戦前なら熱海の海岸、お宮寛一の愛憎劇、金色夜叉といえば熱海。戦後の高度経済成長期には、新婚旅行の定番といえば熱海。随分と人気があったのですが、平成になってだいぶさびれていたらしい。
ところが最近、市役所が随分と活躍したらしく、大変人気を練り返している。新幹線に乗ってしまえば首都圏から1時間とかからず到着できますし、海と温泉という組み合わせはなかなか魅力的。
さてさて、海鮮物は当然どこでも美味しくいただけるのでしょうけど、ネットで人気のお店を探してみると、たいていひっかかるのが駅近の囲炉茶屋さん。
ずいぶんと並んだなどという書き込みが多いので、開店11時半のところを11時に到着。とりあえず1番をケットしましたが、天気も悪かったので今日は並ぶまでも無いかと思ったら、ぞくぞくと後ろに並ぶ人がでてきて、開店の時間には長蛇の列になっていました。
とにかく、一番人気は鯵のまご茶漬け。さすがに茶漬けだけでは、腹がもたないかと思いますよね。確かにその通りなんですが、結論から言うと、これを食べずして何を食べに来たのかという評判通り。
絶対に食べるべきと言いたくなるくらい、最高に美味しかったです。鯵の骨と鰹のだしをかけて食べますが、量を気にして食べないなんてもったいないこと甚だしい。
とはいえ、さすがにもう少し腹に入れたいところなのも間違いないので、もう一つの店の売りである金目鯛の煮付けを注文。はっきり言って、値段は高いです。その日に入荷した金目鯛の大きさで、3000円から7000円くらいまでいろいろみたいで、それもそう何尾も用意されていないようです。
この日は4500円からということで、一番安いのにしておきました。そして注文をうけてから煮るということで、30分くらい待たされでてできたのがこれ。一番安いものですけど、けっこうな大きさ。
いやぁ、とにかく美味しい!! もったいないので、しゃぶるように食べつくしてしまいましたが、茶漬けと一緒にたべるなら3人~4人前という感じでしょうか。
たしかに安くはありませんが、もしも頼めるものなら是非注文した方がいい一品でした。