2015年12月29日火曜日
達磨
そういえば、最近「ダルマ」が話題になっていた・・・って、映画「MOZU」の話でした。
ラスボスの名前がダルマで、しかも北野武が演じるというので、期待度ありです。ただし、例によって劇場に足を運ぶ時間が無いので、当然見ていない。いつものように、ビデオが出るのを待ちましょう。
達磨は、もそもそも仏教の禅宗を開いたインド人。達磨和尚の座禅姿を基にしたのが、家々にあるだるまの置物ということになっている。
だるまには手足が無いのですが、これは達磨和尚が長いこと座禅をしていたため手足が腐って無くなったからだそうで・・・
医学的には・・・まぁ、何でもことの真偽を理屈で考えるのは理系の悪い癖なんですが・・・ずっと同じ姿勢をして圧迫していると血行不良になり組織が壊死に陥るわけで、確かに数時間以上座禅を続ければ起こりうる話だとは思います。
日本では禅宗から派生した曹洞宗は、達磨宗とも言うらしく、総本山は福井県の永平寺と横浜の總持寺だそうです。
自分がクリニックを開院して以来、初詣にでかけているのは足柄にある大雄山最乗寺なんですが、ここも曹洞宗の大きなお寺。門前ではたくさんのだるまを売っているわけで、当然と言えば当然の話ですね。
しかし、毎年多少悩むのは、初詣は氏神様という考え方。氏神様は親族が共通に崇める神様で、通常は近いところで祀るわけですから、一般的に家に近い神社ということになります。
わざわざ離れた場所の、しかもお寺に行くというのが正しいのか正しくないのか・・・う~ん、どうなんでしょうか。
もっとも、昔々のもっと昔は、そこらじゅうが一族で暮らしていたわけで、当然中心に氏神様がいらっしゃる。今では、同じ苗字の人が集まっている地域もありますが、たいていは周りは他人ばかり。
遠くの親戚よりも近くの他人という言葉もありますが、近くの無縁の小さい神社にお願いするのもどうかと・・・
そんなわけで、この時期になると来年の初詣はどうしようかと、だるまを見ながら悩むわけです。
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