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2012年5月12日土曜日
Mr.Children / 2001-2010
年を取ると・・・若い人が聴く音楽が、どれも同じに聴こえる、というのはよくある話。
例えばMr.Childrenというグループ。JPOPの中ではロック・バンドというカテゴリーに入ってくるのですが、ロックというには攻撃性はなく、甘い感じの曲が多い。もちろんフォークではなく、ニューミュージック(古っ!!)とするにも、より荒々しさを感じたりするわけで、「バンド・ミュージック」とでもいいたいところがあったりします。
このMr.Childrenは、自分にとってはどれもが同じに聴こえる代表的なバンドだったりするのです。一つ一つのヒット曲を耳にすると、あー良い曲を作る人たちだなぁ、と思うのですが、あらためてまとめて聴いたりすると曲の区別がなかなかつかなかったりするのです。
自分では「年を取ったから」ということではなく、別の理由が関係していると自己分析できます。今も人気があるスピッツとか、亡くなって神格化された尾崎豊とかにも共通することなんですが、簡単に言うと90年代初頭に台頭したミュージシャンについては、自分の場合ぽっかりと抜けているということです。
つまり、医者になったのが1986年、それからの10年間くらいは毎日ほとんどが病院の中にこもっているような生活だったので、世間のニュースや流行についてはほぼ完全沈黙状態だったというわけ。
仕事に多少ゆとりが出始めて、その頃の音楽を聴くようになりましたが、根本的に思い入れがわかないのでどうも苦手意識が根付いてしまっているようです。ミスチルも・・・世間並みに省略して呼ぶのも気恥ずかしいのですが、いいなぁと思うものの、なかなか好きになれずにいる音楽だったりするわけです。
今年は結成20周年ということで、最近ベスト盤が2枚発売されました。10年前に出た初期のベスト盤2枚とあわせて、4枚のベスト盤で全キャリアをお手軽に聴けるというのは親切な作り方。それぞれで曲が重ならないので、無駄がない。
とりあえず、自分にとっては便利なアルバムで、もう一度しっかりミスチルの曲の違いを認識するために聴いてみることにしたいと思うのでした。