2025年9月14日日曜日
スマホでマイナ保険証 (ただいま準備中)
医療機関を受診する際に、保険診療を受けるために必要だった「保険証」は、新規の発行は停止されています。手元にある保険証は、基本的には最大で本年7月末までの有効となっていましたので、今の時点では効力のあるものはありません(ただし、あまりに多い例外あり)。
では、保険診療を受けるにはどうするか?
政府が推奨するのはマイナンバーカードに紐づけし、受診の際にはマイナンバーカードを「マイナ保険証」として提示する方法です。
マイナンバーカードへの紐づけは、各医療機関の受付に設置してある読み取り機で簡単に行うことができます。
マイナ保険証の有効期限は、マイナンバーカードの有効期限と同じになりますので、しっかりと更新手続きをする必要があります。
マイナンバーカードを取得していない、またはマイナ保険証として紐づけしていない場合には、行政から送付される「資格確認書」を使うことができます。従来の保険証と似ているので注意が必要ですが、今のところ最大令和9年9月30日まで(あるいは75歳誕生日前日まで)効力があります。
間違えやすいのは「資格情報通知書」というものも存在することです。これはマイナ保険証を保有している人へ送られてくるもので、これだけでは原則として保険診療での受診はできません。
また、マイナンバーカードの機能をお持ちのスマートホンに搭載できるようになっています。この機能を利用して、9月19日からマイナ保険証もスマートホンに組み込むことが可能になります。
うちのクリニックでも準備を進めていますが、写真のマイナ保険証読み取り機の上にあるのが、スマートホン用の読み取り機です。この場合は、マイナンバーカードを提示しなくても「マイナ保険証」の機能が使えるようなりますが、トラブル時にマイナンバーカードも持ち歩いておくことが強く推奨されます。
マイナ保険証は医療機関としては、診療上も事務作業の面でもメリットがあるところだと感じていますが、制度が短期間でいろいろと変更になり複雑で把握が難しくなっています。
各情報についてリンクを貼ってありますが、あまりにも別々のサイトに情報が収載されていて驚きます。マイナンバーに関することは、一つのサイトですべてが把握できるようにしてもらいたいものです。