一ヶ月は最長で31日と暦で決まっている・・・にもかかわらず、35日あったらいいのか悪いのか。
「五月三十五日」はE.ケストナーの1932年に発表された小説。子供向けに、夢をどんどん膨らませて想像力を培うことの大切さを説いた話です。
主人公が学校の先生から頭は良いが想像力に欠けると言われて、南洋に旅立ってあんなこと、こんなこと、そんなことがどんどん起こる冒険の作文を書くという内容。
そこで、今日は朝からこんなことやあんなことがあった。さらにそんなこともあって、何が起こっても不思議がない日だ。まるで5月35日だね、という具合に使うことがあったりします。
実際、人生はそんなにドラマチックな展開は無いもので、大半の人の人生は平々凡々としたものです。自分も、そんな人生を送る小市民の一人。
それでも、どこかに5月35日が来ないかと、ひそかに期待しているところがあったりするわけです。でも、本当に5月35日があったら、パニックでもうやってられないかもしれませんね。