2010年7月31日土曜日

熟れすぎ ~ あすなろ菜園

毎年クリニックのベランダを利用して野菜作りをやっていますが、今年はミニトマトとゴーヤに挑戦しています。

今年は日照も十分で、比較的野菜の生育もいいようです。7月に入ってから、ゴーヤの方も収穫ができるようらなりました。すでに何本か自分でも食べていますし、スタッフにあげたりしています。

さすがにスーパーで売っている物に比べて、ちょっと大きさとしては物足りない。そこで、もう少しほっとけば大きくなるのかと思ったら、これが大間違いでした。

大きさはそれほど変わらないようになって、しだいに色が黄色くなってきました。そしたら、患者さんの一人から、黄色くなると種ができるようになって食べれなくなると教えられました。

そこで、黄色になってきた実を割ってみたところ、確かに種が大きくなって色も赤々としているではありませんか。これは確かに見るからに美味しそうではありません。

こういうことは実際に作って見て、初めて知ることができる話です。おそらく種を作るとなると、養分の多くを持っていってしまうのでしょうから、他の実の生育にも影響が出るのでしょう。

とにかく、長ければいいというものではありませんでした。熟れすぎたゴーヤは食べれない。小さめでも、いかにも美味しそうになったときが食べ時であるということです。

2010年7月30日金曜日

梵@センター南

おおおぉ~、涼しいじゃないかぁ!! っと、思ったのはつかの間。昼からはまた灼熱の太陽で、ちょっとへこたれた1日でした。

午前中は、まあそれほ途切れることも無く患者さんが来るペースでしたが、午後は暑さのせいか超まったりモード。4時台は3人というローペースで、それじゃ少しでも早めのレセプト点検でもするとかってんで、仮のレセプトを作成していざ点検作業・・・

と、思ったとたんに5時からは怒涛の患者さん来院で、終了したときはどっと疲れてしまいました。終わりよければすべてよしという感じで、ものすごく働いた気分になりました。

さて、そのあとはセンター南の「梵」で食事会。この店は、個室が多く、気兼ねなく話ができるので、よく利用する店です。ただし、自分から「また行きたい」と思うわけではありません。

もちろん、店のレベルが低いということではなくて、単に好みの問題ですが。料理は一定の水準だと思いますし、昨夜飲んだ日本酒で有名な八海山のビールというのも、なかなかいけています。

今までもいろいろなシチュエーションで楽しんだのですが、今回は初めての組み合わせで、日頃意外と会わない同じ都筑区の開業の先生と一緒でした。それが、かえって新鮮でいろいろな話で盛り上がります。

院長をしていると必ずついてくるいろいろな苦労話などは、自分にとっても大変に参考になったりしますし、とにかく開業医といえども周りとの関係を良くしておく事は大変重要です。

話かどんどん続いて、気がついたら12時近くになってしまいました。おっと、明日も仕事ですから、さすがにお開き。そんなわけで、きっとまたこの店を利用することがあるでしょうね。

2010年7月29日木曜日

脊椎疾患の勉強会@横浜ホテルニューグランド

今日は横浜山下町、ホテルニューグランドで講演会です。あいかわらず、横浜の繁華街については、とんと地理音痴なので自分の運転でいくきがおきません。

着いて初めて氷川丸が目の前にあることに気がつきました。このホテルも、ずいぶん前に後輩の結婚式で来て以来です。

さて、勉強の内容はというと、脊柱管狭窄症がテーマ。もともと背骨は専門ではありませんが、外来で遭遇することが多い病気ですから、知りませんではすまされません。

みのもんたが手術をしてから、やたらと有名になりました。もちろん、開業医は手術をするわけではありませんが、新しいこと知らなかったことを整理して明日からまた役に立てないといけません。

ですが...実は、講演をしたのが仲良しの後輩でした。後輩とは言っても、学年も近く専門領域については教わることもすくなくありません。なんと言っても、開業医の先輩です。

いや〜、みんな立派になっていきますね。負けてはいられません。

2010年7月28日水曜日

横濱家のチャーハン

横浜に住むようになって・・・と、言っても海の香りのしない横浜ですけど、12年目となりますか。引っ越してきてから、最初に見つけたラーメン屋さんが東名高速の川崎ICを下りた尻手黒川道路にある横濱家でした。

熱々のこってりした醤油豚骨は、大変新鮮な味で家族にも大好評。これまでに近辺のチェーン店も含めて、何度も足を運んでいます。

当然、基本はラーメンであることは間違いありませんが、もうひとつ、チャーハンの味もすばらしい。卵と長ネギとチャーシューだけという、大変シンプルなものですが、基本を押さえた出来栄えはすばらしい。

シンプルなだけに、ごまかしはきかないわけで、強火で一気に炒めあげて2分間で勝負が決するチャーハン。米の塊を残さないでぱらぱらに仕上げるのは、中華の基本技術。

ときどき無性に横濱家のチャーハンを食べたくなるのでした。

2010年7月27日火曜日

蕎麦匠 源 @たまプラーザ 3回目

今夜は横浜市都筑区・青葉区界隈で開業している東海大学出身者だけの食事会でした。場所は新石川近くの蕎麦懐石を楽しめる、蕎麦匠源。実に今回で、開業してから3回目です。1回目はクリニックのスタッフとの食事会。2回目はブログ仲間との食事会。

東海大学出身者の会は、ちょうど自分の開業した5年前から始まったようで、自分も開業以来ずっと参加しています。このブログでも書いたことがありますが、開業してからなかなか軌道に乗らず苦しんだ時期とかに、本音で相談できる唯一の会合だったので、本当に助かりました。

学生時代からの付き合いと考えれば、もう30年以上、家族よりも古くから自分を知っている人たちですから、何にもかっこつける必要がありません。言いたいことを言って、飲んでこれるというのはすばらしいことです。

専門もいろいろで、いろいろな立場からの話が聞けるのも楽しい。医療のこと以外でも、なるほどと思うような話が次から次へと飛び出して、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

それにしても、いつもながらこの店の料理は美味しくてすばらしい。蕎麦懐石を楽しめる店は意外と少なく、センター南の駅界隈を除けば3回も言っている店は他にはありません。今夜は、当然客が来てから打ち始める蕎麦はもちろんのことですが、この牡蠣が絶品でした。

機会があれば、また行きたい店ランキングの第1位を今夜も死守したようです。ごちそうさまでした!!

2010年7月26日月曜日

地デジか・・・

地デジ対策やってますか?

いよいよ、アナログ放送終了まであと1年となりました。別にアナログ放送でなんか不自由がありましたか? 自分は・・・まったく、ありません。

テレビのチャンネルが増えたって、物理的に見れる番組は限られます。録画したって、テレビを見ることができる時間が増えるわけじゃありません。

選択の自由が増えていいというけど、でも結局メジャーなチャンネルだけで事足りるでしょう。ニュースで世の中の動きを大体押さえておけば十分で、その他の必要なことはインターネットを使えばOKです。

ただし、テレビにしてもインターネットにしても動画は目と耳の両方を占領されてしまうというのが困る。自分の場合、高校生から浪人生の頃は典型的な「ながら族」でした。耳は音楽やラジオにとられていても、目は勉強に使うということです。

たまに目と耳を両方使うのであれば、映画が一番。およそ2時間という時間の中に凝縮していて、「つづく」ということが原則ありませんから、来週も必ず見ないといけないということがありません。

アナログ放送の終了とともにテレビ放送そのものがなくなったとしても、まったく困らないという自信がありますが、まぁあまり堅苦しいことを言ってもしょうがない。確かにくだらないと言いつつ、バラエティを見て楽しんでいるときがあることは否定できません。

それにしても、自分の場合はインターネットの発達によって、雑誌を買わなくなり、テレビを必要としなくなったことを考えると、メディア関連業種は大変だろうなと想像します。

マクドナルドの原田社長(元アップルコンピュータ)は、みんなができないと思うところにビッグチャンスがあると言うそうです。なるほど、メディアも困難な状況の中から、何に目を付けて生き残っていくのか見ものですね。

それは、どの業界でも一緒の話で、我々医療業界も一緒なんでしょうけど・・・

とりあえず、言われたとおりにとっくに地デジ対策をしてしまうような自分には、なかなかそこまでの野心はもてませんけどね。

2010年7月25日日曜日

田園都市の頼れるドクター2010-2011年版

クリニック広告はいろいろな制約を受けるもので、自由に好きなだけというわけにはいきません。それにある程度、既存の住民の方にはうちも認知されてきていると思うので、あまりお金をかけすぎるのもどうかという気がします。

しかし、名前を時には思い出してもらうことや、新たに転入してきた方などへのアナウンスとして、厳選した広告媒体として利用しているのが、この「田園都市の頼れるドクター」です。

はじめて刊行されたのは2008-2009年版、そして昨年の2009-2010年版に続いて、今年で3年目になります。作っているのは、医療だけでなく街のいろいろな情報を集めているインターネット・ポータルサイトの田園都市ドットコム

実は発売されなかった、第0号と言えるプロトタイプにもうちは載っているので、4年連続オールスター出場みたいな気分です・・・って、そんなに大げさな話ではありません。

今年は・・・クリニックのページは昨年と大きな変化は少ないのですが、なんと田園都市ドットコムから取材をしてもらって、巻頭特集のひとつ「素朴な悩みや疑問に、ドクターが本音で答えます!」という記事に、Dr.MDr.Flickerと一緒に登場しています。

これは、5月におこなわれたのですが、実は場所がうちのクリニック。それにしても、Dr.MもDr.Flickerもちゃんとした服装でびしっとしているのに、自分はよれよれのジャケットでなんともさまにならない。さらに何も考えていなかったので、ズボンはジーパン。

今度、こういう機会があったら(?)、もうちょっとちゃんとしたかっこうをするようにしたいと思います。とりあえず、いろいろ写真を含めて脱線しまくった座談会を、手際よくまとめてもらったことには感謝です。

一家に一冊。是非書店で手に入れて、ゆっくりとご覧になってください。自分も含めて、いろいろなドクターの素顔の片鱗が見えてくるので、読み物としても大変面白いと思いますよ。

2010年7月24日土曜日

たまには夢庵

いわゆるファミレス。こどもが小さいときはよく行きました。こどもが大騒ぎしても、たいていのことは許される雰囲気がありますよね。

以前はいろいろありましたけど、盛者必衰。最近では、ずいぶんと整理され、飛ぶ鳥の勢いだったスカイラーク・グループですら、だいぶ店舗が減りました。

スカイラークは言うに及ばず、ちょっと安いガスト、中華のバーミアン、そして和食の夢庵。東名川崎ICにつながる尻手黒川通りにある夢庵は、ずいぶん前からかわらず同じ場所。

久しぶりに・・・数年ぶりに、行ってみました。でも、だいぶメニューが変わっていました。以前に比べると、ご飯としてのセットばかりになったように思います。

たぶん車の飲酒運転に対する社会的な制裁が厳しくなって、酒の肴的なメニューの需要が減ったんでしょうか。

でも、リーズナブルな値段だし、これはこれでいいのでしょうね。

2010年7月23日金曜日

茶そばサラダ

連日暑いことで・・・いつまで、言っても涼しくなるわけではないので、やめておきましょう。
でも、これだけ暑いと、患者さんの来る時間というのも朝と夕方に集中するわけです。当然の行動原理というわけで、お昼の前後はぽつんぽつんとなって比較的暇。

のはずが、今日は薬屋さんとの面談に続いて、治験薬関係の打ち合わせ、税理士さんの打ち合わせ、そして区役所の方々との打ち合わせと続いて、昼休みといえどまったく休みになりません。

いっそのこと診療時間を午前6時から10時までと午後5時から9時までとかずらしてしまうというのも・・・無理ですね。自分はいいとしても、そんなはんぱな時間に働いてくれる奇特なスタッフはいないでしょう。
まぁ、とにかく、暑いときはさっぱりしたものが食べたくなりますよね。そんなわけで、こんなのはいかがでしょうか。題して「茶そばサラダ」です。見ての通りです。説明の必要はないでしょう。
抹茶を練りこんだ風味豊かな茶そば。まわりを野菜でかためて、ヘルシーな一品にしあげました。

って、そんなたいそうなものではありません。とりあえず、健康には・・・悪いほうではないと思います。

毎日、こういう食事なら、体重も・・・

2010年7月22日木曜日

めざせ医療法人社団

今日は午後から関内にでかけました。目的はクリニックの法人化についての面接。本当に法人にしていいんですね? という最終意思確認みたいな面接でした。

医療法人社団にすると、一番大きい違いは自分も給料をもらうということです。そして、個人では一つ以上のクリニックを経営することはできませんが、法人では別のクリニックなどの複数の事業所を運営できるのです。

とは言っても、あすなろ整形外科 Part 2 をいきなり作りたいという話ではありません。今後のいろいろな展開によっては、そういうこともできる糊しろを作っておくということです。現実には、とてもとてもそんな余裕はありません。

いろいろ説明されて、「で、法人にしていいんですね?」という最終質問がきました。まぁ、税理士さんにいろいろめんどうな書類を山ほど作ってもらい、ずいぶんといろいろやってもらてますからね。いまさら、やめたなんて言うためにでかけてきたわけじゃありません。

5月に仮申請をだして、7月に意思確認。8月の始めに正式な申請をします。そして、10月の終わりか11月の初めくらいに許可がおりるということらしいです。クリニックもちょうど丸5年になる時期です。

6年目からは医療法人社団として、再出発することになります。正直言って、まだまだ1人前として胸を張る自信がありません。いつでもひよっ子のような気分で、絶えず何かに追いまくられているような気分が抜けません。

でも、法人になるということは一つの区切りであり、実質的にクリニックが成長した証明のひとつなんだと考えるようにしたいと思います。

それにしても、地下鉄ででかけていったのですが、いゃぁ~暑かったですねぇ。もう、そっちでぐったりです。ホームで地下鉄を待っているだけで、じっとり汗が出てきます。地下鉄は冷房はあまり入っていないんですね。暑いこと、暑いこと。

これだけ暑いと、体調を保つのが大変ですよね。屋内にいても冷房の効きが悪く、なかなか快適な空間がありません。とにかくこまめに水分摂取を忘れないようにしましょうね。

2010年7月21日水曜日

ホームもんじゃ

お好み焼きの原型がもんじゃ焼きだそうで、ソースなども一緒にした水の多い下地で焼くわけです。ちょっとずつ、焦がしながら食べるのがうけるのか、特に女性には好評?

うちでも、ひさしぶりにやってみました。みなさん、いろいろな味を楽しんでいると思いますが、うちの場合は・・・めんたいこ、お餅は必須。
今回は、小さく切ったジャガイモも入れてみました。

なんか、何でもOKって感じですよね。いろいろなもんじゃがありますから、それぞれのもんじゃがスタンダードになるわけです。

お好み焼きだと、一気にお腹が一杯になってしまいますが、もんじゃは「ゆっくり、ちまちま」と食べれるところがいいかもしれません。

2010年7月20日火曜日

酷暑

先週末に梅雨明けした関東地方、いきなりの猛暑を超えた酷暑で大変です。とてもじゃないけど家から外に出る気がおきません。昨日は、連休で大渋滞の中を帰ってきた人は、さぞかしきつかったでしょうね。

本日は、連休にからめてクリニックは1日だけ休みにさせていただいています。だからといって、何をするわけでもないんですけどね。今朝まではしっかり働いていたので、今日だけは骨休めのつもりです。
今日の話題は、たった一つ。それも、だから何というようなもの。

これです。湾岸君レンボーソーダラムネ。
いわゆる、フジテレビのメディアミックス戦略の一つ・・・とでも言うのでしょうか。

当然、「踊る大捜査線3」の公開にあわせての商品なんでしょう。味のほうは・・・親父が勝手に食べてみるわけにはいかないので、何ともいえません。

でも、だいたい想像はつきますよね。たぶん、誰もが思うとおりの味だと思います。

それより、冷凍庫に入っていたスーパーカップ超バニラ、やったラッキーと思ったら誰かが食べかけの途中だったことがショックでした。

2010年7月19日月曜日

クラウドコンピューティング

コンピュータ関係の技術というのはものすごい早さで動いていて、一般の自分のようなマニアでもとてもついていけるものではありません。この辺に大きなマーケットを見いだすことができれば、あっという間に高額所得者になることも夢ではありません。

もっとも、その影には方向性を見誤って失敗し、社会から墜ちていく人々もいるわけですから、諸刃の刃みたいなものかもしれません。

そんな中で、自分が最近利用しだしたのがクラウドコンピューティング。クラウドというのは雲という意味ですが、インターネットを介してあちこちにサービスを提供するシステムが雲のようにぷかぷか浮かんでいる、というところから来たネーミングのようです。

これじゃ、何をするサービスなのかよくわからない。具体的にいうと、インターネット上のサービス・サーバーに自分の使用したいデータを置いて、そこで必要な処理をしてしまうということ。

もともと、80年代のコンピュータはひとつひとつが独立して存在していました。それぞれのパソコンにソフトウェアとデータが存在していて、その箱の中だけで処理をしていたわけです。パソコン間のデータの移動はカセットテープ。その後フロッピーディスクによって、だいぶ楽には成りましたけどね。

次に90年代に入ってパソコン通信という方法で、データのみのやりとりが可能になりましたが、これは個々のパソコンを一対一で連結するためのものでした。

90年代なかばにインターネットが一般化され、コンピュータのネットワークは自由に構築できるようになったわけです。それでも、基本的にはデータの交換だけを行っているわけで、データ処理は個々のパソコンの仕事であることに変わりありません。

2006年にgoogleがクラウドコンピューティングという言葉を使い始めました。これは、googleのホームページからアカウントを取得して、ユーザーは自分のデータをgoogle側のサーバーに転送して利用するというものでした。

例えば無料のGoogle mail (Gmail)というのも、メールのデータを自分のパソコンではなくGoogle側に置くことにより、パソコンとネットワークに接続できる環境さえあれば、どこからでも、どのパソコンからでも利用できるわけです。

さらにこのサービスは拡大し、今では画像をはじめ、一般ドキュメントも転送して利用できるわけです。セキュリティという面を考えると、もちろん何でもというわけにはいきませんが、まぁ普通に使うデータの大部分は、特に問題はないと言えるでしょう。

例えば写真を撮ってブログで利用したいとすると、今まではどうしたでしょうか。まず、デジカメで撮影して、メモリーカードを取り出してパソコンに挿入したり、あるいはUSBケーブルを使ってパソコンに転送していました。

今では携帯電話のカメラが大変高機能になっていて、自分の使っているXperiaは800万画素もあり、さらに簡単な加工もXperiaの中でできてしまいます。撮影したら、ほとんど自動的にクラウド側に転送してしまいますので、いつでも簡単に利用ができるわけです。

翻訳サービスも、翻訳しているのはサーバー側の仕事で、自分のパソコンの仕事はWebの表示だけですむ。また表計算も、わざわざ高いソフトをアップデートしなくても、基本的な作業は全部サーバー側でやってくれるというのも凄いことです。

また、USBメモリーなどにデータを入れて持ち歩かなくても、クラウドを利用すればどこでも簡単に仕事ができる。USBメモリーとか、けっこう無くしやすい。個人情報の問題もあって、けっこう持ち歩くのは危険だったりしますよね。

さらに、そうやって作業をしていると、いつの間にか同じファイルがあちこちにできていて、どれが一番新しいものか探すのがけっこう面倒になってきたりします。

使用できる容量が少なめだったり、あるいは宣伝が表示されたりということがありますが、たいていのクラウドサービスでは無料アカウントが用意されています。しかし、自分位にはまったく問題はありません。

そもそもコンピュータの性能にあまり依存しないので、ハード的にもハードルが低くても十分に利用できるのも嬉しいことです。当面は、無くてはならないパソコンの利用方法となりそうです。

2010年7月18日日曜日

星の王子さま

先頃亡くなった三遊亭圓樂師匠は、若い頃自分のことを「星の王子さま」と呼んでいた。当然馬面でお世辞にも「王子」という感じではないので、まああくまでもテレビ向けの洒落だろうとは思いますが。

でもって、本当の「星の王子さま」というと、普通はアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説のタイトルのこと。1943年に出版されたというから、もう67年も前のことになるわけです。
フランス語の原題はLe Petit Princeですから、本来はそのまま翻訳すると「小さい王子」となるわけですが、1953年に初めて岩波書店から翻訳本が出版された際に、翻訳者の内藤濯氏がつけたタイトルがあまりに有名となり、今でも使われているそうです。

中学生になって英語を学び始めると、小生意気なことに英語の本に挑戦したくなるもので、自分の場合も、教科書にさわりが出ていたルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」とこの「星の王子さま」は英語本を買ったことがあります。

当然、まともに読み切れるわけもなく、ただ本棚に並べてかっこつけていただけでした。ましてや、その内容もちゃっと理解することもなく、こどもの心を無くした大人に向けての寓話という認識しかありませんでした。

2005年に岩波書店の独占的翻訳権が消失したということで、この数年いろいろな出版社からあらためて新訳などが登場することが多くなりました。

王子は他の天体からきた宇宙人。いろいろな惑星で、ヒトの愚かさを象徴するものをいろいろ見たあとに地球にやってきたわけで、「大切な物は目に見えない」ということを主人公に伝えるわけです。

あらためて読んでみると、大変生きていく上で大切なことがいくつも説かれている。こどものうちにこれをしっかりと読んで理解していれば、いろいろな局面で多いに役に立ったかもしれません。

挿絵の可愛さだけではなく、内容をしっかりと理解してこどもたちにぜひ読むように薦めることのできる本の一つであることは間違いありません。夏休みですから、感想文の宿題に選んでみてはいかがでしょうか。