2009年9月9日水曜日

終焉

今回の選挙で確信したこと。

やっぱり、自由民主党は終わったということ。

良きにつけ悪しきにつけ、日本の戦後を作った政治団体であり、その功罪はどこかでいつか歴史になるのは間違いない。

今回、小選挙区で多くの大物議員がNOを突きつけられ、「落選」したはずなのに、ほとんどが比例で復活。どの面下げてもう一度バッチをつけるのでしょうか。復活当選の方は、バッチの色を変えるべきです。

一番問題だと思うのは、そういう大物が生き残るために、これからの担う若手の多くが当選できなかったということ。若手がいない、大物だけが威張っているこれからの自民党に未来が期待できるわけがない。

首相指名をどうするかなんて、どうでもいいことでしょう。どう投票したって結果は同じ。そういう古い形式にこだわった建前論ばかりが先行していくのが、やはり自民党なんでしょうかね。

三角大福といわれた時代に、自民党はひとつでしたが党内抗争によって事実上は二大政党、いや四大政党となっていたわけです。ところが、それが派閥という形として残り、建前だけは挙党一致体制として一党独裁形式を維持するようになってしまいました。

そこにはもはや、競争はなく、自分たちの利権の上にあぐらをかいた政治家だけがのこっているわけです。ろくすっぽまともに首相の責務を果たさなかったのに、いっぱしのご意見番としてしゃしゃり出る。

次から次へと途中で投げ出す首相。まるで野党のように、相手をかなり低いレベルで避難だけしていた執行部。郵政造反組で、手のひらを返したように戻った議員。

小泉改革と呼んで、既成のシステムを壊すだけ壊したまではいいですが、じゃあその後は・・・やはり放り出し。一仕事したみたいな満足感を漂わせているものの、結局しだいに元に戻され、あれは何だったのという感じ。

もっとも、「自民党をぶっつぶす」といったことだけは実現しました。もはや、中身のない自民党は国民から見放されたわけです。自民党を立て直すのではなく、志ある政治家は自民党を捨てる勇気がほしい。