2025年10月6日月曜日

the 波乗りレストラン (2008)

日本テレビ開局55周年としてサザンオールスターズ結成30周年とコラボした企画のドラマ。全33話なんですが、一つ一つは10分程度で、それぞれにサザンオールスターズのヒット曲が1曲ずつ紹介されていますが、ストーリーと曲と関係はあまり無い。

ふらーっと江の島にやって来た小波健二(大泉洋)は、食べ歩きしているうちに土産物屋をやっている長塚日出夫(西村雅彦)やシラス漁とシラス丼の店をやっているロッキー(布施博)、その妻であるマドンナ(富田靖子)らと知り合いになります。健二は、海岸のはずれにある2階建ての荒れた空家を友人から借りてレストランを始めるつもりでした。

準備を始めてはみたものの、健二はいつまでたっても準備中の札を出したままで開店しようとしません。すると長塚やロッキー、マドンナまで何となく出入りするようになります。さらに記憶喪失になった女性弁護士の孝子(白石美帆)、彼女の夫で孝子を見守るナポリ(岡田善徳)らも、やって来て「人生の休業」を始めるのです。

そして、休業中にもかかわらず「波乗りレストラン」には、次から次へと生活に疲れたり、生活がうまくいかない人々が集まってくるのでした。それでも健二はなかなか店を開こうとせず、みんなの話は聞いてあげても、自分のことは語ろうとしません。そうこうしていると、マドンナは自分をリスタートしたくなり、ロッキーに離婚を申し出ます。しかし、彼女は病が発覚するのでした。

出演者は豪華。それぞれがチョイ役ですが、他には平岡祐太、柳沢慎吾、星野真里、小出恵介、仲里依紗、小松彩夏、小倉久寛、杉本哲太、賀来賢人、かとうかずこ、戸次重幸、吉田照美、奥山佳恵、サンプラザ中野くん、高橋ひとみ、吉高由里子、でんでん、安田顕、岸谷五朗、田島令子、松下由樹、深津絵里、福山雅治・・・まぁ、出てくる出てくる有名人。

ストーリーとしては面白い・・・んですが、何しろ細切れ過ぎてどうも気持ちが付いて行きません。ショートドラマですからしょうがない。誰だって長く人間やってれば、少しは人生に疲れる瞬間はあるものです。これだけいろいろなパターンを出してくると、もしかしたら自分にも当てはまるなぁと考える人がいるかもしれませんけどね。

そう思った方は、是非DVDを用意しましょう。特典に全部をまとめ上げた2時間ドラマに編集し直したバージョンが入っているので、そちらを鑑賞しましょう。ただ、それはそれで登場人物が多すぎて混乱するかもしれません。