2012年4月24日火曜日

愛と青春の旅立ち



1982年アメリカ映画。士官学校に入学した若者が、恋人や友人との間での葛藤の末成長していく話。

士官学校の教官(L.ゴセット、アカデミー助演男優賞)からの過酷な訓練の部分に焦点を当てれば、スポ根的な楽しみ方ができる。1986年のC.イーストウッド監督・主演の「ハートブレイクリッジ勝利の戦場」、1987年のS.キューブリック監督の「フルメタメルジャケット」へも少なからず影響があるのではないかと思います。

もっとも、一番の話の主軸は町工場で働く娘が、玉の輿狙いで士官候補生に近づき、傷つきながらも本物の恋へ発展するというラブ・ストーリー。

一度終わった愛のように見えたが、士官学校卒業したその足で町工場へ彼女を迎えに行くラストシーンは、ハッピーエンド型恋愛映画の王道を行く名シーンです。

ここにかぶさってくる、ジョー・コッカーの主題歌(アカデミー歌曲賞)もお見事でした。とにかく、見終わった後になんともいえない優しい気持ちになれる傑作と言えます。やはり、どんなにいい映画でも最後が後味が悪いものはダメですよね。

主演のリチャード・ギアにとっては、言ってみれば出世作。この作品で世の中に知られるようになったと言っても、過言ではない。もっとも、それは主演女優のデブラ・ウィンガーも同じ。彼女は、この作品とすぐ後に出演した「愛と追憶の日々(アカデミー作品賞)」の2作で記憶に残りました。

2 件のコメント:

scarecrow さんのコメント...

私もベストフィルムの1本です。でも、原題の”Officer & a Gentleman”は、いつもストレートすぎるとしか思えませんね。他も原題と邦題のギャップというか、邦題のうまさが光ります。

亜沙郎 さんのコメント...

もともと淀川長治さんなども、洋画の邦題を作る仕事をしていたといいます。オリジナルよりもはるかに素敵な題名をつけられたものが多いですね。

天国から来たチャンビオンも原題は"Heaven Can Wait"で、天国は待てるというのはいただけません。