2016年8月27日土曜日

ディナー


夕食、夕飯、夕めし、夜ごはん・・・

いろいろな呼び方がありますが、日本語ではどれもそれほど堅苦しいイメージは湧いてきません。

英語だとdinnerで、ディナーとカタカナで見ると、急に厳粛な雰囲気で、ナイフとフォークをうまく使いこなすことが求められていそうな雰囲気になります。

どうも、昭和人のカタカナに弱い、つまり欧米に比べて後進国的なコンプレックス感というものが関係しているのかもしれません。

しかし、欧米の人々だって、いちいち厳粛に食事をするのは貴族ぐらいでしょうから、そんなに堅苦しく食事をしていたら美味しさは半減してしまいます。

それと、日本人は「ディナー」に遭遇するのは結婚式の披露宴くらい。もともと、ラフな会場ではないわけで、緊張を強いられるのが当たり前。

ふだんの外食でフルコースというのは、自分の場合はほぼ無い・・・のですが、たまたま遭遇してしまい、雰囲気に負けてしまうことはまれにあります。

一応、一般常識として作法は何となくは知っていますが、完璧かと聞かれれば自信はありません。少なくとも、周囲に失礼にならないように食べるくらいのことはできると思いますし、右手でナイフ、左手でフォークもまったく問題はありません。

でも、面倒だなと思う方が強く、ナイフで切る必要があるものは、最初にまとめて一口大に切ってしまい、後はフォークだけで食べてしまう。フォークで切れるようなものは、いちいちナイフは使わない。

日本人かせ使い慣れている箸は、つまむ、刺す、切る、混ぜる・・・食事に必要そうなことが、全部できるというのは優れた文化だと思います。

ナイフとフォークの使い方は知っていて損は無いとは思いますけど、とにかく楽しく食べることが美味しさにつながる大事なことなんでしょうね。