どこで覚えたものか・・・たぶん、小学生の頃かもしれません。
へ・の・へ・の・も・へ・じ・・・
順番に平仮名を紙の上に書いていくと、あらあら不思議、人の顔になっちゃいます。
これはいつから広まったものかは謎だそうで、はっきりした起源はわかっていません。
おそらく、関西が発祥で、江戸時代のなかばに関東に伝わったらしい。
文字で絵を描くという文化は、遡ること平安時代からあったらしい。貴族たちの洒落た戯れの文化です。
しだいに庶民の娯楽として、ギャグ化したものの一つが「へのへのもへじ」だと考えられています。
江戸の浮世絵師として有名な歌川広重(1797~1858)が1848年に発行された「新法狂字図句画」という本の中に「へのへのもへいじ」と題した戯画があるのが有名。
確かにきゅっと結んだ唇の下の皮膚のしわが、まさに「い」になっている。しかも、この人は侍かそこそこの商人みたいで、「茂平治」さんということなんでしょうか。
ゆとりが無いと、このような遊び心は生まれてこないもの。今だと、パソコンのキーを叩いて絵を作るのに通じるかもしれませんね。
(^_^) (*´ω`*) (*´▽`*) (≧▽≦) (๑˃́ꇴ˂̀๑) (^∀^)