2008年4月30日水曜日

スパゲッティ三昧 その2

去年の10月のスパゲッティいろいろの話題から半年。その間にも色々食べては来ましたが、今回はちょっと和風で攻めてみたのです。

中央は当たり前のミートソース。そして一番右。我が家の定番、ペペロンチーノ。その上、和風#1なめたけとベーコンで塩こしょうで味付けして、水菜を生のまままぜたもの。★★という感じです。

続いて、その左は、和風#2たらこスパゲッティですが、今回はとびこをまぜてみました。とびこのプチプチした食感が大変あっています。

そして一番左が、本日の一押し。和風#3あさりとしめじのスパゲッティ大葉そえでございます。アップでご覧ください。★★★★くらいでしょうか。大好評でした。ニンニクをオリーブオイルで炒めて、アサリとしめじをいれます。コンソメの素と醤油を大さじ一杯いれてなじませたら、パスタを投入して、千切りにした大葉をとばーっと乗せて出来上がり。

是非、お試しを。

筍ご飯弁当

昨夜は大皿いっぱいの筍煮、残ったのを細かく切って鶏肉を追加して、今日の弁当は筍ご飯弁当。この1週間の内に3回目です。

隣にもお裾分けしたりして、せっせと食べてきた筍もあと、チンジャオ用に細切りにした分を残すのみとなりました。さすがに、続けて食べる気力が無いので、冷凍しておきます。

目一杯季節の食材を腹一杯食べ尽くすのは大変です。

2008年4月29日火曜日

内科小児科 宗定医院

昭和34年に渋谷区南青山、青山通りを挟んで青山学院大学の正門のはす向かいにそういう名前の診療所がありました。当時は青葉町と言っていたと思います。借家で、大家さんは隣の家の方だったと思います。確か平屋だったのではないでしょうか。

青山通りには都電が走っていた頃です。渋谷川という「どぶ川」が渋谷駅の近くに流れていて(今は、上をふさいで遊歩道と称しています)、駅のところには東横デパートがあり、なぜかロープウェイがありました。デパートの屋上は遊園地、いろいろな乗り物があって楽しく過ごせます。お腹がすいたら、屋上の1階下には大食堂があり、ここでお子様ランチを食べるのです。

確かその頃は少年マガジンが50円くらいで、厚さは1cm以下でした。「黒い秘密兵器」「サブマリン707」「伊賀の忍者影丸」などが人気だったように思います。そして、少年月刊誌といえば、鉄人28号と鉄腕アトムを擁した「少年」の一人勝ちでした。「冒険王」とか「ぼくら」なんていうのもありました。

5大付録付きなんていうのが、必ず毎月ついていて、探偵セットとか忍者セット、人気キャラのペーパークラフトなどが楽しくてしょうがない。話がどんどん三丁目の夕日状態ですが、宗定医院に戻りましょう。

九州から出てきた若い医者が院長です。まだ34才。なんで、いきなり東京に出てきたんでしょうかね。院長の未亡人によると、どうもこどもの教育のためらしい。そりゃ、こどもとしては責任重大ですね。それから数年して、東京オリンピックの年に、そこから原宿側に数百メートルほど離れた場所に家を買いました。表参道まですぐの場所です。

その頃は、参道ですから静かなもんです。明治通りとの交差点付近に多少はビルがありましたが、平屋か2階建てくらいのお店が数えるくらいしかありません。GAPのところはセントラル・アパート、ロッテリアのところの八角ビルの前は八角館という2階建ての焼き肉屋さんでした。その隣は自転車屋さん、その隣は薬屋さん、その隣は・・・駄菓子屋さんもあって、やさしいおばあさんが店番をしていました。

平屋建ての宗定医院は、たぶん順調だったんでしょう。数年後には、建て直しをしました。とはいえ、診療を休むわけにはいかないので、家の半分を壊して、半分作って、出来上がったらそっちで診療を行いながら、残りを立て直すというかなり強引な方法だったと思います。

院長の両親は杉並区の高井戸に住んでいましたが、父親の具合が悪くなってきたようで、立て直してから両親を呼び寄せて同居しました。でも、数年後に父親が亡くなり、さらに数年後に母親も亡くなりました。二人とも、自宅で自分で看取ったのです。まぁ、医者だからできたようなもので、今では考えられませんよね。

母親の時は、倒れてから長かったので、家族、特に院長夫人は看病で相当大変だったようです。院長は自分が死ぬときは、少しだけ家族に看病させてからすぐに死ぬのがいいと言っていました。

それからは、多少息子が大学浪人をしたりはしましたが、渋谷区の医師会でも理事をやったりして、それなりにいい仕事をしたみたいです。ただ、自宅で診療所をやっているので、ずっと家にいるのと息がつまってしまうのか、夜になるといつもいなくなってしまいました。遅くに寿司折りや焼き鳥をぶら下げて帰ってくることが度々ありました。

幸い息子が医者になれたのですが、その息子は整形外科をやりたいと言い出します。院長はたぶん診療所を継いでくれることを期待していたでしょう。でも、その頃になると原宿はどんどん若者の街として栄え、住民はどんどんいなくなっていたのです。いくら継ぎたくても患者さんがいなくてはしょうがないので、院長は好きにして良いよと言っていました。

息子は整形外科医としてキャリアを積み、病院の医長なんかもやって医者らしくなった頃に、院長は倒れました。手足がうまく効かないようで、明らかに脳血管障害でした。でも自分で何とかすると言って聞きません。1週間位して、いよいよ自分でトイレにいけなくなり、院長夫人から息子にSOSが来ました。

息子は夜中に自分の大学の病院へ院長を運びました。CT検査で脳幹部硬塞というもっとも重篤な状態で、心不全も併発していたのでした。そして数日後に息を引き取りました。しっかり家族に看病をさせて、家族が疲れる前にさっと幕を引いてしまったのです。なかなか、いい人生だったのではないかと思います。

宗定医院は40年くらいの歴史を刻んで閉院しましたが、ちょっと名前は変わっているかもしれませんが、横浜のどこかで息子が心を引き継いでいるはずです。

2008年4月28日月曜日

GOLDEN WEEK

知らない間に「みどりの日」が「昭和の日」になっていた。い、い、いつから変わったの? えっ、去年から・・・知らなかった。じゃあ、大正の日とか明治の日は作らなくていいの? そんなことを言っていたらきりがない。

そんなに休日ばかり整備してどうするのだろう。休みが増えると、あちこちでお金を使う人が増えて経済効果があると言われたのはバブルの時の話です。

だいたい5月4日が休日となったのはいつからだっけ。飛び石連休という味のある言葉が死語になっちゃったですね。

医療機関での仕事をしていると、9連休とか10連休とか11連休なんていうのは夢のまた夢。休めば休むほど自分の首を絞めることになる。仕事が貯まるばかりだし、患者さんからも怒られる。

だいたい開業してみると休めば休むほど患者さんが減るわけで、休んだら終わりだぞ、という恐怖が必ずどこかに潜んでいるのです。思い切って、どばーっと休みたいという気持ちも無いわけではありませんが、休み明けには患者さんはまったく来ないのでないかと。

整形外科は、予約制だけでやっていけるような科とは違い、ケガなどの飛び込みの患者さんでもっているようなものですからなおさらのことです。

休むくらいなら、カレンダーの文字を黒く塗り直したい気分の休日前日なのでした。

2008年4月27日日曜日

Wilhelm Kempff / Beethoven Piano Sonatas

小さい頃にちょっとだけピアノをやったことがありますが、ほとんど自分で弾けるわけではなく、純粋に音楽ファンとして聴いて楽しむためのピアノ。さらに、クリニックのBGMに使えれば一石二鳥。

もともとは開業して間もなくGlenn Gouldの演奏するGoldberg Variation (J.S.Bach)との出会いから始まったわけです。おや、クラシックはやはりしっかり聴いてみたいと思わせてくれました。それまでも、まったく聴かないわけではなかったのですが、クラシックのCDを買うなんて言うのは年に1回か2回くらいでした。

もともと交響曲は好きではなく、オーケストラ作品よりも室内楽や器楽曲が好みでしたので、Gouldのピアノから始まったクラシック漁りもそのあたりが中心。たまたま手に入れた、アシュケナージとアラウのピアノ・ソナタで、ベートーヴェンが交響曲だけの人ではないとあらためて知らされたわけです(遅すぎ)。そうなると、ソナタ全集をいつかは手に入れたいと思うのは誰もが通る道のようで、いつものHMVでもしばしば検索して検討に検討を重ねるようになりました。

でも、ベートーヴェンのピアノ・ソナタは高いんですよね。できるだけ値段が安くて枚数の多いセット物を中心に、いろいろ買っていたのですが、ベートーヴェンのピアノ・ソナタとなると5000円以下はちょっと無い。もちろん、レコードの時代に比べれば、ずいぶんと安くはなったわけですが、何となく躊躇していたわけです。

他のピアノ曲をいろいろ購入しているうちに、こんなピアニストがいるんだ、こんな演奏もあるのか、などといろいろわかったつもりになってくると、とにかくこれだけは名もない安い全集だけは避けたいと思うようになってきました。でもって、いろいろ検討した結果、ついに購入決定したのがこれ。Wilhelm Kempff の全集です。

理由? 戦前のシュナーベルさんや、バックハウスさんとか、いろいろ定番はあるようですが、ケンプさんもだいたいネットのどこで見ても褒めてあります。それとHMVのuser reviewというのが、けっこう参考になるんですよね。個人個人で好き嫌いがありますので、賛否はあまり気にせず多くのreviewがついていることがポイントです。 ギレリスとどっちにするかかなり迷いましたが、ギレリスは残念ながら全集が完成していないんですね。

他に北欧の女流ピアニストのものが1700円くらいと超格安で出ていますが、やはりちょっと無名過ぎ。バックハウスは2回全集を作っていて、古い方が評判がいいようですが、モノラルなんです。昔から聞いていて買い直すわけではないので、やはり音のいいもの。できれば70年代以降のステレオ録音というのも大事な条件なんです。ケンプは古い全集はHMVでは入手不能。この新しい方の録音は60年代ですがステレオ。

大好きなグールドもかなりの録音を残しているのですが、やはりベートーヴェンとなると演奏は異端の部類に入ってしまうんですよね。さすがに、いろいろ何セットも購入して聞き比べるというところまではいかないので、どれか一つということでこれに決めました。

値段は国内版だと9枚組で16,514円ですが、輸入物ならなんと6,923円という半額以下で購入できました。というわけで、まだ手元には届いていないのですが、ついに買っちゃったという勢いで、文を書いてしまいました。在庫ありなんで数日中に届くはず、連休中は「当直しながら」ベートーヴェンのピアノ・ソナタをじっくり聴くことにします。

Let's 医師会 4月

ここで医師会のタイトルで毎月書くことが恒例化してしまいました。というのは、自分の記録ということもあるのですが、主な目的は医師会がどんな仕事をしているかを、このブログを読んで下さる一般の方に知ってもらいたいということです。

最近の医療関係のニュースでは勤務医の問題に焦点が置かれ、開業医についてはほとんど忘れられているような状況があります。自分も、これまでにもブログに書いてきたように、十分に勤務医をこなしてきたと自負しているわけで、開業医になって初めて両方の立場というものがわかってきました。

もちろん医師会は、勤務医の方も参加していますが、医師会活動に参加している、つまり実際の医師会の大きな仕事である地域医療を行っているのは、ほぼ開業医のみといっても怒られないと思います。つまり、勤務医が医師会に参加している目的は、病院と診療所の連携(病診連携)の強化が最大の目的だからです。ですから、そういう意味で勤務医の方を批判するつもりはありません。

医師会という団体は公共性の高い任意団体であり、昔の「政治圧力団体」というイメージは現在ほとんどありません。実際に医療の現場にいる立場からは、もう少し強さを求めたい気持ちはありますが、現状では公共性という点があまりに忘れられているのではないかと考えています。

住民の方はほとんど意識していないかもしれませんが、自治体レベルの健康事業の大半を請け負っているのは医師会であり、もしも医師会がなければ、行政が直接使える医療現場は保健所だけになってしまい大変なことになっていると思います。

開業して間もない、整形外科の自分でさえ、予防接種、防災訓練、地域ケアプラザなどへの協力をしています。都筑区の災害時医療についても来月から区役所との会議を行い、本当に効果的な活動ができるように相談をしていくことになっています。

さらに内科・小児科系の先生はさらに夜間・休日診療所での診療も行います。住民の方の健康の底辺を支えている力になるために、各自が時には自分のクリニックの仕事を犠牲にしてがんばっているということを、是非知っていただきたいと思うわけです。

ここからは、医師会に入っていない開業医の先生へのメッセージ。だから、雑用が増える医師会には入りたくないと思っているのでしょうけれど、これらの活動がめぐりめぐって自分に返ってくるんです。それに、今回の診療報酬改定のように、ぐちゃぐちゃの新制度が加わったりして混乱を極めているような時は、医師会に入っていることでどれだけ助かるか。様々な情報の交通整理と、いろいろなことの代行もしてくれます。さぁ、Let's 医師会!!

・・・今回は医師会の宣伝でした(^^;)

2008年4月26日土曜日

光陰矢の如しとはいうけれど

実際、月日がたつのははやいもんです。うちのクリニックが開業したのは2005年12月、下の写真は2005年の夏に開業が決まってパンフレット用にクリニックの部屋からセンター南駅前のバスロータリーを写したパノラマです。上はつい数日前に同じようにして撮った写真。その間3年弱。

あっという間・・・でもありません。いろいろありました。まだまだいろいろあります。クリニックの窓から見えていた正面の土手になっていたところには、どちらもビルが建ちました。右はオズマーク、左はあうね。そして、最後の空き地、センター南最大のポイントと思われる駅に隣接するところも建築計画が本決まり。

数年後の写真では、駅舎も隠れてしまうことになります。そもそも、この場所に決めた最大の理由がこの景観でした。とにかく広々とした気持ちのいい景色が最大の魅力だったのです。ビルが建って多少は迫ってくるところは否定できませんが、バスロータリーがある限りは十分にゆったりとした空間は確保され続けるはずです。

2008年4月25日金曜日

うちの筍ご飯

しょせん、筍ご飯ですから。そんなに味が変わるわけでも無いのですが、もしかしたらこんな作り方はあまりやる人はいないかもしれないと思うんですが。

さとちんさんのブログでも連日筍ご飯と紹介されていましたが、うちはこれが二日目。残りの筍を使い切るには、たぶん1週間くらい続きそうです。

というわけで、どうやって作っているかというと、ご飯は普通に炊いています。筍を細かく切って、鶏のもも肉もなるべく小さく刻みます。別鍋でだしの素と醤油と砂糖を入れて、汁少なめの濃いめの味で煮ます。15分くらい煮たら、ご飯のジャーにじゃーっと入れます。よーく混ぜたらできあがり。

こうすると、筍によーく味がしみていて旨い、と我が家では考えられているのです。どうですか?

ニッポン人弁当

塩鮭。
竹の子煮。
牛蒡と人参のきんぴら。
ほうれん草。
柴漬け。

あとは味噌汁があれば、あー、ニッポン人だなぁ、としみじみと実感する弁当です。時節柄、しばらく竹の子料理が続きます。朝から1時間もかかっちゃったぞ!!

2008年4月24日木曜日

徒然草

今日は週末にオープンのあうね港北をネタにするつもりで写真を撮っていたのですが、あざみ野棒屋先生に先を越されてしまいました。うーん、困った。ショックでネタを思いつきません。

センター南医療ヴィレッジで木曜日に診療を行っているのは今年からうちだけになってしまいました。これって、けっこう寂しいもんがあります。

それにしてもなんでクリニックは木曜日休みが多いのでしょう。もともと週の真ん中で患者さんが少ないので休みにする診療所が多かったのでしょうか。それで、木曜日に医師会の行事が多くなったり、いろいろな勉強会や懇親会などが企画されるようになって、さらに木曜日に診療がしずらくなったのかもしれません。

自分の場合は、午前中だけクリニックを開いていますが、午後は休んでいるわけではありません。横浜新緑総合病院の外来、大学の外来、そしてそれぞれの病院で手術、あるいは引き受けている講演会などで、休みのことはまったく無いといっていい状態です。

先週は手の腱が4本切れたリウマチ患者さんの手術を女子医大で行いました。今日は横浜新緑病院で同じく腱が3本切れた方の手術をしてきました。

外科系の医者にとって手術というのは、ある意味もっとも存在価値がある部分ですから、開業してしまうとほとんどの場合外来だけになってしまうということが、もっとも心配な部分なのではないでしょうか。自分も最初は開業して、手術は終わりと思っていました。

しかし、実際にはコンスタントに手術を続けていますし、クリニックでも腱鞘炎(ばね指)や手根管症候群(手のしびれ)、リウマチの方の指の滑膜切除、あるいは小さな腫瘍切除といった局所麻酔で10分間程度で終わる手術をしています。開業してはじめの頃は他へ紹介していたのですが、結局自分の説明と他の先生の説明が必ずしも同じとはかぎらず、まどろっこしいので自分でやった方が早いと考えたのです。

というわけで、今日はネタを思いつかないまま徒然なるがままに書いてしまいました。明日は天気も回復ということなので、がんばるぞ!!

2008年4月23日水曜日

リウマチ気質

関節リウマチの患者さんは、「リウマチ気質」という特殊な性格を持っているというようなことがよく言われます。いわゆる粘着気質のパワーアップ版みたいなもので、細かいことにうるさくて、次から次へと質問をしてきてやっかいというような意味が込められているように思います。

自分も以前は、そういうイメージをもっていたことは否定しません。しかし、リウマチセンターというところで勉強してみて、こういう考え方が大きな過ちであることに気がつきました。

つまり、患者さんが「リウマチ気質」になるのは医者の知識と経験の不足が原因なのだとわかったのです。しかも、関節リウマチという病気に特別なものではなく、どんな病気でも共通の話なのです。どんな病気でも、患者さんは自分はどうなるのか不安になります。治るのか? 治らないのか? 誰だって知りたいことです。

医者の仕事は病気の治療ですが、その前にそういう患者さんの不安を取り除くことが大きな仕事であるはずです。ところが、知識がなければ、患者さんに十分な説明をすることはできません。かりに知識があっても経験がないと、それを自信をもって伝えることが出来ません。

患者さんの不安を解消できなければ、患者さんはよりたくさんの不安を抱えて医者に多くの質問をしてくるのです。特に関節リウマチでは、場合によっては副作用で死ぬかもしれないような薬を飲むように言われるわけですから、なおさらです。薬を飲むことによって得られる利益と、失うかもしれない不利益を十分に理解していることが必要なのです。

実際に、その結果を勉強することは通常の外来では数も足りなければ、時間も足りません。リウマチセンターで、ほとんどすべての患者さんがリウマチであるという環境は、それらを勉強する環境としてはこれ以上の物はありません。

ですから、「リウマチ気質」というものはないと断言します。患者さんにしっかりと説明し理解してもらえれば、みんな「普通」の患者さんであることに変わりありません。いろいろな報道があってもぶれることなく、これからも信念を持って患者さんとの関係を作っていきたいと思うのでした。

2008年4月22日火曜日

あすなろ水族館

クリニックの受付でかわいがっているメダカ2匹。卵をうみました。

写真だとよくわからないのですが、半透明の卵が数個。ちゃんと孵化するかどうか楽しみです。

受付スタッフは力が入っているので、楽しみ。楽しみ。

あわてないリウマチ治療

今、リウマチ学会というのをやっているんですよね。札幌ですよ。遠いです。日・月・火・水とやるんです。とても貧乏クリニックの院長は、クリニックを休みにしてでかけるわけにはいきません。ゴールデンウィークが近いので、あそこやってんの? と言われてしまいます。

こういうところは大学の勤務医の方が都合がよかったところです。幸い、リウマチ学会についてはネットでもかなりの速報が見れますので、何とか行ったつもりで勉強できます。ですから、大学の非常勤はやめられません。こういう新しいことに不利なところを補うのに大変好都合です。

今回の学会では、昨年12月のエンブレル副作用死亡ニュースの後始末的な話題が早くもニュースになっています。またまた新聞社によって表現はまちまち。いったい、メディアはどこに客観性を持っているのか、疑問を感じるわけです。

でも、少なくとも自分のクリニックでこの薬を使用している方々については、十分にお話ししているつもりです。あわてず、騒がず、どっしりいきましょう。

それはそうと、エンブレルの安全性について報告した針谷(はりがい)先生は東京医科歯科大学教授で、女子医科大学膠原病リウマチ痛風センターでの先輩です。大変素晴らしい先生で、患者さんに対しての態度も大変見習うべきところがあります。もちろん研究も熱心で、だから他の大学で出世っているのですが、こういう患者さんに本当に向き合った先生方がどんどん医療を引っ張っていただけると、自分たちのような開業医もありがたいと思うのです。

2008年4月21日月曜日

でぶゴミ

クリニックのあるビルの事業所ゴミ置き場。一番奥のパツンパツンのがうちのです。まわりを少し固めの紙箱などを開いた物で囲っておいて、ゴミを詰められるだけ詰めていきます。さらに、全体重を乗せて踏みつぶすのです。最後に何とかガムテープを一枚とめれればOK。完成です。けっこう力がいりますよ。これをゴミ置き場に並べると、何となく満足感にひたるのでした。