まぁ、とりあえず頑張ってくださいとしかいいようがない。中古になって戻って、日本でなんとなく居続けるような道は「潔」とせず、マイナーリーグになんとか残留したことは評価されます。
しかし、マイナーでの1ヶ月程度の成績は打率.170ということですから、どう考えてもピークを過ぎてメジャーでは通用するのかというと大きに疑問がのこります。
松井選手は過去に、ホームラン・バッターとして華々しい活躍が記憶に残るヒトが多いと思います。確かに主軸バッターとして、ある程度の実績は残していることは間違いない。
自分の場合は、はっきり言うとそれほど評価が高いわけではないのです。毎試合まじめにチェックする熱心な野球ファンではないので、そう簡単に決めるのは申し訳ないのですが、とにかく期待して見ていて裏切られるシーンばかりだったのです。
そして最も問題なのは、1シーズンを通して好調を維持できないということかもしれません。不調になると、延々と打てないトンネルに入ってなかなか出口が見えてこない。
ですから、メジャー・リーグに移籍するときも、まったく惜しいと思いませんでした。ヤンキース以降は、チームに定着できずも何度も「戦力外」となっていることは、まさに結果としてそれなりの現れなんでしょう。
今回のメジャー昇格も、故障者続出のコマ不足という事情があるとのことですから、単純に実力を買われたことではないわけで、そのあたりは本人が一番わかっていることでしょう。
そんなわけで、もう一度だけ松井選手のこだわりに期待してみたいとは思うのですが、さすがにこれが最後。もう後はないよ。と、言うわけで、「とりあえず頑張ってください」ということになります。