2025年10月4日土曜日

大阪万博


大阪万国博覧会2025・・・始まるまでは、いろいろとマイナス面の報道があふれかえって、どうなることか、他人事ながら気になっていました。

始まってみると、それなりに楽しいらしく、まぁまぁな入場者数となり、いよいよあと9日で終了です。

1970年の日本万国博覧会を知っている者としては、高度経済成長のシンボルみたいな意義があったことと比較してしまうと、今回はあまり開催する大義みたいなものは感じにくく、はっきり言えば大阪のローカルなイベントという印象は拭えません。

何かのイベントで集客して経済効果を得ようと言うのは、よくある発想です。それが悪いとは言いませんが、考え方としては使い古されたもの。主導した大阪府吉村知事は、全国レベルの日本維新の会の中心人物の一人ですけど、「新しさ」を感じません。

終了間際となって、「死に券」問題とか言われていますが、細かいことはともかく少なくとも「失敗」はしなかったことは良かったとは思います。自分は興味がないので行きませんでしたが、周りには出かけた方もチラホラ。おみやげが届いたりしました。

こういうのを見ると、やはり、あくまでもローカルイベントだなと感じます。もっとも、今回は「日本」ではなく「大阪・関西万国博覧会」という名称ですから文句はありません。

ただし、費用総額は約7,600億円のうちいろいろな収益で賄えない分は約3000億円の税金で補填するわけですから、そのうちかなり分は国税からの拠出であることは忘れてはいけませんね。