2012年5月7日月曜日

小林幸子 / 思い出酒


最近の芸能ニュースというと、一つ大きな話題が出ると、まぁ各社総出で追っかけ続けるわけで、まるでそれが「正義」のように振る舞う様には嫌悪を感じたりするんですけど。

女芸人のマンション騒動が落ち着いたら、次はこちらの小林さんの事務所問題。とは言っても、小林さんのだんまりで話が進展しなくなって膠着状態になったと思ったら、4月後半は別タレントの二股騒動一色。

もっとも、最近の小林さんの活躍には興味はないし、大晦日の恒例になった話題についてもそのほとんどは見てない。小林さんほどの歌唱力のあるベテランの歌手でも、そこまで金を使って話題作りをしないと生き残れないというのは悲しいものだと思う程度。

ただ、間違いなく「思い出酒」は小林さんの最大のヒット曲でしょうし、この曲名をタイトルにしたLPレコードを自分が買ったことは事実です。1979年7月発売となっていますので、購入当時浪人生だったのかなぁ。

もともと石川さゆりのLPとかも買ったことがあり、ロックとジャズ中心の高校生時代でしたが、歌謡曲や演歌も守備範囲にあったりしたわけです。もちろん、その後演歌系のレコードやCDなどは一度も買ったことがないのですが。

収録された曲名を見てみると、
おもいで酒 /旅の終りに /津軽海峡 冬景色 /ひとり酒 /涙の朝 /カスマプゲ
夢追い酒 /花街の母 /北の宿から /酒と泪と男と女 /みちづれ /北国の春

どうです、昭和の人間なら誰でも知っていそうな曲ばかりでしょう。当時は一つヒット曲が出ると、あとは他人の曲を寄せ集めて売れるうちにアルバムを出すというのが日本の音楽業界の常套手段でした。でも、それはそれで、ベストヒットみたいな便利さがあったわけです。

少なくとも、この頃は小林さんは嫌いではなかったわけで、昨今の仕事ぶりとか騒動とかを目にすると、多少は寂しい感じがするというのも正直な気持ちですかね。