2024年4月19日金曜日

PHEVから楽 12 プロアクティブ・ドライビング・アシスト


プロアクティブ・ドライビング・アシスト(PDA)は、最近のトヨタ車の走行支援としては最新のもので、絶賛売り出し中という感じのシステムです。自分も、今回初めて使うのですが、簡単に言えば作動対象に近づきすぎないようにブレーキやハンドル操作を支援するというもの。

複数の支援が含まれていて、まず道路を横断中の歩行者や自転車などを検知すると、衝突回避のためブレーキ操作を支援する障害物先読みアシストがあります。道路脇の対象物に対しても、車線から逸脱しない範囲で避けようとハンドル操作を支援します。

減速アシストは、先行車との車間距離が詰まらないようにブレーキ操作を支援してくれるだけでなく、前方のカーブや右左折の時の進入速度が速すぎる場合にブレーキが作動します。操舵アシストは、車線を認識している場合にハンドル操作をアシストします。

レーダー・クルーズ・コントロールをONにしている場合は、プロアクティブ・ドライビング・アシストは作動しませんので、主として60km/h以下の速度で走る市街地走行での様々な危険を回避して安全に走行するためのものです。

もちろん、これで100%安全を保証するものではなく、あくまでも「支援」するものであって、ドライバーは過信して呑気に走っていいというものではありません。しかし、うまく利用すれば事故を起こす確率をそれなりに下げることができるので、無いよりは有った方が良いに決まっています。

実際使用してみると、ある程度は慣れが必要という感想。ブレーキを踏むタイミングは人それぞれですが、自分にとってはやや早めに長めのブレーキがかかる感じで違和感があります。もっとも早めだからより安全ということなんですが、後続車からすればもうブレーキを踏むのかと思われる可能性がある。

前の車のブレーキ・ランプがあまり頻回に点灯するのは、あまり気持ちの良いものではありません。感度の調整は三段階でできるので、自分の運転操作の感覚と照らし合わせてうまく利用することが良いと思います。