2025年9月20日土曜日

へのへのもへじ


どこで覚えたものか・・・たぶん、小学生の頃かもしれません。

へ・の・へ・の・も・へ・じ・・・

順番に平仮名を紙の上に書いていくと、あらあら不思議、人の顔になっちゃいます。

これはいつから広まったものかは謎だそうで、はっきりした起源はわかっていません。

おそらく、関西が発祥で、江戸時代のなかばに関東に伝わったらしい。

文字で絵を描くという文化は、遡ること平安時代からあったらしい。貴族たちの洒落た戯れの文化です。

しだいに庶民の娯楽として、ギャグ化したものの一つが「へのへのもへじ」だと考えられています。

江戸の浮世絵師として有名な歌川広重(1797~1858)が1848年に発行された「新法狂字図句画」という本の中に「へのへのもへいじ」と題した戯画があるのが有名。


確かにきゅっと結んだ唇の下の皮膚のしわが、まさに「い」になっている。しかも、この人は侍かそこそこの商人みたいで、「茂平治」さんということなんでしょうか。

ゆとりが無いと、このような遊び心は生まれてこないもの。今だと、パソコンのキーを叩いて絵を作るのに通じるかもしれませんね。

(^_^) (*´ω`*) (*´▽`*) (≧▽≦) (๑˃́ꇴ˂̀๑) (^∀^)