さて、昨日は今の日本の自動車産業の勢力図を簡単に整理してみたわけですが、そのあたりを長い前置きとして、一番気になるのがアクアの価格について考えます。
前回のブログでは、L・S・Gという3つのグレードについて、それぞれ165万円、178万円、188万円という予想をしてみました。
ただし、前回書いたような事情を除いて、純粋にハイブリッドを搭載した1500ccのコンパクトカーということで考えると、この値段ではなかなかトヨタの思惑(月産1万台)ほど売れないのではないかと考えます。
つまり、リークされたスタッフマニュアル情報などで、もう一度よく考えてみると、燃費を上げるための軽量化が、内装を中心に極端な質の低下につながっている。それがコストダウンにまでいけば納得できるのですが、その価格ではとてもお世辞にもそうとは言えません。
ここまで、トヨタの内部リークと思われる新型ハイブリッド・コンパクトカーについての情報は、購入希望者に多大な期待を抱かせるに十分すぎました。しかし、9月末に出された話以降、早くから注目していた人にとっては、かなりがっかりする内容が続いているのです。
まずはネーミング。プリウスというブランド名が日本のみはずされ、アクアという車名という情報がでました。ハイブリッドならプリウスと考えていた人には、けっこうショック。もちろん、プリウスという名が購入のネックだった人もいるでしょうから、これはどっちもどっち。
燃費は当初言われていた44km/Lを下回り、一般客が買う気がしない最低グレードのLで40km/L(10・15モード)、SとGについては37.5km/Lで実燃費では30km/Lに届くかどうか。また170万くらいからという価格情報についても、ほぼ必須と言えるメーカーオプションをつけるとこのクラスとしてはかなり高額な190万以上になってしまうと考えられました。
同じトヨタのヴィッツが基本的なベースにあるわけですが、結局ヴィッツの標準装備レベルを維持してハイブリッド技術の導入による上乗せを20万円程度と考えるならば、140万円から180万円程度の中におさまるのが妥当と考えます。総額200万を超えるコンパクトカーなら、どう考えても売れるとは思えません。
先の予想価格では、さらに20万円程度のオプションをつけて初めてヴィッツ並という装備になることを考えると、素の状態でL・S・Gのそれぞれのグレードの価格は145万、160万、170万というくらいが適当と考えますがいかがでしょうか。
携帯電話やレーザープリンターと一緒にしてはいけませんが、本体価格よりも後々の長期継続的メンテナンスによって利益を上げていくという手法はよくあります。現に現行プリウスは、ホンダのインサイトを意識した価格設定といわれ、価格を下げすぎて車体からの利益は非常に少ないと言われています。
トヨタが最大のライバルであるホンダのフィットを潰しにかかってくるならば、今回の新しい予想価格ぐらいの設定を考えているはず。ただし、その場合は自社のヴィッツも喰ってしまうことも覚悟しての話になります。そして、このくらいの価格であれば、マツダやスズキにもかなりのダメージを与えることは必至でしょう。
トヨタが一人勝ちを避けて、各社の共存を優先するならば・・・それも企業が安全に生き残るための一つの手段だとは思いますが、最初の予想価格ぐらいになるかもしれません。
トヨタは価格発表については、かなり慎重になっているようで、10月半ばのスタッフマニュアルにもまったく価格情報は書かれていません。通常だと発売の2ヶ月前くらいに価格が判明していることが多いのですが、今のところ何も情報はありません。
11月から販売店担当者向けの説明会があるようですから、ここで提示されるようですが、なかなか発表しないのは、消費者の車の購入意欲をアクア側に引き留めておくことかしか目的として想像できません。
この時期、エコカー減税の締め切りというのが、購入車種決定に与える影響を無視できない。年末の発売という異例の時期を選んだのも、そこを意識しているはずです。早くに価格が判明すると、減税に間に合う他社に客が流れてしまう可能性がある。
つまり、トヨタの一人勝ちの方向性に絞って、フィットを本気で潰しにかかってくる・・・ある意味、さらなる発展と利益の追求という企業としては健全な考え方・・・という作戦を描いているのでないでしょうか。
何にしても、我々一般人には、とても計り知れない企業戦略の駆け引きがあるんでしょうね。タイの洪水による部品調達難からくる減産も、減税に間に合わない不可抗力理由としてプラスに利用出来ます。また、増産体制のための期間従業員不足にも・・・
とにかく、価格が公表されるのを待つしかありません。そこから、トヨタの真の戦略が見えてくることでしょう。楽しみにしていたいと思います。スタッフマニュアルに堂々と「手の届く価格」と書いてありますが、トヨタが庶民の感覚を理解しているかどうかもわかりますね。
2011年10月31日月曜日
2011年10月30日日曜日
トヨタ アクア (プリウスC) 価格予想 Part2 取り巻く環境

今年の1月から9月までの総新車登録台数は196万台。上半期は前年比の70%程度まで落ち込んでいましたが、このところ年間の総台数は300数十万台ですから、このペースで10月~12月を乗り切ると最終的には20%以内の減少にとどまる見込みです。
さて、震災による特殊な事情があるのですが、1月~9月までの内容を見てみます。
まず、メーカー別ではトヨタ 42%、日産 15%、ホンタ 14%、マツダ5%、以下スズキ、富士重工、三菱、いすゞ、ダイハツの順。やはり圧倒的な強さを見せつけているのがトヨタ自動車。震災の影響を最も受けたと言われているにもかかわらず、その後の復調はさすがと言わざるを得ません。
トヨタ自動車は自動車産業にとどまらず、日本工業界最大の企業であり、そのポジションを維持していくことは日本の経済の推進力として社内外から求められているわけです。
新車登録台数のうちバス・トラックなどが約10%ですが、軽自動車が57%で現代の日本で身近な足として圧倒的なシェアを占めています。特に今年は、震災後に失った自動車のかわりに軽自動車が求められたという事情もあるようです。
普通車のなかで、ブランド別の順位をみていくと、一位がトヨタのプリウス(α含む)で165,734台。二位はホンダのフィットで153,883台、上半期はトヨタ減産でプリウスを抜いたのですが、トヨタ増産で天下は短かった。三位はトヨタのヴィッツで100,364台。この3車種までが10万台をこえていて、この数年不動の地位にあるわけです。
トヨタは台数ランキングでBEST20までのなかに1(プリウス)、3(ヴィッツ)、5(カローラ)、8(ラクティス)、10(パッソ)、12(ヴォクシー)、14(ノア)、16(ウィッシュ)と言う具合にコンスタントに車種がはいっています。
日産は4(セレナ)、9(マーチ)、11(ノート)、17(キューブ)、18(ジューク)、20(ティーダ)の6台。比較的いろいろあるのですが、最高がセレナの63,594台で、大ヒット車種がない。安定した売り上げという見方もできますが、どうも決め手に欠けるという状況でしょうか。
各社の上位車種は、それぞれ各社の中では10~20%をしめているわけですが、問題はホンダです。ホンダはBEST20の中で見ると2(フィット)、7(フリード)、13(ステップワゴン)の3車種がはいっているのですが、それぞれがホンダ車の中で占める割合が、55.4%、17.6%、12.1%であり、ほとんどこの3車種しか売れていない。
特にフィットが占める割合が50%を越えていて、ほとんどフィットのみに依存している状況です。ホンダにとってフィットは、まさに命綱と言えるでしょう。もっとも、デミオ(6位)しかランキングに登場しないマツダの場合も状況は同じです。スズキにいたっては、ソリオ(15位)、スイフト(19位)の2車種のみでスズキの92%を占めてしまいます。
さて、そこまで状況を整理してみると、12月26日発売予定のトヨタの新車、スモールハイブリッド(車名アクアまたはプリウスC)の動向が、日本の自動車メーカーの勢力図に多大な影響を及ぼす可能性は大変に大きいということがわかります。ホンダ、マツダ、スズキなどの各社が命綱としている車種が、いずれもコンパクトカーであり、アクアへの顧客流出は会社存続の危機と考えていることでしょう。
ホンダは次々と自社のIMAシステムを搭載して、エコカーブームになんとか乗り遅れんとしていますが、一般にはトヨタのTHSシステムに比べ性能面での有意性が無いために決定打となっていません。また、シビックの海外での失敗は、よりフィットへの依存度を高めた要因の一つかもしれません。実際、トヨタを意識してだと思いますが、ここにきてフィットを10周年記念として大いに売りに出しています。
マツダはスカイアクティブ技術でガソリン車の性能向上を目指していますが、デミオの売り上げには現在まで大きな変化はありません。いずれにしても、ガソリンのみという技術は確実に近い将来限界があることなので、レギュラーにはなれず代打の域を脱しないのではないでしょうか。
実用的な電気自動車としては、三菱を抜いて日産がリーフという一つの完成型を提示していることは大きい。しかし、残念ながら、低金利キャンペーンなどをしてテレビCMも増やし宣伝に努めているものの、最近の日産の独特のデザインの嗜好、価格の問題、そして何より充電設備の少なさが消費者に二の足を踏ませている状況です。
トヨタの場合もハイブリッドシステムのTHSは、当然未熟な部分は少なくない。基本的には、発展途上のシステムと言えるわけで、年末に出る予定のプリウスPHV(Plug-in Hybrid)を経て、完全な電気自動車へと移行していく課程にあるわけです。
THSは、よりハイブリッドとしてコストパフォーマンスを上げているため、既存の車種に簡単に載せることができないことがホンダのIMAとは決定的な違い。しかし、2011年現在むこう10年間くらいまでは最良の選択と言えるでしょう。
そのような取り巻く環境を考えて、トヨタの戦略を想像しながらあらためてアクアの価格について考えてみたいと思います。(つづきは明日)
新車登録台数などのデータは、日本自動車販売協会連合会のHPより引用しました。
2011年10月29日土曜日
駆け引き
ノックの音がした。
しかし、トイレの中で、しかも用を足している最中では、手も足も出ない。「ふさがってます」と答えて、もし出たときにまだ待っていたら、何となく顔を合わせずらい。
黙っていると、またノックの音がした。
じっと息をこらえて、できるだけ人気を消すようにしてみたが、苦しくなってかえって息が上がってしまう。よーく、耳を澄ませてみると、相手の息をする音が聞こえてきた。
扉をはさんだこっちと向こう側で、奇妙な緊迫感があたりを支配している。なんとも言えない心理的な駆け引きが続き、先に動いた方が負けのような気がしてならない。
この重苦しい空気に気持ちが流されそうになったその時、扉の向こう側が先に声を出した。
「・・・そのトイレ、壊れていて水が流れませんよ」
しかし、トイレの中で、しかも用を足している最中では、手も足も出ない。「ふさがってます」と答えて、もし出たときにまだ待っていたら、何となく顔を合わせずらい。
黙っていると、またノックの音がした。
じっと息をこらえて、できるだけ人気を消すようにしてみたが、苦しくなってかえって息が上がってしまう。よーく、耳を澄ませてみると、相手の息をする音が聞こえてきた。
扉をはさんだこっちと向こう側で、奇妙な緊迫感があたりを支配している。なんとも言えない心理的な駆け引きが続き、先に動いた方が負けのような気がしてならない。
この重苦しい空気に気持ちが流されそうになったその時、扉の向こう側が先に声を出した。
「・・・そのトイレ、壊れていて水が流れませんよ」
2011年10月28日金曜日
東海道新幹線

新幹線は東京オリンピックの昭和39年に開業したわけで、超近代的なかっこいい車両はこどもの人気を瞬く間に集めていったものです。
とにかく流線型の先頭車両が大人気。光のように早い時速200キロで、大阪まで3時間10分なんてすごすぎるわけです。
初めて乗車したのは・・・たぶん、昭和45年。そう、大阪の日本万国博覧会、いわゆるEXPO '70を見に行ったときじゃないかと。たぶん、最高にはしゃいでいたのじゃないかと思います。
まあ、自分の場合は鉄道マニアではないので、××系とかいう呼び名はよくわからないので、とにかく新幹線と呼べるのは初代の車両のこと。最近、またどれが引退したとかニュースでやっていましたが、そんな新幹線あったっけ、という程度の感じ。
それぞれの世代にそれぞれの思い出のつまった新幹線が走っているわけで、それでいいじゃないですか。
あの頃、日本はまさに高度経済成長期の真っ只中だったんですよね。
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2011年10月27日木曜日
横浜市営地下鉄ブルーライン

ですから、そこから先はもうほとんど知らない世界ですし、実際まず用はないわけです。これは湘南台の住人にとっても同じようなところだと思います。横浜からあざみ野の間には、ほとんど用は無いでしょう。
あざみ野駅こそ地下にありますが、すぐに地上に出てセンター南まで高架上を走るので、あまり地下鉄という感じがしない。センター南駅から隣の仲町台の間でちょっとだけ地下に入りますが、またすぐに地上をしばらく走って新横浜の手前くらいから正真正銘の地下鉄となる。
これは、線路を設置していく上で土地の用意ができたかどうかが関係しているわけですが、大事なのは工事の予算。当然、地下を掘っていく方が、何倍もお金が必要。
田園都市線のように、もともと何にもない荒野みたいなところに初めて線路を敷くのなら、直接地面に置いていけばいいので簡単。市営地下鉄は、すでに街が出来ているところを通るので、高架にするか地下にもぐるか二者択一ということです。
ところで、ちょっと知っておいたほうがいい話があったりします。地下の岩盤が固いとトンネルを掘るのが大変ですから、工事予算も大幅に増えてしまう。こういうところは、できるだけ地上を走ったほうが工事も安く済む。
つまり見方を変えると、地下鉄が地上を走っているところは地下の岩盤が固い・・・ようするに地震に強いということです。横浜市が災害マップを作っていて、この地下鉄の走り方と予想災害の程度はほぼ一致している。
というわけで、ちょっと安心したりするわけです。
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2011年10月26日水曜日
田園都市線

もう30年くらい前の話ですが、当時は宮前平というと「どこそれ?」という感じで、実際駅前も空き地だらけでした。小田急沿線と比べると、田園都市線沿線は未開地というか発展途上国状態でした。朝、駅以外に何にもないようなところで、車を待っているのは寒々としていたものです。
田園都市線というと、昔は玉川線。今のニコタマまで言って多摩川で川を渡れず終了。緑色の可愛い路面電車だったわけです。何となく覚えてはいますが、それほど利用した記憶はない。
今の形は新玉川線となってからで、初めは地下鉄銀座線とつながる予定だったのが混雑が予想されるためにあらたに半蔵門線という平行路線を作ることになったとか。
70年代終わりになって、やつと多摩川の向こう側、神奈川県内の元祖田園都市線と連結して現在の形になったわけで、自分が宮前平で寒い寒いと思っていたのは、まだ完成してから数年しかたっていないころだったわけです。
まさか、この路線に根をすえていくことになろうと、とうじはまったく予想していませんでした。今は横浜市の北部、潮の匂いのしないヨコハマに住んで仕事をしているわけで、大変ありがたい路線ではあるのですが、とにかく朝の上り、夜の下りの混雑はすごすぎる。
東京方面の最大のベッドタウンということなんでしょうが、東急も土地の開発をした責任上、もう少し田園都市線を何とかしてもらいたいものです。
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2011年10月25日火曜日
小田急線

大学に入って、明治神宮前から地下鉄千代田線に乗って、代々木上原で小田急線に乗り換え。ぜ、ぜ、絶対に座れない。始発の新宿で満席ですからね。そこから1時間以上立っているのはけっこう辛い。
そこで、原宿駅から山手線で新宿に出て、しっかり座っていく作戦を取るようになりました。少し遠回りで、時間が余計にかかるのですが、座っていけることにはかえられません。
電車の中では、座っている人と立っている人の間では、緊迫した心理戦が繰り広げられるのです。こいつは、完全に寝る体制に入っていて、相当長距離座っているに違いない。こいつは、本を読んでいつでも降りれる体制で、格好からして町田あたりで降りそうだ。
この人、自分が成城学園で降りると思っているらしいけど、そうじゃないからしっかりと寝た振りしよう。そうそう東海大学出版の本をこれ見よがしに膝を上に置いておこう。
まぁ、いろいろ考えるわけです。帰りがまた問題。本厚木で降りて、始発の準急を狙うと確実に座ってかえれます。ただし、止まる駅がけっこう多い。
時刻表には書いていないのですが、相模大野終点の各駅停車というのがあって、これに乗るという上級作戦があります。実は、そのまま相模大野から急行新宿行きになるので、車両を変える必要がない。
どうしても、座れないときは・・・しょうがないので、立ったまま寝るという高等テクニックを使うことになるのです。小田急線は昔から、学校が多く、激コミ私鉄の代表みたいなものでした。
そこで、吊り輪を二つ確保して、両手を引っ掛ける。あとは寝るだけ。めちゃめちゃ混んでいるので、ちっとやそっとでは体制がくずれることはないのです。
そんなことをしながら、2時間近い通学時間を楽しみにかえていた、あの頃が懐かしい。
2011年10月24日月曜日
山手線

そもそも、国鉄って言っても知っている人のほうが今の日本には少ないかも。国鉄・・・って、日本国有鉄道ですから、要するに昔は国が運営していたわけで、親方日の丸の代表みたいなものでしょぅか。
運賃は10円。ただし、こども料金で、大人は30円だったかな。その頃は「やまてせん」と呼んでいたけど、あれ? いつから「やまのてせん」になったのかしら。
こども頃は電車と言えば、山手線しか知らなかったので、電車というの物は時刻表とか関係なく数分ごとに来るものだと思っていました。だから、特に時間であせる必要はありません。
それに、全部各駅停車ですから、急行だとか準急だとか気にする必要もないのです。大学への通学で小田急線を利用するようになって、発車時刻とか、急行かどうかとか、最初はずいぶんと不便なものだと思っていました。
東京都在住と言っても、23区内なのか、そして山手線内なのかというずいぶんと傲慢な分類もあったりします。もともと、山手線内はいわゆる「山の手」じゃありませんから、あまり威張れたもんじゃない。
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2011年10月23日日曜日
納車待ちが長いと・・・

震災の影響をもろにくらって、生産がまったく伸びずに、「幻の車」状態だったプリウスαですが、発売前の予約購入の方々の納車はだいたい10月までに完了しそうです。つまり、発売時点でのバックオーダー分の約3万台ということで、さすがに街中でも見かけることが多くなってきました。
2列車5人乗りについては順調に増産のペースが上がっていて、10月分の注文まではエコカー減税に間に合いそうな状態です。最近今までまったく見かけなかったテレビCMを見かけるようになったのは、さすがに注文が伸びなくなったからでしょうか。
3列車7人乗りについては、現時点でもまったく状況は不透明。10月3日時点のトヨタのアナウンスは、「今後注文された分については来年9月以降の出荷予定」というもの。ある程度安全のために余裕を持って期間を取っているのでしょうから、実際は7月~8月くらいなのかもしれません。
となると、6月中旬に注文を出している自分の場合は、遅くとも4月場合によっては2月~3月かもしれません。と、単純な話ならいいんですが、何しろ受注のペースと実際の生産台数についてはまったく情報がありません。
ネットの盛り上がりと一緒で、自分の場合も、最初はオプションをどうしようか、社外品は何を選ぼうかとか、いろいろと気持ちも盛り上がって「待つのも楽しいな」などと呑気なことを言っていました。しかし、さすがにそれにも飽きてしまい、最近はあまりどうでもよくなってきました。
それよりも、プリウスCのような新しい話題に最初からのっかって追いかけてみるほうが楽しい。これから出てくる車は、想像の世界でしかないので、あーだこーだといろいろと・・・ただし、こちらもあとは価格のみという最終局面にはています。
先日、販売用のスタッフ・マニュアルを見せてもらったという話を書きましたが、トヨタ内部の人間かあるいはマニュアルを家に持って帰れた人の仕業なのか、マニュアルのスキャン画像があっという間にネットに流出しています。
外国の車情報サイトで、大々的に画像を扱っているのにはびっくりです。これは、日本ではアクアという名前ですが、アメリカでは当初の予定通りプリウスCという名前で発売予定になっていて関心があるということの表れなんでしょうか。
何にしても、納車待ちというのはせいぜい数ヶ月、つまり2~3ヶ月くらいでないとダメですね。いくら何でも、楽しみのテンションを一方向性だけで数ヶ月以上保ち続けるのはなかなかできるもんじゃありません。
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2011年10月22日土曜日
2011年10月21日金曜日
独裁者の末路
古今東西、独裁者で幸せに天寿を全うした人はいるのでしょぅか。歴史上最初の独裁者は、ジュリアス・シーザー。皆さんご存知の通り、信頼していた部下によって暗殺されました。
近いところでは第二次世界大戦で、イタリアのムッソリーニは処刑され、ヒットラーは自害に追い込まれています。
もちろん、中には国民の信頼を得た人もいるかもしれませんが、それは例外的なケースといえます。最初は、そのカリスマ性によって誰もがついてきますが、どこかで何かが違ってくる。
中東・アフリカ諸国を席巻する民主化の波「アラブの春」は嵐となって、エジプトをはじめ多くの国に拡散しています。その規模からすれば、東西冷戦の終焉よりも大きく、また過激な結末を呈しているように思います。
リビアの「暴れん坊」と呼ばれたカダフィー大佐。主としてアメリカに対して、数々の攻撃を仕掛け、世界を敵に回しているうちはよかった。
しかし、自分の国の中に少しずつ芽生え始めた様々な疑問に対しては、うまく統制することができなかったということでしょうか。敵は外に作るものであって、懐に持つものではありません。
カダフィーが追い詰められ、かつての彼の国民によって殺害されるというニュースは、正直驚きを禁じえません。大国に暗殺されるというのならともかく、国民から否定されるとは。
どこかで、ボタンを掛け違えたのでしょうか。何年かして、歴史の教科書なる頃には、その答えも見つかっているかもしれません。
プリウスC プリウスα アクア トヨタ 納期 納車 価格 関節リウマチ
近いところでは第二次世界大戦で、イタリアのムッソリーニは処刑され、ヒットラーは自害に追い込まれています。
もちろん、中には国民の信頼を得た人もいるかもしれませんが、それは例外的なケースといえます。最初は、そのカリスマ性によって誰もがついてきますが、どこかで何かが違ってくる。
中東・アフリカ諸国を席巻する民主化の波「アラブの春」は嵐となって、エジプトをはじめ多くの国に拡散しています。その規模からすれば、東西冷戦の終焉よりも大きく、また過激な結末を呈しているように思います。
リビアの「暴れん坊」と呼ばれたカダフィー大佐。主としてアメリカに対して、数々の攻撃を仕掛け、世界を敵に回しているうちはよかった。
しかし、自分の国の中に少しずつ芽生え始めた様々な疑問に対しては、うまく統制することができなかったということでしょうか。敵は外に作るものであって、懐に持つものではありません。
カダフィーが追い詰められ、かつての彼の国民によって殺害されるというニュースは、正直驚きを禁じえません。大国に暗殺されるというのならともかく、国民から否定されるとは。
どこかで、ボタンを掛け違えたのでしょうか。何年かして、歴史の教科書なる頃には、その答えも見つかっているかもしれません。
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2011年10月20日木曜日
関節リウマチとリウマチ医
今週は、火曜日と水曜日に2日続けて関節リウマチの勉強会でした。一つは最近のトピックスを聞くクローズ名会。もう一つは、一般整形外科向けのリウマチ総論の講演会。
大変対照的な勉強会だったのですが、さすがに一般向けは内容的にほとんど聞くべきところがありません。講師の先生には大変申し訳ないのですが、ちょっとレベルをさげすぎです。
ただ、逆に確認できたことは、現代の関節リウマチ治療を考えると、やはり専門性が強くなっていますので、整形外科医でも内科医でもなかなか突っ込んだところは無理であるということでしょうか。両方の強みをうまくいかすことができる「リウマチ医」という存在が重要です。
そういう自分もリウマチ医として診療にあたれるように努力はしていますが、整形外科の立場からの出発では内科的な部分についてはどうしても弱点があることは否めません。
そこで、大事になってくるのが内科系のリウマチ医との連携です。そこに日頃近くのクリニックの先生と勉強会をやっている大きな意味があります。関節リウマチそのものは、原則として外来で診断・治療かできる病気であって、大きな病院が必要なのは入院が必要になったとき。
つまり、合併症や薬の副作用の問題が生じたとき、あるいは手術が必要なときに病院と診療所の連携が必要なのです。そして、診療所レベルでも「リウマチ科」を標榜するからには、通常の診断・治療が可能な「リウマチ医」であることが求められます。
来週も、勉強会がありますが、これは自分たちがはじめた「田園都市リウマチフォーラム」の会。この会は、そういうそれぞれの施設の長所・短所をカバーするため会で、内科の立場や整形外科の立場、あるいは病院としての立場などから、気軽に意見を交換するためのものです。
今回は、腎臓の障害の話を専門の先生に講演していただくことになっていますが、こういう知識として必須ですが、どうしても弱いところを補充していくことが大切です。ますます、勉強しないといけないことは増える一方ですね。
プリウスC プリウスα アクア トヨタ 納期 納車 価格 関節リウマチ
大変対照的な勉強会だったのですが、さすがに一般向けは内容的にほとんど聞くべきところがありません。講師の先生には大変申し訳ないのですが、ちょっとレベルをさげすぎです。
ただ、逆に確認できたことは、現代の関節リウマチ治療を考えると、やはり専門性が強くなっていますので、整形外科医でも内科医でもなかなか突っ込んだところは無理であるということでしょうか。両方の強みをうまくいかすことができる「リウマチ医」という存在が重要です。
そういう自分もリウマチ医として診療にあたれるように努力はしていますが、整形外科の立場からの出発では内科的な部分についてはどうしても弱点があることは否めません。
そこで、大事になってくるのが内科系のリウマチ医との連携です。そこに日頃近くのクリニックの先生と勉強会をやっている大きな意味があります。関節リウマチそのものは、原則として外来で診断・治療かできる病気であって、大きな病院が必要なのは入院が必要になったとき。
つまり、合併症や薬の副作用の問題が生じたとき、あるいは手術が必要なときに病院と診療所の連携が必要なのです。そして、診療所レベルでも「リウマチ科」を標榜するからには、通常の診断・治療が可能な「リウマチ医」であることが求められます。
来週も、勉強会がありますが、これは自分たちがはじめた「田園都市リウマチフォーラム」の会。この会は、そういうそれぞれの施設の長所・短所をカバーするため会で、内科の立場や整形外科の立場、あるいは病院としての立場などから、気軽に意見を交換するためのものです。
今回は、腎臓の障害の話を専門の先生に講演していただくことになっていますが、こういう知識として必須ですが、どうしても弱いところを補充していくことが大切です。ますます、勉強しないといけないことは増える一方ですね。
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2011年10月19日水曜日
ハロウィン

とはいえ、受付嬢が魔女の格好をするわけにもいかず、かぼちゃの飾り物を並べているだけですけどね。一番大きいのは、お菓子が入っていて、小さいお子さんや・・・希望される方なら誰でもお菓子を差し上げています。
自分としては、あまりハロウィンで楽しんだ記憶もなく、西洋のお祭りを日本でやらんでもいいんじゃないですか、と思っています。
でも、あまり堅いことを言わずに、きっかけは何でもいいので、なんとなく楽しくなれればよしとしましょう。クリスマスの準備も、そろそろ始めようかなぁ・・・
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2011年10月18日火曜日
関節リウマチと超音波検査

自分も30年近く前に研修医として救急センターなどを経験した際に、使い方を勉強したものです。交通事故などで多発外傷の患者さんが運ばれてくると、レントゲンやCT検査の前にすぐ腹部エコーをチェックして、お腹の中に出血していないかを判断したりしたものです。
その後、整形外科の専門になってみると整形外科の領域ではあまりエコー検査の出番がない。肩の痛みで筋肉の断裂があるかどうかを見たりするのに利用したりしましたが、結局手術が必要そうになると関節造影検査などをあらためてすることになり、確定診断に用いられないため二度手間という印象でした。
また、筋肉の腱の断裂の診断に、特にリウマチ患者さんに起こりやすいのですが、利用出来るのですがこれはエコーをしなくても診断できるので、あえてエコー検査をする必要性がなかったりします。
エコー検査は、簡便ですぐにできて、患者さんに対する侵襲性、つまり悪い影響がほとんどないため大変優秀な検査です。しかし、大きな問題点があります。これは再現性ということで、つまり、誰がやっても、何回やっても、いつでも同じ結果が出せるかということについて難しい部分があります。
エコー検査は、検査をする上で、検査をする医師や技師の技術と器械の性能が大きく結果に影響するのです。ですから、検査で「こんな異常がありました」といわれても、それをどこでも再確認できるかというそうでもない。
ところが、時代は確実に進歩しており、器械の性能も格段の進歩をしました。より精度の高い画像が得られるようになり、また記録の面でもより簡便に結果の画像をのこすことが可能になっています。特に機能面では、単に深部の状態を絵として確認するだけから、血流の状態などを確認する定性的な検査もできるようになっています。
さて、そこで再び整形外科でもエコー検査に対する需要が出てきたというわけです。つまり関節リウマチの診断に使用するという流れがだいぶ本格化してきました。これは日本では横浜市立大学がかなりがんばっているところ。
早期診断の重要性が言われるようになって、レントゲンで変化が出るより前に初期の変化をキャッチする方法としてクローズアップされるようになってきました。ちょうど2年前に、関節リウマチでのエコー検査の有用性をクローズな会で勉強してから、機会があるこどに何度か講演を聴いて、開業医であっても専門性を維持して行くには必要であると考えていました。
自分の中でもある程度イメージができてきたので、最近は女子医の先生にアドバイスをもらったり、自分でも機種の選定を始めていたのですが、とにかく悩ましいのは検査器械の値段です。
何しろ、関節周囲の微少な血流をキャッチするためパワードップラーというけっこう高機能が使える機種でないと意味がりません。そうなるといいものは定価で数千万円なんてことになってしまう。ただし、この手の定価というのはあって無いようなもので、実際はその半額以下だったりするのですが、それでも数百万円以上もするものを、一介の開業医がおいそれと購入するわけにはいきません。
新品、無理なら中古も含めて、今は機種選定を行っているところですが、何とか年内には結論を出して、来年からはより早期のリウマチ診断や、あるいは整形外科領域のいろいろな問題の検査として活用していけるようにしたいと思います。
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