大学の教養課程の時に、一番人気があったのがこれで、最初の曲、Let's Grooveが始まるともうノリノリだったものです。70年代後半から80年代初めまでは、洋楽の中ではまさに時代を代表するグループて゜した。
ざっと思い出しても、September、Boogie Woogie Wonderland、Fantasy、Jupiter、Shinung Star、Getaway、After the Love Has Gone・・・・幾多のヒット曲がでてきます。
もともとリーダーのモーリス・ホワイトはジャズ系の出身だけに、ブラスの使い方かうまい。アルバム単位で聴くと、ヒットしたソウルフルなボーカル曲だけではなく、かなりファンキーなバンド演奏を聴かせるパートが入っていて、これがさらに気分を盛り上げてくれます。
しかし、最初に「最後のアルバム」と書いたように、このアルバムを頂点として急激に人気がかげりました。さすがに金太郎飴状態に入り込み、中身が濃いめですから皆飽きてしまったんですかね。
途中で、大胆に一番の特長のホーンセクションを捨てて変身しようとしましたが、時すでに遅く諸行無常の鐘の音という感じでした。
とにかく、このアルバムの「青春の一枚」みたいなもので、30年以上たった今でも十分に古くさくないと思いますよ。