2012年5月31日木曜日

生活保護

厚労省のHPによると、生活保護を受ける条件は、

生活保護は世帯単位で行い、世帯員全員が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することが前提でありまた、扶養義務者の扶養(=親族による援助)は、生活保護法による保護に優先します。

となっています。最近話題になっている、複数の芸人の母親が生活母語を受けている点については、扶養義務者の扶養ということが問題になっています。

細かい内容を知らない他人がとやかく言うことはてせきませんから、自分にはいいも悪いもいうことはできません。ただ、感じたのは、親子の直接的なつながりが今の日本では薄くなったということです。これは核家族化の表れと言うこともてせきるかもしれません。

それと、いくらタレントであるとはいえ、一個人を名指しで非難し続けた国会議員の振る舞いには大いに疑問を感じました。タレント本人が生活保護を受けているわけではなく、(道義的な点は別として)少なくとも法に触れているわけではないので、個人情報的なことからも異常と言わざるをえません。

自分が医者になって最初の2年間の研修医時代、給与は少なくて「生活保護以下」と言われることがありました。実際、生活保護を申請したけど却下された奴がいるというような、嘘か本当かわからないような伝説があったりします。

当時の自分の給与は、基本給5万円+住宅手当2万5千円-源泉徴収7千500円で、基本的な手取りは6万7千500円でした。2年目は基本給が2万円上がって、手取りは8万5千500円だったと記憶しています。

入局した医局では、教授の意向で「まだちゃんと仕事ができないのだから、2年間はバイト禁止」となっていたので、隠れて当直バイトを数回したことはあるものの、ほぼそれ以上の収入はなかったですね。勤務している大学病院では、月に5回程度、多いときは2日に一度の当直がありましたが、研修医は研修中ということで当直料は何度やっても月に5千円ぽっきりでした。

今の生活保護の受給条件では「最低限度の生活の維持」以下の収入ですが、最低生活費は生活扶助基準(第一類費)+生活扶助基準(第二類費)+その他の加算額(障害者、母子家庭、医療費など)となっています。

そのころ住んでいた地域では第一類費は38600円、第二類費は41480円で、合計80080円となりますから、少なくとも今なら生活保護にひっかかりそうです。ただし、25年くらい前の話ですから物価が多少違うので、本当のところはわかりませんね。

2012年5月30日水曜日

松井メジャー昇格

まぁ、とりあえず頑張ってくださいとしかいいようがない。中古になって戻って、日本でなんとなく居続けるような道は「潔」とせず、マイナーリーグになんとか残留したことは評価されます。

しかし、マイナーでの1ヶ月程度の成績は打率.170ということですから、どう考えてもピークを過ぎてメジャーでは通用するのかというと大きに疑問がのこります。

松井選手は過去に、ホームラン・バッターとして華々しい活躍が記憶に残るヒトが多いと思います。確かに主軸バッターとして、ある程度の実績は残していることは間違いない。

自分の場合は、はっきり言うとそれほど評価が高いわけではないのです。毎試合まじめにチェックする熱心な野球ファンではないので、そう簡単に決めるのは申し訳ないのですが、とにかく期待して見ていて裏切られるシーンばかりだったのです。

そして最も問題なのは、1シーズンを通して好調を維持できないということかもしれません。不調になると、延々と打てないトンネルに入ってなかなか出口が見えてこない。

ですから、メジャー・リーグに移籍するときも、まったく惜しいと思いませんでした。ヤンキース以降は、チームに定着できずも何度も「戦力外」となっていることは、まさに結果としてそれなりの現れなんでしょう。

今回のメジャー昇格も、故障者続出のコマ不足という事情があるとのことですから、単純に実力を買われたことではないわけで、そのあたりは本人が一番わかっていることでしょう。

そんなわけで、もう一度だけ松井選手のこだわりに期待してみたいとは思うのですが、さすがにこれが最後。もう後はないよ。と、言うわけで、「とりあえず頑張ってください」ということになります。

2012年5月29日火曜日

渋滞中のプリウスα

日曜日は法事で長野に行ったのですが、少しだけわかってきたハイブリッドカーの運転方法をいろいろと試してみる良い機会でした。

まず行きは中央高速下りですから、全体的には標高が少しずつ上がっていくわけです。上り坂が多く、エンジンをまわさないとなかなかそれなりには走れません。

そこで、どうせならPWRモード全開でいってみたらどうなるか・・・って、燃費は気にせず、がんがんアクセルを踏んでみました。プリウス系の車が高速道路を爆走というのも、なんかどうよ、という感じではありますが。

結果としては、燃費はほぼ16km/L。1800ccのガソリン車では、10km/Lいくかいかないかくらいかと思いますので、EV走行ではなくても、モーターがどこかでアシストする部分もあるんでしょうね。

一方帰りは、逆に下り坂。できるだけエンジンをわさないように・・・と思っても、ずっと70~80km/h(最も効率がいいと言われている速さ)のスピードを維持するというのは精神的にも難しい。

それでも、22km/Lくらいまで燃費も伸びて、さぁこれからが楽しみ・・・というところで、やっぱり来ました、渋滞。小仏トンネルから渋滞20km、さらに八王子から20km、その上調布から20km/hみたいな感じで、要するに残り全部が渋滞というありさま。

渋滞に入って最初の1時間で6kmしか走れず、早歩き程度のスピードです。燃費はどんどん落ちてしまいましたが、ガソリン車なら10km/L以下にまで落ち込むところが、17km/Lくらいで維持したのはすごい。このあたりは、ハイブリッドの最も得意とするところでしょぅか。

・・・にしても、さすがにめげてしまい相模湖で降りて、あとは一般道で帰ることにしました。でも、郊外の空いている道に出たことで、むしろ燃費がみるみるよくなって21km/Lまで回復。この辺に住んでいれば、うはうはなんでしょうね。

それにしても、さすがに4時間以上運転続けるのはしんどかった。 年を取るとドライブに休憩は必要で、おかげで月曜日もずっとだるさが抜けきれませんでした。

2012年5月28日月曜日

俺がこんなに強いのは・・・

てなもんや三度笠は、東京オリンピックの頃に放送されていたテレビ番組。いやぁ~、もう、昭和の臭いがぷんぷんしてきます。

公開放送での時代劇コメディで、当時よく放送されていたアメリカのコメディの形に似ていました。ほら、奥様は魔女とかじゃじゃ馬億万長者とか。

藤田まことと白木稔のコンビは最高で、小学生ながらも、ずいぶんと楽しみにみていたものです。提供は、前田製菓。コマーシャルは番組の流れの中で、藤田まことが・・・

「俺がこんなに強いのは、あたり前田のクラッカー!!」と言って、見得を切るというものでした。でもって、今日スーパーに寄ったら、なんとその前田のクラッカーが売っていました。

おーっ、なんとこどもの頃以来、40年ぶりくらいでしょうか。まだあったんだぁ~、ということで、即購入。あらためて食べてみると、シンプルな味がなかなかよい。

やっぱ、昭和はよかったよね~

2012年5月27日日曜日

五月花

五月に咲く花は多いですね。ちょうど春に咲き乱れる花と、夏に咲く花が混在して、1年で最もいろいろと華やいでいる時節かもしれません。

あちこちでよく目にするのがつつじです。ありふれていて、逆にあまり目立たないような感じですが、それはたいてい淡い赤色のもの。真っ白つつじが、まとまって花を咲かせていると、けっこう清楚な感じできれいなものです。

特に今日は、青空とのコントラストが、よりいっそう見事でした。どこにでもありそうな光景でも、ちょっと視点を変えてみると、ずいぶんと違った印象をもてるものです。

2012年5月26日土曜日

YES / YESSONGS


YESというのは、70年代に「プログレッシブ・ロック」というくくりで活躍したロック・バンド。特にクラシック音楽の味付けがあったり、変拍子(5拍子とか7拍子)を多用することを特徴とした、かなり高度なテクニックと知識を売り物にしていました。

だからといって、やたらと難解ということはなく、しっかりとノリノリになれる音楽であったことはすごいことです。音楽とは直接関係はありませんが、今のようなネット社会ではYESをクグろうとしても、一般的な名詞なだけに、なかなか難しいのには困ったものです。

YESSONGSは、彼らの1973年のライブのなかからよりすぐりを集大成したライブ・ベスト盤で、当時のLPで3枚組という超大作だったのです。

もう40年近く前の録音なのですが、今でも十分に聴き応えのある演奏です。スタジオなら可能でも、ライブでは無理だろうと言われていた楽曲でしたが、見事に整理してほぼそのままステージで再現しているのには驚きですし、さらにその中にアドリブも織り込まれているところは、もう神業としか言いようがありません。

やっぱり、この頃の音楽はいいわぁ。何年かごとに、必ず聴きたくなるのも当然。でも、本当はこういう本気でたたみかける音楽を、最近の若者にも是非聴いてもらいたいと思うのでした。

2012年5月25日金曜日

手抜き講演会と言わないで

昨日は、数年前から続けている年に2回のヘルパー講習会の講師。毎週のようにやっているわけではないので、たいしたことはないと思われるかもしれませんが、一度に3時間しゃべるというのは正直言って大変。

クリニックでも毎日患者さんにいろいろと説明するので、しゃべることは仕事の一部みたいなものですが、これは途切れ途切れですから何とか1日もつわけです。

しゃべるという仕事は、一見体力を使わないから疲れないと思ったら大間違い。確かに使う筋肉は主として口の周りだけかもしれませんけど、問題は体の換気。

ヒトは空気を吸って吐いてを繰り返すわけで、呼吸という生理現象が生きていく上で必須。 空気を吸い込んだときに中の酸素を取り込みます。酸素は、体を動かすためのエネルギーを作り出す際に必要です。その結果、二酸化炭素が発生してくるので、吐くときに対外に排出しているわけです。

当然、酸素の方が重要ですが、しゃべり続けると呼吸のリズムが息を吐く方へ傾いてしまうので、体のなかの二酸化炭素が減りすぎてしまうのです。そうなると、ぼーっとなったり、頭痛がしたり、手足がしびれたりといろいろな体調の異変がでたりするのです。

病的なものとしては、過換気症候群というのがあります。精神的な影響を受けて、どんどん呼吸が速くなって自分でコントロールができなくなってしまうわけで、治療はペーパーバッグ法というのが有名。口元を紙袋でふさいで、袋の中に二酸化炭素をためていくわけです。

まぁ、講師としてしゃべっている場合は、最初から自分で勝手に過換気をしているわけですから文句も言えませんけど。1時間くらいまでの講演なら、いっきにしゃべってもいいけど、さすがに3時間というのはつらい。

ですから、できるだけ聴衆に質問をしたりして、自分はしゃべらない時間を作ることは健康上重要なのです。けして、手を抜いているわけではないので、そこんとこヨロシク。


2012年5月24日木曜日

五月晴

昨日の午前中は、もう見事な好天で、まさに五月晴。これだけ、気持ちのよさそうな天気というのは、1年を通じて、そうそう何日もあるものではありません。

時節柄、一昨日が遠足という幼稚園、保育園、小学校なども多かったと思いますが、一昨日はあいにくの天気。昨日だったら、最高のピクニック日和で、自分もどこか外でランチをしたくなるような気分でした。

もうあと少しで、またじめじめした梅雨の時期に入るわけですから、こういう気候を有効に使える方がうらやましいものです。毎日一日中室内にこもっているであろうことを考えると、ちょっと残念。

2012年5月23日水曜日

関節リウマチ勉強会

自分と青葉区の広田先生、緑区の上里先生の3人で始めたリウマチの勉強会。もともと2009年の秋から始めたもので、最初の一年間は3人のクリニックを会場に持ち回りでいろいろな日頃の診療の相談をしたりする感じではじめました。

1年くらいたって、もっとオープンにリウマチに力を入れている先生を集めた会をやろうということになって、田園都市リウマチフォーラムという研究会を立ち上げました。それからは、3人の勉強会は世話人会ということで、フォーラムの内容を話し合ったりする部分も追加されました。

今年になって、自分のクリニックのあるセンター南の隣、仲町台にリウマチ専門医の東先生が開業して、勉強会にも参加してもらうことになりました。

昨夜は、うちのクリニックでの勉強会でしたが、フォーラムを立ち上げて、診診連携についてはだいぶ基盤整備が進んできて、3年弱の間に地域での関節リウマチ診療についてはある程度の形が出来てきたのではないかと自負できる部分があります。

そして次に大事になってくるのは病診連携。関節リウマチは、基本的には外来レベルで完結する病気です。しかし、合併症や薬の副作用の問題が出た場合、あるいは手術の必要があるような場合には、入院治療が必要となるケースがあり、入院設備を持っている病院との連携も無視できない。

まず最初に、この春からは聖マリアンナ医科大学との間で病診連携の取り組みが始まりました。病院と診療所のお互いの長所をうまく組み合わせて、患者さんの利便性を向上させようというのが狙いです。ただし、病院はいくつかあり、他の病院とも関係を構築していくことが必要と思っています。

そういう意味で、昨夜の勉強会は大変意義深いものでした。近所の大学病院から、関節リウマチ診療に携わる先生も参加してくれたんです。開業医として、あるいは勤務医として、それぞれ違った立場にあっても、関節リウマチという病気に対しての思いはそうは変わりません。すぐに、雰囲気に溶け込んでもらえたようで、いろいろ症例にも意見を言っていただきました。

今後も、出来るだけ参加していただき、どんどん連携の強化に一役買っていただきたいものだと思います。フォーラム5周年ごろには、地域の診診・病診連携には無くてはならない会として成熟できているのではないか・・・というか、なるように努力していきたいものだと思います。

2012年5月22日火曜日

金環日蝕

昨日の朝は日本人の半分くらいは空を見上げていたのではないかと・・・一応、あと300年生き抜く自信はありませんので、このチャンスにできるものなら見ておこうと思いました。

とは言っても、わざわざ専用の観測眼鏡を購入するほどの意欲はない。まぁ、結果的には横浜では雲がそれなりに出ていましたから、肉眼でも十分見ることがでました。

かえって金冠眼鏡をつけたほうが暗すぎて見にくかった、と言うような意見もあったりしました。もっとも、いくら雲があっても長時間直視するのは眼球をいためるので、じっくり見続けるわけにはいきません。

そこで用意しておいたのが、一眼レフカメラ。これを通してみると、目にもやさしい。感度をめいっぱい下げて、シャッター速度も上げて、普通なら真っ暗にしか写らないような設定にしました。まともに太陽に向けたら、カメラのセンサーは間違いなくふっとぶと思います。


そんなわけで、雲の多いモヤモヤとした空でしたが、カメラで撮影するにはちょうどよかったみたいです。



2012年5月21日月曜日

Earth Wind & Fire / Raise



大学の教養課程の時に、一番人気があったのがこれで、最初の曲、Let's Grooveが始まるともうノリノリだったものです。70年代後半から80年代初めまでは、洋楽の中ではまさに時代を代表するグループて゜した。

ざっと思い出しても、September、Boogie Woogie Wonderland、Fantasy、Jupiter、Shinung Star、Getaway、After the Love Has Gone・・・・幾多のヒット曲がでてきます。

もともとリーダーのモーリス・ホワイトはジャズ系の出身だけに、ブラスの使い方かうまい。アルバム単位で聴くと、ヒットしたソウルフルなボーカル曲だけではなく、かなりファンキーなバンド演奏を聴かせるパートが入っていて、これがさらに気分を盛り上げてくれます。

しかし、最初に「最後のアルバム」と書いたように、このアルバムを頂点として急激に人気がかげりました。さすがに金太郎飴状態に入り込み、中身が濃いめですから皆飽きてしまったんですかね。

途中で、大胆に一番の特長のホーンセクションを捨てて変身しようとしましたが、時すでに遅く諸行無常の鐘の音という感じでした。

とにかく、このアルバムの「青春の一枚」みたいなもので、30年以上たった今でも十分に古くさくないと思いますよ。

2012年5月20日日曜日

Laure Colladant / Woelfl Piano Works


Joseph Woelfl (1773-1812)はヨーゼフ・ヴェルフルと読むんですが、年代からしても古典派に位置するオーストリアの作曲家。知らんでしょう? いゃあ~、知りませんよ、よほどの物好きでないと。

この時代に作曲家を志した人たちは、今となっては可哀想すぎる扱いを受けているんです。巨人がONを擁してV9の全盛を誇った時のサンケイ・アトムズのような、柔らちゃんが活躍していた時の48kg級女子柔道選手のような、IBMがガリバーと呼ばれていた頃のCompaqのような・・・

とにかく、まさにルードヴィヒ・バン・ベートーヴェンという絶対神のような作曲家とほぼかぶる時期ですから、なかなか話題になるようなことはないわけです。ベートーヴェンがどんどん頭角を現し、さらに先頭を切って音楽を変えていくわけですから、すべてはそこから始まる。その他の作曲家は、その前時代のハイドンやモーツァルトを引きずり、そしてベートーヴェンの模倣扱いを受けることはやむを得ない。

実際、ヴェルフルもレオポルト・モーツァルトやミハエル・ハイドンの元で勉強したようなので、まさに典型的なベートーヴェン以外の「その他大勢」の一人。しかし、存命中は長身のイケメン音楽家として、けっこうな人気をほこったようです。

とにかく、そういうマイナー扱いの作曲家を一生懸命掘り起こす人が必ずいるもので、このフランスのロール・コラダンさんもそういう一人。17曲あるピアノ・ソナタだけでなく、ハープとの二重奏3曲、ピアノトリオ3曲まで網羅して、ピアノの入った独奏曲・室内楽全集を作ってくれました。

使用しているのはまさに時代のピアノフォルテ(銘器らしい)ですから、現代のピアノというよりは強弱のつけられるハープシコードという感じの音。これはこれで時代考証上正しいのでしょうが、もともとそのあたりにはこだわりを持たない自分の場合は、古色蒼然とした響きで全体が集まってしまったような感じがしてどうもピンとこない。

一度現代ピアノでメリハリの効いた演奏を聴ければ、だいぶ評価も変わってくるかもしれませんが、とりあえずやっぱり「その他大勢」でいいような・・・コラダン女子には申し訳ありませんが。発売されてそんなに時間もたっていないのですが、すでにHMVでは入手困難状態のようで、あまりたくさんは作られなかったようで、まさにマニア向きの一品と言えそうです

2012年5月19日土曜日

プリウスαの走り方

プリウスαが納車されて3週間とちょっとたちましたが、ハイブリッドカーは大変奥が深い。そういう感覚は今までには、あまり経験した記憶がありません。

なにしろ、前車がトヨタのアレックス・・・まぁ、昔のカローラⅡ、つまりカローラのハッチバック版。それなりにきびきび走ってくれましたが、特別セールスポイントがあるわけではありません。

その前のランドクルーザープラドは良い車で、視野が高く大変運転しやすかった。ただ、初代MPVからの乗り換えだったので、V6 3000ccのエンジンからすると、2500ccの重たい走りはあまり楽しいとは言えませんでした。

プリウスαのエンジンとモーターは、基本的に30型ノーマル・プリウスと同じ。当然、車体が数百kg重くなる分、走りは相当苦しいかと・・・思ったら、大間違いです。ギヤ比の最適化によって、十分な力を出せるように調節しているというのは嘘ではありません。

走行モードはノーマルの他にEVとECOとPWRがあり、全部で4つのモードから選べます。PWR(パワー)モードにすると、ちょっとアクセルを踏んだだけでも、かなりの加速感があり一気にスピードにのる爽快感はただ者ではありません。

通常はECOモードを選択しておくのが、無難なところ。エンジンとモーターの切り替えを一番無駄なく行って、あまりいろいろ考えなくてもそれなりの燃費をたたき出してくれるように設定されているようです。走り出しは、多少もっさり感があることは否めませんが、エコを意識するならそういう走り方が妥当なわけですから、特に不満は感じません。

EVモードは純粋に電気自動車。さすがに、モーターだけで走るのでパワーは求めてはいけない。とろとろ走って、ゆっくり加速。平たいところなら、50km/hくらいまでEVだけで引っ張っていけますが、それ以上のスピードではエンジンがスタートするようです。街中の走行は、ECOモードで十分で、上り坂などでPWRモードをときどき使用というのが自分にはあっているようです。

パワーインジケータでは、下1/2までがEV走行。そこから上はエンジンがかかり、上1/3くらいは赤くなっていてパワー全開という感じの表示になっています。 スタートでは赤いところまでいかないように発進すると、まぁだいたい従来のガソリン車のエコ発進と同じくらいの感じでしょうか。

加速がついたらアクセルを一度離すと、EV走行に切り替わりますので、インジケータの下1/3くらいのなかでスピードを維持できるように走るのが燃費を伸ばすこつのようです。ただし、アクセルを踏みっぱなしだと充電をするひまがないので、ときどきアクセルを離して回生エネルギーを取得することも忘れてはなりません。

オートマ車になって車の運転がつまらなくなったと思っていましたが、ハイブリッド車では、再び車をうまく制御していく楽しみというのが戻ってきました。何も考えなければ、いつでもPWRモードでがんがん走ることもできますし、なかなか今時の車も捨てたモンじゃありません。

2012年5月18日金曜日

いつもの猫

ずばり、猫です。近所のどこかで飼われているのか、あるいは棲み着いている野良猫なのかは不明。

おそらく、数年以上はうろうろしていると思うのですが・・・ずいぶんと前からいるような感じで、なかば「主面」して、悠然と道ばたに座っている様子が、どうも憎たらしい。

基本的に犬型人間の自分としては猫はどうも苦手で、人に飼われていても自由人を気取っているところが好きじゃない。まぁ、野良猫なら独自に生き抜いているということでしょぅが、その場合はゴミを荒らしているんでしょぅから、それもいただけない。

だいたい逃げ出すときも、思い切り3Dで逃走するのもずるい。しっかりと地面を走って逃げるだけなら可愛げもあるんですが、いきなり壁の上に登って消えてしまったりするのはワイルドだぜぇ~

まぁ、とりあえず、こっちを見てにらんでいるので写真を撮ってやったら、猫だけに相手もニヤっと・・・するわけないか。