2011年11月30日水曜日

コマーシャル


「なんであのライブ、最初から録画されてないの? お父さん!!」ってコマーシャルが最近やってますよね。

・・・はっきり言って、これむかつく。そんなに見たけりゃ、自分で録画のセットすりゃいいじゃん。今時、超簡単に番組の予約ができるというのが、各社の自慢。お父さんのせいにするなんてふざけている。

お父さんは、他にもいろいろやることがあるの。どうしても見たいなら、自分でやんなさい、と思うのはいけないことでしょぅか。

まぁ、うちではテレビの録画は各人が勝手にやっていて、録画してまで見たいテレビ番組などない父親としては、機械をほとんどいじったことがありません。

「・・・これができるのはiPhoneです」みたいなコマーシャルもむかつく。カメラ機能なんて、ついこの前まで最低に近いものしかなかったのはiPhoneだけ。他のスマートホンのほうが、はるかに高機能で、いろいろなカメラ関連のソフトがあるのです。

クラウドを使った便利機能の説明も、別に今更という感じでしょう。なんだ、今頃対応したのかと言いたいようなところですか、アップルももう少し謙虚なコマーシャルをできないのでしょぅか。

スマートホン市場も中国におされ、あせっているんでしょぅか。韓国のサムスンが出したギャラクシーのコマーシャルは、以前のアップルみたいですよね。イメージ戦略を中心にスマートさを前面にだしている。

とぶつくさ言ってもしょぅがない、それぞれが商品の本質をよく出しているということなんでしょうね。
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2011年11月29日火曜日

開けない勇気

昨日、たまたまテレビを見ていたら・・・お寿司屋さんが、その日の予約の入っているお得意客に電話をしているところが映っていました。

「今日は、しけでいいネタが手に入らなかったので、店は休みです。」

つまり、客に出せるだけの魚がない。だから、店は休み。まぁ、普通は冷凍したネタとか用意してあって、それなりにこなすところでしょう。

「店を開けないというのは、けっこう大変。だけど、いいネタがないのに店を開けるのも大変」

なるほど、店を開ける勇気と開けない勇気と言うのがあるんですね。開けないと、あの店はいきなり閉まっていることがあるということで、客がつきにくいかもしれません。開けていても、出された寿司の味にばらつきがあると、客は二度とこないこともある。

実際のところ、どっちがいいのかなかなか正解はないですね。物の見方はいろいろですから、人によって評価は正反対になることは珍しくありません。

必ずいいものだけを提供するという職人としての信念をよしとするか、どんなものでも一定の水準で出せるのがプロと考えるか。まぁ、いいものをいつでも用意して休まず営業しているのが理想ということですけどね。

少なくともクリニックでは、開けない勇気というのはあまり関係ありません。自分の体調がちょっと悪いからと言って、今日は休みというわけにはいかない。もっとも、今にも死にそうな顔をした医者が出てきたんじゃ、患者さんも嫌でしょうけど。

患者さんに、去り際に「お大事に」といわれるのは医者としては屈辱的です。医者であるからには、自分の健康管理は最も大事・・・とは、思っても、なかなか「医者の不養生」は直せない。

医者になってから25年以上過ぎましたが、少なくとも病気で休んだことはありませんよ。開業医になってから、クリニックを閉めたことは・・・虫歯がひどくて夕方5時でギブアップが最も最悪の話。それ以外は、この前の震災で午後は休診にしたのと、停電のため夕方で閉めたということくらいでしょうか。

いつでも、予定通り開いているクリニックを目指して、これからも体調を崩さないように・・・年をとるほど気をつけないといけませんね。

2011年11月28日月曜日

紅葉いまいち

今年は・・・どうも紅葉が中途半端。

近所の街路樹の銀杏も、一部は緑、一部は黄色。すべてがきれいな色付きがないうちに、すでに散り始めています。

夏が長かった? 秋が短かった? いや、むしろ秋が長かったから?

いえいえ、冬がなかなか来ないだけ。そうともいえず、とんとこういうことにはうといのです。

せっかくの季節を感じるアイテムのひとつですから、この時期には美しいグラデュエーションを見たかったわけですが、今年は無理なのでしょうか。

まぁ、来年に期待しましょう。

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2011年11月27日日曜日

トヨタ アクア (プリウスC) 価格決定!!

ずーっと情報を追っかけてきたのトヨタの新型コンパクト・ハイブリッド車「アクア」の価格がついに決定したようです。今日はいつもお世話になっているディーラーに行っていろいろと話を聞いてきました。とは言っても、価格情報はほぼ間違いないようですが、最終的には12月7日に正式な発表となるようです。

今回の車の価格については、トヨタはどこまでも慎重な姿勢を崩しません。他社との関係、減税との関係、さらには自社内での関係など、あまりに多くの要素があり、トヨタとしてもギリギリまで熟考中というところでしょうか。いずれにしても、12月3日からの東京モーターショーに出展する以上、ここでの実車の展示の評判を最終チェック項目としているわけです。

さて、気になる価格ですが、消費税込みの値段は
Lグレード 169万円
Sグレード 179万円
Gグレード 185万円
ということになりました。メーカーオプションについては不明。ディーラーオプションについても不明です。

9月末に「価格は170万で調整中」という報道があったわけですが、まさにSグレードの価格が170万+消費税で179万円という設定になったということでしょうか。少なくとも、一般の消費者が購入するにはあまりに装備を削っているLグレードが170万円でなくてよかったというところでしょぅか。

一番の売れ筋と予想されるSグレードを170万円としていたところは、まぁなんとかトヨタの心を汲んであげれるギリギリのラインでした。自分の予想は、ぴったりとはいきませんでしたが、当たらずとも遠からずという結果でしょうか。

某有名な自動車評論家の方のサイトでは、Gグレードを189万円としていますが、SとGの装備の差を冷静に考えると、やはり10万円は大きすぎるかもしれません。自分も当初10万円差を予想していましたが、ステアリングがウレタンから本革巻き(+2万)、センターコンソール付加(+1.5万)、シート表皮格上げ(+1.5万)、後はいくつかのプラスチック素材のインテリアの色を変えるだけです。

今のところ購入希望者のグレードの比率は、おおよそG:S:Lは2:5:1くらいになっているようです。まぁ、そんなもんでしょう。コンパクトカーということで考えれば、全体で200万円を越すようでは、トヨタがいう「手が届く価格」という感じではありません。Sならば、減税込みでなんとか200万という設定は可能です。

今時のコンパクトカーというイメージからすると10~20万円は高めの設定。しかも、標準装備は、最近の一般的なものから10~20万円分は少なくなっている。つまり、総合的には20~40万円くらい割高感のあるの新車に対して、THSというハイブリッド・システムの付加価値をどれだけ許容できるかが購入するか否かの分かれ道になるでしょう。

いずれにしても、結局サプライズな価格にはならなかったようで、これはホンダなどのライバル車を意識するよりも、自社内のプリウスとヴィッツの中間のポジションをうまく埋めたというのが真相なのでしょうか。もしかしたら、12月7日に可能性は限りなく低いですが、最後のサプライズが用意・・・ってことはないでしょうね。

アクアについては、高めの設定だとしても購入希望者はかなり出ることでしょうから、あっという間に納車1年待ちはありうる話です。発表と同時にバックオーダーは数万台は間違いありません。

ところで12月発売の、もう一つのトヨタの目玉、PHVプリウスについては、どうもあまり予約は入っていない。まぁ、そりゃそうでしょう。まず価格が高い。330万くらいでしたっけ。しかも、減税・補助金に間に合うかというと、かなり難しいようです。さらに、充電設備などの設置・普及の問題もありますから、限られた人しか選択しようがないというところです。

そもそも、今日ディーラーに行ったのは、久しぶりにプリウスαの状況を確認したかったわけ。6月に注文してそろそろ半年。当初5月納車予定といわれ、増産体制で若干早まった感じでしたが、タイの洪水で部品調達がままならず、生産台数は激減。リチウムイオン電池の供給についても、まったく増えている雰囲気が無く・・・

で、結局今の納車ペースだと7月の生産で8月納車だと!! いゃ~、もう尋常事ではありません。ただ、トヨタのHPでは、10月はじめの時点で注文して来年9月以降の納車としていますから、実際は数ヶ月くらいは早まっていくかもしれないということで、結局1年待ちは変わらずという感じなのでしょうか。

3列車をあきらめて、2列車で今注文すれば3月ごろの納車ですから、いっそのこと・・・それより、別の車にするとかもありだったりして。臨機応変というのは自分の信条の一つですが、初志貫徹というのも人生の中で重要ですし、あ~もぉ~・・・・ふぅ・・・。

2011年11月26日土曜日

Schiff + Perenyi + Shiokawa / Schubert String Trios

ピアノ三重奏曲の楽しみは、三人の演奏者の息のあった調和の取れたアンサンブルと考えるならば常設トリオに対抗することは難しい。

しかし、それぞれの個性がぶつかり合うところと考えるならば、意外と気心の知れた名だたる独奏者が集まったスーパートリオの方が面白い。

ただし、ぶつかり合うと言っても、さすがに3人くらいまでにしておかないと、あまり大人数のセッションではわけがわからなくなってしまいます。

多くの作曲家がピアノ三重奏を作曲しているのですが、シューベルトのものもたいていのトリオのレパートリーに入ってくる重要な作品。もちろんお気に入りのHaydn Trio EisenstadtやFlorestan Trioのものも素晴らしい。

もちろん、シューベルトにはピアノ五重奏曲で「鱒」という超有名曲があるのですが、やはりトリオとクインテットはまったくの別物と言えるようです。こちらは、どちらかというと室内楽版ピアノ協奏曲とイメージでしょぅか。

そこで、今回はあえて臨時のトリオ作品をお奨めしたいと思います。アンドラーシュ・シフは言わずと知れたピアニスト。ケンプと並んで、シフのシューベルトのピアノ・ソナタ全集は大変に有名です。

塩川悠子は、もちろん日本人。世界で通用する日本人バイオリニストの数少ない一人ですが、実はシフの奥様。チェロのペレーニはハンガリー出身で、シフと同郷の先輩。最近はベートーヴェンのソナタをシフと録音していたりします。

ですから、常設トリオではないものの、この3人がそろうのはたまたまではなく、常設に近いくらいの緊密な連携が随所に満ちています。それぞれが、互いを尊重して、立てるところは立て、そして場面によってはするどく挑発しあうところはなかなか聴き応えがあります。

たいていのCDでは、トリオの第1番と第2番とノットゥルノと断片の1楽章という組み合わせで2枚組みという構成ですが、このCDの面白いのはアルペジオーネ・ソナタが入っているところ。

アルペジオーネは6弦のチェロみたいな楽器で、現存するアルペジオーネのための曲はこのシューベルとのものだけ。シューベルトの室内楽曲の中でも、美しい主旋律は一二を争うもので重要な作品です。これが入っていることで、なんか得した気分です。

2011年11月25日金曜日

Kodak C123


最近はカメラというのも、ずいぶんとお手軽になってしまいました。以前に購入したデジタル一眼は、もちろん使っているものの、さすがに重たくて普段使いには向いていません。

たいていは、携帯電話に付属のカメラで用が足りてしまう、というのもどうかとは思いますが・・・実際、携帯のカメラもバカにできません。

自分が使っているXperiaの場合は、800万画素で普通に撮影する分には困ることはありません。家族の携帯には1200万画素搭載というのもあったりして、わざわざ別にカメラを持ち歩くという必要性が感じられない。

そんなところではありますが、久しぶりに故あってカメラを一つ購入しました。もちろんコンパクトデジタル、いわゆるコンデジ。今までならSONYのCybershotを選ぶところなんですが、今回はKodakというチョイスです。

1200万画素で、今時当然のようにVGAでのムービーも録画できます。ただし、固定焦点で、光学ズーム機能はありません。つまり、まったくのバカチョンであるという点が重要。カメラとか機械の扱いが苦手でも、まったく問題がない。

デジタルズームしかありませんが、さすがに画素数が1200万あると、そのままでもあとでパソコンで処理すればある手度の倍率分は手直しができます。

メモリーは内臓で32G、そしてSDHCカード対応で最大32Gのカードが使用できます。つまり合わせて32G+32G=64Gとなると、かなり撮りまくってもメモリーが足りなくなるということはまずないでしょう。

面白いのは、なんとこのままで防水機能ありで、水深3mまでOKというもの。海の中でも撮影が出来てしまいます。後の片付けは水で丸洗いですんでしまう。砂とか誇りのような小さいゴミからも守ってくれます。

もう一つ重要なポイントが、バッテリーが単三電池であるということ。つまり持ち歩くときに、よけいな充電器のようなものがいらない。電池が足りないときは、そこらのコンビニに飛び込めば、手に入らないことはまずありません。

そんなわけで、シンプルを追求したカメラとして、これはなかなか意外と使い道が広くて面白い。価格コムで探すと、安いところで8000円弱という値段も魅力的です。

携帯では無理な機能を満載したなかなかすぐれものではないかと、優れたチョイスであったと自画自賛してしまうのでした。

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2011年11月24日木曜日

Beaux Arts Trio / Mozart Piano Trios

クラシックの室内楽というジャンルは、音楽を各家庭で楽しむという発想が根底にあるわけです。17世紀のバロック音楽以降、初めは宗教的儀式を盛り上げるためと貴族の娯楽的側面として急速に音楽は進歩・浸透していきます。

今のようにCDとかネットとかあるわけもなく、音楽を楽しむためにはどこかに出向くか、あるいは自分で演奏するしかありません。自分で楽しむためには、家にオーケストラというわけにはいきません。

となると、手頃な方法としてはピアノを中心とした数人の編成の室内楽に人気が集まると言うのは、まぁ自然の成り行きと言うことでしょう。ピアノ独奏、ビアノ・デュオ、ピアノとヴァイオリン、ピアノとチェロ、ピアノとクラリネット・・・

たぶん、家族を中心として数人のアンサンブルは、大変に楽しく幸福な一時を当時の人々に与えたのでしょう。ピアノとヴァイオリンとチェロという、和音と高音と低音といういわゆるピアノ三重奏という形式もバランスのとれた編成といえます。

天才モーツァルトは、おびただしい数の作曲をしたわけですが、当然ピアノ三重奏も6曲あります。しかし、この数は多くはないと言えるでしょう。ピアノソナタは21曲、交響曲は41番まであり、弦楽四重奏は第23番などから考えると、あまり積極的とはいえません。

おそらく、モーツァルトのパトロン、つまり作曲を依頼する側の問題なのでしょぅか。そこのあたりは、音楽学者ではない自分にはよくわかりませんが、三重奏というある意味「最小のオーケストラ」といえる編成が、かえって楽曲を際立たせるのに難しさがあったのかもしれません。

最近では、ヴァイオリンの女王ムターの盤が好演で光っていましたが、録音されたのは半分。全曲録音は、ほとんどが常設トリオのものが中心となります。

どれをとっても一定水準以上の演奏だと思いますが、やはりモーツァルト自信が力を入れなかったからなのか、それほど面白いものはありません。となると、録音の良いもの、あまり癖のない気楽に聴けるものが無難な選択ということになります。

今回はベテランのビュー・アーツ・トリオのものをオススメしておきます。もちろんお気に入りのHaydn Trio EisenstadtやFlorestan Trioのものもいいのですが、モーツァルトの三重奏はどれでもいい・・・というとファンから怒られてしまうかもしれませんね。

2011年11月23日水曜日

談志逝く

長いこと喉頭癌で闘病していた五代目立川談志が、21日に亡くなった。落語家としては75歳は、まだまだこれから円熟の話術を誇れる年だけに惜しまれます。

談志というと、五代目小さんに入門し、柳家の正当な話芸を伝承するかもしれない人材・・・だったわけです。昭和30年代の折からのテレビ・ブームにのっかり、その毒舌ぶりも相まって、落語家と言うよりも今で言う「タレント」に近い活躍をしました。

自分もこどもの頃は、談志はかつて落語をやっていたテレビの司会者という認識だったと思います。さらに政治家になって、沖縄でしくじってと、本業よりもそういう面ばかりが目立っていました。

でも、大学浪人している時に、落語にずいぶんとはまった時期があったのですが、そこで談志の落語をはじめて耳にするようになったのです。

確かに三遊亭の生真面目な噺でもないし、柳家の正当な笑いをもたらす噺でもなく、なんとも言えない「談志ワールド」があって、これはこれですごい噺家なんだと思うようになりました。

時代考証とか、些細な点は気にかけず、噺の中の一番ポイントをプラックユーモア的に抽出するところが面白く、他の落語家がただのギャグで終わるような話でも、思わずニヤリとするような斬新な演出で聴かせてくれたのです。

談志が書いた本はけっこうありますが、「現代落語家論」というのが面白い。名だたる落語家についての評論集なのですが、いいところと悪いところをはっきりと指摘していて大変参考になりました。さらに落語を聞くときの楽しみが増えたのです。今でも3冊くらいとってある。

噺のまくらで語った「平等」ということについての話は、耳に残っていて、言ってみれば自分にとって「座右の銘」の一つになっているほどです。談志に感謝を込めて、多少聞き間違いがあるかもしれませんが、そのまくらを書いてみます。

うー、平等、ってんで平等が大事だと。どこかの中ぴ連とかいう団体が騒いでる。
じゃあ、オリンピックだって、男女一緒に駆け出せ。一緒に槍を投げればいい。
そんなわけにいかないだろ。男と女なんて違うんだから。
平等ってえのはね、互いの違いを認めることなんだよ。

当時、榎本某という女性が中ぴ連という女性解放を訴えて、派手な活動をしていた頃のことです。それから30年以上経っていますが、最近も格差社会と言われ、格差の是正を求める声が世界中で上がっている。談志だったら、「互いの違いを認めた上で格差を考えないとダメだよ」と思っていたでしょうか。

何にしても、「正当」な落語家ではなかったかもしれませんが、時代をしっかりと取り込む「本物」の落語家であったことは間違いありません。

合掌

2011年11月22日火曜日

クリニックの成長

土曜日から当直バイトをはさんで今日まで、だいぶ忙しい状態が続いて疲れがだいぶたまってきました。以前と比べて、「年を取ったなぁ」と思うことしかり。

今日は休み前ですからしょうがないのですが、昼も約束があってまったく休憩が取れなかったところに、午後の最初の1時間半で50人近い患者さんが来院したので、もうてんやわんやの状態でした。

まぁ、数年前には1日に40人くらい患者さんが来て、もう一杯一杯だと思っていたものです。これでは1日に50人に増えたら、とてもやっていられないと考えていました。

ところが50人来るようになると何とかなるもので、60人はさすがに無理だというように考えるようになりました。幸い患者さんが少しずつ増えて、今は80人~100人くらいになったでしょぅか。

100人だと、さすがに息つく暇がない感じでかなりしんどい。80人だと、なんか今日は閑だったと思うわけです。さすがに、以前は一人が多かった受付は、午前中は二人体制になりました。入口と出口をさばく受付は大変です。

うちのクリニックのリハビリ室は、通常ならベッドを10個くらいは置けるくらい広めのスペースです。実際にはベッドは6個と少なく、かなりゆったりとした配置になっています。ベッドを増やせば、もっと多くの患者さんをこなせますが、そのかわりリハビリ室の担当するスタッフの数も必要になります。

しかし医者は自分一人ですから、おのずと多くの患者さんが来れば、一人にかける時間を少なくするしかありません。今くらいの状況は、自分のスタイルで診療をするぎりぎりのところかと思います。さすがに、120人でも140人でも気がつくと大丈夫というわけにはいかないでしょう。

となると、次に考えることは医者の増員。もちろん、まだまだ何年かはそこを考えるだけの余裕はないと思いますが、自分もしだいに年を取っていきますから、そのうち現実の問題として答えを出さないといけないかもしれません。
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2011年11月21日月曜日

トヨタ アクア (プリウスC) 価格予想 Part4 最終調整中

Part 1 はこちら
Part 2 はこちら
Part 3 はこちら

今年は震災の影響でトヨタ自動車のプリウスは、一時的に新車登録台数でホンダのフィットに首位を明け渡しました。しかし、プリウス・ブランドの拡大展開というグロバール戦略を進めてきた最初の成果として、5月にワゴンタイプのプリウスαを発売。

その後は増産体制をしき、何とか例年並みの水準まで戻したと思ったのも束の間、今度はタイの洪水の影響で部品調達に影響が出て、またしてもブレーキがかかってしまいました。長引く円高の影響もあり、会社としても相当難しい舵取りをせまられた一年になりそうです。

そういう意味で、この年末に向かっての時期、トヨタは来年からの業績回復・挽回、さらに拡大に向けて、重要な新車の発売に踏み切りました。

その1番手がコンパクト・ハイブリッドのアクア。もともとプリウスCとして開発されてきたもので、プリウス・ファミリーの新しい顧客をつかむ目的があります。プリウスでは狭すぎるというファミリー向けにα、そしてプリウスでは大きすぎるという女性などにはコンパクトなアクア。

またプリウスより低価格に設定することで、自動車離れといわれる若者も取り込みたい考えです。最大の武器は世界最高の燃費。JCO8モードで37km/Lは、当初噂されていた数字からするとだいぶ目減りしましたが、それでもびっくりする数字です。

さらにPHVプリウスの登場。現行プリウスよりも、電池を多く搭載し、より電気自動車に近づくことになります。イメージとしては、ほぼモーターで動ける電気自動車ですが、エンジンのアシストも付いているというところでしょうか。ここまで来ると燃費という考え方が合っているのか疑問がありますが、一応60km/L以上と言われています。

さて、ここで問題なのは新車の価格。プリウスαの時は、5月13日発売でしたが、実は正規の注文は4月1日から始まっていて、3月はじめ頃にはある程度アナウンスされていたのです。いくら実車を見ない、試乗もしないで注文するといっても、価格がわからないことにはどうしようもありません。

PHVプリウスについては、すでにだいたいの価格が公表されています。ところがアクアについては、いまだにまったくその気配もありません。12月3日からの東京モーターショーへの出展が決まっていますが、ここでも価格未定となる可能性が考えられています。

どうもこれはかなり異常な事態と言わざるを得ません。9月末にメディアにリークした話は「170万くらいで調整中」というものでした。これが3つあるどのグレードの話なのかもわかりません。実際にスタッフマニュアルが配布され、自動車雑誌にも車の概要は掲載されています。

そこからわかったことは、一番下のLグレードは商用車向けの設定で、一般の大多数の顧客が買うことは想定していないような装備であること。つまり、通常売りたいのはSかGグレード。ところが、これがほぼ丸裸状態で、今時普通に使う機能の多くがオプションになっている。

個人個人のニーズに合わせやすいと言えば聞こえはいいのですが、結局少なめに考えても20万近くのオプションが必要になるということから、購入希望を持っている人にとっては、価格がまったく出てこないと言うことはかなり苛立たせる材料になっているわけです。

2009年にメジャーチェンジで30型プリウスした際に、その価格が話題になりました。プリウスを発売する前に、ホンダがリニューアルしたインサイトをぶつけてきたのです。トヨタはホンダの挑発によって、プリウスの予定価格を引き下げて発表し、実際インサイトを潰すことに成功したのでした。

しかし、この低価格はトヨタにとっては自分の首も絞めることになりました。いくら売れても利幅が少なく、また他の車種の価格決定にも影響がでてしまうわけです。そこで、まずPHVの発売に合わせて通常のプリウスのマイナーチェンジも行われ、プリウスの価格を値上げすることになりました。これで、アクアとの価格差をはっきり出せると考えているようです。

まわりの他社の様子を見てみると、当然車の格から考えると、アクアの最大のライバルはホンダのフィットですが、マツダのデミオやダイハツのイースなどの低燃費を売りにする車も対抗する必要があります。

ホンダはここにきて、大きめのフリードなどにもホンダ独自のハイブリッドシステムを搭載してリニューアルしています。さらにハイブリッド専用車のインサイトも、今までなかった1500ccエンジン搭載車を投入してきて、アクア登場前に包囲網をしいてきているわけです。

またもやホンダの挑発を受けて立つならば150万~180万程度の低価格での販売(実質200万以内におさまる価格)の可能性がでてきますが、今のトヨタに利益抑制できるだけの体力があるでしょうか。

プリウスを値上げしたことで、αとの価格差はだいたい30万くらいになっていることも考えると、アクアの価格は170万~200万として、価格帯のバランスを取ってくるということも十分に考えられます。また、そのほうが自社の売れ筋であるヴィッツを自ら潰さないですむというメリットも出てきます。

さて、ここにきてもう一つの価格決定要素であるエコカー減税に関して変化がでてきました。もともと最終的に来年の4月で打ち切られることになっていたものですが、円高に苦しむ企業をサポートするために延長しようという動きが出てきました。企業のためというのもどうかとは思いますが、もともと二重課税していた部分ではあるので、何らかの課税方法の見直しは必要なところではあります。

エコカー減税が無くなるから、よけいに対象となるアクアの人気が高まるわけですから、減税が続くなら急がずもっといろいろ検討したいという客が増えることが予想されます。一方、多少高めの価格というイメージでも減税分が実質的な「値引き」となります。いろいろなメリット・デメリットが交錯するため、トヨタもアクアの価格決定については慎重になっているのでしょう。

しかし、いずれにしても12月26日発売としたからには、エコカー減税にひっかかる最終タイミングを考えていないわけはなく、1ヶ月前には正規の受注を開始できるようにしないと、さすがに客からのブーイングは最大規模になりイメージダウンは避けられません。

自分の考える最初の予想価格は、L 165万、S 178万、G 188万。
自分の希望する予想価格が、L 145万、S 160万、G 170万。必要なオプションでプラス10~20万、諸費用と減税でGグレードでもなんとか200万でおさまりそうな価格設定です。実際には一番売れ筋になりそうなSが、全部で200万以内という170万となるんではないかと・・・

何にしても、いくらなんでも今週中には正規の価格が販売店に通達され、こんな価格予想でいろいろあーだこーだと言うこともなくなることと思います。まぁ右往左往しているのも楽しみのではありますが、消費者的にはあっと驚くサプライズ価格を期待するのは当然ですけどね。

2011年11月20日日曜日

Haydn Trio Eisenstadt / Beethoven Piano Trios

アンサンブルというのは、元々フランス語の「一緒に」というところから、音楽では合奏のことをさすわけです。まぁ、そんなことは今更書くほどのことではありませんが、演奏する側も一緒に音楽を奏でていくのは楽しいでしょうし、聴く側も独奏と違った楽しみ方があるものです。

一人ではsolo、二人だとduo、三人はtrio、四人だとquartet。このあたりまではけっこうありますが、さらに増えてquintet、sextet、septet、octetくらいまではぽつぽつ見かけますが、それ以上になってくるとさすがにジャズならビッグバンド、クラシックならオーケストラという呼び方の方が相応しい。

クラシックではアンサンブルのユニットの楽器編成はいろいろありますが、ピアノとヴァイオリンとチェロの3つが基本になっていることが多い。特にピアノは一台でソロも伴奏も可能で、ある意味オーケストラに匹敵する働きをします。

弦楽器や木管楽器は、少なくとも2本以上揃わないと伴奏にはなりませんから、どちらかというと独奏楽器です。ですから一般的には、ピアノの伴奏と合わせてというのが合奏の基本パターン。ヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ、クラリネット・ソナタなどはいずれもピアノがついているわけで、なかには独奏楽器とピアノの駆け引きを楽しむ事ができます。

ピアノとヴァイオリンにもう一つチェロが加わると、音の広がりが格段と大きくなって違った面白さが出てくるのです。チェロが低音部を補強するため、全体に音に厚みが増してくる。独奏中心だったヴァイオリンがチェロ共に伴奏を受け持つようになり、よりピアノの活躍の場が増えてくるわけです。

ですから、クラシックの世界では弦楽四重奏団とともに常設のピアノ三重奏団というのもけっこう存在している。ボロディン・トリオ、ボザール・トリオ、スーク・トリオなどは特に有名ではないでしょうか。常設でなくても、編成が小さいので有名な独奏者同士が集まったスーパートリオもスポット的に数多く存在します。

いつものように自分は天の邪鬼で、そういう有名どころとは別に、比較的新しいグループで録音の音も上質なものに目を付けてしまいます。そこで注目しているのが、1992年結成のHaydn Trio Eisenstadtと1996年結成のFlorestan Trioの二つのグループ。

どちらも有名なスターがいるわけではありませんが、十分すぎる経験と実力を備えた奏者が揃っています。何より、常設トリオの強みは息のあった「完璧なアンサンブル」です。その分一人一人の個性は、グループの中に埋没しがちになりますが、その分音楽の完成度は素晴らしい。

ベートーヴェンのピアノ三重奏曲は11曲あり、特に第7番「大公」はこのジャンルの最も知られた曲となっています。三人の刺激し合うスリリングな演奏ならば、ケンプ+シェリング+フルニエというスーパースターの名盤がありますが、あえてこのHaydn Trio Eisenstadtのセットを推薦したい。

この全集は2007年に録音され、当然音質については問題なし。各楽器のバランスも文句の付けようがありません。何より全体を通しての統一感は、全集として聴く上で大変重要です。しっかりとしたテクニックは間違いなく、三人全体で音楽を作り上げていく共同作業で見事なアンサンブルを聴かせてくれます。

Florestan Trioのベートーヴェンも、同じように素晴らしいです、しかしHaydn Trio Eisenstadtの方が、やや攻めていく姿勢が出ているように感じ、より自分たちのレパートリーとして完成度が高いように思います。

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2011年11月19日土曜日

塩ラーメン @ ラーメン魁力屋 市ヶ尾店


都筑区の東方町、中原街道沿い、魁力屋(かいりきや)というラーメン店ができたのが2年くらい前。その向にあった古くからあった普通のラーメン店はいつのまにか撤退。業界の厳しさを物語ります。

その後、いつの間にか市が尾にも店が出来ていて、どちらかというとこっちの方が自宅にも近く寄りやすい。何度か行っていますが、このチェーン店の特徴は濃厚な鶏ガラスープと九条ネギに代表されるトッピング。

いつも醤油系ばかり食べていたので、今回は塩ラーメンにしてみました。これもなかなか旨い。普通のネギですが、多め(無料)を頼んで、香りもたっぷり。

でも、和風系魚介だしの塩ラーメンでちょっとわさびをいれて食べるのもいいんだけどなぁ~

2011年11月18日金曜日

喪中

今日、「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」という葉書をいただきました。

こういう葉書をもらうと、年末が近づいていることを実感します。来年の年賀状出すための住所録を整備しないとなぁ、と思うわけですが、実際はその作業は遅々として進みません。

結局、元旦には絶対着かないような年の瀬に年賀状を投函しておいて、平気で「××年元旦」と書いていると言うのか毎年のこと。

喪中の挨拶状は毎年必ず数枚はもらうのですが、幸いなことに(?)亡くなったのは相手の親の場合ばかりで、たいてい高齢で大往生みたいなものばかりです。若くして突然亡くなるようなケースには、まだほとんど遭遇していません。

もっとも、自分の場合も父親が死んで喪中の挨拶状を一度だけ出したことがあります。家族からすれば大往生でも、大切な親しい人を失くした悲しみは深いわけで、年だからいいやというわけにはいきません。

たいてい決まりきった印刷の挨拶状ではありますが、逆に飾り気のない文面が喪中となったことの哀しさを物語っているような気がします。

喪中の方には年賀状を出しませんし、またいただくこともないわけですから、その次の年に年賀状を出すのを忘れてしまうということがちょくちょく起こります。大変失礼なことをしているわけですから、来年はそういうことがないように、しっかりと気をつけたいと思います。

2011年11月17日木曜日

ときどき教育者

今日の午後は、新横浜でヘルパー講習会の講師。もう4年くらい続けているんでしょうか。まぁ、依頼が続く限りは是非続けたい仕事です。

医者は当然教育学部の出身ではないので、講義をするための特別のテクニックなどは元々持ち合わせていません。大学に在籍していると、「助手」という正職員になって、診療以外に教育と研究という三本柱をこなすことが義務になってきます。

最初は、ベッドサイドでの臨床実習をする学生の面倒を見るところからはじまりました。これは少人数のグループに対して、医者としての仕事を伝授する感じで、授業とは違います。

そのうち、同じようなグループに対してのクルズスという授業をするようになりました。毎週入れ替わりで実習にまわってくるグループに、臨床の空いた時間に1時間くらい決まったテーマの話をするものです。

医学部の学生に対しては、さらにチューターという方式の授業も担当しました。これは、与えられたテーマを学生が自分たちで学習して、その成果をまとめていくというもの。担当教員は学生が間違った方向へ向かわないように、全体の進行具合をコントロールするのが役目です。

講義らしい講義というのは、看護学部の学生にしたのが最初でしょうか。30人くらいの学生相手に、時間割に従って、いくつかのテーマについて授業をしていきます。でも人数が多くなってくると、学生からの反応が少なくなってくる。

それから、頼まれて理学療法士の学校に出張授業をしにいきました。これは1年間で整形外科の範囲をすべて解説していくもので、相手は医学部ではないので、話の内容は多少簡単にしないといけない。さすがにすべて一人でするのは大変なので、数人の医者で分担して行いました。

授業をするのは、どこかの予備校みたいなところで、学生も60人くらいいますので、完全に学校の「先生」状態でした。

そんなことをしているうちに、少しは講義らしい講義をする術をすこしずつ身につけたということでしょうか。時間に合わせて、なんとなくポイントをおさえた話をして、適度に(時には大目に)脱線しながら授業を進めることができるようになったというわけです。

アマチュアの自分が人に物を教えるというのはおこがましい感じがしますが、さすがに20年くらいそんなことをチョコチョコやってくると、まぁ多少は「先生」ぽいことが出来ているかなと思っています。