、港北東急SCの勢いの低下やLAOXの撤退により、南側出口の勢いが減ってきたように思います。

そして昨年の地下鉄グリーンラインの開通で、全体のポテンシャルが底上げされました。最近は、待望のスーパーが村内家具の入っているビルに開店し、北側の生活空間としての密度が濃くなった。

そこへ、耳鼻科開院が追い打ちをかける、っていうほど大げさなことではないのですが、都筑区および近隣の区域の中では通常外来通院が必要な病気を一カ所でまかなえるビルというのは、病院をのぞいてなかなかありません。

内科・循環器科小児科・アレルギー科泌尿器科・皮膚科眼科耳鼻咽喉科整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科の診療ができれば、たいていの問題は解決します。なお、すぐ近くの産婦人科もヴィレッジの仲間ですのでお忘れ無く。

と、言うわけでますます頑張らなければ、と勝手に思っているわけです。あとは、バスロータリーに面した空き地の建設予定のaune本館さえできればなぁ、といきたいところですが、最近の景気からすると当分無いでしょうね。

2009年7月26日日曜日

Villa=Lobos Complete Bachianas Brasileiras

クラシック音楽というと、なにもヨーロッパだけじゃないわけで、日本だって武満徹のように世界に認められた作曲家がいるわけです。

演奏家でも、ピアニストとして有名なアラウやアルゲリッチは南米の出身ですから、興味の対象を世界中に広げていくとENDLESS。

今日も今日とて、HMVで何か面白い(かつ安い)ものはないかなぁと探しているわけですが、以前より気になっていたのがヴィラ・ロボスという作曲家。

なんかマカロニ・ウェスタンの映画で敵役で出てきそうな名前。クラシックに分類はされているけど、さぞかし太陽降り注ぐ根明な音楽かしらんとは思っていましたが手は出す気になれずにいました。

最近、代表作のブラジル風バッハとショーロスの廉価な全集が登場したので、まぁだめもとでもということで購入してみました。

とにかく興味をひくのはブラジル風バッハというタイトル。バッハがリオのカーニバルにでも参加したら・・・って、そんなわけはない。確かにバッハ的な音階が聞こえてくる部分はありますがそれほどではなく、またやたらとラテン風というわけでもない。

比較的聞きやすい優雅な美しい旋律で、映画音楽にも使えそうな感じ。面白いのは1番から9番まであるのですが、ギター独奏あり、ピアノ独奏あり、コーラスありとバラエティに富んでいる構成が飽きさせない。これは、一緒に収録されているショーロス全集も同じ。

う~ん、おそるべしヴィラ・ロボス。この人はブラジルを代表する20世紀前半に活躍した作曲家で、とにかくすごい量の曲を遺しています。さすがに全部を制覇するというわけにはいきませんが、ある程度の代表作を聴いておくことはクラシック音楽ファンとしては、必須科目みたいなものかもしれません。

政治家の程度

細田幹事長は「首相は字が読めないらしいとかなんて言って楽しんでいる。それが国民の程度かもしれない」と発言して、国民の政治意識が低いと取れる発言をしました。

麻生首相は「高齢者は働くことしか才能がない」と発言したことについて、「日本に元気で活力がある高齢者が多いということ」であり、「誤解を与えたと思うので説明させていただいた」などと釈明したそうです。

なんか、衆議院解散した途端、またぞろわからんちん発言が連発している自民党。細田さんは、自分たちの努力が評価されないことに苛立っているようですが、評価されるような仕事をすることが先決でしょう。

首相はとにかく首相になりたかっただけの人だったようですね。それが政治家の程度かもしれません。

実際その首相も、またまた暴走発言。だから、・・・ですよね。さらに自分で認めたように「誤解を与える」ような発言をすること自体問題だということに気がついてもらいたいものです。

2009年7月25日土曜日

関節リウマチ治療薬の考え方

治療薬の値段がだいたい頭に入ったところで、もう一度リウマチ薬というものを考えてみましょう。

よく、自分は患者さんに説明する時に、20世紀に発症した方と21世紀に発症した方では薬の使い方が全く違うんですよ、という台詞を使います。正確には、1999年に抗がん剤として使われていたメソトレキセートが登場したところが分岐点と言えます。

メソトレキセートは整形外科領域の代表的な悪性腫瘍である骨肉腫の治療にも使われるので、自分には大変になじみの深い薬です。大学病院に勤務していた頃に、なかば「腫瘍班」状態で多くの患者さんを担当した時期がありました。

メソトレキセートを使うことにすると、綿密な計画を立てて、本当に神経をすり減らしたものです。と言うのも、この薬は使った後に、もしも何もしなければ1週間以内に患者さんは死んでしまうだろうというくらいの副作用を出す薬なのです。

90年代の前半のその頃はメソトレキセートがリウマチにも効くらしいという話が出始めた頃で、正直言って「そんな馬鹿な」と思っていました。しかし、実際にリウマチ薬として登場するや、それまでの薬と比べて圧倒的な効果を証明したのです。

メソトレキセートは細胞の増殖に必要なDNA(遺伝子)の複製の原料となる葉酸を阻害する薬です。ですから細胞増殖の過常をきたす癌細胞に効果を出すわけですが、リウマチにおける異常免疫を起こす細胞も細胞増殖の激しいところなので効果がでるわけです。

これはリウマチという病気について言えば、比較的病気の原因に近い部分に作用していると言うことができます。もちろん根本的に原因がわかっていない以上、正確には根治的な作用とは言えません。

それに対して、最近まさにブームの様相を呈している生物学的製剤と呼ばれている薬はちょっと違います。

リウマチの患者さんの関節の中では、異常な免疫反応の結果、サイトカインと呼ばれる物質が増えて炎症を起こしています。生物学的製剤は、このサイトカインをブロックすることで強力に病気の勢いを抑制します。どちらかというと、原因よりも結果を消し去っているという感じが近い。

例えて言うなら、山の頂上から湧き水が出てくるとします。最終的には川となって、海に流れ込むわけですが、メソトレキセートのような薬は湧き水に蓋をして流れ出る量を減らそうとしている。生物学的製剤は河口に土手を築いて水が海に流れ込まないようにしている感じ。

いずれもある程度の漏れは必ずあります。根本的には、山の中でどこから湧き水が集まっているのかは誰にもわかりません。湧いてくる場所を押さえ込んでも、途中で雨水なども加わって水量は増えていますから、河口を押さえた方が効果的なのです。

どうです、かえって、わかりにくくなりましたか? いずれにしても、メソトレキセートから10年、生物学的製剤から5年が経過して、リウマチの治療もだいぶ熟してきた感があります。しかし、まだまだ多くの新薬の開発が進められているので、われわれリウマチ医はなかなか気が抜けません。

最近のトピックスは、そういう新薬の話と既存の生物学的製剤のパワーアップの話が中心になっています。本当は、患者さんにとっては副作用の怖いこれらの薬をどうしたらやめられるのかというのが知りたいところなんでしょうけれど、まだ一定の答えは見いだせていません。

結局、根本的な原因がわからない以上、どうなったら治っているというのが不明です。ですから、薬を中止しても良い状態の本当のところもよくわからないわけです。これだけ医学の最先端を活用しているジャンルにもかかわらず、手探りでいくしかないというのも情けない話で、患者さんには申し訳ないところです。

2009年7月24日金曜日

リウマチ薬の値段

関節リウマチの治療薬の値段というのは、皆さん当然気になるところ。現状では多くの患者さんは一生付き合っていかないといけないわけですから、病気にかかる医療費というのも無視することはできません。今日は、とりあえず薬の値段について、ちょっとだけ考えてみます。

主な内服薬の値段を列挙してみましょう。

リウマトレックス 2mg
344.4円/カプセル 通常の3カプセル/週で使うと4週間で4132.8円(3割負担で1240円)

アザルフィジンEN 500mg
78.6円/錠 通常の2錠/日で使うと4週間で4401.6円(3割負担で1320円)

リマチル 100mg
80.2円/錠 通常の2錠/日で使うと4週間で4491.2円(3割負担で1347円)

プログラフ 1mg
905.2円/カプセル 通常の3かぷセル/日で使うと4週間で76036.8円(3割負担で22811円)

こうしてみると、現在最も多く使われているリウマトレックスというのは、一番薬代も安いということがわかります。ただし、量が増えることはいくらでもありますので、いつでもというわけではありません。またプログラフは、ずば抜けて高い薬であることがわかります。

対費用効果という考え方からすれば、リウマトレックスは最も効果的と考えられます。多くの患者さんがこの薬でコントロールがつくことが、国の医療費の問題にも優しいかもしれません。

ところが、日本の保険医療は制度としては大変素晴らしいのですが、そのかわり現実の治療方針に沿った治療からするとかなり遅れた考え方の上に成り立っています。

大半の最新の治療は保険がききません。薬にしても、決められた用法・用量以外の使用はまったく認められていません。リウマトレックスのような薬を、もっと自由に使えれば患者さんだけでなく、国にも大変恩恵があるだろう事は容易に想像できますが、実際には許されていないのです。

そこで、より新しい強力な効果が期待できる生物学的製剤を使うことになり、実はより多くの医療費がかかるというのが現実なのです。

では、生物学的製剤の値段を列挙してみます。

レミケード 100mg
100285円/本 体重60kg以下のかたは8週間ごとに2本を点滴しますので4週間なら1本分(3割負担で30086円)
ただし、点滴料などは含みません

エンブレル 25mg
15309円/本 2本/週で皮下注射しますので、4週間で122472円(3割負担で36742円)

ヒュミラ 40mg
71097円/本 2週間に一度皮下注射しますので、4週間で142194円(3割負担で42658円)

アクテムラ 200mg
59380円/本 体重50kg以下のかたは4週間に一度2本使って点滴します(3割負担で35628円)
ただし、点滴料などは含みません

これに通常の診察料や指導管理料、そして検査料などが加わりますので、実際にかかる医療費は人によって様々です。事情が許せば、生物学的製剤の効果は内服薬の比ではないので、社会活動の大幅な改善からくる経済効果ははかりしれません。

とはいえ、やはり高いですよね。すぐに使いますとはなかなか言いにくい値段です。高額療養費制度があってもほとんど恩恵はありません。社会保険の方でも、以前比べ自己負担限度額は引き上げられているようで、なかなか大変です。

リウマトレックスのような内服薬を可能な限り高用量で用いて、効果がないならできるだけ早期に生物学的製剤へ移行するというのが、理想的な治療戦略であると考えられます。しかし、現実には保険制度の壁と薬の値段の高さが、治療のボトルネックになっていることは間違いありません。


2014年9月1日 追記
このエントリーへのアクセスが多いので、最近の薬の価格などについて新たに書き込んでいますので、 そちらも参照していただければと思います。

喫茶室ルノアール

喫茶店。行かなくなりましたねぇ。実際、数も随分と減りました。

自分が高校生のころは、そこらじゅうに喫茶店がありましたから、何かと待ち合わせというと喫茶店を利用し、場合によっては飲み物一杯で何時間も居座るという迷惑な客だったと思います。

喫茶室ルノアールは、今でもあちこちで見ることができる喫茶店の老舗。

歴史をひもとくと東京オリンピックのあった1964年にさかのぼるようですが、チェーン展開を本格化したのは1979年。でも、そのころまでにもう喫茶店としてのブランドは確立していたように思います。

昨日は野暮用で午後は渋谷にでかけたのですが、時間が余ってしまい天気も悪いので、ふと目にとまったルノアールに入ってみました。

すっご~い、久しぶりだと思いますよ。かえってチャラチャラしていないので、落ち着きますね。特にすることがあるわけではないので、この時期定番のアイスコーヒーを注文してぼけっとしました。

最初に水というのは日本の常識ですが、ルノアールは最後にお茶も出てくるんですね。冷房で冷えてきたところなので、何となく嬉しいサービスでした。

2009年7月23日木曜日

あすなろ淡水魚館 病気だぁ~

あ~、残念なことに、我が家に棲むようになって、おおよそ一ヶ月。ついに熱帯魚のラスボラの一匹が、病気になってしまいました。

尾がまるで噛みちぎられたようになっていたので、最初は混泳しているトランスルーセント・グラスキャットに襲われたのかと思いましたが、どうも体色も薄くなっていて、食事もとらなくなっている。

よ~く見ると、他のひれもぼろぼろ。こりゃ、どう見てもおかしいでしょう。いろいろ情報を調べてみて、これは尾ぐされ病と考えるのが妥当のようです。

尾ぐされ病とは、カラムナリス菌という細菌によって起こる病気だそうです。この菌は、通常の水槽環境で繁殖しますが、塩に弱いということで、さっそく魚を隔離しました。

原因は水質などの悪化といわれているようですが、最近水替えもして水質もチェックしてあまり問題は無いように思いました。魚が多くてストレスが問題なのかもしれません。

とりあえず薄い塩水の中に移して治療を開始しましたが、うまくいくでしょうか。

2009年7月22日水曜日

皆既日食

だった、・・・らしい・・・ふぅ~ん。

関東地方にいると、部分日食だし、まぁ関係ないような感じでした。朝から雨が降っているし、こりゃ完全にあきらめたという感じ。

実際、暗くもならないし、いつだったの?という感じです。そりゃ、一生に一度見るか見ないかみたいな天文ショーですから、見たくないとは言いませんが、とりあえず生活が優先。

もしかしたら、20何年か後にまた日本でもあるらしいので、生きていればの話。

そういえば、どこかの国の政権与党、野党の陰に隠れてしまい、議会も日食状態。ダイアモンドリングは見れるのやら。

内輪であれだけ足の引っ張り合いをしておきながら、いざ解散で握手して一緒にガンバロー、っていうのも白けました。

これから40日間もかけて、何の策もないのに何を議論していくんでしょうか。

2009年7月21日火曜日

#1000

このエントリーが「あすなろの木の下で」1000番目になります。

ここまで続けてこれたのも、コメントをいただいた皆さん、クリニックで直接読んでますよと言っていただいた方々、そして同じく毎日ブログを書いているあざみ野棒屋先生、Dr.M、Dr.Flickerのおかげです。あらためて御礼申し上げます。

さしあたって、これからも続けていくつもりなんですが、目標は"Everyday Realtime Upload"です。たまには苦し紛れになるかもしれませんがお許しを。

さて、1000番目のお題には、何を取り上げようかと特に考えていたわけでもなく、結局特別なネタを思いつかぬまま到達してしまいました。

このブログもはじめは料理ネタの方が、医学ネタより多くてどういう方向にいくのかわかりませんでした。しかし、ある程度料理を出し尽くしてしまった感があり、何か作っても「ああ、もうこれ使ったなぁ」という感じでネタにしにくくなりました。

それに変わって、外食のお店紹介が増えましたが、そんなにふらふらしているわけじゃないので、そればかりというわけにもいきません。

かわって目立ってきたのがクラシック音楽ネタでしょうか。これは一枚アルバムを決めれば、けっこう書きやすい。苦しい時の「今日の音楽」という感じで、書いてきました。ところが、最近けっこうこれも辛くなってきた。

なぜかというと、とりあえず有名どころの作曲家の代表的な曲についてはあらかた揃ってきてしまったんです。ですから、最近買うアルバムはけっこうマニアックなものが増えてきて、あまり一般に紹介してもどうかしらとなっています。

去年の夏はデジタル一眼レフカメラにはまっていましたが、これもブログ用の写真としては重すぎて手間がかかります。

そして今年は観賞魚飼育を始めました。これも、趣味としてはけっこうマニアックに深入りできるものですが、とりあえず魚自体をなんとなく眺めているのが嫌だという方はいないでしょう。ですから、自分の素人からの飼育日記としても、これからしばらくお付き合いいただくことになると思います。

そして、毎月かかさず何かしら書いているのが、自分が専門としている関節リウマチという病気の話。外来でゆっくりと話ができない分をここで補っておきたいと思っているわけです。

そしてもう一つ、Let's医師会シリーズがあります。これは何かと勤務医ばかりが注目されるご時世なので、開業医もそれなりにいろいろなことをしていることをアピールするのが目的です。

そんなまとまりのないテーマが入り乱れて、支離滅裂なブログになっていますが、例えて言うならおもちゃ箱みたいなものと思ってください。自分の頭の中のいろいろな引き出しをひっくり返してお見せしているようなもんです。

というわけで、これからもよろしくお願いします。

あすなろ海水魚館 水質管理の基本

縁日とかで金魚すくいをしてきて、丸い金魚鉢に入れて飼ってみたことが無いという方はいないと思います。同時に、すぐに金魚が死んでしまって悲しい思いも必ずしたことでしょう。

自分も何匹も金魚を死なせていますから、こどもの頃は熱帯魚とかをずっと飼い続けている人がいるというのは不思議でなりませんでした。

ところが、あるとき水の中の魚に悪い影響を及ぼすものをこし取ればいいと言うことに気がつくわけです。なるほどフィルターなるものをつけて水道水の浄化のようなことをすればいいんだ、ということなんですが、どうもそんな簡単な話だけではなさそうです。

水槽の中にはどんなものが入っているかということをよく理解しておかないといけません。まず、ほとんどの場合、水そのものは水道水を使います。川・湖や海で飼育のための水を簡単に汲んでくることができれば話はべつですが、そういう環境にいる人は限られます。

まず水道水で生体に影響するのは殺菌のために混入されている塩素です。ですから、最初に必ずしなくてはいけないのはカルキ抜きと呼ばれる塩素の中和剤を添加することです。

あと水道水にはケイ素が含まれていて、これが水槽内の茶ゴケの原因になりますが、かなり高価なRO水という浄化装置を用いないと除去できないので、ケイ素を除去することよりできたコケをいかに掃除するかを考えた方が良いようです。

さて、魚にとっては海水は人間の空気と同じ。これがないと生きていけないのですが、魚はその中に排泄物を出しているわけです。この排泄物と食べ残しの餌などから発生するタンパク質やアンモニアが問題になります。

単純なゴミとかをろ過するのが物理的ろ過というもので、通常何らかのフィルターを用いて行うわけです。しかし、アンモニアは水中で亜硝酸塩に変化して猛毒を示しますが、物理的にこし取ることはできません。

そこで、アンモニアや亜硝酸塩を分解して魚に無害な硝酸塩に変化させることが必要になってきます。この課程を行ってくれるのが生物ろ過。つまりろ過システムの中に細菌を繁殖・定着させることで行うわけです。

最後の硝酸塩はとりあえず魚には大きな負担にはなりません。ただし、ある程度たまってくるといろいろと問題を起こすので、これを取り除くために定期的な水替えが必要になるわけです。

通常1~2週間に1回程度、全体の推量の1/4~1/3程度を新しい水に替えます。ここで、できるだけ水替えを減らしたい場合には、還元ろ過という方法を追加していきます。

酸素の少ない嫌気性環境で働く細菌を利用すると、硝酸塩も強制的に分解することができるわけです。魚だけの水槽であれば前半の酸素下で行われる好気性ろ過細菌だけしっかりと定着できていればOKですが、サンゴやイソギンチャクも飼う場合は後半の嫌気性ろ過もあった方がベターと考えられています。

生物ろ過の定着が水槽立ち上げの完了であり、安心して生体を入れることができるサインということになります。これをできるだけ早く完成させる方法として、一般的になっているのがライブロックという海から採取してきたままの岩を投入する方法です。

このような岩の細かい穴の中にはすでに細菌や小生体がいっぱい定着しており、早期に効果を発揮するわけです。ただし、初期の水槽が落ち着きにくい時期は魚が病気にかかりやすいのですが、薬を使用するとライブロックの生物も死んでしまうので使えないという欠点があるようです。

ライブロックを使わないのであれば、市販の細菌を投入する手があります。毎日少しずつ入れていき、細菌の餌として魚の餌も魚のいない水槽に投入します。かなりゆっくりですが、少しずつ細菌が定着するので、水質検査をしながら増えてきた亜硝酸塩が減少し硝酸塩が増え出すのを確認できればOKということになります。

またテストフィッシュ(あるいはスターターフィッシュ)と呼ばれる打たれ強い魚を早期に投入して、細菌の定着を即すという方法もあるのですが、もしかしたらみすみす魚を死なすことになるわけで、あまり気持ちの良い方法ではありません。

と、まぁ、こんなところが最近勉強した水槽の水管理の基本事項のまとめと言うことになります。これは自分用のメモです。興味のない方にはつまらない話ですが(もっとも、これまで書いていることもそんなもんですけど)、いつかどこかで役に立つかもしれません・・・

2009年7月20日月曜日

海の日

いつからでしたっけ、海の日ができたのは。

えっ? 1996年? 最初は7月20日に限定されていましたが、今は日曜日にくっつけて連休にしましたよね。

とりあえず、医療関係の仕事をしていると、例によって別に嬉しくも何とも無いような、中途半端な祝日です。休みが増えると仕事がたまるだけで後が大変。

だいたい、この時期こどもたちも夏休みという長い休みがあるわけで、ここで1日増えてもどうということはないでしょう。

親も、お盆のあたりで休みを取る人が圧倒的に多いので、そんなに嬉しくはない。

もともとは休みを増やして個人消費をさせるための作戦だったわけですが、こんだけ景気が低迷していると家でじっとしているしかない。

どうせ休日増やすなら、なんで祝日の無い6月とかにしなかったんでしょうかね。それにしても、今年は9月も休みがかたまってますから、ここも乗り切るのが大変だなぁ。

とにかく、ただでさえ患者さんの減少する夏ですから、1日でも多く働かないとね(と、言いつつ明日は追加で臨時休診です)。最後にネットで拾った写真。中国の海水浴場だそーで、海はどこ?

昔の逗子とか葉山とか都内から日帰りの海水浴場もすごかったけど、ここまでは・・・・

虹のむこう

昨日は、大変見事な虹が空にかかりましたよ。

大気中に水蒸気が多かったわけで、天候としては蒸し蒸しして過ごしにくかったということです。でも、これだけ見事な虹を見れるなら、そのあたりのことは言うまいという感じでしょうか。

虹のかかっている場所はどうなっているの、とか虹の向こう側はどうなっているの、などのロマンチックな疑問はいろいろありますが、そのへんのことも深く詮索はしないでおきましょう。

虹と言うと自分の場合最初に思い出すのは、アメリカ映画「オズの魔法使い」です。これは天才子役として一躍名をはせたジュディ・ガーランド主演のファンタジー。

主題歌のOver the Rainbowは、日本でも名曲として今でもいろいろなところで耳にすることが多い。様々な歌手がカバーしていますが、自分の大好きなEric Claptonも歌っていました。

映画の方は、監督ビクター・フレミング、制作がデヴィッド・セルズニックで、何と1939年の戦前の映画なんですよね。

ここで、ピピっと来る方は映画通。そう、同じ監督・制作で1939年と言うと、ヴィヴィアン・リー&クラーク・ゲーブルの大作「風と共に去りぬ」があります。

この年、セルズニックは2つの映画で、ハリウッドの頂点を極めアカデミー賞を総なめにして、映画界に君臨することになったのです。翌年も、イギリスからアルフレッド・ヒッチコック監督を引き抜いてきて制作した「レベッカ」でアカデミー賞を取っています。

オズの魔法使いでは、出だしし白黒でいかにも戦前の映画ですが、ドロシーが竜巻で飛ばされたところから当時の表現で総天然色、つまりカラーになるわけです。

この切り替えは見事でした。黄色い煉瓦の道が続いているシーンなども印象的で、現実とファンタジーの描き分けが素晴らしい。

後年、ダイアナ・ロス主演で、マイケル・ジャクソンのかかし男が見られるリメーク版(THE WIZ)もありますし、また最近でも脇役の悪者の魔女の焦点を当てたミュージカル(The Wicked)というのもありました。

とにかく、時代を超えて、こどもの時に必ず一度は接しておきたい話の一つとして、人類の歴史のどこかにちょっとは記録しておきたいものです。

2009年7月19日日曜日

センター北 お好み焼き「むら」

昨夜はクリニックの納涼会を、港北ニュータウンのセンター北にあるお好み焼き屋さん「むら」で。

いゃ~、大変申し訳ないことに、最初のもんじゃは店のオーナーに直々に焼いていただきました。

たらこ・チーズの定番トッピングですが、初めてもんしゃがおいしいと思いました。家のホットプレートでしか食べたことが無く、なんでこんなのがうけるのかよくわからんと思っていたんですよね。

ポイントは鉄板にあると見た。あと、土手を作るコツは、高くしないで大きく広げて低くすることだと教えてもらいました。

続いて、肉・野菜の鉄板焼き、お好み焼き、2回目のもんじゃ(トッピングは梅干しと塩昆布)、焼きそばと続き、もうお腹がはちきれそうになりました(・・・ビールのせいも)。

なかなか値段もリーズナブルで、わいわい楽しむにはいい感じでしたよ。

2009年7月18日土曜日

もう一つのキリ番

まぁ、一つの通過点でしかないので、あまりキリ番というのにこだわってもしょうがないわけで。

遼クンもスコアおとしてしまいましたし(って、関係ないけど)、朝には10万番をとっくに過ぎています。

とりあえず、ぞろ目の999999の画面は確認できました。おー、あと一つだぁとか喜んでスクリーンショットを取っていたら、10万番はいつのまにか過ぎていました。

ところで、ブログの投稿数もこれが995エントリーとなるのです。内容は、ほとんどは他愛のない、どぉーでもええやん、というものばかりです。

ただ、自分としては数エントリーを除いて、リアルタイムに毎日書いたというのは我ながら天晴れと思っています。

1000エントリーに向けて、この連休中は充実のカウントダウンといきたいと思います。

2009年7月17日金曜日

キリ番

このブログも、毎日書くようになってもうじき丸2年になります。

今まで、下の方にひっそりとカウンターをつけていたのですが、7/17 PM14:35現在99966となっています。お~、もうすぐ10万アクセスに届く。

というわけで、カウンターは上の方にお引っ越し。10万アクセスの記念すべきキリ番をGETしたかたへは・・・何もプレゼントはありません。

もしもわかる方の場合は、パソコンのPrtScを押して、画面をクリップボードにコピーして・・・コメントください!!

あすなろ海水魚館 水槽立ち上げ

道具もそろい、水槽立ち上げの機会を狙っていました。初心者には難しいと言われている小型水槽(水量約20リットル)ですから、どうしても慎重になります。

水を入れたら、簡単にはストップできません。早くて1ヶ月、ゆっくりなら2ヶ月で水槽が安定するとして、最も温度管理がやっかいな8月をさけて、9月のはじめには魚を入れたいと思うわけです。

昨日は午後に用事がなかったので、いよいよ海水作りをしたわけです。初めてやってみて、いやぁ~難しいですね。人工海水の素を溶かせばいいだけなんですけど、なかなか思ったような比重にならない。

人工海水の比重は、比重計で計って、1.020~1.023の範囲に入るように調整しなければならないのです。決められた量を溶かしたつもりなのですが、かなり比重が高めで、たくさん捨てて淡水を入れ直して薄めました。

それと、温度もなかなか下がりませんね。夏ですからねぇ。やっぱり、置き場所を考えないと駄目かも知れません。

海水魚の飼育では、水温と比重は基本中の基本の管理項目。海というほとんど環境の変化のない世界で生きている海水魚にとっては、少しの違いが命取り。

水をいれたあとは生物濾過を進めるためのバクテリアを入れました。これから、少しずつバクテリアが定着して増えてくるのを待つわけです。そのために魚のいない水槽に毎日餌を投入することになります。

そして、水槽の中に増えてくるアンモニア、亜硝酸などの濃度をチェックしつつ、魚を入れるタイミングを探っていくことになります、ふぅ~。

しばらくは、準備中の何もいない水槽が待合室にありますが、楽しみにしていてもらいたいと思います。

2009年7月16日木曜日

風の大地に立つ石川遼

石川遼クン、がんばってます。全米は人気にあやかってのたなぼた出場でした。今回の全英オープンは、自らの力で出場権を奪取。果敢にターンベリーの風に挑むのです。

1990年に始まった「風の大地」という漫画がありますが、たまたま連載が始まって数年後くらいにしばらく毎回連載を読む機会がありました。

ちょうど、主人公が全英に挑戦するあたりでした。やたらと、進みのゆっくりな漫画なので、ターンベリーではとにかく風との戦いで大変なんだとといくだりばかりで、出場結果についてはまったくわからずじまいでした。

連載していたのはビッグコミックオリジナルで、な、な、なんといまだにやっているんですね。

そういえば浦沢直樹のプルート(鉄腕アトムのリメイク)もまだやっている。プルートは連載は読んでいませんが、単行本で3巻まで買いましたが、あまりのゆっくりさでめげてやめてしまいました。

話を戻すと、風の大地でとにかく風のことばかりを毎回気にしているのでそれだけが記憶に残りました。確かに遼クン練習ラウンドのニュースとかを見ていると、風と雨がぐちゃぐちゃでなるほどと思ってしまいました。

本日日本時間午後から予選第1ラウンドが始まりましたが、遼クンはこれもびっくりのタイガー・ウッズと同組というすごい組み合わせ。

これだけでも、出場した御利益があるというものです。世界のスーパースターから学ぶべきことは多すぎて、それだけでもお腹が一杯になってしまうことでしょう。

とりあえず第1ホールはパーでスタートということで、最初の緊張はだいぶ和らいだことでしょう。その後はバーディとボギーを交互に出入りの激しいゴルフですが、半分終わってパーセーブはたいしたもの(午後8時現在)です。

ところで、なんで石川遼クンを注目して応援するかというと、うちのこどたちと同世代だからなのです。とにかく頑張ってもらいたいもんです。

追加 お~っ!! -2でホールアウトだ(午後10時10分)。初日は暫定10位。これは凄い。いゃぁ~、ますます予選は突破してほしいものですね。

梅雨明け ~ 骨粗鬆症講演会

昨日、関東地方も梅雨明け(したらしい)。梅雨入りから1ヶ月ちょっと、今年は比較的早くあけました。

気温も急上昇し、横浜市では午後2時に31度。でも、実際の体感温度はもっと高かったように思いますね。というのも、昨日は昼にでかけてきたので、けっこう暑くてふぅ~っという感じでした。

出かけたのは区役所の裏にある社会福祉協議会の建物、「かけはし都筑」というところで、何をしてきたかというと骨粗鬆症(こつそしょうしょう)についての話をしてきました。

聞いてくれたのは都筑区食生活等改善推進員会(愛称「ヘルスメイト」)の方々。大変申し訳なかったのですが、ヘルスメイトというのは今回初めて知りました。

ヘルスメイトは、区が開催した1年間のセミナーを修了した栄養・運動・休養等の健康づくりの活動を地域で進めているボランティアの方々なんです。

都筑区というのは若い人が多い街ですが、もともと住んでいる方と新しく入ってくる方、あるいは若い方と高齢の方の交流活動は活発な地域だと思います。行政も積極的にそういう活動は応援しているんですね。

骨粗鬆症は誰でもなる病気ですから予防が大切で、整形外科領域の問題の中でも一般の方の関心が高い方の話題です。

少しでも正確な知識を知ってもらい、ヘルスメイトの方々にいろいろな活動を通して広げていただければいいなと思います。

2009年7月15日水曜日

田園都市の頼れるドクター2009-2010年版

いよいよ発売は7月16日

昨年、はじめて刊行され、今年もさらに充実して作られました。

HPでは医者の個人的な話も掲載して、よくある医療機関検索とはひと味違う中身が好評の田園都市ドットコム

やはり、時代はデジタルとはいっても、まだまだアナログの書籍の役割は残っています。こういう本が家庭に常備されると、やはりとても便利。見たいときにすぐに開けばいい、検索の必要がなく時間がかからないということは大事なことです。

・・・と、いうわけで、まぁ、今年もうちのクリニックを掲載させていただいたので宣伝・・・でした。

うちは、こういう保存性の高い広告しかだしていませんので、言ってみればもっとも力が入っているものの一つとも言えます。ヨロシク!!

2009年7月14日火曜日

本当に解散するの?

まぁ、どうせ可能な限りぎりぎり一杯まで首相の座を守るんだろうな、と思っていたらいよいよバタバタと衆議院解散が決まったようです。

でも、今までのふらふらとあっちに傾きこっちに倒れるみたいな流れからすると?がつく。結局、今の政治家に対する不信感だけが増え続けた1年ですかね。

もっとも、今の総理大臣だけに責任があるわけではありません。コイズミさんの怒濤の進撃があまりに突出し、「自民党をぶっつぶす」と言ったからには自分で潰すところまでやるべきだったんでしょうね。

突然の放り出しはここから始まったわけです。次のアベさんは、若さと人気だけでコイズミさんを引き継ぐことはできずぶっ壊れてしまいました。

続いて旧勢力からフクダさんが出てきましたが、すでに年を取りすぎて軌道修正する力は無く、言ってみれば「名誉職」としての地位でおしまい。

そして現首相です。すぐに議会解散し総選挙かと言われていました。やはり、ここが最も良いタイミングだったんでしょうね。

ここでなら与党は引き続き政権を獲得し、選挙の勝利を理由にもっとゆったりとした政権運営が可能だったはずです。しかし、一度椅子に座ると、とにかく出るは出るはくだらない話のスーパーパレード。

ホテルでカクテル三昧くらいは許せますけど、コイズミ修正路線をじわじわと戻しつつ、不景気の波でおぼれてアップアップの様相です。もう政治不信というレベルではなく、政治家のレベルの低さをいやっと言うほど見せつけてくれました。

先日、ある政治家の医師会からのアンケートに対する返答を読みました。小学生みたいな字もびっくりでしたが、内容も素人でもこんなの考えないだろうというような中身のないものでした。これで医師会からの推薦をほしいと言われても、個人的には拒否するしかありません。

まぁ、上から下までぐちゃぐちゃの状態ですから、党内からの内部批判が落ち着いたらやっぱり衆議院解散は中止ということもあるもや知れず。一般市民は、何を期待すればいいのかお手上げです。

2009年7月13日月曜日

Art Blakey / Moanin'

50年代のジャズは、間違いなくBlue Note Recordsが牽引していたと言っても過言ではない。

Charlie Parkerらの登場により、白人のためのダンス音楽であった黒人の音楽は聴かせるための音楽、バップとして急成長をとげた。

Parkerの愛弟子であったMiles Davisは、さらにアドリブに重点をおいて、より緊張感のあるハードバップの火をつけたのだ。

しかし、Milesはきっかけでしかなく、そこから触発されて数多くのミュージシャンが音楽をより濃厚に磨き上げていったのだ。

その母体となったレコード会社はいろいろあるが、その中でもBlue Noteは群を抜いていた。数多くのミュージシャンの傑作と呼ばれるアルバムを量産し、またそのちょっと丸みのある独特のサウンドは、完全にレーベルの個性となっていった。

Art BlakeyはJazz Messengersというグルーブを結成し、怒濤の進撃を開始した。もともと、強力なドラミングとアフリカゆずりの複雑なリズムを刻むことがBlakeyの信条ではあるが、一方ソロイストに反応してあおっていくドラムは天才的で、アドリブがさらに熱を帯びていく様はまさにハードバップの顔とも言える。

Moanin'は、Blue Noteの栄光の歴史の中でも十指に入る名盤として今もなお輝いている。

かつてジャズ喫茶ではかからぬ日はないくらいの人気で、最初のタイトル曲が始まると、もうこの単純なブルースがジャズのフィーリングのすべてを語っているかのようであった。

Drum Thunder SuiteはBlakeyの独壇場で、さまざまなリズムの嵐が次から次へと飛び出し、聴く者を熱狂させるのだった。

しかし、このアルバムはあまりに有名になりすぎ、ジャズを少し聞きかじった者からはかえってうとまれたものだった。

かれらは、他のジャズのレコードのことは知らないのに、Moanin'がいいと言ってのりのりになっているファンを「Moanin'おじさん」などと称してバカにしたものだった。最後のBlues Marchのやたらと明るい曲調もさげすむ材料になっていたようだ。

しかし、確かにここには時代の空気が凝縮されている。ジャズが最もジャズらしく元気だった頃の名盤として、しっかりと記憶に残すべきレコードなのである。

センター南 街の方向性

昨年の市営地下鉄グリーンラインの開通に関係して、港北ニュータウンは商業ビルが乱立し、戦国絵巻の街と化しているわけです。

センター北の方が、商業地区としては華やかな感じが強まったような気がして、「官公庁」が多いセンター南にクリニックをかまえる自分としては、ちょっと寂しい。

あえて言うなら、センター南は「丸の内」、センター北は「銀座」という感じでしょうか。センター南ではLAOXとJoshinという大きな電化製品の店が続けて撤退したというのが象徴的な感じですが、とにかくビルのテナントの入れ替わりは激しさを増してきました。

その結果としてなかなか人の流れを固定化できず、待ちとしての成熟はかなりお粗末な感じがぬぐえませんそんなセンター南ですが、クリニックのビルの裏手が昨年のホームセンターコーナンの進出でやっと勢いが出てきました。そして、最近の食品館あおばの開店で、さらにはずみがついた感じがします。開業した頃は、その道を歩いている人なんてまったくいなくて当たり前でしたが、いまでは土日には渋滞しているんですから驚きです。

派手なモダンな店でなく、生活に直結する業種が軒を並べたところが安定感につながりそうな気がします。うちのクリニックビル、自称センター南医療ヴィレッジも8月3日にいなば耳鼻科が開業して、ますます充実。外来診療が必要な科はだいたい揃い、1カ所で用がすむようになります。地域の生活と健康を守るストリートとして定着できることを期待しています。例えば原宿。ここも若者の街として、東京オリンピック以後に急速に発達を遂げた狭い地域ですが、建物の老朽化などから最近は新しいビルが増えているものの、基本となる建物はけっこう昔から続いています。

La Foret原宿などは、自分が高校生の時にできたので、もう30年間以上シンボル的にがんばっている。地域住民にはあまり縁のないことですが、街としてのイメージをしっかりと根付かせ成功した典型的な例と言えそうです。

2009年7月12日日曜日

スタバ 抹茶らて

それにしても人多いっす

原宿 スタバってます

なんのとりえもないアイスカフェもか

2009年7月11日土曜日

あすなろ海水魚館 道具集め Part 2

水槽と濾過器、ヒーターとクーラーまで揃うと、後は海水を入れればとりあえず魚を入れることはできます。しかし、まだ水槽の中に生物濾過をするためのバクテリアなどが定着していないので、まともに飼育できる環境ではありません。

あわてない、あわてない。急いては事をし損じる、と言いますからね。

基本的には底砂はいらないのですが、底面濾過器を補助として設置する関係で、なんかしらひかないといけない。細かい砂は見た目には海っぽくていいのですが、中が嫌気性環境になるし、だいいちすぐに巻き上がってしまい管理しにくいので特に理由が無ければ推奨されないようです。

そこで一般的に使われるのがサンゴ砂といわれるもの。底面フィルターが隠れる程度にひいてみました。

さて、問題は石なんです。最近の海水水槽では、ライブロックと言われているものを使うことが「普通」として言われています。

ライブロックはまさに生きている石、とはいえ石が生きているわけではなく、石の中に細菌を含む細かい生物がいろいろ棲み着いた状態の石で、これを使うとすぐに生物濾過などが効果をだして水槽の立ち上がりが早いというのです。

しかし、魚が病気になった時に治療薬を使用するとライブロックの生物が全滅することや、中には魚に有害な生き物が入っていたりすることもあるようです。さらに言うと、とにかく高い。石だと思うと、泣けてくる値段です。

とりあえず、海水魚は病気になりやすいので、いろいろ考えてライブロックはやめてデッドロックを使用することにしました。実際、ライブロックの場合は手に入れたら待ったなしで準備を進めなくてはならなくなるので、余裕がありません。

しょせん飾りとしてなら、無くてもいいのですが、多少は水槽の見栄えというもの気にしたいと思います。使ったのはセラミック製で、小さい穴がいっぱいあるので、使っていくうちにライブロック化していくことが期待できます。

そしてライトなんですが、魚だけなら通常それほど強い光はいらないので、まずは安くて簡便なものにしました。ただし、蛍光灯の色はWhite & Blueです。これで、いっきに海の雰囲気が増してきましたね。これで、いよいよ海水を入れるだけになってきました。

2009年7月10日金曜日

あすなろ海水魚館 道具集め Part 1

今日から、あすなろ水族館の話は、淡水魚館と海水魚館のふたつつに分けることにしました。まだ始めたばかりで、淡水魚飼育が簡単とは言えませんが、少なくとも海水魚飼育の方がはるかに神経を使うことは間違いないようです。

とにかく、カクレクマノミを飼育することを目的として始動したプロジェクト。自分の飼育の記録として、適時書いておきたいと思います。

さしあたって、道具集めからすべては始まる。淡水魚の時は、何がいるかもよくわかっていなかったので、ホームセンターで売っていた飼育セットを利用しました。

売り場の店員さんに教えてもらって、足りない物をいくつか追加して、帰ってからすぐにセット。1週間水をまわしたところで、魚を入れたわけです。どちらかというと、やっちゃってから知識を仕入れているようなもんです。

海水魚の飼育セットというものもいくつかありますが、再三書いてきたように大きな水槽がやりやすいことは承知していますが、なにしろ置く場所が限定されなかなか自由にできません。とにかく幅は45cmが一杯一杯なのです。なかなか思った通りのセットがみつからないので、バラバラに探していくことにしました。

そこで、選んだのがこれ。アートルノアールという商品名で、幅は45cm、高さ31cm、奥行きが中央で14cmという大変スリムな水槽。容積はだいたい18リットルで、道具や飾りを入れると実質的な水の料は15リットルくらいでしょうか。これは、カクレクマノミ2匹を入れるなら最低クラスの容量と言えます。

何も最初から、そんなに難しいことをしないでもと思いますが、何も好きこのんで選んでいるわけじゃない。水の料が少ないと魚の排泄物や餌の残りで水質の悪化が早いわけですから、逆にこまめに水換えをして管理しないといけないわけです。

実際は、なかなかこまめな管理はできないと思うので、そのかわり可能な限り強力な濾過などで少しでも水換えの手間を減らそうという、けっこう邪道な方法を考えているわけです。

まず物理濾過の主役は、水槽の右下側に置いてあるTetra Auto Power Filter AX-60です。これは60cmクラス水槽に対応する外部濾過器で、生物濾過も兼ね備えるすぐれものです。この容量の水槽に使うのは、かなりの贅沢ではないでしょうか。

それと水槽の中に何となく置いてあるのは、底面濾過器。底砂を通して生物濾過を行うのと、ついでに空気をブクブクさせることで、水中に酸素を補う効果が期待できます。少ない水で魚が酸欠になることを防ぐ目的です。

魚の排泄物などは毒性の強いアンモニアになり、硝酸塩が最後に出てきて貯まっていくわけで、これらの魚にとって有害な物質を除去していくことがバクテリアによる生物濾過です。そして、究極の水質浄化法である水換え。

海水魚の場合、さしあたって大事なのは水温と水の比重。水温の安定化は大変重要で、低ければヒーターで加温、暑ければクーラーで冷却。ヒーターはそんなに高くないのですが、クーラーは数万円以上するものばかりで、ちょっと手がでない。そこで、水槽の左下、今年出たばかりのTetra Cool Tower CR-3に目を付けました。

このシリーズは安価な方法である程度の冷却効果が得られるということで、大きな水槽では無理ですが、小さい水槽では強力な味方になってくれそうです。水面をファンで冷却するタイプは簡便で安価な方法ですが、とにかく水の蒸発がすさまじいので、こまめな管理ができないと宣言している自分には採用できません。

ちなみに水槽を置いている台は自作しました。これ、余っていた本棚の棚板です。つまりお金はかかっていません。こういうところは自作でOKとして、その分を強力水質管理器具に回しています。

2009年7月9日木曜日

痛みと天気

暑いですね~。それも、蒸し蒸しして。雨が降っては日が差して、空気中は水蒸気だらけ。これが、日本の梅雨だぁ!!っという感じですね。

こういう天候だと、いろいろと元気が出にくい。病気の人も体調がすぐれないことと思いますよ。

関節リウマチの患者さんや加齢性の痛みを抱えている方は、よく天候が悪いと痛みが強いことが多いようです。でも、実はよく話を聞いてみると天気が悪い、つまり雨が降っているから痛みを感じやすいのではなく、天気が悪くなるときに痛いという方が多いんです。

どういうことかというと、キーワードは気圧だと思うんですよね。みんな気にしてませんけど、体には空気の重みがかかっているんですよね。

海抜0mの高さでは、1気圧、1000mヘクトパスカルという重みがある。高地に行くと気圧は下がる。雨が降るような天気では低気圧に覆われています。特に台風なんかが来ると、かなり気圧は下がってしまうわけです。

人間は、普通はそういう気圧の変化をいちいち感じたりはしません。これは血液の流れなどを調整して、体の調子を一定に保とうとする力 - 恒常性(こうじょうせい)と言います - の一つです。

さて関節というのは骨と骨が合わさって、動くことができる場所ですが、まわりを関節包(かんせつほう)という袋で取り囲まれた閉鎖された空間なのです。

閉鎖されているため、かかってくる気圧の重みが減ると袋は膨らもうとする。ですから、張った感じがして痛みが強くなってしまうわけです。病気のない健康な関節なら、恒常性を保ち痛みは出ません。

こういうことは教科書には書いてはありません。あくまでも私見と言うことになり、明らかな根拠は示すことはできませんが、理屈としては矛盾はないと思っています。

このことを考えついたのは、実は学生時代のことで、公衆衛生学という授業の中で、自分たちが気になることを調べてレポートを作るという実習がありました。その時に友人数人のグループで、脳血管障害の発症と天候の関係を調べたのです。

病気の発症時刻とその前後の天気を調べて検討してみたところ、晴れから雨になる時、つまり気圧が下がるときに発症することが多いという結論をだしました。それ以来、健康な人が気にならないことが、病気になるといろいろ影響しているのではないかと思うようになったのです。

ですから、病気の人のつらさは健康な人には本当に理解することは難しいと思いますが、そこを努力するのが医者の努めなんでしょうね。

2009年7月8日水曜日

Let's 医師会 7月

今夜は、都筑区医師会と地域の中核病院の立場にある昭和大学横浜市北部病院との地域連携協議会。

主として開業医の集まりである医師会と勤務医である大学病院との間には、お互いの欠点を補い地域の医療の隙間を埋めていく協力関係が必要です。

どちらか一方だけでは、地域の医療を守っていくことは大変困難な仕事になります。このような協議会を続けることで、お互いが敵対するのではなく協力していく土台を整備していくことが、この取り巻く厳しい医療環境を双方が乗り越えていくことにつながっていきます。

しかし、実際に大きな病院を初めて受診する方の、6割が紹介状なしで受診しているということでした。そういう方にかかりつけ医として開業医を紹介しようと言っても、大多数の方が必要ないと断るのだそうです。

大病院の方が安心。いろいろな科に一度にかかれるなどが理由だそうです。ここで、開業医は患者さんを大病院が抱え込むと言って批判ばかりしていても始まりません。

開業医の力不足ということも、しっかりと考えないといけないと思います。

患者さんは、もともと大病院指向の方と、小回りのきく開業医指向の方に分かれるように思います。現状の保健医療システムではどちらにかかるかは自由であり、医療機関側も収益を生み出す紺本的に部分は同じですから、何かから完全に手を引くわけにはいかない。

そういうところも、昨今の医療問題の根底にあることは間違いない。勤務医の「激務」を軽減したいなら、診療所と病院の収益システムをある程度分けることが必要だと思います。

とにかく、開業医がもっと大病院と連携して、必要な医療をしっかりと提供できるような努力をしなければならないわけです。大病院も、開業医が信頼して患者さんを紹介できるようになってもらわないといけません。

結局は人間関係の一つであるので、お互いをよく知ると言うことに尽きるのかもしれません。

2009年7月7日火曜日

七夕

笹の葉 さらさら 軒端にゆれる
おほしさま きらきら きんぎん 砂子

五色の たんざく わたしがかいた
おほしさま きらきら 空から見てる

七夕は織姫と彦星が年に一度、天の川で再開する日。二人きりのデートを人にのぞかれて嬉しいはずもなく、天気がよかったことはあまりないように思います。そりゃそうでしょう。まだ梅雨の時期ですから、晴れる方が珍しい。

自分にとっては、七夕はあまり年間を通じてのイベントの中では、あまり重要ではありません。もちろん、短冊に願い事を書いて、笹にかざったこともあります。唯一のテレビ出演は、自分が参加した幼稚園の七夕パレードがNHKのこどもニュースで放送されたこと。

でも、その前に、自分にとって7月7日は、母の誕生日なのです。物心つくと、七夕よりも母の誕生日という意識の方がずっと強く、いまだに親不孝な息子としては本当に申し訳ない気持ちになってしまう日でもあります。

勉強はあまりできず、ロックバンドにうつつを抜かし、ぎりぎりまで医者にはならないと反抗。大学に入るにも浪人をしたいだけして、医者になったら忙しいという理由で家にはよりつかない。開業するのに金を借りるは、孫の世話までさせている。

とにかく元気でいてくれればいいから、と思うものの、なかなかゆっくりもさせてあげられません。来年は、何とか旅行にでも・・・と思うのでした。

2009年7月6日月曜日

ぎっくり腰

最近、腰痛の患者さんが多いような気がします。それも若い方。腰痛には季節性はあるわけじゃないので、なんでかはよくわからない。

もちろんレントゲンなどの検査で、病的な状態が確認できる場合もあるわけですが、大半はあまり異常らしい異常はありません。足がしびれているとか、足の力が入らないというような神経麻痺症状があるわけでもない。

こういう場合は、やはり運動不足による、背骨を支える背筋・腹筋の筋力低下が最大の原因である場合が多いようです。

仕事は一日中パソコンとともだちで、椅子の座り方などにも問題がありそうです。椅子の背もたれにしっかりと背中をつけていることが大事。

肘掛けは、威張ってふんぞり返るためにあるわけじゃない。肘掛けに肘を置くことで、肩から上腕の筋肉をリラックスできるんです。

机に資料を置いて、画面を見下ろしながら資料との間で目や首を上下に動かしていませんか。視線はまっすぐ前に持って行き、目の動きを姿勢をまっすぐにして上下しないようにできれば、姿勢は良くなって肩こりも腰痛も減るんですけどね。

なかなか人のことは言えないんですけど、運動も大事。運動不足ですね、と言うと、毎日一杯歩いています、と言う返事が返ってくることが多い。でもね、歩くのは基礎動作であり、体調を整える運動としては推奨されますが、筋トレじゃありません。勘違いしないように。

歩いていればOKなら、通勤しているだけで運動不足にはなるはずがない。ところが世の中そんなに甘くはない。鍛えるべき筋肉を、ちゃんと個別に使う運動をしないと、なかなか筋力アップというわけにはいきません。

えっ? スポーツジムに行っているって。週に1回行って、数時間運動してますという方は多い。でもね、週に1回数時間じゃ、ただ筋肉を疲れさせているだけです。

結局サウナのためだけに行っているという人が多いようですよ。できることなら毎日いかなくちゃ。毎日、1セットを10分間の運動と5分間の休憩として、3~4セットしたいものです。

プロレベルの運動選手じゃないんですから、少ない量を毎日継続することが大事。とにかく、若いうちはどんどん体力を付けられますから、ちゃんと自分の体をメンテナンスして、ちょっと中腰程度でぎっくり腰なんかにならないようにしてください。

2009年7月5日日曜日

あすなろ水族館2009 予告編

む・む・むぅ~、とりあえず淡水の水槽は無事に立ち上がり、主役の魚と居候のエビちゃんが、クリニックの受付で小さな話題を提供しています。

特にグラスキャットは体が透けていて骨しか見えないので「整形外科らしい」と評判です。しかし、これは壮大なる計画の始まりにしか過ぎない。お楽しみはこれからだ!!

いや、まぁ、いつも大げさな表現でスンマセン。かなりミーハーな、しかもブームも過ぎ去った話ですけど、要するにカクレクマノミという魚を飼育したいというのが一番の目標なんです。

皆さんご存じだと思いますが、カクレクマノミは数年前にディズニー・アニメの「ファイティング・ニモ」で一躍人気急上昇となった魚。体長3~5cmくらいでちょっと丸みのあるオレンジ色のからだに3本の白いストライプが特徴的。

初心者にも比較的飼いやすいと言われているので、海水魚の中でも人気が高いわけです。アニメの中でもイソギンチャクのふさふさした中に潜り込んでいるところが愛らしい。ただし、イソギンチャクは・・・飼育は大変らしい。

初心者が、カクレクマノミとイソギンチャクのペアでの飼育を希望することが多いわけですが、ネットでいろいろ調べてみると、かなり無謀な挑戦であることは間違いないようです。

いろいろな飼育のための条件が違うし、なにしろイソギンチャクは本当に管理が大変そうです。ある程度水槽を維持できるようになってから考えることにして、とにかくまずは魚です。

とはいえ、淡水と海水の違いは大きいわけで、水質を保つことの大変さは想像に難くない。だいいち、淡水ならこぼれたら拭けばいいだけですが、海水は塩が大量に含まれるので、いろいろなものを浸食するかもしれないし、電気を通すので漏電の原因にもなる。

海水自体は今は人工海水といって、粉を溶かすだけでいいので作るのは簡単。ただし、水替えの時には、基本的には、比重と温度を一定にして、酸素をしっかり含ませたものを使用しなければいけません。慣れればいいんでしょうけど、想像しているだけだとえらく大変そうに思います。

淡水でも海水でも水槽が大きい方が管理が楽なのは同じ。つまり、水の量が多いほど水質の変化が緩やかで魚への影響が少ないというわけ。小さい水槽を使用する場合は、水替えの頻度を多くするしかない。通常、水槽の1/3程度を1~2週間に1回程度替えるように推奨されています。

ですから、頻繁に海水を替えるというのはめんどくさい・・・・って、それを言うなら、最初から飼育をしちゃいけないわけです。ですが、現実問題として大きな水槽をクリニックに置くスペースは無い。

うちのクリニックは窓が多くて、明るくて開放感が売りの一つなんですが、これが水槽の置き場所を極端に制限してしまうんですね。窓際では、陽が当たりすぎて水温が不安定になりやすく、また藻が生えやすくなってしまうわけです。

そんなわけで、海水魚用に用意できる水槽は45cmが精一杯。とりあえず、ネット通販で、水槽、フィルターなどの最低限の機材は取りそろえました。でも、淡水のように気楽に開始はしていません。

ただいま、いろいろ注意点などを勉強中です。海水を入れたら、後は途中で休憩というわけにはいきません。十分に時間をかけて準備をしていきたいと思いますので、どんな早くてもうちのクリニックでカクレクマノミを見ていただけるのは1ヶ月以上は先のことになると思います。

2009年7月4日土曜日

美しい日本語

土曜日は、自宅からクリニックに行く途中の車中でTBSラジオの大宅映子さんのコラムを聞いています。政治的な話からゴルフの話まで、いろいろな話題が大変楽しく語られので、大変に楽しい番組だと思います。

今朝の話題は、言葉の問題。

日本語は情緒を伝えることと、情報を伝えることの二面性を持った言葉。それに対して、英語は情報の伝達が中心となる言葉だという話には、思わず「なるほど」と思いました。

英語ではyouしかありませんが、日本語には、君、あなた、あんた、貴殿、貴様、おまえ、てめぇなどのいろいろな表現があります。

ですから、日本人はアメリカ人に比べて、情報の伝達の仕方が下手というのも一理ある。

「赤い3本のバラ」というのは事実の伝達。日本人がとかく誤りやすいのは「きれいな3本のバラ」という表現を使ってしまうところで、赤いということは不変ですが、きれいというのは人によって度合いが違うので事実ではないわけです。

つまり、価値観によって動くものと動かないものの違いをしっかりと認識して説明することが大事なんでしょうね。

ただ、日本語が英語に比べて、劣っているわけではないでしょう。国民性という一種の文化のもとに、言葉も様々な発展をしているわけですから、日本語の場合には感性というものを大事にしてきた言葉だと思います。

しかし、大宅さんも嘆いていたのは、その日本語の最近の乱れ。言葉が無秩序に作られたり省略されたりして、もう日本人共通の部分がどんどん崩れている。

自分の意見を知ってもらうにも、他人のことを理解するにもしっかりとした言葉が不可欠です。もう一度美しい日本語というものを再認識して、それを後世に伝えていくということも考えなければいけないのでしょうね。

2009年7月3日金曜日

梵 ~ センター南

うちのクリニックからすると、市営地下鉄センター南駅をはさんだ向こう側にある「梵」というお店。この界隈では知られたお店で、和食系で締めにはお寿司が出てくるようなところ。

自分もすでに数回お邪魔しているのですが、今夜もお世話になりました。

と、言うのも自分は東海大学医学部の卒業ですが、この東海大学関係で青葉区・都筑区で開業している仲間で年に数回会合をしているのです。

もう、いまから30年くらい前に先輩・後輩だった数人で気心の知れた集まりというわけですが、自分は開業してすぐに呼んでもらいました。科は違いますが、学生の頃から研修医の頃を知っている者だけに、今更隠し事もなく気兼ねなく言いたいことをいう会として、ストレス発散にはうってつけ。

特に開業して最初の辛い時期を知っている人ばかりですから、自分も最初の頃は、この会で大いに勇気をもらいました。しんどい時期に、いろいろなアドバイスをしてもらい、本当に助かりました。

さて、肝心の料理は・・・というと、特に奇をてらったわけではなく、誰の口にも合うちょっとモダンな和食。ものすごく高級ではないかもしれませんが、くどすぎず楽しむにはちょうどいい感じです。

あ~、今日も写真はとれませんでした。

2009年7月2日木曜日

すし席 小谷 ~ たまプラーザ

たまプラ駅からちょっと離れて、徒歩だと15分くらいでしょうか。昨夜は、小谷というお寿司屋さんに行ってきました。

この店は2回目で、前回はDr.Flickerも一緒でした。覚えてますぅ~?

目的は・・・たまプラーザでリウマチ専門をかかげて開業している廣田先生と食事。

面識はあったのですが、今までゆっくりお話をする機会がありませんでした。廣田先生は自分より少し後に開業したのですが、リウマチ専門クリニックとしてすでに成功しているんです。

リウマチは外来でみれる病気ですが、どんどん診断学・治療学が進歩続ける分野なので、開業医といえども勉強や他の医療機関との連携が不可欠。

そういう意味で、有意義な時間でした。これからも、いろいろと発展していきたい関係です。

で、問題は食事なんですけど、すみません、つい話がはずんで写真を撮るのを忘れてしまいました。

お通しで出てきたのは琵琶湖の鮎の稚魚。それから前菜で、けっこうぶつ切りのアワビの煮付けなんてのは、けっこうインパクトがありましたよ。

いろいろ出てきた後に、最後に握りがどどど~ん。いやぁ、食べきれません。けっこう満足したのでした。

2009年7月1日水曜日

あすなろ水族館2009 居候編

さて、めでたく立ち上がったあすなろ水族館ですが、いきなり過密のラスボラ5匹とグラスキャット3匹に満足せず、本日居候が追加されました。

見ての通り、エビです。ビーシュリンプというのが淡水エビの定番で、黒いの赤いの縞々のなど5匹がインターネット通販の店から到着。

水温合わせ、水質合わせは魚よりも慎重さが必要そうです。しかも長旅でだいぶお疲れでしょうから、2時間くらいかけてゆっくりと水槽の中に移っていただきました。

最初はあまり動きがなく、ちょっと心配しましたが、1時間もしないうちに水槽の中を上に行ったり下に行ったり、元気に闊歩しています。

時には魚の鼻先をかすめて、まるでいたずらっ子のようです。これで体長は1.5cmくらいですから、かなりかわいい。

水槽内のこけを食べてくれたり、魚が食べ残したエサを食べたりするので、なかなか役に立つ居候だそうです。