2019年9月30日月曜日

絶滅危惧種


今回紹介する、地球上から消滅してしまうかもしれない危険に晒されているものは・・・本屋さんです。

かなりやばい。ウルトラマンなら胸のカラータイマーが、青から完全に赤い点滅に変わっている状況。

新聞・雑誌類を含めて本は活字文化を支える代表的なメディアであり、まさに知識の源であり、いろいろな意見の発信元です。

90年代にパソコンとインターネットが急速に普及し始めた時に、今日のような状況は想像だにしませんでした。おそらく、ネット社会となり情報の伝達手段から紙の存在が不要になったことが、最大の原因であろうと思います。

現実に、自分も毎日のニュースのチェックなどはネットですませてしまうようになりました。しかし、昔から本を読むことは大好きですから、ちょっとマニアックな本はいつでも手に入れたい・・・けど、街の本屋さんでは入手することはほぼできない。

そこで、昔なら神田の古本屋街を捜し歩くんでしょうけど、今は当然アマゾンを代表とするネットの古本で手に入れることになります。これが大変便利で、ほぼ探せないことはないし、時間をかければ価格的にも納得のものが手に入ります。

本屋さんは最新刊の売れそうなものしか置いていません。ですから、本屋さんには行かなくなる。ますます本屋さんは縮小していく・・・

当然と言えば当然ですが、本の必要性が減っているわけではないのに、売っている場所はどんどん無くなっていく悪循環に入っています。

知識を増やすことにお金をかける意識を持たないことは、人が人たる所以である知性の低下にもつながりかねない・・・というと大袈裟化もしれませんけど、けっこうな危機感を持たざるをえない。さてさて、どうなることか・・・