ごく標準的な日本のカレーライスの場合、茶碗一杯分のご飯が150gで234kcalで、カレー自体は具材によりますが平均的には400kcal前後と言われています。合計すると普通盛で600kcalちょっと、大盛だと800kcal近くになるかもしれません。
じゃあ、スパイスカレーは?
気になりますが、カレールゥを使う場合と比べると、小麦粉を使わないのでそこそこカロリーは少ないように思います。そこで、調べてみました。
まずタマネギ。だいたい1玉で62kcal。一人分は1/2玉とすると、32kcalになります。
続いてトマト。タマネギの半分くらいです。多めでも一人分(2/3玉)は100g程度で、20kcal。
ニンニクは一人分に1片5g程度で6kcal。ショウガも同じくらいの5gでせいぜい2kcal。
問題はスパイス。いろいろとレシピによって使うスパイスは異なりますが、一応どれも一人前小さじ1杯2g使うとして考えてみます。だいたい100g当たり300~500kcalとされていますので、一種類につき6~10kcalです。
基本の4種、クミン、ターメリック、コリアンダー、チリペッパーだと、24~40kcalです。鶏もも肉を皮を取り除いて、一人前100g使うと113kcalなので、チキンカレーは合計で一人前で200kcal程度と考えられます。
インド米であるバスティマライスは、米の状態では日本米よりカロリーは少な目ですが、炊き上がった状態では茶碗一杯分150gが272kcalとやや多めになります。ですから、あくまでも概算のイメージとしては、日本のカレーライスと比べるとスパイスカレーは150kcal程度少な目というとらえ方でよさそうです。
なお、バスティマライスはGI値が低い(血糖があがりにくい)ので、ダイエットには有利と言われています。また、普通サイズ(100g)のナンは262kcalなので、ライスをやめてナンで食べても同じくらいになります。
カレーライスと比べると予想通りスパイスカレーのカロリーは低めで、ダイエットに有利なことがわかりました。ただし、食べる量や使う具材にもよって大きな差がでるので、あまり過大な期待はしないほうがよさそうですね。