一眼レフカメラのレンズの種類はいろいろあるわけですが、望遠ズーム、単焦点標準、広角とくると、最後に残ったのがマクロレンズで、だいたいこの4種類があれば大まかに揃ったことになります。
マクロレンズというと、一番の特徴は被写体に大接近して、小さなものも緻密に写し出すところ。ですから、昆虫の写真とか、ちいさな花の微細な部分とかを撮影する際に威力を発揮します。
とても小さいものを拡大して見ているようなものですから、風に吹かれてちょっと揺れただけでもきっちりとピントが合った写真を撮るのは大変に難しい。
かなり専門的な技術を要するところなので、本格的に撮ろうとするとけっこう大変らしい。先に書いたように、とりあえず自分の場合、望遠ズームにクロースアップ・レンズをオプションで追加して設置すると、かなりの近接撮影が可能になります。
まぁ、いろいろたくさん機材を持ち歩けない状況では、これで我慢するくらいがちょうどよい・・・とは思っているものの、やはり積極的なマクロ撮影は無理がある。
そして、マクロレンズは、たいていF2.8の単焦点のものが多く、レンズとしては比較的明るいので、使い方によっては普通のスナップ写真のようなものでも、ボケのきいた写真が撮れやすい。つまり料理の写真なんかには、むしろ標準単焦点よりも使い勝手がいいことがあるそうです。
ブログにのせる写真なんかを考えると、使い道はけっこうありそうですから、やはりここは一つ持っていてもいいんじゃないか・・・って思い出した。
これまで、全部安いからという理由でSIGMAのレンズを選択してきたんですが、ここにきて評判をいろいろ探しているとニコン純正が意外に安くて高評価。うーん、ここにきて純正にするというのも・・・いやはや、悩みどころです。
純正は焦点距離が40mmと60mmの2種類。SIGMAは、新しいラインナップでは、焦点距離105mm以上の価格もかなり高いものしか無い。古い型番のものなら50mmや70mmがあることにはある。
悩んだ末、SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 50mm F2.8 EX DG フルサイズ対応にしました。70mmでもいいかと思いましたが、そっちは重量が700gを超えるのでやめときます。
まぁ、こうなったらSIGMAを信用して、全部SIGMAでいきましょう。フォーカスリングの回転方向が逆だったりするので、操作性に統一感があった方がいい。
AF(Auto Focus)が効く? 効かない? というのがはっきりしないのですが、どっちにしても近接してのマクロ撮影では、AFは期待しません。つまり、カメラを構えて体の位置移動でフォーカスを合わせる方が現実的です。
よくカメラの本体は消耗品、レンズは資産ということを言いますが、下手に汚れたレンズを中古で買うとかなり悲しいものがあります。ですから、ここまでレンズは新品で調達しましたが、さすがに、使う場面は一番限られるかもしれないマクロレンズ、しかも生産終了品ですから中古しかありませんが、その分かなり安く済むのでよしとします。
望遠ズームで書いた3つの残念な点、明るくないは単焦点レンズ、画角がせまいは超広角レンズ、そして超近接が苦手はマクロレンズで解消です。一眼レフを使う上で、最低限のレンズ・コレクションだとは思いますが、これだけを使いこなせるまでには相当な時間がかかると思います。
そのうちさらなるレンズが欲しくなる頃は・・・もしかしたら、フルサイズ一眼レフが欲しくなっている時かもしれません。