アメリカフウ、紅葉葉楓 フウ科フウ属、落葉高木。
フウは楓。これは珍しい、アメリカフウの実生の寄せ植えです。楓と書きますが、カエデとは種は別にしたもの。雌花がとげとげした球形に垂れ下がるのが特徴で、欧米のクリスマス飾りの定番になります。
盆栽としては珍しいと思いますが、盆栽園でめったに手に入らないといわれて購入しました。何が珍しいって、日本には種がつくアメリカフウは1本しか存在しないとのこと。
その貴重な種から実生で苗を作ったもので、ようするにこういう若い幹のものは、めったに見られないということだと思います。たぶん、ほとんど目にするとしたら、取り木とか挿し木、接ぎ木で増やしたもので、幹はしっかり成長したものばかりなんでしょう。
とりあえず、どうしていいかわからずにそのまま寄せ植えにしてしまいましたが、細いのが貴重だということで、しばらくはこのままにしておきたいと思います。ある程度太くなってきたら、その時は改めて考えます。
日当たりはあまり必要ではないのですが、肥料は必要。寒くなり始めてから肥料を与え、自然樹形を楽しむために、あまり選定などは積極的にはしないようです。
寒さには強いので、美しい紅葉が落葉した後は、肥料以外はあまり手を入れることはないようですね。