2009年9月30日水曜日

リウマチとエコー

今夜はリウマチの勉強。またか、と思うかもしれませんが、本当に進歩の早い病気なので、最新の知識を取り込む努力は惜しむわけにはいきません。

今夜のテーマは「リウマチでのエコーの検査」です。エコーは超音波、ecoではありませんよ。研修医の時は、よくお腹の痛い人の超音波なども果敢にやって、出血などの有無を調べていました。

整形外科専門になってからも、肩の筋肉の断裂などでいろいろやってみたこともあります。エコーの検査というのは、やっているひとしかわからないという部分があって、再現性ということで問題があると思っていました。

それは今でもそうですし、技術的な慣れという物が必要な検査であることは変わりないようです。しかし、パワー・ドップラーという方法は、けっこう定量的な状態の客観的評価に役立つと言うことをあらためて知ることができました。

講師の先生は諸事情により名前は出しませんが、某大学の准教授の先生。医者の主観に頼ることが多いリウマチ診療の中で、エコーは簡便に状態を把握することができるので、けっこう捨てがたいというとがわかりました。

早期の診断に対する補助、薬がきいているかのの判定、あるいは薬を止めるたるめ評価として大変勝れているのです。もちろん万能ではありませんが。

ただし、機械が高いので、開業医はおいそれと手が出ません。泣くしかありませんよ100万円くらいなら考えなくないのですが、たいてい500~700万円くらいするようなのて無理かなぁ・・・