2024年4月29日月曜日

干燒蝦仁


中国語で「干燒蝦仁」と書いて、たぶん「カンシャオシャーレン」と読むらしいのですが、日本語だとエビのチリソース煮、通称エビチリのこと。

ただし、本来の中華料理の干燒蝦仁は豆板醤がメインの料理で、ケチャップを使って日本人向けに食べやすくしたのが今のエビチリ。このレシピを編み出したのは、日本の中華料理の巨人、陳建民(息子が陳建一)であることは有名な話。ちなみに、それが当たり前だと思っている回鍋肉でキャベツを主役にしたのも建民の業績。

できるだけ安易な調理済みソースは使いたくないところなんですが、エビチリのソースは豆板醤の他にケチャップ、醤油、砂糖を鶏ガラスープでのばして片栗粉でとろみをつける・・・というのは簡単なようでなかなか味が決まらない。

なので・・・これだけは味の素のCookDoシリーズを使う方がおすすめ。もちろん他のメーカーのものでもいいんですけど、CookDoのエビチリソースは辛さと甘さのバランスが絶妙だと思います。

ムキエビを洗ったら、ペーパータオルなどでしっかり水気をとります。片栗粉を全体にまぶしてから、ごま油をひいたフライパンで焼いていきます。衣があった方がエビのぷりぷり感が残りやすい。とは言っても、よくスーパーに売っている量増しの分厚い衣はアカン。

表面にすこし焦げ目がついたら、長ネギのみじん切りと一緒にソースを混ぜ合わせ一煮立ちさせたら完成。

中華料理店だと、春雨をさっと高温の油にくぐらせた揚げ春雨が下に敷いてありますが、大量の油を必要とするので、家庭では作りにくい。今回は雰囲気を真似するために、皿うどんの麺を使いました。

甘いような、辛いような、そしてプリプリ・ムキムキにパキパキも加わってたいへん美味しくいただきました。