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2015年10月25日日曜日

望遠ズームレンズ

カメラを趣味にしたい。でも、わざわざ特定のものを撮影する機会はあまり無い。人物と風景が中心。コンデジの写真では満足できない。

そんな自分が使いたいのが一眼レフカメラ。ただし、コンデジの比べて携帯性は損なわれる。何故なら、本体だけでも500g~800g程度。一眼レフの特徴であるレンズそのものもかなりの重量があるので、レンズを交換することを考えて数本持ち歩くと、やはり専用のバッグが必要になります。

普段から持ち歩くようにしたいと思うと、最低限これ一本というレンズが望遠ズームレンズ。通常の標準レンズとしての撮影ができて、できるだけ広角から望遠をカバーしているものを選べば、必要最小限をカバーできるというものです。

ですから、最初にカメラを買おうと思うと、ボディ+レンズキットというセットが値段も安くて目が行きがちですが、キットレンズはほぼ間違いなく「使わなくなる」中途半端なものが多い。中古レンズを探してみると、屑のようにキットレンズが限りなくリストされていますね。

自分も、最初に買ったデジタル一眼レフカメラでの経験から、今回Nikon D7200を購入するにあたっては、ボディのみで探しましたし、そもそもそういう機種を探すことになったのも、最低限使おうと決めたレンズが先に決まった上でのこと。

それが、SIGMA 高倍率ズームレンズ Contemporary 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM APS-C専用というもの。

選んだ理由、その1。安い。Nikon純正にこしたことはありませんが、何しろ純正は高い。

選んだ理由、その2。焦点距離の範囲が広い。本当の上級者がよく言うレンズのいろいろな癖については、あまり気にしていない自分としては、基本性能だけについて言えば焦点距離の範囲重要。

選んだ理由、その3。クローズアップレンズがある。ほぼ専用みたいなクローズアップレンズが用意されているので、かなり近接しての拡大撮影、つまりマクロ撮影をある程度カバーできる。

APS-Cセンサー搭載機に使用する場合は、実質的な焦点距離はおおよそ1.5倍で計算します。ですら、このレンズは焦点距離が、27-450mmに相当する範囲で撮影が可能ということ。

わかりやすく言うと、焦点距離50mmを標準とするなら、コンデジ風に光学9倍ズームが可能で、望遠能力としては十分です。普通なら、450mmの望遠レンズというと、バズーカ砲のようなものを想像しますが、手持ちで使う範囲でこれだけのものはMAXと言ってもいい。

一方広角側も、多少の広角撮影の雰囲気がでるくらいではあるので、物足りないですけど我慢の範囲。さすがに、大きく歪んだ広角らしい特徴的な写真は撮れません。

一眼レフでは、やはりボケをうまく出したいと思うわけですが、絞りの値が少ない「明るいレンズ」ほどボケを出しやすいと言われています。F値の最低が3.5は、明るいとは言えませんが、望遠側をうまく使うことでボケの効いた風景は十分に撮ることができる。ただし、近接しての撮影、例えばテーブルの上の料理とかは厳しい。

とりあえず、最低限の1本だけという状況では、最もマルチな使い方ができるレンズということで、自分にとっての「標準」レンズの位置づけです。

上に書いたように、不満なところは3つ。明るいレンズのボケが出せない、独特の広角の画角は無い、本格的なマクロ撮影はできないということです。そもそも望遠ズームに求める性能ではないのですから、当たり前なんです。

それらについては、一眼レフですから、レンズ交換で対処するのが本筋。そして、これが「レンズ沼」にはまっていく第一歩になるわけです。